概説 |
白血球が増えるのを助けるお薬です。白血球減少症に用います。 |
作用 | 放射線療法や抗がん剤の治療において、もっとも問題となる副作用が白血球減少症です。白血球が極端に減少すると、重い感染症にかかりやすくなり危険です。
このお薬は、白血球減少症治療薬です。白血球がつくられる骨髄細胞にとりこまれ、細胞の核酸合成に利用されます。そうして、白血球の産生を助け、回復をよくします。 |
特徴 | 必ずしも効果が確実とはいえず、最近はあまり使われていません。 |
注意 |

- 【診察で】

- 痛風など持病のある人は、医師に報告してください。

- 【注意する人】

- 痛風、尿路結石のある人は使用できません。腎臓病や高尿酸血症の人も慎重に用います。
- 適さないケース..痛風、尿路結石。
- 注意が必要なケース..腎臓病、高尿酸血症、高齢の人など。

- 【使用にあたり】

- 指示どおりに正しくお飲みください。

- 【検査】

- 定期的に血清尿酸値や腎機能の検査をおこないます。
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効能 |
放射線曝射ないし薬物による白血球減少症。 |
用法 |
アデニンとして、通常成人1日20〜60mg(2〜6錠)を経口服用する。なお年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
人によっては血液中の尿酸が増えたり、場合によっては痛風発作を起こします。定期的に検査を受けていれば、大丈夫でしょう。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 高尿酸血症、痛風..指(おもに足の親指)の強い腫れと痛み。
- 尿路結石..排尿時の痛み、下腹部・腰・背中の痛み、尿の濁り、血尿。
- 急性腎不全..尿が少ない・出ない、むくみ、尿の濁り、血尿、だるい、吐き気、頭痛、のどが渇く、けいれん、血圧上昇。
 【その他】
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