おくすり110番
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成分(一般名) ビジクリア(製)
製品例 ビジクリア配合錠 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の治療を主目的としない医薬品/その他/経口腸管洗浄剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 おなかの便を排泄し、大腸検査にそなえるお薬です。
作用

【働き】

内視鏡による大腸検査をおこなうには、腸内をきれいにしておく必要があります。このお薬は、便を水分でやわらかくし、十分に排泄させるのに用います。

【薬理】

腸内に水分を引き寄せ、便を軟化増大させます。その刺激で腸の運動が活発になり便通がつきます。塩類下剤と呼ばれています。
特徴日本で初めての錠剤タイプの腸管洗浄剤です。そのまま、規定量の水またはお茶で飲むことができます。ただし、薬の性質上、服用量が計50錠と非常に多くなります。
注意
【診察で】
  • 心臓病や腎臓病、糖尿病など持病のある人は医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬を医師に教えてください。
  • 飲み方や注意事項、副作用について十分説明を受けてください。

【注意する人】

腎臓病のある人は要注意です。とくに、透析をおこなっているなど重い腎機能障害がある場合は使用禁止です。また、心臓病や腸閉塞の疑いのある人も使用できないことがあります。高血圧症の高齢の人も控えるようにします。便秘がちの人は、排便の状況を医師に伝えておいてください。糖尿病のある人は、検査前後の対処法を確認しておきましょう。

  • 適さないケース..重い腎臓病、透析をしている人、急性リン酸腎症、うっ血性心不全、不安定狭心症、重い心室性不整脈、腹水、胃腸管閉塞症、腸管穿孔、中毒性巨大結腸症のある人、高血圧症の高齢の人など。
  • 注意が必要なケース..高血圧症、腎臓病、心臓病、けいれんを伴う病気、腸管狭窄、腸管憩室、ひどい便秘、脱水、胃腸の手術を受けたことのある人、高齢の人、利尿薬や降圧薬あるいは鎮痛薬を飲んでいる人、糖尿病でインスリンや血糖降下薬を使用している場合など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 腸管洗浄により、他の薬の吸収を妨げるおそれがあります。服用中の薬がある場合は、事前に医師と相談してください。
  • 糖尿病の薬に注意が必要です。絶食により低血糖を起こすおそれがあるのです。このため、絶食する検査当日の朝は、インスリンの注射や血糖降下薬の服用を避ける必要があります。一般的には、検査終了後 食事をとってから再開します。

【使用にあたり】
  • 服用前日から便通のないときは、服用に先立ち医師に相談してください。
  • 飲む日や時間は医師または薬剤師から指示されます。決められた手順にならい服用してください。
  • 検査前日の夕食は翌日の服用開始12時間前までに済ませてください。その後は絶食することになりますが、水分の補給は適度におこないましょう。お茶でもいいです。
  • ふつう、検査の4〜6時間前から、1回あたり5錠ずつ、約200mLの水とともに15分毎に計10回(計50錠)服用します。高齢の人は、1回あたりの5錠を小分けし、15分間かけて飲むようにします。
  • 水のかわりに、ミネラルウォーターやお茶で飲んでもかまいません。ただし、決められた水の量を必ず守ってください。多すぎても少なすぎてもいけません。
  • 万一の副作用にそなえ、家族や付き添いの人のもとで飲むようにしましょう。吐き気や嘔吐、ひどい腹痛が続くとき、また、むくみや尿量減少があらわれた場合は、医師に連絡するか直ちに受診してください。服用時だけでなく、検査終了後もそのような体調変化に注意しましょう。
効能 大腸内視鏡検査の前処置における腸管内容物の排除
用法

【用法】

通常、成人は大腸内視鏡検査開始の4〜6時間前から本剤を1回あたり5錠ずつ、約200mLの水とともに15分毎に計10回(計50錠)経口服用する。

【注意】
  • 大腸内視鏡検査前日の夕食は翌日の経口投与開始12時間前までに終了させ、夕食後は、大腸内視鏡検査終了まで絶食(水、お茶等 水分の摂取のみ可)とする。
  • 本剤の服用に要する時間は、2時間30分である。また、本剤は排泄液の状態で服用継続の可否を判断するのではなく、用法・用量に従い、規定用量を服用すること。
  • 高齢者に投与する際には、1回あたりの5錠を小分けし、15分間をかけて約200mLの水で投与すること。投与中は十分に観察し、異常が認められた場合は投与を中止すること。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 一番多いのは、吐き気や嘔吐、膨満感、腹痛などの胃腸症状です。ある程度しかたありませんが、腹痛や嘔吐がひどいときや続くときは、医師に連絡するか直ちに受診してください。また、高齢の人など、急激な排便により、めまいを起こしたり、脱力感や寒気を感じることがあるかもしれません。

電解質異常を起こすこともあります。たいていは軽微なものですが、重い低ナトリウム血症によるけいれんや意識障害、低カリウム血症にもとづく不整脈なども報告されているようです。とくに持病として、けいれん性疾患や心臓病、腎臓病のある人、また高齢の人は十分注意してください。

ごくまれに、急性腎不全や急性リン酸腎症(腎石灰沈着症)など重い腎障害を起こすることがあります。むくみや尿量減少があらわれたり、ひどい吐き気やけん怠感が続く場合は、速やかに受診しましょう。もともと高血圧症や腎臓病、大腸炎のある人、高齢の人など要注意です。

さらに、類似薬において、腸管穿孔や腸閉塞、虚血性大腸炎、マロリー・ワイス症候群などを起こし重症化する例が報告されています。こちらもきわめて特異なケースですが、胃腸に病気のある人やひどい便秘が続いている人、また高齢の人などは念のため注意が必要かもしれません。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 低ナトリウム血症..だるい、吐き気、嘔吐、意識もうろう、意味不明な言動、けいれん。
  • 低カルシウム血症..手足のふるえ、しびれ、ピリピリ感、ぴくつき、筋肉の脱力感、筋肉けいれん、気分変調、動悸、血圧低下、全身けいれん、意識もうろう。
  • 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。

【その他】
  • 吐き気、嘔吐、腹部膨満感、腹痛。
  • 電解質異常(血清カリウム低下等)、心電図変化。
  • めまい、ふらつき、脱力感、寒気、一過性の血圧低下。
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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