あなたへの真心


無から生まれるものが
この世にあるとするならば
それは心に違いない

本当の真白であった私は
ある時あなたと出会って
確実にそれは生まれた

それは いつの間にか
私の身体の隅々に
満遍となく浸透し
膨張し
今でははち切れんばかりに
充満して・・・

それを無くすことなど
私には、私を失うという
ことなのだ

それを思うだけで
私は 
身体が張り裂けそうになる

何もなかった
私の中に
ある時芽生え
育っていった

あなたへの真心