Midnight

Midnight

鏡を見ながら
深くついた溜め息

その一呼吸の数秒に
時を経て綴られた想い出の
パチパチと弾けるを見た

Midnight

それは
柑橘系の果物の
指入れ割りし様にも似て

弾けた光は
刺激的なレモン色と
魅惑的な甘酸っぱい香りを・・・・・

それは
暗闇に弾ける
花火の光の・・・・・

Midnight

想い出とは
ただ時の移り変わりであるのだけれど・・・・・

弾けた光は
いつの間にか深夜に溶けて

Midnight

僕の体だけが残っています