白い仮面
見上げた奴だよ君って奴は
そのロウの仮面はどこから手に入れたの冷たく白い無表情なその仮面が、君の性格を表しているよ
どんなことにも顔色ひとつ変えないでいられる君のその顔は
やっぱり仮面だったんだね見上げた奴だよ君って奴は
そのロウの仮面はいつから身につけてるの暖かく黒いあの幼い頃の表情が、君の性格だったはずじゃないか
どんなことにも顔色の変わった君のあの顔は
君の素顔だったはずだよ僕にはわかるさ、君の仮面の下で泣いている、君の素顔が
涙を流し まぶたを腫らし 口元をゆがめ 眉を引きつらせて
赤くなっている君の素顔が、冷たく白く無表情なその仮面の下に
生き続けてるってことを〜それほどに かたくなに 何を守ろうとする〜
鏡に映った君の顔がこちらに向かって問いている
君と瓜二つの僕の顔には、やはり白い仮面が掛けられているその冷たく白い無表情なその顔が、君の素顔にならないために
その堅く握りしめている手のひらを、大きく広げなければならない
そして 伝えなければ ならないその冷たく白い無表情な仮面の下に生き続ける
君の素顔のために