雑談
 
充電器
1998年08月03日
2002年09月更新
まず電池の性質を知ろう
充電式の電池は使い切ってから充電します。 でもちょっとでも放電し過ぎたり充電し過ぎると使えなくなります。 死んでしまうと使えなくなります。殺さないように上手に使いましょう。 充電するときはちょうどイッパイに食べさせて、食べ過ぎないようにします。 使うときは空っぽになるまで使う、決して使い過ぎないように気をつけます。

電池のメモリー効果とは
電気が少し減ったところで継ぎ足すと、電池は怠け者になってしまいます。 少し減ると『もうダメ〜』と言ってへたってしまうのです。 これを【メモリー効果】と呼びます。 充電してもすぐにネをあげるようになったら 電気を全部使い切ってから完全充電(おなかイッパイ食べさせる)を2〜3回繰り返すと、また元通り仕事をしてくれる事があります。 でも使えなくなってきた時は、寿命が尽きている事が多いかもしれません。 寿命が来ているとメモリー効果とは異なり復旧しません。

殺さないでね〜
完全充電と言うのは電池の容量の120〜160%程度までの充電を言います。それ以上に充電すると電池の寿命が短くなります。容量以上に充電する事を【過充電】と言います。過充電にならないように注意が必要です。 逆に電気を使い切って空っぽにしたまま放置したり、空っぽなのにまだ使おうとすると、電池は死んでしまいます。電気が空っぽになると言っても、ほんの少しだけ残るようにしましょう。

良くできている装置(ビデオカメラやデジカメ)は電池が空っぽになる寸前で止まるように作られています。でも、ラジオやリモコンのおもちゃ、懐中電灯などにはこういう制御がありません。使う人が注意して使わないといけません。 例えば充電式の電池を懐中電灯に入れて、つけっぱなしにし、空っぽになったまま放置すると電池は死んでしまいます。 電池は、死んでしまうと充電しても生き返りません。 殺さないように使いましょうね〜。


充電器
充電には1時間ほどで一気に充電する【急速充電】と6〜10時間かけてじっくり充電する普通の充電、さらに常時少しづつ充電する【トリクル充電】などの方法があります。1時間充電の充電器の多くは充電の管理しています。8時間ほどかかる充電器は充電の管理をしていません。 一般に急速充電はマイナスデルタ方式と言う方法で充電します。電池が完全に充電されると内部で発生するガスが急に増えます。この状態を検出するので比較的正確に充電出来るのですが電池には過酷な方法です。

お勧めの充電方法は8時間充電器と書かれた物とタイマーを組み合わせて充電する方法です。8時間充電器は急速充電器より安いのですが充電管理がされていません。そこで時間の管理が必要となります。人間がやると、どうしても時間の管理が甘くなるので8時間経つと切れるタイマーで時間を正確に管理します。 なお8時間充電器は充電電流が不正確なので実際にどの程度の電流で充電しているのかを一度測定してから使いましょう。その上で120%充電に必要な時間を計算して、タイマーで正確に時間を管理します。 これで充電は完璧です。あとは使った分だけ充電する感覚をマスターしましょう。

充電式の電池(『二次電池』と呼びます)を正しく使えば500回ほどの充電が可能です。1本200円の電池でも500回使えばとても安上がりですよね?充電に使う電気代も安いしたくさんの電池を使い捨てるよりは環境にも優しく、良いことだらけ。 みんさんも二次電池を、上手に使ってくださいね。

リンク: ニッケル水素電池の充電特性