おくすり110番
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成分(一般名) エピナスチン塩酸塩
製品例 アレジオン錠10~20、アレルナシン微粒状軟カプセル20(分包)、アレジオンドライシロップ1%、エピナスチン塩酸塩内用液0.2%「タイヨー」 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他のアレルギー用薬/その他/アレルギー性疾患治療剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 アレルギーの症状をおさえるお薬です。
作用

【働き】

アレルギーの発症には、ヒスタミンという体内物質が関与しています。このお薬は、ヒスタミンの受容体をブロックし、その働きをおさえることで アレルギー症状を緩和します。花粉症などによるアレルギー性鼻炎をはじめ、じんま疹や湿疹、皮膚のかゆみ、喘息などに有効です。ただし、対症療法薬になりますので、アレルギーの原因そのものは治せません。

【薬理】

抗原の刺激でアレルギー反応がはじまると、免疫系の細胞(肥満細胞)からヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が放出されます。そして、ヒスタミンはある種の神経受容体(H1受容体)と結合し、その刺激によりさまざまなアレルギー症状が誘発されるのです。この薬の主作用は、ヒスタミンの受容体を遮断することです。さらにプラスアルアァの作用として、ロイコトリエンなどアレルギーに関係する化学伝達物質の遊離を抑制する作用もあわせもちます。
特徴
  • 広く抗アレルギー薬に分類される第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1拮抗薬)です。その特徴は、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用などよけいな作用が減弱されている点です。このため、第1世代に多い口の渇きや排尿障害などの副作用がほとんどみられません。また、脂溶性が低く脳に入りにくいので、眠気の副作用もかなり軽減されています。このような利点から、アレルギー性疾患に幅広く用いられるようになりました。
  • 比較的速効性で、持続時間も長いほうです。服用後、まもなく効いてきます。とくに、くしゃみや鼻水に効果が高く、鼻づまりにもそこそこに効きます。アトピー性皮膚炎に対しては、かゆみの軽減効果を期待して処方されます。軽い喘息にも適応しますが、この場合の優先度は低く他の薬剤の補助薬とする程度です。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。

【注意する人】

肝臓病のある人は、肝障害の悪化や再燃に注意するなど慎重に用いるようにします。

  • 注意が必要なケース..肝臓病、フェニルケトン尿症(添加物としフェニルアラニン化合物を含有するドライシロップにおいて)。

【使用にあたり】
  • 症状により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。
  • すぐに効いてきますが、十分な効果がでるまでに数日かかる場合があります。
  • とくに喘息では、よい効果がでるまでに1カ月以上かかることがあります。また、予防薬ですので、喘息発作を直接止める作用はありません。発作時には、気管支拡張作用のある吸入薬を用いてください。
  • 花粉症では、予防的に花粉の飛び始める直前から開始することがあります。その後も決められた期間続けてください。

【検査】

長期に続けるときは、定期的に血液や尿の検査を受けたほうがよいでしょう。とくに肝機能検査が大切です。

【食生活】

人によっては眠気を催します。車の運転をふくめ危険をともなう機械の操作や作業には十分注意してください。
効能
【錠・液】
<効能A>

気管支喘息
<効能B>

蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬。
<効能C>

アレルギー性鼻炎

【ドライシロップ】
<効能D>

アレルギー性鼻炎
<効能E>

蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
用法

【効能A、B】

通常、成人はエピナスチン塩酸塩として1回20mgを1日1回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

【効能C】

通常、成人はエピナスチン塩酸塩として1回10〜20mgを1日1回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

【効能D】

通常、小児は1日1回0.025〜0.05g/kg(エピナスチン塩酸塩として0.25〜0.5mg/kg)を用時溶解して経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。ただし、1日服用量はドライシロップとして2g(エピナスチン塩酸塩として20mg)を超えないこと。年齢別の標準服用量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日1回用時溶解して経口服用する。

  • 年齢:3歳以上7歳未満・標準体重:14kg以上24kg未満/1日用量:0.5〜1g(エピナスチン塩酸塩として5〜10mg)
  • 年齢:7歳以上・標準体重:24kg以上/1日用量:1〜2g(エピナスチン塩酸塩として10〜20mg)

【効能E】

通常、小児は1日1回0.05g/kg(エピナスチン塩酸塩として0.5mg/kg)を用時溶解して経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。ただし、1日服用量はドライシロップとして2g(エピナスチン塩酸塩として20mg)を超えないこと。年齢別の標準服用量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日1回用時溶解して経口服用する。

  • 年齢:3歳以上7歳未満・標準体重:14kg以上24kg未満/1g(エピナスチン塩酸塩として10mg)
  • 年齢:7歳以上・標準体重:24kg以上/1日用量:2g(エピナスチン塩酸塩として20mg)

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 副作用は少ないほうです。従来の抗ヒスタミン薬に多くみられる眠気や口の渇きの副作用も軽減されています。

重い副作用は頻度的にまずありませんが、服用が長期になるときは、念のため定期的に肝機能検査を受けたほうがよいでしょう。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 血小板減少..鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血(血豆・青あざ)、血が止まりにくい。

【その他】
  • 眠気、だるい、頭痛、頭重感
  • 口の渇き、吐き気、腹痛
  • 発疹、膀胱炎様症状(頻尿、排尿痛、血尿)
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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