1999年
はてな技術
お話の内容
1999年06月作成
2006年04月更新
訂正:2000年10月12日のお話で、電話の接続時間を3時間とお話しましたが
   昨年は40分と申し上げました。今は3時間ほどと思いますが最近かな
   りぼけているので昨年のほうが正しいのかもしれません。なにぶんに
   も歳ゆえ、さだかではありません。あしからず、、

1.土星の写真

東京タワーの電波は500kWです。100km離れた群馬県で弱くなります。大阪まで離れただけで、東京のテレビはほとんど受信出来ません。では火星まで離れたらどうなるか。さらに、遙か彼方の木星や土星を飛んでいる人工衛星はどうなんでしょう。人工衛星には強力な電源がありません。ですから、わずか20W程度の弱〜ぃ電波しか出せないのです。地球で受信できる信号は雑音だらけなのです。信号より雑音の方が100倍も1000倍も大きい。これでは、画面は雑音だらけで、何が写っているのか全く分かりません。こんな微弱な信号しか受信出来ないのが事実なのです。

では、どうやってあんなに綺麗な写真を作ることが出来るのでしょう?不思議だと思いませんか?

とりあえず、雑音しか移っていない写真から超綺麗な写真を復元する方法ってどうやるの?

2.火星探査機 (時間の克服)

火星までは、電波でも20分かかります。なのに、どうしてマーズパスファインダー(火星探査機)のローバー(電気自動車)を自由に操縦できるの?

目の前に石が有って、よけようと思っても、見えてからよけるまでには電波でも往復40分かかります。そんなに時間がかかっていたら、とっくにぶつかっちゃいますすよね?

そんな状況で自由に動き回って探査が出来るって不思議だなぁ、と思いませんか?

3.モデム

電話は音声をつたえます。電話の回線は3kHzまでしか通せないのです。それなのに、どうして9.6k、14.4k、さらに56kなどの高速通信が出来るのでしょう?電話回線の帯域は確かに3kHzまでなのです。

もし電話回線が56kもの帯域を持っているなら、FM放送よりず〜っと綺麗な音で電話が聞こえるはずですよね?実際に電話回線は3kHzまで、なのに高速の通信が出来てしまう。どうやってそんな事を実現出来るんだろう?不思議だと思いませんか?

4.GPSのアンテナ

BSなど衛星放送のアンテナは直径45センチ以上あります。でも衛星の電波を受信しているGPS(カーナビゲーションなど)は直径5センチと言う小さなアンテナで動作しています。どうしてあんなに小さなアンテナで衛星の電波を受信出来ちゃうの?不思議だと思いませんか?

勿論、衛星が強力な電波を出せるわけもないですしねぇ。BSは日本だけに絞って電波を出すので比較的強い信号を受信出来ています。GPSは地球上の全ての地域と上空に電波を広くばらまくので受信する方としては弱い電波しか受信出来ていないんですよ。

う〜ん、どうやるとあんな事が出来ちゃうんだろう?

番外編

CSとは、、
ディズニーランドには毎日8〜12万人もの人が来る。食べ物やゴミ、スタッフの衣装など大変な量なのである。みなさんは、それらの物を運搬している所をみたことがありますか?『夢と魔法の国』ディズニーランドにはゴミが有ってはならないのです。夢を壊すような物はお客様に見えないところで処理しなければならない。それがディズニーランドの思想なのです。

おつきあい
新入社員のみなさん、あなた方のうち何人かは必ず会社の幹部になるわけです。あなた方がおつきあいしているお客さまも同じです。いまのおつきあいしている方は20年後に遭うと、お互いにそれなりの地位に居るはずです。いまから、長くおつきあいできる人を増やしていってください。そう言う人を増やすことが、未来のあなたの人生をより豊かな物にする事でしょう。

戻りリンクはありません。