時が経ちました
長い時が
その度々に感じた青春は
「記念写真」の一枚のように
切り抜いた場面のみが残っています

僕の脳裏には
それぞれの印象のみが蓄積し
僕は
今、目前に流れる映像で
確かな時間と生との接点を見つけます

「僕にはこれで十分です」
走り抜けてきた時間
それらはそれぞれに生き
そして
それらはそれぞれに悩ます

貴方のことを忘れたわれではありません
でも ただ

僕にはもう一枚の楽しい写真が残っているんです