概説 |
アレルギーをおさえるお薬です。そのほか、ふるえや乗り物酔いにも適応します。 |
作用 |
- 抗ヒスタミン作用..アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬は、そのヒスタミンの受容体をブロックして、アレルギー症状を止めます。クシャミ、鼻水、じんま疹、皮膚のカユミなどアレルギー性の病気に有効です。ただし、アレルギーの原因そのものを治すことはできません。
- 抗パーキンソン作用..手のふるえやパーキンソ症状をおさえます。
- その他の作用..脳の神経をしずめる作用、吐き気を止める作用、めまい(メニエル)をおさえる作用などがあります。
|
特徴 |
- フェノチアジン系の「抗ヒスタミン薬」です。抗ヒスタミン作用のほか、抗パーキンソン作用や鎮静作用などいろいろな作用があります。
- 抗ヒスタミン薬としては、眠気や口の渇きなど副作用がでやすいのが欠点です。
|
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。
 【注意する人】
- 緑内障のある人や、前立腺肥大症などで尿の出の悪い人には用いません。症状が悪化するおそれがあるためです。また、肝臓の悪い人や体の弱っている人は、副作用がでやすいので慎重に用います。
- 呼吸抑制のおそれがあるため、2歳未満の赤ちゃんへの投与は禁止されています。2歳以上の子供に対しては、限定的に慎重に用いなければなりません。
 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 安定剤など脳の神経をしずめる薬と併用すると、眠気の副作用がでやすくなります。
- 一部の安定剤や抗うつ薬(三環系)、胃腸薬(鎮痙薬)との併用により、口の渇きや排尿困難、便秘などの副作用がでやすくなります。
- 降圧薬の作用を強める可能性があります。
- 飲酒は控えてください。めまいや眠気などの副作用がでやすくなります。
 【使用にあたり】
- 症状により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。
- 自分だけの判断で、急に中止してはいけません。

- 【食生活】

- 人によっては、眠気を催します。車の運転や危険な作業は控えましょう。
|
効能 |
- 振せん麻痺、パーキンソニスム。
- 麻酔前投薬、人工(薬物)冬眠。
- 感冒等上気道炎に伴うくしゃみ、鼻汁、咳嗽、枯草熱、アレルギー性鼻炎。
- 皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、中毒疹)、じん麻疹、血管運動性浮腫。
- 動揺病。
|
用法 |
塩酸プロメタジンとして通常成人1回5〜25mgを、1日1〜3回経口服用する。振せん麻痺、パーキンソニスムには1日25〜200mgを適宜分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
|
副作用 |
わりと多いのは、眠気やけん怠感です。たいてい心配ないですが、ひどいようでしたら早めに医師に相談してください。
そのほか、頭重感、目のかすみ、排尿困難、動悸、便秘、立ちくらみなどもみられます。もともと前立腺肥大症のある人や、高齢の男性では、排尿の具合に注意してください。
重い副作用はまずありませんが、抗精神病薬と併用している場合は、悪性症候群に念のため注意が必要です。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 悪性症候群(Syndrome malin)..急激な体温上昇、筋肉のこわばり、体の硬直、発汗、ふるえ、意識がはっきりしない。
- 乳児突然死症候群(SIDS)、乳児睡眠時無呼吸発作。
 【その他】
- 眠気、眠りがち、だるい、めまい、頭痛、頭重感
- 口の渇き、吐き気、食欲不振、便秘
- 動悸(ドキドキ感)、低血圧、立ちくらみ
- 排尿困難(尿が出にくい)、目のかすみ
- 発疹、光線過敏症
|