諦め

一度、大きく燃えた炎が
突然 フッと消える

何度目の炎だったろう
今度は消えたにちがいない

 それは百合ではなく薔薇であった
 それは湖ではなく瀧であった
 それは絵ではなく大空であった

それは どんどん越えていく

遙か彼方に
遙か遠くに