おくすり110番
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成分(一般名) フマル酸ケトチフェン(内用)
製品例 ザジテンカプセル1mg、ザジテンドライシロップ0.1%、ザジテンシロップ0.02% ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他のアレルギー用薬/その他/アレルギー性疾患治療剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 アレルギーの症状をおさえるお薬です。
作用

【働き】

アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬は、ヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和します。花粉症などによるアレルギー性鼻炎をはじめ、じんま疹や皮膚のかゆみ、気管支喘息などに有効です。ただし、対症療法薬になりますので、アレルギーの原因そのものは治せません。

【薬理】

抗原の刺激でアレルギー反応がはじまると、免疫系の細胞(肥満細胞)からヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が放出されます。そして、ヒスタミンはある種の神経受容体(H1受容体)と結合し、その刺激によりさまざまなアレルギー症状が誘発されるのです。この薬の主作用は、ヒスタミンの受容体を遮断することです。さらにプラスアルアァの作用として、ロイコトリエンなどアレルギーに関係する化学伝達物質の遊離を抑制する作用もあわせもちます。
特徴
  • 広く抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1拮抗薬)です。その特徴として、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用などよけいな作用が減弱されています。このため、第1世代に多い口の渇きや排尿障害などの副作用が軽減されます。ただし、脳に入りやすい点は第1世代と同様で、鎮静作用はかなり強いです。また、特異な副作用として、けいれんが知られています。
  • 比較的速効性で、持続時間も長いほうです。服用後、まもなく効いてきます。とくに、くしゃみや鼻水に効果が高く、鼻づまりにもそこそこに効きます。アトピー性皮膚炎に対しては、かゆみの軽減効果を期待して処方されます。軽い喘息にも適応しますが、この場合の優先度は低く他の薬剤の補助薬とする程度です。
  • 第2世代としては開発が古く、いわゆる抗アレルギー薬の草分け的な薬です。使用実績が豊富で、大人で9年、子供では10年間の長期服用の事例が報告されています。ただ、眠気の副作用がでやすいこともあり、最近は他の新薬に処方が移っています。海外ではほとんど処方されなくなりました。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。

【注意する人】

てんかん、および てんかんの既往歴のある人は使用できません。薬の影響で、けいれんを誘発するおそれがあるためです。

  • 適さないケース..てんかん、てんかんの既往歴のある人。
  • 注意が必要なケース..てんかん以外のけいれん性の病気、またはその既往歴のある人。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 安定剤など脳の神経をしずめる薬と併用すると、眠気の副作用がでやすくなります。
  • 飲酒は控えてください。眠気の副作用がでやすくなります。

【使用にあたり】
  • 症状や製剤により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。
  • とくに喘息では、十分な効果がでるまでに1カ月以上かかることがあります。また、予防薬ですので、喘息発作を直接止める作用はありません。発作時には、気管支拡張作用のある吸入薬を用いてください。
  • 花粉症では、予防的に花粉の飛び始める直前から開始することがあります。その後も決められた期間続けてください。

【食生活】

人によっては眠気をもよおします。また眠くなくても集中力や注意力が低下することがあります。車の運転をふくめ危険をともなう機械の操作や作業は避けてください。
効能
  • 気管支喘息
  • アレルギー性鼻炎
  • 湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症
用法

【一般】

通常、成人はケトチフェンとして1回1mg(1カプセルまたは1錠)を1日2回、朝食後及び就寝前に経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

【シロップ】

通常、小児は1日量0.3mL/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分けて経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。年齢別の標準服用量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分けて経口服用する。ただし、1歳未満の乳児に使用する場合には体重、症状などを考慮して適宜服用量を決めること。

  • 年齢..1日用量
  • 6ヵ月以上3歳未満..4mL(ケトチフェンとして0.8mg)
  • 3歳以上7歳未満..6mL(ケトチフェンとして1.2mg)
  • 7歳以上..10mL(ケトチフェンとして2.0mg)

【ドライシロップ】

通常、小児は1日量0.06g/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分け、用時溶解して経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。年齢別の標準服用量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分け、経口服用する。ただし、1歳未満の乳児に使用する場合には体重、症状などを考慮して適宜服用量を決めること。

  • 年齢..1日用量
  • 6ヵ月以上3歳未満..0.8g(ケトチフェンとして0.8mg)
  • 3歳以上7歳未満..1.2g(ケトチフェンとして1.2mg)
  • 7歳以上..2.0g(ケトチフェンとして2.0mg)

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 副作用は少ないほうです。人によっては、眠気や、けん怠感がでることがあります。ひどいようでしたら早めに医師に相談してください。

重い副作用はまずありませんが、服用が長期になるときは、定期的に肝機能検査を受けたほうがよいでしょう。また、赤ちゃんや小さな子供は、けいれんの副作用に念のため注意してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • けいれん、興奮
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

【その他】
  • 眠気、だるい、頭痛、頭重感
  • 口の渇き
  • 発疹、膀胱炎様症状(頻尿、排尿痛、血尿)
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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