イタリア旅行(資料編)
バチカン市国の要所
資料からローマの西方にあるバチカン市国の要所をピックアップしてみました
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←サンピエトロ寺院
世界最大の教会、サンピエトロ寺院とその手前の巨大な円形広場です。円形広場の真ん中に塔が立っています。この手前で写した写真はすでにご覧になられたと思います。
奥にある寺院のドーム(丸い屋根)の下にこの寺院のペトロ(聖ピエトロ)の墓があります。墓の写真は下の通りで現在の床の下のほうにあります。この墓は当時のままで、その周囲の寺院は埋め立て改装しているので当時の墓は下の方になってしまっています。
ドームの右手にシスティーナ礼拝堂の茶色の屋根が少しだけ見えます。
ドームの高さは100m以上あり内部から見上げると天井はなくドームの内側がそのまま見えます。そしてこのドームには素晴らしい天井画がいくつも描かれています。
100m先の天井画が下から見上げてちょうど良い大きさに描かれているのです。全てが計算しつくされているのです。
←ペテロの墓(薄暗い)
右は拡大した図→
寺院中央にあるペテロの墓までは降りてゆけないので上からのぞくだけです。この写真は墓を正面から写しています、従ってこの写真は一般の見学者には撮ることが出来ません。
ペテロの墓は床の下の方で暗いので画像処理で明るくし、拡大した写真が右の写真です。墓の左手に十字架が上下逆さについています。おばさんの説明で知りました。ちょうどこの逆さ十字架の側からのぞき込んできました。
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←システィーナ礼拝堂と正面の壁画
礼拝堂は前のページのバチカン博物館(サンピエトロ寺院の北隣)にあります。
ここはバチカン博物館の一部となっています。3000室も有るという博物館の最後にこのシスティーナ礼拝堂を通り抜けて、長〜ぃ廊下を出口へと向かう事になります。
礼拝堂の内部は薄暗く静粛にしなければいけない場所なのですが、大勢の人で混雑しており、観光客達がわいわいがやがやとにぎやかく話ていて礼拝堂にはふさわしくない状態になっています。
礼拝堂内部の写真を明るくして拡大すると右のようになります。天井までの高さは相当(20mくらい?)の高さがあります。写真では奥行きがありませんが手前の柵から正面の壁画(最後の審判)までも20〜30mあるのではないでしょうか?
見学者は正面向かって右のドアから手前の礼拝堂へ入ってきます。
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礼拝堂の正面の壁に描かれている【最後の審判】を拡大してみました。
左右の手すりは2階ですから、この絵の高さは3階建てのビルほどの高さになりますね。絵の大きさがわかりますか?この絵の下には祭壇があり、祭壇の左右にドアがあります。ドアの大きさからこの絵の大きさがおわかりかと思います。
絵の中央に描かれている太めのおじさんがキリスト、その周囲には様々な人々(神?)が描かれています。分解能が悪いので絵のすばらしさは、ここでは感じていただくことは出来ないと思います。興味を持たれた方は実際に現地で観賞してください。この絵の解説は博物館が貸してくれるCD-ROMの音声案内装置で聞くことができます。
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