城戸孝充 展覧会 in長崎 興福寺

1999 回帰 ― 降り立った意識たち・展

7「肉づきの月」一 落下するものを受けとめる器 1999
 シリコン・樹脂・水・塗料・モーター・鋼材・テグス

60X90X400cm


 黒い玉が2個不思護な、コミカルな関係を取りながらゆっくりとモーターによって巻き取られて昇っていく。突然、巻き取られていた糸が一気に緩められ2つの玉は落ちてゆく。ストーンと落ちていく。ぽっちゃ〜と水の中へ落ちていく。ぼたっと漆黒色のシリコンの膜の上へ落ちていく。落ちた玉は各々の跳ね方をし見る人を笑いへと導く。玉はなぜ2個なのだろうか。

城戸孝充 アトリエ展
1999 「肉づきの月」より

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