アナタというキーワード


そんなに純粋に私を見つめて

私は心にレントゲンでも当てられたように

すべてをあらわにさらしている

私は少し微笑んで

ああ、参ったなとつぶやいた

いつからか芽生えた

アナタというキーワードが

今ではもう

身体の隅々にまで行き渡り

私の中にあふれている