目をつぶると
そこは霧の立ちこめる世界でした

僕はその中を一歩一歩前進します

時々霧の切れ目から
私はいくつかの映像を見ることができました

それは・・・

 アンモナイトの這う
 砂と土と深緑の海中で

それは・・・

 マグマの赤さかが目に染みる
 ゴトゴト煮える火山の中で

僕は霧の世界を歩いていきます

そこには僕がいます
何百 何千もの僕が

それでは さようなら
僕は帰ります

僕は霧の世界を抜け出します