壁に書かれた落書きは
五歳のころの僕の字で
空になったこの家は
幼い僕を映し出す

いやに響く空間に
僕は一幕の終わりを感じる

静まり返った古い家

僕の舞台
僕の舞台

二幕へ・・・二幕へ