おくすり110番
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成分(一般名) 標準化スギ花粉エキス原液
製品例 シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mLボトル~2,000JAU/mLボトル~2,000JAU/mLパック ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他のアレルギー用薬/その他/スギ花粉症の減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 スギ花粉症の減感作療法に用いるお薬です。
作用

【働き】

スギ花粉症は、スギ花粉をアレルゲンとして発症するアレルギー疾患の総称です。スギ花粉飛散シーズンに花粉と接触することにより、くしゃみ、鼻汁、鼻づまり、目のかゆみ、涙目といったI 型アレルギー症状が発現します。

このお薬は、スギ花粉エキスを含む減感作療法薬です。舌下投与として少量で開始し、段階的に増量していきます。その後も一定の維持量を続けていると、体が少しずつスギ花粉に慣れ、アレルギー症状が出なくなってくるのです。

【臨床試験】

スギ花粉症に対する有効性と安全性をプラセボ(にせ薬)と比較する臨床試験がおこなわれています。参加したのは、12歳以上65歳未満のスギ花粉症患者さん531人。うち266人はこの薬を、別の265人はプラセボを使用し、花粉飛散2シーズンにわたり続けます。効果判定のための主要評価項目は、第2シーズン目の症状ピーク期の総合鼻症状薬物スコアです。このスコアは、鼻症状と薬物併用状況を点数化したもので、点数が低ければ軽症、高いほど重症を意味します。具体的には、くしゃみ0〜4点、鼻汁0〜4点、鼻閉0〜4点、症状悪化のため抗アレルギー薬を併用した場合3点、点鼻用血管収縮薬を併用した場合を3点とし、これらを合算したものです(最高18点)。

その結果、この薬を使用していた人達の第2シーズン目の総合鼻症状薬物スコアは平均4.0点、プラセボで5.7点でした。この薬のほうが点数が低く、鼻症状の軽減とともに別の薬剤の使用が少ないことが示されたのです。さらに、症状がほとんどなくなる寛解(鼻症状スコア・眼症状スコア1点以下、薬物未使用)とみなされる人の割合は、この薬で17.0%(41/241人)、プラセボで8.3%(20/241人)でした。必ずしも高率ではありませんが、減感作療法の最終的な治療目標となる根治または長期寛解も十分期待できるわけです。安全性についても大きな問題はなく、心配される強いアレルギー反応(ショック、アナフィラキシー)の発症例もありませんでした。
特徴
  • スギ花粉症の治療に用いる減感作療法薬です。減感作療法とは、アレルギーの原因物質‘アレルゲン’を投与し、徐々に体を慣らしていく治療法です。根気よく続ける必要がありますが、完治または長期寛解できる可能性があります。最近は、アレルゲン免疫療法と呼ばれるようになっています。
  • 舌下に滴下する治療法なので、自宅で服薬可能です。従来の皮下注射のように頻回に通院することなく、減感作療法が簡便におこなえます。ただし、ショックやアナフィラキシーを起こす危険性があることは皮下注射と同様です。減感作療法に関する十分な知識と経験を持つ医師によってのみ処方・使用されることになります。
  • 3種類の製品があります。増量期1週目に用いるボトル入り低濃度製剤、2週目に用いるボトル入り高濃度製剤、維持期に用いる1回分パック入り高濃度製剤の3種類です。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。また、使用中の薬を医師に教えてください。
  • 服用方法や注意事項、副作用について十分説明を受けてください。とくにアナフィラキシーを起こすおそれがあること、また その際の対処法についてよく聞いておきましょう。
  • 「患者携帯カード」が交付されます。診察や調剤を受けるときは必ず持参してください。

【注意する人】

重い気管支喘息のある人は使用できないことがあります。喘息が悪化しているときは、服用の可否について医師と相談してください。自己免疫疾患など免疫系に病気のある人、あるいは がんのある人は慎重に用いる必要があります。

  • 適さないケース..重症の喘息。
  • 注意が必要なケース..喘息、自己免疫疾患(膠原病)、免疫不全症、がんのある人、インフルエンザやかぜで体調が悪いとき、抜歯後、口内炎ができている場合など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

直接的に薬物間相互作用を起こす飲み合わせはありません。ただ、治療に影響する薬がいくつかあります。たとえば、ステロイド薬(プレドニゾロンなど)を大量に飲んでいると、この薬の効果が十分得られない可能性があります。また、非選択的β遮断薬(インデラルなど)は、この薬のアレルギー反応にもとづく副作用を強めるおそれがあります。

【使用にあたり】
  • スギ花粉飛散時期を避けて治療を開始します。まず、低濃度 少量から始め、徐々に増量、高濃度へ移行します。医師から指示された服薬スケジュール、用法・用量に従い使用してください。
  • 基本的な飲みかたは、1日1回、所定用量を舌下に滴下し、2分間保持したあと 飲み込みます。薬液を飲み込んだ後5分間は、うがいや飲食をしないでください。飲みはじめの2週間は用量が変則的なので、間違わないようにしましょう。なお、増量期用ボトルの詳しい使い方は説明書にありますから、よく読んでおいてください。使用前に空押しが必要です。
  • はじめの1週目は、増量期用の低濃度製剤「シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mLボトル」を用います。ディスペンサーを装着し、ポンプをプッシュし必要量を舌下に滴下してください。1プッシュ0.2mLです。1日目は、1日1回、0.2mL(1プッシュ)を舌下に滴下します。段階的に徐々に増量し、7日目は1mL(5プッシュ)とします。服用後30分間は、アナフィラキシーの発現に注意してください(副作用を参照)。
  • 2週目は、高濃度製剤の「シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLボトル」を用い、1週目と同様に段階的に増量していきます。
  • 3週目以降は維持期となります。1回分パック入りの「シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLパック」を1日1回、全量を服用してください。
  • 薬液が手についたら直ちに水で洗い流してください。薬液がついた手で目をこすると、かゆみなどアレルギー症状がでるおそれがあります。
  • インフルエンザやかぜで体調が悪いとき、抜歯後や口内炎などで口の中に傷や炎症があるときは、服用の可否をふくめ医師に相談してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を服用してください。ただし、翌日に気づいた場合は、前日の量を1回服用してください。1日1回までとし、2回分を一度に使用してはいけません。
  • もし、2分間舌下で保持できずに飲み込んでしまっても、その日は再度服用しないでください。翌日、改めて前日の量を服用してください。2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く服用した場合は、吐き出し、うがいをしてください。翌日、改めて前の日の量を服用してください。
  • 万一のアナフィラキシーやショック症状に対応できるように、家族のいる場所や日中の服用が推奨されています。
  • 自分だけの判断で止めてはいけません。効果を長期間維持させるには3年以上を目安として長期の服用が必要です。決められた期間、根気よく続けてください。

【検査】

治療に先立ち、皮膚反応テストまたは特異的IgE抗体検査をおこない、スギ花粉症に間違いないことを確定診断します。

【食生活】

服用の前後2時間は、激しい運動、アルコール摂取、入浴などは避けてください。それらで血行が良くなると、この薬の吸収が促進され、副作用がでやすくな可能性があるためです。
効能 スギ花粉症(減感作療法)
用法

【1.増量期(1〜2週目)】

通常、成人及び12歳以上の小児には、増量期として投与開始後2週間、以下の用量を1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがい・飲食を控える。

  • ※1週目増量期 シダトレンスギ花粉舌下液200JAU/mLボトル
  • 1日目 0.2mL
  • 2日目 0.2mL
  • 3日目 0.4mL
  • 4日目 0.4mL
  • 5日目 0.6mL
  • 6日目 0.8mL
  • 7日目 1mL
  • ※2週目増量期 シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLボトル
  • 1日目 0.2mL
  • 2日目 0.2mL
  • 3日目 0.4mL
  • 4日目 0.4mL
  • 5日目 0.6mL
  • 6日目 0.8mL
  • 7日目 1mL

【2.維持期(3週目以降)】

増量期終了後、維持期として、シダトレンスギ花粉舌下液2,000JAU/mLパックの全量(1mL)を1日1回、舌下に滴下し、2分間保持した後、飲み込む。その後5分間は、うがい・飲食を控える。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 人によっては、口内や舌下の腫れ、口内炎、喉のかゆみ感などがあらわれます。軽ければ心配ないと思いますが、症状が急激に強くなったり広がる場合は医師と連絡をとるようにしてください。アナフィラキシーの初期症状かもしれませんから。

注射に比べショックやアナフィラキシーの危険性は低いと考えられますが、注意が必要なことに変わりありません。とくに、服用後30分間、治療開始初期、スギ花粉飛散時期など要注意です。前兆として、顔や喉の腫れ、全身発赤、じんま疹、顔面蒼白、呼吸困難、吐き気、動悸などいつもと違う症状が急にあらわれますから、そのような場合は直ちに受診してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • ショック、アナフィラキシー..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。

【その他】

口内や舌下の腫れ、口内炎、喉のかゆみ感、耳のかゆみ、頭痛など。
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye