小心者の愛情


眠るたびに不安になるのは
私のあまりに小心なる証か

もしかして、目の覚めたとき
一年前の自分に戻ってはいないかと

その頃の自分と今の私に違いはあるのか

いや
ただそこには あなたがいない

この ひと年の大いなる幸せは
もしやはかない夢ではなかったかなどと

この夜も
眠るのが怖くなる