或る詩



ゴロリと寝そべって
外を眺めると

それは電柱の並ぶ風景

12本の電柱が
ポッカリ浮かぶ雲の下で
遠くの空に向かって
背の順番に整頓して並んでいる

再生の感に 少し微笑んで

深い目で
在る詩の情景を思い浮かべる

高校時代の自分と
在る詩の情景を