おくすり110番
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成分(一般名) モンテルカスト
製品例 シングレア錠5mg~10mg、シングレアOD錠10mg、シングレアチュアブル錠5mg、シングレア細粒4mg、キプレス錠5mg~10mg、キプレスOD錠10mg、キプレスチュアブル錠5mg、キプレス細粒4mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他のアレルギー用薬/ロイコトリエン拮抗薬/ロイコトリエン受容体拮抗剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 アレルギーをおさえるお薬です。喘息やアレルギー性鼻炎の治療に用います。
作用

【働き】

アレルギーの発症には、ヒスタミンやロイコトリエンなどいろいろな体内物質が関与しています。このお薬は、喘息に深くかかわるロイコトリエンを強力におさえます。軽い喘息でしたら単独でも十分な効果がえられます。さらに、鼻みずや鼻づまりなど鼻粘膜で起こるアレルギー症状にも有効です。

【薬理】

選択的にロイコトリエン受容体に拮抗し、抗炎症作用、気管支収縮抑制作用を示します。そして、気道過敏性の亢進が抑制され、喘息発作が起こりにくい状態になります。同様に、鼻粘膜においても抗炎症作用、過敏性抑制作用を発揮し、くしゃみや鼻水、鼻づまりを改善します。
特徴
  • 新しいタイプの抗アレルギー薬です。専門的には「ロイコトリエン拮抗薬」もしくは「抗ロイコトリエン薬」に細分類されます。従来の抗アレルギー薬に比べ、とくに喘息によい効果を発揮するのが特徴です。ただし、重症の場合は、やはり吸入ステロイド薬といっしょに用いる必要があります。
  • アレルギー性鼻炎の効能が正式に追加承認されました(普通錠のみ)。従来の抗ヒスタミン薬が苦手とする“鼻づまり”に対してもよい効果が期待できます。そのため、花粉症を含め鼻づまりタイプのアレルギー性鼻炎に好適です。別系統の抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)と併用することもあります。
  • 持続的に作用するので、1日1回就寝前の服用で済みます。ふつうタイプの錠剤に加え、子供向けのチュアブル錠と細粒があります。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

抗けいれん薬のフェノバルビタール(フェノバール)との併用により、この薬の作用が減弱するおそれがあります。

【使用にあたり】
  • 服用時間は1日1回就寝前です。用量は、症状や年齢、製剤により異なります。指示通りに正しくお飲みください。
  • チュアブル錠は6歳以上の子供向けです。口中で舐めて溶かすか、噛み砕いて服用することができます。
  • 細粒は6歳未満の子供向けです。苦味がなく、口の中ですぐに溶けますので、水なしで直接飲むことができます。また、スプーン1杯(約5mL)程度のヨーグルトやゼリー、アイスクリームなどに混ぜて飲ませてもかまいません。
  • とくに喘息では、よい効果がでるまでに数週間かかることがあります。毎日規則的に服用する必要があります。
  • 予防薬ですので、喘息発作を直接止める作用はありません。発作時には、気管支拡張作用のある速効性の吸入薬を使用してください。
  • 花粉症では、事前に効果を高めておくため、花粉の飛び始める直前から開始することがあります。

【検査】

長期に続けるときは、定期的に血液や尿の検査を受けたほうがよいでしょう。とくに肝機能検査が大切です。
効能
【一般】
  • 気管支喘息
  • アレルギー性鼻炎

【チュアブル錠】

気管支喘息

【応用】

医師の判断で、アレルギーがかかわる別の病気に応用されるかもしれません(子宮内膜症など)
用法
【一般】
  • 気管支喘息..通常、成人はモンテルカストとして10mgを1日1回就寝前に経口服用する。
  • アレルギー性鼻炎..通常、成人はモンテルカストとして5〜10mgを1日1回就寝前に経口服用する。

【チュアブル錠】

通常、6歳以上の小児はモンテルカストとして5mgを1日1回就寝前に経口服用する。

  • 本剤は、口中で溶かすか、噛み砕いて服用すること。

【細粒】

通常、1歳以上6歳未満の小児はモンテルカストとして4mg (本剤1包) を1日1回就寝前に経口服用する。

  • 体重、年齢、症状等による用量調節をせず、全量を服用すること。
  • 光に不安定であるため、開封後直ちに (15分以内に) 服用すること。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 副作用は少ないほうです。人によっては、吐き気や腹痛、胸やけ、下痢を起こすことがあります。症状の強いときは、早めに受診してください。

重いものはまずありませんが、まれな副作用として劇症肝炎など重篤な肝障害が報告されています。下記のような症状に注意するとともに、定期的に肝機能検査を受ければ安心でしょう。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • アナフィラキシー様症状..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)。
  • 血管浮腫..顔や唇、舌、喉がひどく腫れる、飲み込みにくい、息がしにくい、手足が腫れる。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 血小板減少..鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血(血豆・青あざ)、血が止まりにくい。

【その他】
  • 吐き気、腹痛、胸やけ、下痢
  • 頭痛、眠気
  • 発疹、じんま疹、かゆみ
  • 肝機能値の異常
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye