おくすり110番
スポンサード リンク 投げ銭コ-ナ-

成分(一般名) グリセオフルビン
製品例 ポンシルFP錠125mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 主にカビ作用剤/グリセオフルビン/内服用白癬治療剤

  PR 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」

   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 真菌(カビ)を殺菌するお薬です。おもに水虫の治療に用います。
作用カビの仲間を専門的に「真菌」といいます。水虫は、真菌による代表的な皮膚病です。この種の真菌をとくに白癬菌(皮膚糸状菌)と呼び、水虫のことを足白癬といいます。

このお薬は、飲んで治す水虫の薬です。白癬菌の増殖を抑え死滅させる作用があります。塗り薬で治りにくい爪の水虫などに用いることが多いです。
特徴古くからある内服用白癬治療薬です。最近は、他の新しい抗真菌薬が発売されたこともあり、処方頻度が少なくなっています。
注意
【診察で】
  • アレルギーを起こしやすい人は、医師に伝えておきましょう。
  • 肝臓病など持病のある人は医師に伝えてください。
  • 妊娠中、またその予定のある人は医師に話しておきましょう。
  • 服用中の薬を医師に教えてください。

【注意する人】

肝臓に悪い影響をすることがあるので、もともと肝臓病のある人には用いません。妊娠中の服用は避けてください。

  • 適さないケース..肝臓病、ポルフィリン症、妊娠中。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 他の薬の作用を弱めることがあります。血栓の薬のワーファリン、女性ホルモン薬、避妊薬などの効き目を悪くするかもしれません。服用中の薬は、必ず医師に報告しておきましょう。また、別の病院で診察を受けるときも、この薬を飲んでいることを伝えてください。
  • アルコールに弱くなり、悪酔いしやすくなります(悪心、動悸、紅潮)。飲酒は、できるだけ控えましょう。

【使用にあたり】
  • 食事中もしくは食後すぐに飲むと、薬の吸収がよくなります。空腹時ですと、吸収が悪いです。
  • 指示された期間続けることが大切です。とくに爪の水虫では、菌が完全に排除されるまでに半年〜1年間くらいかかります。表面的によくなったからと、自分だけの判断で止めてしまうと、再発してしまいます。

【検査】

必要な検査を受けて、副作用をチェックするようにしましょう。とくに肝機能検査が重要です。

【妊娠・授乳】

妊娠中は使用できないことになっています。近く妊娠を予定している方も、緊急性がないのであれば控えたほうがよいでしょう。治療期間などを含め、医師とよく相談してください。

【食生活】
  • 眠気やめまい感がするかもしれません。車の運転など危険な作業には十分注意しましょう。
  • この薬の影響で、皮膚が日光に敏感になることがあります。直射日光には長時間あたらないほうがよいでしょう。

【備考】

ふつう、水虫の治療には軟膏や液剤など外用薬を用います。飲み薬による治療は、外用薬では治りにくい爪の水虫、角化型の水虫などに対してです。
効能 皮膚糸状菌による白癬・黄癬・渦状癬。
用法
  • グリセオフルビンとして通常、成人1日250〜500mg(力価))(2〜4錠)を1〜数回に分けて経口服用するが、症状によっては、最初1日量1000mg(力価)(8錠)を服用し、効果があらわれれば250〜500mg(力価)(2〜4錠)に減量する。
  • 小児は、通常1日量125〜250mg(力価)(1〜2錠)を1〜数回に分けて経口服用するが、年齢・体重等により、1日量を375〜500mg(力価)(3〜4錠)に増量してもよい。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 わりと多いのは頭痛です。めまいや眠気、食欲不振や吐き気などもみられます。人によっては、発疹ができたり、皮膚が日光に過敏になったりします。皮膚症状があらわれた場合は、いったん中止し医師に連絡してください。

重症化することはまれですが、ときに肝臓が悪くなることがあります。予防のため、定期的に肝機能検査を受けるようにしましょう。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • SLE様症状..筋肉や関節が痛む、体や顔が赤くなる、赤い斑点ができる、発熱、手足や首の付け根のリンパ節が腫れる。
  • 錯乱..混乱・もうろう状態、取り乱す、意味不明な言動
  • 末梢神経炎..手足のしびれ、感覚が鈍い、灼熱感、ピリピリ痛む、力が入らない。
  • ポルフィリン症..吐き気、腹痛、便秘、暗赤色の尿。

【その他】
  • 頭痛、頭重感、めまい、眠気、不眠
  • 光線過敏症..日光に当たった皮膚が発赤、水ぶくれ、黒ずむ
  • 発疹、じん麻疹
  • 食欲不振、吐き気
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
おくすり110番病気別の薬くすり本NAVIおくすり鑑定妊娠とくすり禁忌薬副作用薬価Drug Yaboo!

スポンサード リンク 投げ銭してネ !
Good luck & Good bye