親神様の御守護                               恭仁龍分教会委員部長 杉下龍代

昨年二月中旬、近くの診療所でたまたま胃カメラ検診を受けたところ、その結果が出
る予定日より早くに、「直ぐ来るように」と電話連絡が入りました。私は当時、おた
すけで病院へおさづけに通わせて頂いていて教会に帰って来た時、それを聞いて嫌な
予感がしました。日々健康には自信があったので先生から「スキルス性胃癌」と告知
された時は、目の前が真暗になりました。六十五歳のこの歳まで胃のもたれや、むか
つきもなく、胃薬等に頼った事もなかったので、正に青天の霹靂でした。それでも翌
二十九日は、中京支部例会を当教会でつとめさせて頂き、三月四日大教会婦人会例
会、五日は早朝ハートクリーンひのきしんにと慌ただしく動き廻りました。 私の病
状は進行性なので一日も早く手術をと六日の我教会の月次祭日に入院し、十日に手術
となりました。
 母が生前によく「神様は御用があれば身上をお借し頂き、なければお返しだ。身
上、事情を頂いた時は、葬式代を理立するように」と信者さん達によく諭していたの
ですぐ実行し、親神様にお凭れして手術台に乗りました。
 その年の節分祭に家族がそれ/\頂いた神様のおことばが、
・いままではどんな心でいたるとも、
 一夜のまにも心入れかえ
・どうでもこうでも通らにやならん、
 通さにやならん、連れて通る
・どの様な事がありても真実の、
 心しだいにこわいことなし
・真実の心を神が受け取れば、
いかな自由してみせるでな
というものでした。
 皆々様にお願いづとめをして頂いて何も恐れはありませんでした。胃は全摘出でし
たが、他の部位への転移もなく、又術後、抗癌剤を七回も受けましたが副作用はな
く、本当に大難のところを小難にお連れ通りいただきました。親神様、教祖のお陰と
喜ばせて頂き、朝六時起床から夜九時までベッドに着かず各病室、ロビーと、病友に
日々喜ばせて頂こうと声を掛け合い、一ヶ月後に退院させて頂きました。
 これからは親々に喜んで頂けるよう、日々おつとめにひのきしんに励み御守護を感
じて通らせて頂きたいと思います。