最近のいずみ

Last Update:2005/6/30

パートタイムアスリートいずみ 5年目に突入!! 


■2005年6月30日(木曜日)
 昨日の疲労が激しい。脚は筋肉痛。先週のレースペースよりは遅かったのに、 なぜこれほどの疲労が出てくるのか理解できない。今週末のレースは、昨日の練習で すでに終わってしまった感じ。歩いていても辛いので、走ることが考えられない。 ジョッグしようという気になれない。今日と明日は休んで、回復を期待し、本番だけ走ろう。

■2005年6月29日(水曜日)
 アンビバレンス練習会に3ヶ月ぶりに参加。走るのは、レース以来だが、 今週末のレースを考えると、少し刺激を入れておく必要があった。週末のレースで 一緒に1500mを走る野澤くんが1000m+300m、600mを走るというので 一緒に走らせてもらった。
 気持ちよく走れれば、いいなぁと思っていたが、自分の体が動かないせいか、 ペースが速く感じられ、1000mは2分36秒8、100mジョッグした後の 300mは42秒9というタイムで、疲労困憊になった。今までだったら何ともない タイムなのに、今日は走り終わった後の疲労がすさまじかった。
 最後の600mも走るかどうかかなりの葛藤があったが、結局走ることにした。 こちらもペースは速くないはずなのに、辛かった。タイムは1分29秒5。1500m を走るペースとしては最適なペースだったが、走り終わった直後に吐いて動けなくなった。 このペースで吐くとは今まででは考えられなかったため、かなりのショックだった。 この3ヶ月の練習量の減少が、こういう結果を招いたのだと思う。完全に野澤くんに 距離をあけられた気がした。

■2005年6月28日(火曜日)


山本さんと
 朝霞台にあるスポーツマッサージ・ナズーへ行った。今日も施術を担当してくれたのは、 中田英寿選手のトレーナー山本さん。2週間前の状態よりは良くなっていたが、レースの 疲れもあり、ハムストリングスは緩めても、なかなか緩みきらない芯のようなものがある と指摘された。鍼をつかうと、かなり緩むと言われたが、鍼をさしたときの鈍い痛みが苦手で、 別の方法で対処してもらい、結局完全には緩まなかった。
 今回は、中殿筋と大腿筋膜張筋のストレッチをした方がよいと指導された。 痛みのあるところしか気にしていなかったが、痛みを感じていないところを押しても 痛みが出てくる。痛みを感じないのは、相対的に痛みの強いところを強く感じているだけで、 実際はいろいろなところに痛みが出ている。
 痛みを本当に取りたいのであれば、鍼でも何でも我慢する必要があった。次回は、 鍼をやってもらおうと思っているが、山本さんは、来週以降の予定は未定。ひょっとすると イタリアへ戻ってしまうかもしれない。今回の施術で鍼をやってもらえばよかった。 後悔先に立たず・・・

■2005年6月27日(月曜日)
 2日間の疲労がかなりある。ハムストリングスは痛みもあり、かなりの疲労。 走ろうという気分にはなれない。土曜の予選を走っただけでこの疲れが 出ていたら、昨日は準決勝で終わっていたかもしれない。そう考えると 昨日は本当によく走れた。しかし、今週もまだレースが残っている。この状態では なかなか厳しい。なんとか疲労が抜ければよいが・・・

■2005年6月26日(日曜日)
 神奈川県選手権2日目。800mは準決勝と決勝。梅雨なのに、今日もよく晴れて 気温が上がり、日にあったっていると疲れそうなので、ウォーミングアップも他の 選手よりもかなり少なくし、あまり動かなかった。今回は決勝で6位に入って、 関東選手権の出場権を得ることが目標なので、決勝で走れる体力を温存しながら、 準決勝を勝ち抜くことを考えていた。
 準決勝は2着までに入るか、2着以降タイムのいい選手2名が決勝進出。 自分の組は、決勝に残れそうな選手が4人いたので、なかなか厳しい組だった。
 1周目から東海大学の選手がいいペースで引っ張ってくれ、自分はずっと2番手で のほほんと走り、最後の100mだけ先頭に出て、そのままトップでゴールしてしまった。 タイムは1分55秒88。走ってみると、簡単に通過でき、タイムは全体のトップだった。 疲労はまったくなく、このまま行けば、決勝6位というのは確保できたと思った。
 決勝は、昨年の優勝者が、昨年と同じように、スタートから引っ張り、自分は準決勝 と同様、2番手でついていくだけの展開。後半はペースアップされ、少しずつ離されたが、 残りの100mでも2番手は確保して走っていた。残り50mくらいから失速し始め、 ゴール前30mほどで3人にかわされ、5位でゴール。タイムは1分54秒61。
 目標は達成でき、目標通りの走りしかできず、予選と準決勝の走りからすれば、 残念な結果だった。しかし、この1ヶ月半は、ほとんど走っていなかったのだから、 よくこれだけ走れたと思う。来週は1500m。800mよりも持久力が必要になってくる。 走っていないとどれだけ辛くなるのか、実感することになるだろう・・・ 

■2005年6月25日(土曜日)
 神奈川県選手権初日。今日は800mの予選のみ。場所が平塚で、競技場までは 車。渋滞だらけで競技場まで2時間40分かかった。走る前から疲れた。
 予選は7組あり、各組上位3着と4着以降タイムのいい選手3人が準決勝へ進出。 この1ヶ月間は、数えるほどしか走っていないので、適当に先頭について、最後の100m だけペースを上げて3着までに入ればいいと思っていた。
 どの組みも、あまり動きは良くなくタイムも遅かったので、どうにかなると思っていたが、 自分の組だけ、1周目から速く、400m通過が56秒。なかなかいいペースで、自分は4番手 通過。後半は先頭のペースが落ちてきたので、少しずつ順位を上げ、残り100mで 予定通りペースを上げることができた。かなりきつく感じたが、後ろはついてくることもなく、 トップでゴール。タイムは1分56秒36。終わってみればタイムは全体のトップ。
 予選のタイムなのであまり当てにはならないが、なんとか決勝に進んで6位には入れる だろうという手応えは感じた。

■2005年6月24日(金曜日)
 大学院の1学期がほぼ終了した。10回の授業で1単位ということだが、なぜか 11回授業をする科目もあり、来週授業が一つ残っている。来週からは試験期間。 しかし、試験は一つもなく、すべての授業がレポート課題で試験のかわりとなった。 1つの授業で3人の先生が担当した科目は、3人分のレポートがあり、なかなかつらい。 合計7つのレポートをあと2週間くらいで。完成させなければならない。この2週間 は土日に試合が入っているので、計画的にやっていかないと大変なことになりそう・・・ 

■2005年6月23日(木曜日)
 地球温暖化ということをよく耳にするが、国立環境研究所の調査を整理した内容 では、この温暖化は明らかに人為的で、いろいろなところに悪影響が出るということだった。 影響として、単純に考えられるのは、低緯度地方はさらに気温が上がり、穀物の生産は 低下し、砂漠も広がっていくということ。逆にツンドラなどのある高緯度地方は、 穀物の生産などができるようになり喜ぶかもしれない。
 大きな原因の一つに二酸化炭素が言われているが、これを排出しているのが先進国なので、 先進国の流れは二酸化炭素の排出をおさえようという方向に動きはじめたが、二酸化炭素の 排出の最も多いとされるアメリカがその動きに同調していないのがとても気がかり。どういう 理由で同調しないのかはわからないが、国益というものなのだろう。なんとかならないものか。
 地球には氷河期の時代があり、その頃の地球の平均気温は、今よりも4〜5度低かったという。 どうやって調べたのかわからないが、そうらしい。氷河期というくらいなので、その頃の気温は 0度より低いのかと思っていたが、今と比べてたった4〜5度。地球はこの100年で 平均気温が0.6度上昇したと言われている。この上昇の傾きが更に加速するようになると、 地球は氷河期とは違った、別の状態を体験することになるのかもしれない。

■2005年6月22日(水曜日)
 先週購入したバイオブリーズを使って、呼吸筋を鍛えるため毎日これを口にしている。 初めは、負荷の一番小さいところから始め、1日2回(朝と晩)、30呼吸を目標に すると、説明書には書いてある。息をはくのは簡単だが、吸い込むときに負荷があって、 なかなか一気に吸い込めない。説明書の通りにやってみようとしたが、まず30呼吸も できない。続けて呼吸ができるのがせいぜい4,5回。回数だけでもクリアーしようと 思って、休憩しながらやっても合計10回くらいで、気持ち悪くて吐きそうになってくる。 それだけ呼吸筋は鍛え甲斐があるのか、いまのところ、全く使いこなせていない。手軽に できると思って買ってみたが、毎回吐き気を伴うとなると、あまり手軽ではない。本当に 30回に達するようになるのだろうか・・・とにかく継続しかない。 

■2005年6月21日(火曜日)
 運動をするときに、コーチからアドバイスを受け、意識するところを変えて、 運動してみるということはよくあるが、本当に意識をしたところが改善されているか どうか映像などからその動きについて分析してみると、実は改善されていないことが 多いということを知った。
 目にしたデータは、走りの意識で、例えば、腿を高く上げる、脚が流れないように する、脚の振り下ろしを速くするというような意識の違いで、どのように変化するか というものだったが、それぞれの意識の違いでは、意識したところの改善はほとんどなく、 かえって別の部分に変化が現れてしまい、走りとしては、逆に悪くなる場合が多かった。
 これが事実だとすると、運動を指導する人の言葉というのは、考えている以上に 責任重大なのではないかと思った。ある部分を改善させたいと思って指導し選手が 意識をしても、意図したことが実際にはできないということになるし、選手が 意識する部分のとらえ方もそれぞれ違うとすれば、指導はさらに難しい。 指導者は人によって言葉をうまく使い分け、意図する動きに持っていかなければならない。 選手とは感覚で話しあい、信頼関係がないと動作を改善するということはできないのかなぁと 思った。

■2005年6月20日(月曜日)
 ウエイトリフティングの選手にクリーンの動作について指導してもらった。 最近ずっとウエイトリフティングのトレーニングに関わっていて、メニューを 組むのに、実際の動作をやってみる必要が出てきたのでちょうどよかった。
 ウエイトリフティングというと一般に瞬発系の競技という認識だが、練習時間は けっこう長く、技術系の練習が多いので、ある程度持久力がないとやっていけない。 試合でもウォーミングアップしてスナッチとジャークの競技をすると、かなりの本数を あげなければならず、やっぱりある程度持久力のいる競技なのではないかと考える ようになった。陸上の100mの選手であれば、走る距離は少なく、練習時間も 比較的短いが、水泳のスプリントの選手は1日10q以上泳いでいるというのも練習の 内容としてはウエイトリフティングに似ているような気がする。
 指導してもらってわかったことは、ウエイトリフティングは、技術があると、 力がなくてもある程度上げられるということ。しっかりしたフォームができあがると、 重い重量でも、比較的軽く上がるという。調子のいいときは、同じ重量でも重さの 感じ方が全く違うと言っていた。調子の悪いときは、無理矢理力で上げようとしている ことが多いらしい。
 普段は両手両脚を同じ方向で使う運動をしていないので、指導されてもなかなか意識 できないところがあり、軽く上がるという感覚はない。少しずつ練習して、その感覚 をつかめるようになりたい。

■2005年6月19日(日曜日)
 昨日の練習の影響で大腿部の後面が筋肉痛。今までだったら何でもない強度の 練習だったのに、1ヶ月まともに負荷をかけていないと、こんな風になってしまう。 来週からレースが始まるが、このままだと初日は走れるけど、2日目は動かない 可能性もある。今からどうにかしようと思っても残り1週間ではどうすることもできない ので、とにかく運動をできるだけ毎日続けて本番に臨むしかない。
 大学院も1学期は残り2週間。そろそろ試験やレポートの課題の発表がある。 運動を第1優先にやっていきたいところだが、こちらがどうにもならないと走るという わけにはいかなくなる。気分としては全く晴れない状況で、どれだけ頑張れるだろうか。

■2005年6月18日(土曜日)
 1ヶ月ぶりに、まともなトラック練習。メニューは600m+400m+300mを 2セット。体育学校1年目の若い選手と一緒に走った。ハムストリングスの痛みは今日は あまりなく、調子はよかった。
 ずっと走っていなかったこともあり、前半はただ後ろをついて走るだけ。1セット目は 200mを30秒のペース。このペースでも心肺機能にはかなりの負担がかかり、1ヶ月 走っていないとどれほどきついかということがよくわかった。
 2セット目は、少しペースを上げ、最終的には100mを14秒のペースまで上げることが できた。タイムとしてはたいしたことはないが、最後は吐きそうになり、かなり追い込んで しまった。思ったよりも走れたという感覚で、自分では練習内容としては満足。 練習に参加させてもらった甲斐があった。 

■2005年6月17日(金曜日)


イギリスの製品らしいです
 パワーブリーズというものを購入した。これは呼吸をするときに使う筋肉を強化 するもので、マウスピースの部分を口にくわえて、呼吸をするというもの。 息をはくときは何の抵抗もなく簡単にはくことができるが、吸うときには かなりの抵抗があり、なかなか思うように吸い込めない。
 使った人の話では、2週間くらいで運動しているときの呼吸が楽になっている ような気がするということだった。職場では一部の人で盛りあがり10人くらいが 一気に購入した。1日2回たった30呼吸をすればいいというだけなので、 最近は練習ができず、呼吸循環器系に刺激を与えられないので、こういうもので 負荷を補うのも一つのやり方ではないかと思う。

■2005年6月16日(木曜日)
 中村天風氏の話を大学の先生から聞いた。彼は肺結核になり、これを直すために世界中を 回った人で、最後にヒマラヤの山奥にたどり着き、師匠とする人に出会った。
 ヒマラヤで修行をするものの肺結核は治らず、なぜ治らないのかと考えているときに、 師匠から呼ばれ、師匠は犬を捕まえてきて犬の手かしっぽにナイフをさして傷つけたという。 さらに天風に手を出すように言い、手を出したとたんナイフで傷をつけて、傷を自分で 直せと言った。
 1週間後また師匠に呼ばれて行ってみると、傷つけられた犬はすでにすでに傷が治っていて、 天風は全く治っていなかった。なぜ傷が治らなかったかというと、1週間傷をかばい、 傷のことを気にしながら生活してきたからで、これが犬よりも自然治癒力を劣らせた ということだった。犬も人も自然治癒力に差があるはずがない。病気のことが常に頭から 離れなかったため病気の治りを遅くているということだった。結局、マイナス思考 では治るものも治らない。
 自分に当てはめてみても、脚の痛みが常にあり、1ヶ月以上ずっと気にして生活している。 また今日も痛いというように毎朝起きるときに脚の痛みを確認してしまっている。この話を 聞いて、自分も常にマイナス思考だったと反省した。先生からは、もっと人間の治癒能力を 信用して、痛みのことはあまり気にせず、常に治ると思うようにしたらいいのではないかと 言われた。その通りだと思う。自分を悪くするような思考はできるだけせず、積極的な ことに集中していきたい。

■2005年6月15日(水曜日)
 学校へ通うのにいつも高速道路を利用し、常に緊張しながらかなりのスピードで 走っているが、もっとスピードを落とせば落ち着いて走れるのではないかと考え、 制限速度とされる時速80kmでずっと走行してみた。
 周りの車からは遅いと思われ、どんどん抜かれ、いつもよりは10〜15分くらいは 余分に時間がかかるが、それを気にしなければ、速いスピードよりも緊張感は緩和され、、 ガソリンの消費はいつもより少なく走れることがわかった。
 時間の節約を取るか、お金の節約とリラックス感を取るかという選択。速度が遅ければ、 それだけぶつかったときの衝撃は少ないし(高速道路ではあまり変わらないかも しれないが・・・)、安全運転ができそうなので、今のところゆっくり走った方が良いような 気がしている。車への負担もこちらの方が良いはず。
 これからは、あまり張り切らず、肩の力を抜いて、少々時間がかかっても焦らず ゆっくり行こうと思う。

■2005年6月14日(火曜日)
 両脚の後ろ側(ハムストリングス)の痛みがだんだん強くなってきてあまりいい 状態ではなかったので、2年ぶりに朝霞台駅前にあるスポーツ・マッサージ店へ行った。
 担当の人は、若くてハキハキして手際が良かった。最初にマッサージで筋の状態を 見て、その後、筋力チェック、CompexSportという機器をつかった低周波を入れ、 最後に身体調整の方法を教えてくれた。
 指摘されたことは、骨盤が前傾しているためハムストリングスが引っ張られている ということ。そして、大腿四頭筋、腸腰筋など大腿前面のトレーニングをしているためか、 これらの筋の柔軟性がなく腸骨を引っ張っているため、骨盤が前傾し、ハムストリングスが 引っ張られて痛みが出ているのではないかということだった。
 大腿前面が弱いと思ってほぼ毎日刺激を入れていたのが、原因の一つかもしれない。 ストレッチや骨盤を後傾させる運動などをいれると緩和するかもしれないということで、 2週間くらい様子を見ることになった。
 施術が終わった後、施術代を支払うときに、受付の人から、担当の人が今月いっぱいで いなくなってしまうことを告げられた。話をよく聞いてみると今回自分を担当してくれた 人は、サッカーの中田英寿のパーソナルトレーナーをしていて、今は彼の所属する フィオレンティーナのチームトレーナーもしているという山本孝浩さんという方だった。 今はシーズンオフで日本に来ていて、また来月からはイタリアへ戻るため、施術ができるのは 今月いっぱいということだった。
 本当に手際が良く、施術を受けていても気持ちよかったが、どういう人かということを 知るとさらに良くなったような気がしてくる。実際は、そんな単純なものではないが、 とても的確な指導をしてくれ、さすがプロだなぁと思った。

■2005年6月13日(月曜日)
 日中は暑くなってきたが、夕方は涼しく、午後7時くらいになっても、まだ空は明るい。 過ごしやすい夕方になってきた。サマータイムの制度を導入したら、もっと 明るい時間を楽しめるのではないかと、ふと思った。
 ヨーロッパではサマータイムの制度が導入され、緯度が高いこともあって、夜遅くまで 日が出ていて、多くの人が明るい時間を活用して楽しんでいた。フィンランドでは子供が 12時近くまで外で遊んでいるという極端すぎる状況も見たが、仕事や学校が終わっても 日が出ていて自分たちの時間を持つことができると、精神的にとても落ち着いた生活が できるのではないかと思う。日本では議論されてもなかなか実施には至らない。ぜひ サマータイムを取り入れて欲しい。

■2005年6月12日(日曜日)


ゴール前







みんなで記念撮影
 東京都立中野養護学校の生徒さんの伴走として、東京シティーロードレースに 参加した。養護学校に勤めている先生がたまたまアンビバレンスのメンバーで、 ボランティアを募ったことから、アンビバレンスのメンバーが大勢この大会に 参加することとなった。
 生徒さんたちの大半は、初めての大会出場らしく、この大会へ向けて、半年間 長距離のトレーニングをしてきたという。自分たちは、生徒さんたちの、横を 走りながら、必要な時にアドバイスなどをするということで、スタートラインにならんだ。
 この大会は、日比谷公園から国立競技場までの10kmを走り、車いす、知的障害者、 視覚障害者、一般競技者など、約5000人の人たちが参加した。スタートラインに ならぶのに、スタート30分前からならばなければならず、スタートまでずっと 立って待つしかなく、ウォーミングアップもあまり意味をなさなかった。
 スタートをしても先頭からは離れたところに待機しているためスタートラインへ 行くまでにいくらか時間がかかり、スタートラインを過ぎても大勢の人が走っている ため、思い通りにスピードを上げることができず、蛇行して走るしかなかった。
 一緒に走った生徒さんとは会話をすることが難しく、こちらから一方的に話しかける しかなかったが、話すことはわかってくれて、いくらかアドバイスをしながら走れた。
 今回のレースはちょうど東京国際マラソンの最後の10kmの部分ということで、 ゴールまで比較的上り坂が多く、前半の平坦なところをいかに短い時間で行って、 後半粘るかというところがポイントだった。生徒さんの目標は自己ベストの52分台 を切ることだったが、5kmの通過が22分台ということで、かなり後半はペース ダウンしても自己ベストが狙える走りができていた。後半は坂の影響もあり、 5分/km以上かかったが、なんとか頑張りきり、47分台でゴールできた。本人よりも ご両親のほうが、5分近くのベスト更新に興奮されていた。本人は淡々として、 少し嬉しそうな顔をする程度だったが、楽しかったと言ってくれ、伴走した 甲斐があったと思った。
 今回のレースはただ走るということだけでなく、いろいろな思いが込められた レースだった。今までで一番多くのことを学んだレースだったように思う。
 レース中、何人か道路上や競技場内で倒れているのを見た。東京の気温は 29.8度まで上がり、このレースでは21人が熱中症になり5人が命には別状はないが 重症だったらしい。かなり過酷なレース条件のなか、5分近くベストを更新する というのは、本当にすばらしいことだと思う。みなさん本当にお疲れさまでした。

■2005年6月11日(土曜日)
 大学院への通学で1週間のうち大半は自分が車を使うため、妻の買い物が 大変なので、子供を乗せるのにふさわしい買い物のできる自転車を購入した。 妻は何度か自転車屋へ行き、店員さんにいろいろと相談していたらしく、 先週までに買う自転車も決まって支払いも済ませてあった。今日はただ自転車を 取りに行くだけだったが、妻は店員さんと話をしているうちに2つもサービスを 引き出したのには驚いた。一つは、後輪側に子供の足が挟まらないようにするネット、 もう一つは、自転車に備え付けになっている鍵とは別のワイヤーの鍵。最近は、 官舎で新品の自転車がちょくちょく盗まれると聞く。知り合いは引っ越してきてすぐ 新品の自転車を2台とも盗まれた。普通の鍵に加えて、ワイヤーの鍵の存在は大きい。 ワイヤーの鍵も買えば、いくらかかかるのに、余っているのがありますからと 店員さんは持ってきてくれた。当然新品。値切ったりおまけをもらったり ということができると買い物をしたなぁという気分にもなり楽しい。

■2005年6月10日(金曜日)
 だんだん夏らしい気温になってきた。汗をよくかくようになり、汗をかく 度に着替えなければならないのが面倒くさい。しかし汗をかくというのは、 人間の正常な反応で、暑いのに汗をかかないと人間は体温調節ができなくなり、 最終的には死に至ってしまう。
 人間は体重の2%の水分がなくなると、5〜10%パフォーマンスが落ちるという。 運動中に水分を取るというのは、どんどん汗をかけるように(体温調節ができるように) という意味が第1らしい。エネルギーやミネラルの補給というのは次に考えることで、 どちらもかなえようとするとスポーツドリンクを水でうすめたようなものを摂取しなければ ならないことになる。
 汗によって多くのビタミンやミネラルが体外に排出されてしまうが、汗をかくことに 慣れている運動選手は汗に含まれるミネラルもうすく、混ざりけが少なく水分の多い ものになるという。人間の適応というのはうまくできていると思う。

■2005年6月9日(木曜日)
 同じ母親から生まれてきた兄弟のマウスを観察すると、常に運動をするマウスと 全く運動をしないマウスがいるらしい。生まれたときから老人になるまで、毎日運動の 状態をチェックすると、運動をするマウスは、生まれてから年を取るまでずっと 運動をし続け、運動をしないマウスは年を取るまで運動をしないという。これらのことから もともと動くのが好きなマウスと嫌いなマウスがいて、どうやら遺伝子に原因があるのでは ないかということが研究者の間では議論されている。
 もともと動くことを好まない遺伝子があるとすると、その人に運動をさせようとしても 当然やりたがらないし、継続はできないことになる。もともと動かないことをわかって、 運動をさせるというのは難しい。今はまだ確認されていないことなので、どの人にも運動は 体にいいのでやりましょうと言っているが、将来はそのようなことが言えない世の中に なってくるかもしれない。

■2005年6月8日(水曜日)
 スポーツ栄養を研究されているZAVASの杉浦克己氏の講演を聴いた。 今回の講演内容は、スポーツ栄養の基礎的なことが多く、ほとんど知っている 内容だったが、杉浦氏の指導した選手の話やアテネオリンピックでのエピソードなど 興味ある話もあった。
 運動をするときの水分補給に関する話は興味深かった。よくスポーツドリンクを薄めて 飲むように言われるが、通常のスポーツドリンクは、体液と等しい浸透圧(アイソトニック)に 調整されているらしく、運動すると胃も水分を吸収するので濃縮され、そのままでは、 実際は吸収がわるいということだった。そのため、運動中に補給するドリンクは、 体液より低い浸透圧(ハイポトニック)であることが必須条件になるので、一般の スポーツドリンクを利用する場合は水で薄めた方がいいということになる。そのため 最近ではハイポトニック飲料なるものも市販されるようになったようだ。なるほど、と思った。

■2005年6月7日(火曜日)
 航空自衛隊の英語検定として、TOEICを受験。TOEICは Test of English for International Communicationの略称。普段何の略称なのか、 忘れているが、受験の度に、毎回認識させられる。
 テストはリスニングが100問45分、リーディングが100問75分という 構成。合計2時間もあるが。毎回時間が足りなくて困っている。
 試験開始直後のリスニングは、頑張ろうという気持ちがあり、かなり集中して 聞くことができるため、結構聞き取れた。今回は調子がいいかもしれないと思ったが、 いったんわからない単語が出てきて文章の意味がわからなくなると、その後の問題は 急に聞き取れなくなり、集中力も切れた。45分のリスニングが終わったら、 すでにかなりの疲労。
 リーディングは自信を持って答えられたのは、2割くらいで、残りはほとんど わからなかった。残り15分になって、まだ50問くらい解答していないという 状態で、まったく時間が足りなかった。試験は4択のマークシートなので、 わからなくても適当に選択すれば解答ができ、最後は適当にマークするしかなかった。
 毎回990点満点中500点を越えるくらいの点数を取っているが、自信をもって 解答しているのは2割くらいで、残りはカンということになる。これで、本当に 英語のコミュニケーション能力の評価ができるのだろうか?受験の度に考えてしまう。

■2005年6月6日(月曜日)
 最近は寝不足で通学の行き帰りの高速道路での眠気が自分の中で大きな問題になっている。 今のところ、大声でなにか歌を歌うと比較的目がさえやすいという傾向がある。 眠気防止のガムや食べ物を食べるということは、なかなか眠気防止にはなってくれない。
 今日は帰りがけの外環で事故を目撃した。2台が衝突したようで、2台は30m程離れ、 1台は前面がつぶれ、もう1台は、天井がつぶれフロントも割れてしまっていた。どんな ふうにぶつかったかわからないが、天井がつぶれているということは回転をした のかもしれない。
 この事故を見たのは、事故の直後だったようで、道路公団のパトロールカーがちょうど 到着するところだった。それぞれのドライバーが車の外には出てきていたので、たぶん 命は大丈夫だったと思う。気を抜けば、このような事故になりかねない。眠気に打ち勝ち、 とにかく安全運転でいこうと改めて思った。

■2005年6月5日(日曜日)
 1日中スポーツと栄養に関する英語の論文と格闘。内容はZMAという主に亜鉛、 マグネシウム、ビタミンB6を含んだサプリメントを摂取すると、運動をしている男性に どのような効果が現れるかという実験についての結果と考察。この研究以前にされた 研究では効果があるとしている論文があったが、この研究では結局特に効果はない という結果になった。効果がないという結果も大事な結果だが、訳していて損した気分に なってしまった。
 英語の論文は、初めの緒言の部分を訳すのに苦労し、実験の対象者、方法、結果までは それほど難しくなく、最後の考察でまた苦労するという感じだった。何度か繰り返される キーワードをおさえれば思ったよりもスムーズに読み進められることがわかり、 たった一つの論文を読んだだけだが少し自信がついた。

■2005年6月4日(土曜日)


桜新町サザエさん通り
 世田谷にある日体大でトレーニングカンファレンスが開かれ参加した。 内容は「コーディネーショントレーニング」。簡単にいえば、リズムやバランスを とるための運動をどうするかということ。
 ドイツの子供たちの行っているトレーニングのビデオを見たが、彼らは、1つの 運動をする間に別の運動をしていた。例えば、右手でお手玉をしながら左手でラケットを 持ってボールをトスするという感じ。ある運動をしている間に別のこともやるという サーカスのような動きをしていて、彼らの器用さに驚いた。こういった下積みがあって、 テニスやサッカーですばらしい選手を輩出しているのだと思った。
 今回は概念的な話ばかりで具体的なことが何もなく、ディスカッションの部分でも同じように 具体的な話までおよばず、少し期待はずれで残念だった。結局具体的なことは自分で考える しかないようだ。 

■2005年6月3日(金曜日)
 ケニアの長距離選手がなぜ効率よく走れ、すばらしい記録を出しているのか? ということを研究した話を聞いた。研究した人はヨーロッパの人らしいが、 ヨーロッパの選手とケニアの選手を比べた実験をいろいろとしてみて、わかったことは、 栄養の摂取状態、筋力や持久力などにはほとんど差がないということだった。唯一差が あったのは、膝から下の体積がケニアの選手の方が明らかに小さいということだった。 結論は膝から下の体積の差。そんな簡単なことなのか?と思った。
 確かに足の先の方が重いと、脚は回転しづらく、無駄に力を使っているような気がする。 膝から下が細いことが、長距離では疲れにくい体の第1条件となると、日本人は 膝から下は太そうなので、最初から不利な感じがする。こんなハンディにも負けず、 日本代表選手には頑張って欲しい。

■2005年6月2日(木曜日)
 肥満の問題になると運動という言葉がよくでてくる。運動をしなければいけない ということはわかっていて、何とか受け入れようとしてみるが、継続して実戦できない というのが一般的な傾向。こんなことを考えなければならないのは、人間くらい。 動物は、自分の命に関わる時以外には動くことはあまりない。つまり、自分の食べ物を 探す時と敵から身を守る時くらい。人間は自分の命に関わる時を除いても動か なければならず、面倒な生き物なのかもしれない。
 手軽にでき、運動自体が楽しければ、運動を継続する可能性もあるのだろうが、 運動を初めからやらないものとして考えている人にやってもらうのは難しい。
 最近は、代替医療や相補医療という言葉が出てきて、病院での医療によらない 治療や予防をしようということが発達し始め、アメリカではかなりメジャーな 考えになってきている。そのなかに運動というものを含められる。運動をしない という人は、こういう代替医療的なもので病気を未然に予防すれば、運動を 無理にやらなくてもいいのではないかと思う。

■2005年6月1日(水曜日)
 昨日の施術の効果がなんとなく現れた。日曜からやっている学校の課題を 相変わらず引きずって生活しているので、昨日の睡眠時間は4時間。いつもだったら、 朝起きるときに、眠さで目が痛くて目が開けられないのだが、今朝は、目覚めがよく、 眠気もなかった。よくわからないけど、眠れた。体の痛みは局部的にはあるが、全体的 には緩和しているような気がし、動きはいい。体の状態は良い方向へ動きだしている。 信じる者は救われる?のかも・・・



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