概説 |
アレルギーをおさえるお薬です。喘息の治療に用います。 |
作用 | 【働き】
- アレルギーの発症には、ヒスタミンやロイコトリエンなどいろいろな体内物質が関与しています。このお薬は、そのような物質が出てくるのをおさえて、アレルギー症状を改善します。
- アトピー型や比較的軽い喘息に向いています。ただ、単独では弱いので、他の喘息薬と併用することが多いです。
- アレルギーの原因そのものを治すことはできません。
- 【薬理】
- 気道に存在する免疫系のマスト細胞に作用し、ヒスタミンやロイコトリエン等の化学伝達物質の遊離を抑制します。そのような作用から化学伝達物質遊離抑制薬(ケミカルメディエーター遊離抑制作用)と呼ばれています。
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特徴 | 抗アレルギー薬のうちの「化学伝達物質遊離抑制薬」に分類されます。従来の抗ヒスタミン薬にみられる眠気や口の渇きの副作用がありません。 |
注意 |
【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。
【使用にあたり】
- 症状により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。
- 十分な効果がでるまでに1カ月以上かかることがあります。また、予防薬ですので、喘息発作を直接止める作用はありません。発作時には、気管支拡張作用のある吸入薬を用いてください。
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効能 |
気管支喘息。 |
用法 |
通常、成人はタザノラストとして1回75mg(1カプセル)を1日3回毎食後に経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用は少ないですが、服用が長期になるときは、定期的に肝機能検査を受けたほうがよいでしょう。
- ほてり、動悸
- 吐き気、腹痛
- 発疹、かゆみ
- 肝機能値の異常
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