仙台市営バスとは
その名の通り仙台市によって運営されている公共交通機関のバス部門です.昭和62年7月15日より地下鉄も開業しました.保有している車両は550両でそこそこの規模を持っているのではないでしょうか.しかしながらバスの車体色はメーカーのサンプルカラーを元にしているため,オリジナルの度合いは低く評判も今ひとつのところがあります.
営業エリアはもちろん仙台市です.しかし仙台市はそのものがとてつもなく広く(太平洋から山形県境まで),その中でも泉区,太白区の一部を除いてほぼ全域と名取市の一部をカバーしています.また仙台市は政令指定都市になる時に隣接する宮城町,秋保町,泉市を合併していますが,仙台市営バスは合併以前よりこの地域を営業エリアとしており一般的な公営バスとは異なりかなり手広く事業を行っていたと言えます(しかも当時からこの地域に営業所を置いていました).また現在は廃止されてしまいましたが,塩釜市,岩沼市にも路線がありました(塩釜には出張所も).また現在は廃止となった定期観光は松島町まで足を延ばしていました.
メジャーな事業者ではないので車両の特徴を紹介します.
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形式は三菱・日デ・いすゞ・日野の4社ともあり,大型・中型ともに前中扉タイプ.
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車両はほとんどがエアサスで最近の新車は全てコーナーリングランプにアイドリングストップを装備した(これを機に仙台市はアイドリングストップのキャンペーンポスターを貼っていますが,当然のことながら非装備車にはありません)ちょっと豪華な仕様(?)
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ハイブリッドは1両だけ1992年に導入されましたが,あとには続いていません.また仙台は東京の方々が想像もつかないほど急な坂が多いため(勾配10%は当たり前),ワンステップ車は導入されましたがノンステップ車については3両が導入されています.
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ギアは直結式がほとんどです.
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寒冷地なので屋根上にはベンチレーターが無く,すっきりしています.
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車内の方はかなり以前から木の板のむき出しではなくマットが敷かれています.
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窓が下部固定タイプになってからは乗務員に"暑い","寒い"を伝えるボタンがついています(使われているのを目撃してませんが...)画像
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運賃箱はバスカード(3種)の自動販売機が一体で地下鉄乗り継ぎ券発行機をつけているものもあり.
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所属営業所(出張所)についてはバスの側面と後部に営業所(出張所)名の最初の漢字1字が窓に記され,各営業所には動物のマークがあり,バスの前面と後部に貼付されています.
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