酒に酔い

部屋にいて
火で焼く肉の黒く焦げるも心に留まらず
部屋の中
満ちる煙の勢いも意識にあらず

確かに酒の力は偉大です

そのうちに
鈍い視覚に煙りが現れ
鈍い嗅覚に焦げの刺激が襲い
少しは危ない気を出させます

案の定
ホルモン焼は焦げめができて
あまり旨そうには見えないのですが
そんな醜い焦げに肉を
酒の勢いで口に運んで
チューハイなどを飲み込みます
焦げの苦みも感じず、です