おくすり110番
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成分(一般名) クリンダマイシン塩酸塩
製品例 ダラシンカプセル(75mg~150mg) ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 主にg陽性菌用剤/リンコマイシン系抗生物質/抗生物質製剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 細菌を殺菌するお薬です。細菌が原因のいろいろな病気に用います。
作用

【働き】

感染症は、病原微生物が人の体に侵入し悪さをする病気です。腫れや発赤を生じ、ときに化膿し、痛みや発熱により苦痛をもたらします(実は、このような症状は病原微生物と戦うための体の防衛システムでもあるのです)。

病原微生物には、細菌やウイルス、真菌(カビ)などが含まれます。このお薬が有効なのは おもに“細菌”による感染症です。細菌のなかでは、グラム陽性菌と嫌気性菌に効果が高いです。病原菌が死滅すれば、腫れや発赤がおさまり、痛みがとれ、熱があれば解熱します。

【薬理】

細菌の蛋白質の合成を阻害することで、その増殖を抑えます(静菌作用)。
特徴
  • リンコマイシン系の抗生物質です。ドウ球菌や溶連菌などグラム陽性菌によく効きます。また、嫌気性菌に強い抗菌力をもつのも特徴です。類似薬のリンコマイシンよりも強力です。また、細菌以外のマラリア原虫にも一定の効果があり、抗マラリア薬のキニーネと併用されることがあります。
  • 大腸炎の副作用が多いのが欠点です。そのため、軽い感染症に第一選択することはありません。難治性の場合や、嫌気性菌による感染症に使用されることがあります。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は、医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬は、医師に伝えてください。

【注意する人】

肝臓病や腎臓病のある人は慎重に用います。高齢の人や、体の弱っている人も大腸炎の副作用がでやすいので、注意が必要です。

  • 注意が必要なケース..大腸炎になったことのある人、肝臓病、腎臓病、気管支喘息、アトピー性体質、重症筋無力症、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

抗生物質のエリスロマイシンと併用すると、この薬の効力が発揮されません。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方を守ってください。症状や年齢によって用法用量が異なります。症状が重いときは、多めになることがあります。
  • 時間毎(6時間毎等)のほか、食事に合わせて食後に飲むことも多いです。コップ1杯ほどの十分な水で飲んでください。
  • 指示された期間きちんと続けましょう。症状によっては、少し長めになるかもしれません。自分だけの判断で止めてしまうと、再発したり治りにくくなるおそれがあります。
  • ふつう、3〜4日も飲めば治ってきます。もし、効果がなかったり、かえって悪化する場合は、早めに受診してください。薬が合っていないかもしれません。

【備考】

抗生物質の効きにくい細菌が増えています。ある調査によると、中耳炎を起こす肺炎球菌の7割が抵抗力を持っていたそうです。このような耐性菌を増やさないため、欧米では抗生物質の安易な使用は慎まれています。
効能

【適応菌種】

クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌

【適応症】
  • 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症
  • 咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染
  • 涙嚢炎、麦粒腫
  • 外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎
  • 顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎
  • 猩紅熱
用法
  • 通常、成人はクリンダマイシン塩酸塩として1回150mg(力価)を6時間毎に経口服用、重症感染症には1回300mg(力価)を8時間毎に経口服用する。急性ないし亜急性細菌性心内膜炎には1回300mg(力価)を6時間毎に経口服用する。
  • 小児は体重1kgにつき、1日量15mg(力価)を3〜4回に分けて経口服用、重症感染症には体重1kgにつき1日量20mg(力価)を3〜4回に分けて経口服用する。ただし、年齢、体重、症状等に応じて適宜増減する。
  • [注意]水又は牛乳で服用させ、特に就寝直前の服用等には注意すること。(食道に停留し、崩壊すると、まれに食道潰瘍を起こすことがある。)

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 まれに、重い大腸炎を起こすことがあります。万一、ひどい腹痛や下痢が続くようでしたら、すぐに受診してください。服用中止後も2〜3週間は気をつけましょう。とくに子供や高齢の人、また長期服用時は注意が必要です。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 大腸炎..激しい腹痛、下痢、発熱、血液便、下血。
  • ショック、アナフィラキシー..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 遅発性の重い過敏症状..発疹、発熱、だるい、吐き気、リンパ節の腫れ、皮膚や白目が黄色くなる。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

【その他】
  • 軟便、下痢、腹痛、吐き気
  • 発疹、じん麻疹
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye