おくすり110番
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成分(一般名) ガンシクロビル
製品例 デノシンカプセル250 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 抗ウイルス剤/その他/抗サイトメガロウイルス化学療法剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 サイトメガロウイルスをおさえるお薬です。サイトメガロウイルス網膜炎の治療に用います。
作用エイズを発症し免疫力が低下してくると、別のいろいろな感染症にかかりやすくなります。サイトメガロウイルス、カリニ原虫、カンジダ・・ふつうなら感染しにくい微生物にまで侵されてしまうのです。

このお薬は、サイトメガロウイルスの増殖をおさえる抗ウイルス薬です。おもに、エイズなど免疫不全状態におけるサイトメガロウイルス網膜炎の治療に使用されます。
特徴DNAポリメラーゼ阻害薬です。ウイルスの遺伝情報を持つ“DNA”が作られるのを妨害します。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えてください。
  • 妊娠中もしくはその可能性のある人、また授乳中の人は申し出てください。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、必ず医師に報告しておきましょう。
  • 注意事項や副作用について十分説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、納得のうえで治療にあたりましょう。
  • 体に異常を感じたら、どのようなことでも医師に報告してください。

【注意する人】

血液に病気のある人は慎重に用いる必要があります。腎臓の働きの悪い人は用量を少な目にします。妊娠中は禁止です。

  • 適さないケース..重い血液の病気(白血球や血小板が著しく減少している人)、妊娠中もしくはその可能性のある人など。
  • 注意が必要なケース..血液の病気、肝臓病、腎臓病、精神神経系に病気のある人、子供、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

薬の飲み合わせによっては、この薬の作用が強まり、副作用がでやすくなります。服用中の薬を必ず医師に報告しておきましょう。また、別の病院で診察を受けるときも、この薬を飲んでいることを伝えてください。

  • 骨髄抑制作用のある抗リウマチ薬や免疫抑制薬、抗がん剤、あるいはエイズ治療薬のジドブジン(レトロビル)などと併用すると、血液障害の副作用がでやすくなります。
  • 痛風の薬のプロベネシド(ヘネシッド)は、この薬の排泄を遅らせ副作用を強めるおそれがあります。

【使用にあたり】
  • 決められた時間に正確に飲んでください。規則正しい服用は、薬の血中濃度を一定に保ち、ウイルスに増殖する“すき”を与えないために重要です。飲み忘れにも十分注意しましょう。
  • 食後もしくは軽食とともに服用します。空腹時ですと、吸収率がよくありません。

【検査】

効果や副作用をチェックするため、定期的に検査を受けなければなりません。とくに、血液の検査が重要です。

【妊娠授乳】

動物実験で催奇形作用が報告されています。妊娠中は使用できません。

  • 女性..服薬中は、確実な方法で避妊してください。また、授乳も控えてください。
  • 男性..服薬中および服薬終了後3カ月間は配偶者の妊娠を避ける必要があります。
効能

【効能A】

下記疾患における注射用ガンシクロビル等による初期治療で安定しているサイトメガロウイルス網膜炎の維持療法

  • 後天性免疫不全症候群(エイズ)

【効能B】

下記におけるサイトメガロウイルス網膜炎の発症抑制

  • CD4リンパ球数100/mm3以下の進行したHIV感染症
用法

【効能A】

通常、成人はガンシクロビルとして1回1,000mgを1日3回食後に経口服用する。又は、就寝中を除き、ガンシクロビルとして1回500mgを3時間毎に6回食物と共に経口服用する。本剤服用中にサイトメガロウイルス網膜炎の進行が認められた場合には、適切な初期治療に戻すこと。

【効能B】

通常、成人はガンシクロビルとして1回1,000mgを1日3回食後に経口服用する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 効果が高い反面、いろいろな副作用がでやすいです。あわてないよう、事前に医師から十分説明を受けておきましょう。軽い副作用の場合、治療を優先しなければならないことも多いです。

もっとも多く、また注意しなければならないのは、骨髄抑制にともなう“血液障害”です。白血球や赤血球、血小板が異常に減少したりします。初期症状として、発熱やのどの痛み、異常なだるさ、皮下出血など出血傾向に注意してください。重症化を防ぐため、頻回な検査も欠かせません。

人によっては、精神神経系の調子が悪くなることがあります。頭痛、めまい、不眠、思考の異常、不安感などを生じます。そのほか、頻度的にわりと多いのは、吐き気や嘔吐、下痢、発熱、腹痛、、発疹などです。いつもと違う症状に気づいたら、どのようなことでも医師に話してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
  • 幻覚、せん妄、錯乱、けいれん..本当ではない声や音が聞こえる、実際にいない虫や動物・人が見える、非現実な体験、もうろう状態、混乱・興奮、取り乱す、けいれん
  • 膵炎..吐き気、吐く、上腹部〜背中の激しい痛み。
  • 腎不全..尿が少ない・出ない、むくみ、尿の濁り、血尿、だるい、吐き気、頭痛、のどが渇く、けいれん、血圧上昇。

【その他】
  • 下痢、吐き気、吐く、食欲不振、腹痛
  • 頭痛、めまい、けん怠感、不眠、思考の異常、不安感
  • 発熱、発疹、かゆみ
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye