おくすり110番
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成分(一般名) ニコチン
製品例 ニコチネルTTS10~20~30、(ニコレット) ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の治療を主目的としない医薬品/禁煙補助薬/外用ニコチン製剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 禁煙を助けるお薬です。
作用

【働き】

このお薬は、適量のニコチンを補うことでニコチン切れによる離脱症状をやわらげます。ニコチンを補いつつ、その量を計画的に減量していき、徐々に体をならしていくわけです。断煙後のつらい離脱症状やタバコへの欲求が少なくなるので、禁煙が楽にでき成功率が高まります。専門的には、「ニコチン置換療法」と呼ばれています。

ニコチン製剤には、ニコチンガムとニコチンパッチの2種類の製剤があります。ニコチンガムは口の粘膜からニコチンを補給し、ニコチンパッチは皮膚面から補給することになります。当初はどちらも病院の処方薬として使用されていましたが、現在では一般薬として街の薬局で自由に購入できます。

【臨床試験】
  • ニコチネルTTSを8週間使用した後の禁煙率は52%だったのに対し、プラセボ(にせ薬)使用者では36%でした。ニコチネルTTSを使用したグループのほうがはるかに高い割合で禁煙に成功しました。
  • 6カ月後の禁煙率では、31%と26%と有意差はあまりなくなってしまいました。ニコチネルTTSでせっかく禁煙できても、その後に脱落してしまうという人が少なくないことが分かりました。また、喫煙に関連する病気のない人に限定した比較試験では、禁煙率にプラセボ群との有意差はみられませんでした。禁煙の成功には、禁煙に対する意志や目的意識を持つことが重要なポイントであることが示されました。
特徴
【ニコチンガム】
  • 長所..すぐに効く。量の細かな調節ができる。口寂しさをまぎらすことができる。
  • 短所..噛み方にコツがいる。口が荒れたり、のどが痛くなることがある。口内炎など口の中に病気があると使えない。だらだらと使い続けてしまうことがある。

【ニコチンパッチ】
  • 長所..使い方が簡単で、効果が持続(24時間)。ニコチン含有量の異なる3種類の製剤があり、実効性のある単純な禁煙スケジュールが立てやすい。
  • 短所..寝つきが悪くなることがある。皮膚がかぶれやすい。
注意
【診察で】
  • 心臓病など持病のある人は、必ず医師に報告してください。
  • 妊娠中、もしくはその可能性のある人は、医師に伝えてださい。
  • 別の薬を使用している場合は、その薬を伝えておきましょう。
  • 薬局で市販薬を購入する場合も、薬剤師とよく相談のうえで使用してください。

【注意する人】

禁煙補助薬はニコチンそのものですから、ニコチンが悪影響を及ぼす病気のある人は使えないことがあります(本来、そのような人こそタバコを早急にやめなければならないので、ある意味で矛盾していることかもしれません)。

  • 適さないケース..狭心症が頻発しているとき、心筋梗塞の直後、重い不整脈、脳卒中の後、妊娠中の人など。
  • 注意が必要なケース..心臓病、高血圧、脳卒中、末梢血管障害、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、インスリンを使用している糖尿病、肝臓病、腎臓病、消化性潰瘍、アトピー性皮膚炎、てんかん、重症筋無力症のある人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 禁煙の開始とともに、継続使用している他の薬剤の作用が強まることがあります。たとえば、喘息の薬のテオフィリン(テオドール)。テオフィリンの血中濃度が上昇し、副作用として頭痛や吐き気が出やすくなる可能性があるのです。また、インスリンの皮下吸収が増加し低血糖をまねくおそれもあります。禁煙にあたり、用量の調節が必要なこともありますから、使用中の薬は必ず医師に報告しておきましょう。
  • ニコチンガムは、口のなかが酸性ですと吸収が悪くなります。炭酸飲料のコーラやビール、コーヒーを飲んだあとに使用するときは、水で口をすすいでから使用するとよいでしょう。

【使用にあたり】
  • 目的意識を持ち、禁煙の重要性を認識したうえで開始するようにしましょう。
  • 医師の指導のもと、禁煙スケジュールに従って使用ください。原則、喫煙と併用してはいけません。
  • ニコチンガムの噛みかたは、医師の指示により少し違うかもしれませんが、1回1個をごくゆっくり噛みはじめ、口の中が少しピリピリしてきたら、ほほの内側によせて少し休み、ピリピリするのを感じなくなったら再びゆっくり噛みはじめるようにします。これを約30分間繰り返します。
  • ニコチンパッチの禁煙スケジュールは、喫煙量をもとに決めます。喫煙が非常に多い人は高単位製剤から始め、それほどでもない人は低単位製剤から始めます。目安として、1日30本以上の人はニコチネルTTS30から、1日10〜30本の人はTTS20から、1日10本以下の人はTTS10から始めます。これを4週間ほど続け、その後漸減、中止するようにします。
  • ニコチンパッチは、毎日、貼り替えることになります。貼っているあいだニコチンが皮膚から吸収され続けるので、24時間効果が持続します。貼る場所は、おなか、背中、二の腕などやわらかい皮膚の部分であればどこでもかまいません。同じ場所に貼り続けると皮膚がかぶれることがあるので、新しく貼り替えるときは、場所を変えるようにします。貼る前に皮膚の水分や汗をよく拭き取って清潔にしておきましょう。入浴は貼ったままでかまいませんが、強くこすらないようにしてください。サウナの使用や激しい運動を行うときは、前もって剥がしておきましょう(ニコチンの吸収量が増加するおそれ)。
  • 子供の手の届かない場所に保管しましょう。また、使用後に廃棄する場合は、小さい子供が誤って使用しないように配慮してください。

【備考】
  • 街の薬局で自由に購入できるようになりましたが、持病のある人は主治医とよく相談のうえで使用したほうがよいでしょう。
  • ニコチンパッチは、一定の条件が満たされれば保険薬として病院で処方することが可能です。
効能

【ニコレット(ニコチン・ガム)】

循環器・呼吸器・消化器疾患などを基礎疾患に持ち、医師により禁煙が必要と診断された喫煙者が医師の指導の下に行う禁煙の補助。

  • ※2001年、ニコチン・ガム(ニコレット)は一般の薬局で市販されるようになりました。必ずしも医師の指導を必要としません。

【ニコチネルTTS(ニコチン・パッチ)】

循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝性疾患等の基礎疾患を持ち、医師により禁煙が必要と診断された禁煙意志の強い喫煙者が、医師の指導の下に行う禁煙の補助。

  • ※2008年、ニコチン・パッチ(ニコレットパッチ、シガノン)は一般の薬局で市販されるようになりました。必ずしも医師の指導を必要としません。
用法

【ニコレット】

喫煙欲求が生じた時、本剤1回1個をゆっくりと間をおきながら約30分間咀嚼する。通常、1日6〜12個の使用より始めて1日の総投与量を次第に減らし、1日1〜2個となった段階で使用を終了する。初期使用量は喫煙の状況により適宜増減するが、1日30個を限度とする。使用中は2〜4週ごと又はそれ以下の間隔で禁煙の進行状況を検討し、本剤の継続使用の必要性を判断しながら、通常3ヵ月をめどに行うが、6ヵ月を超えて使用しないこと。

【ニコチネルTTS】

ニコチネルTTS10(ニコチンとして17.5mg含有)、ニコチネルTTS20(ニコチンとして35mg含有)又はニコチネルTTS30(ニコチンとして52.5mg含有)を1日1回1枚、24時間貼付する。通常、最初の4週間はニコチネルTTS30から貼付し、次の2週間はニコチネルTTS20を貼付し、最後の2週間はニコチネルTTS10を貼付する。なお、最初の4週間に減量の必要が生じた場合には、ニコチネルTTS20を貼付する。本剤は10週間を超えて継続投与しないこと。

  • 用法及び用量に関連する使用上の注意..減量する場合は、予定の貼付期間を変更せず、一段階ニコチン含量の少ない同一製剤を使用すること。
  • 用法及び用量に関連する使用上の注意..本剤は24時間貼付するため、就寝中に不眠等の睡眠障害があらわれることがあるので、このような場合には本剤を中止すること。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 比較的多いのは、使用部位における局所症状です。ニコチン自体が刺激物質なので、ニコチンガムでは口の荒れ、ニコチンパッチでは皮膚のヒリヒリ感、かゆみ、かぶれ、発赤などがよくみられます。同じ場所に貼り続けるとでやすいですから、貼る場所を常に変えるようにしましょう。

全身性の副作用は多くはありませんが、吸収されるニコチンの量がその人にとって多すぎると、頭痛、吐き気、動悸、クラクラ感、冷汗など、はじめてタバコを吸ったときのような症状がでることがあります。ニコチンガムでは早く噛み続けた場合、ニコチンパッチでははじめて貼った後5〜6時間してから発現する可能性があります。そのほか、ニコチンパッチの臨床試験では約7%の人に不眠がみられました。つらいときは、早めに医師に相談するようにしてください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • アナフィラキシー様症状..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)。

【その他(ガム)】
  • 口内炎、咽頭痛、味覚の異常
  • 頭痛、めまい、ほてり、動悸、吐き気

【その他(パッチ)】
  • 皮膚のかぶれ・発赤・かゆみ
  • 不眠、悪い夢
  • 頭痛、めまい、ほてり、動悸、吐き気
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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