冬  冬  冬

外は鉛の重い空
序々に明るさ失って
暗く 暗く 沈んでいく

冬である
今は冬

その音楽は
部屋に立ちこめ
細かな 細かな 些細な音が
全身を包む
この身体に この心に

冬  冬  冬

僕はひとりか 炬燵に座り

ただ目を開けるロウ人形