最近のいずみ

Last Update:2006/12/31

パートタイムアスリートいずみ 7年目に突入!! 


■2006年12月31日(日曜日)
 夜中の2時ごろに子供が発熱し、朝になっても熱は下がらず、自分の 受診もかねて子供と救急医療センターへ行った。
 病院の先生は、我が校の医務室の医師が事務的な対応しかしてくれないのと 比べ、とても丁寧に対応してくれくるので、対応の違いに驚いた。人と人との 関係なので、丁寧な対応は気持ちが良いし、信頼にもつながるように思う。
 診察の結果、今までの経過からすれば、内臓に炎症が続いているのではないか ということで、今まで通りの薬に加えて、胃の状態を調整する薬を飲んで経過を 見ることになった。子供も、発熱だけなので薬を飲んで経過を見ることしか できないようだった。
 子供は、年末になると必ず体調が悪くなる。生まれた年を除いて3年連続。 毎年同じ時期になるというのが気になる。何か目に見えない力が動いている のだろうか・・・?

■2006年12月30日(土曜日)
 体の状態は、正常になったと思っていたが、食後に胸やけが激しく、 食べたものが、胃から腸へなかなか移動しない感覚があった。昼に食べた ものが夜になっても胃にとどまっている感じで、食欲はなく、夕食は、 リンゴをかじる程度で食事らしい食事はしなかった。医務室でもらった 薬は飲んでいるが、なんだか効き目がない。困った・・・

■2006年12月29日(金曜日)
 子供が妻の言うことを全く聞かないので、妻は怒り出し、子供も意地を張るように よけいに話を聞かなくなってしまった。子供は親の鏡という言葉があるが、親の 心の状態が子供にそのまま現れる。妻に「そんなに怒るな」と言うと、妻はさらに 怒りだし、火に油を注いだ状態になってしまった。とにかく、妻と子供を引き離し 子供をなだめた。子供が落ち着いたところで、「お母さん、ごめんなさい。もう 怒らないでね。」と言わせようとしたが、口ごもってなかなか言い出せなかった。 妻の方が「さっきはごめんね。」と言ったところで、子供からも小さな声で 「ごめんなさい」という言葉が出て、抱き合うことで仲直りできた。
 腹の立つことはいくらでもあるだろうが、一緒に生活していくのだから、 一呼吸おいて、気持ちを落ち着ける心の余裕が必要だと思った。

■2006年12月28日(木曜日)
 昨日は、家に帰った後、夕食前に風呂に入り、夕食を待つ間少し寝ようと思い、 横になったら、そのまま深い眠りに入ってしまった。妻は、夕食を始める時に 起こしたようだが、全く反応がなかったらしい。気が付いたのは、23時過ぎで、 寒気と吐き気に襲われ最悪な状態だったので、そのまま温かくしてまた床に就いた。
 今朝になっても何となく吐き気があり、食欲もなく、朝食はパンを少しかじって スープを飲むだけだった。今日までが出勤なので、出勤時間には職場へ行ったが、 頭は冴えずボーっとして、昼食も食べられなかった。
 午後から医務室へ行き、体温を測ったら37.3度で、だるさはの原因がわかった。 医師からは、はっきりした診断は聞けず、吐き気を押さえる薬、熱を下げる 薬と胃薬をもらい、指示通り吐き気を押さえる薬を飲んで、安静にしたところ、 1時間ほどで吐き気はすっかり治まり食欲が出てきた。
 修論は、1日全く進まず、気持ちは落ち込んだが、健康を最優先しないと 終わるものも終わらなくなってしまう。とにかく今日も早く寝よう。

■2006年12月27日(水曜日)


学生舎(2号舎)解体中
 昨夜は結局一睡もせずやり通し、朝6時過ぎにはつくばへ向かった。指導教官の ところへ指導受けにいくのは勇気がいる。教官と話をしてしまえば、なんでもないこと だとわかるが、行くまでがとても緊張する。試合に臨む心境と一緒なのかもしれない。
 10日前は、卒業は難しいかもしれないとコメントをいただいたが、今回は、なんとか なるかもしれないというコメントをいただくことができた。書いている論文を行きの電車 の中で読み返してみたところ、昨夜一生懸命やったという達成感があった割には、 内容は粗末なことがわかり、今日もかなり厳しいコメントをもらうと思っていたので、 教官のコメントにホッとした。まだ安全圏ではないが、少なくとも10日前よりは進歩した。

■2006年12月26日(火曜日)
 昨日よりは、頭が冴え、1日中論文作成に集中できた。少し進展して、 出口への一歩を踏み出した感じ。気分が落ち着き、自信も取り戻した。 明日は、今できあがっているところまでの報告が待っている。いつこの リズムが崩れるかわからないので、やれるところまで寝ずにやるしかない。

■2006年12月25日(月曜日)
 あっという間に1日が終わり、昨日からやってきたことに進展がなく、 1日何をしてきたのだろう?と落ち込む。前進あるのみだが、闇雲に 前進しているようだ。もう少し、頭の中を整理しなければならない。

■2006年12月24日(日曜日)
 全国高校駅伝の男子を途中から見た。この番組を見ると、年末だなぁと 思う。見始めたのは3区からで、世羅高校が先頭を走っていた。注目は、 自分の地元の豊川工業で、昨年3位ということもあり、優勝候補とされて いたが、どうやら前半で遅れたようだった。
 後半は、世羅高校にとって完璧な展開となり、他校は全くその順位を脅かす ことができなかった。かわりに3位争いがおもしろかった。前半出遅れた、 西脇工業、九州学院、豊川工業の争いとなり、最終的に豊川工業が 2年連続3位となった。佐久長聖は前半で大きく遅れたが、3区で20人抜き をするなど、最終的には、6位に食い込んできた。やっぱり実力のあるチームは、 最終的には上位に来るのだなぁと思った。しかし上位のチームがすごいだけでなく、 30位までのチームがが2時間10分を切るというとてつもないレベルだった。 自分が高校生だった15年ほど前には考えられないレベルになっている。また、 上位の学校では、短い区間に1年生がエントリーされ、その1年生が、まずまずの 走りをしていたのが印象的だった。彼らが1年後、2年後にまたすごい選手として 戻ってくるのだろうと思った。
 1位の世羅高校と2位の仙台育英高校は、アフリカの留学生の存在がやっぱり 大きかった。留学生のいない豊川工業は、その中で良く健闘したと思う。

■2006年12月23日(土曜日)


学生は冬季休暇に入りました
 昨日までの天気とは違い、今日は、とても温かく運動日和。こんな日に部屋に こもっているのは、体に悪いのではないかと思った。
 相変わらず、頭はフラフラしながら、数字とにらめっこ。夕方、職場の2人の 先生がこちらの様子を見に来てくれた。2人の先生も修士論文を書いたときには、 ずいぶん追い込まれたという話をしていた。一人の先生は、論文を提出した直後に、 車をぶつけたということで、やっぱり睡眠時間はかなり削っていたようだ。とにかく やるしかない。それだけ。

■2006年12月22日(金曜日)
 最近は、徹夜を避け、睡眠時間を3〜4時間確保しながら、なんとか生きている。 目を閉じると、ふらっと倒れそうになることが多く、自分が自分の中にいないような 気分になる。自分の体と、自分が存在するという感覚がなんだかずれている。よく わからないことを書いているが、1日の3分の1は睡眠をするのだから、それだけ 重要なことを削って生活しているということなのだろう。

■2006年12月21日(木曜日)
 夜中に起きていると、少し音が欲しくなる。そこでラジオかテレビをつけることに なるが、テレビの深夜放送は、通販番組が多く、その中でもダイエットを売りにした 商品が目立つ。一時期は、EMSマシーンが話題になっていたが、今は、揺れる機械の 上に乗ってバランスをとるというマシーンが目立つ。それぞれの機械で、モニターが 体重やウエストなどを測り、使用後は数値が減ったという結果で締めくくられて いる。
 それらの結果は機械の効果なのかもしれないが、その機械を使わなくても、少し 時間を作って、自分で体を揺すったり、片足で立ってバランスを取るような運動を 継続すれば、似たような結果が出るんじゃないかと思えてくる。運動を行わない かわりに、機械に動かされて、ただ受け身の状態で揺られているというのが、 人間らしくなく、本当にそれでいいのか?と思う。自分でできることを何でも 機械にさせようした結果が、科学の発達につながり、人を怠けさせることになった というのは、なんとも皮肉な結果だ。

■2006年12月20日(水曜日)
 地元岡崎で、ホームレス殺人事件が起こり中学生が逮捕された。ニュースによれば、 中学生4人での犯行らしい。殺人事件の前後にも、お年寄りが襲われる事件が何件か 続いているということで、これに関しても彼らの犯行が疑われている。犯行当時の 年齢によって、その後の処置が違ってくるということで、法律はそれでいいのか? という話題が出ていた。法律をいじってもその場しのぎのような気がして、犯罪の 防止につながるようには思えない。大事なのは、小さい頃からの教育なのだと思う。 生まれたときには、犯罪を犯すような性質はなかったはず。道を誤りそうな時に、 きちんとした道へ導く人が身近にいなかったということなのだろうか?まずは、 親が自分の子供にきちんと社会のルールを教えることが大切で、自分の子供の 教育には責任を持たなければならないと思った。

■2006年12月19日(火曜日)
 陸上部の学生に、スポーツ科学に関する本を貸したところ、貸した学生とは 別の学生から解剖学的な動作の用語について質問があった。
 本を読んで自分の身体に関心を持ってくれたということがとてもうれしかった。 学生に身体についていろいろと話をしても、体育を専攻しているわけではないため、 あまり反応はない。身体への関心よりも学内の寮生活がもっとも現実的な関心なの だろうと勝手に思いこんでいたところでの質問だった。
 質問は1つにはとどまらず、筋肉の収縮の種類について、膝の抜重についてなど、 いくつか出てきた。この分野にかなり興味を持ったようで、本を読んだだけで 自分が速く走れるような気分になったと話していたが、自分も同じような気持ちに なったことがあるので、その気持ちがよくわかった。少しずつでも学生と知識を 共有できるようになると、練習でもいろいろと相手の感覚がわかってくるように なるはず。学生との距離が少しだけ縮まったような気がした。

■2006年12月18日(月曜日)


容量は2Gでした
 職場の忘年会があった。忘年会という気分ではないが、行かないわけにはいかず参加。 忘年会には、流体力学やバイオメカニクスを専門とされる機械工学の先生も参加され、 陸上競技での空気抵抗について、特に距離が長い種目になればなるほど、大きな影響を 受け、800mであってもチームプレーを考え、うまくフォーメーションを組めば、空気 抵抗は一人で走る時の10分の1にはなるという話に驚いた。また、今年度で定年を 迎える体操の先生は、今までに腰痛や肩こりになったことがないという話にも驚いた。 腰痛や肩こりにならなかったのは体操のおかげとのこと。この認識が世の中に広がれば、 体操ブームになるのではないかと思った。
 最後に、ビンゴゲームがあり、ビンゴがそろった人から、中身のわからなくしてある 紙袋から、自分で賞品選ぶことができた。注目の賞品はiPod shuffle とiPod nano の 2台。みんな必死に、それを探り当てようとしていたが、ビンゴが早くそろった人 たちは、みんな外し、そろっていない人の確率がどんどん高まった。そういう中で、 自分もビンゴがそろい、獲得した賞品はなんとiPod nano。ビンゴで大当たりが 出たのは、人生で初めてのこと。修論で落ち込み気味の気分から少し解放され、 少し早いクリスマスプレゼントをもらったようだった。忘年会に行って良かった。

■2006年12月17日(日曜日)
 午後からつくばへ行き、研究室の教官の部屋を尋ねた。今の修士論文の進度を 説明したが、この状況では、卒業が危ぶまれるというお言葉をいただいた。今出ている データでは、何が説明できるかがわからないということで、運動生理学の学生にコメントを 求めたらどうかというアドバイスをいただき、運動生理を専門とする博士課程の方に 今の状況を見てもらった。データ自体は、それほどおかしくないので、わかりやすい データの加工と解釈が必要だということで、いくつかヒントをいただいた。
 年末までには、ほぼ完成に持って行かなければ提出は難しいということで、今夜から、 できるだけ寝ずにやっていく覚悟で臨むことにした。

■2006年12月16日(土曜日)
 山口県で行われた全国中学駅伝で、多くの選手がノロウイルスらしき症状を 示し、男女96チーム中7チームが棄権した。1年に1度の全国大会で、しかも 各県をトップで勝ち上がってきたチームなので、健康管理にはかなり注意を払っていた と思うが、それでも防ぐことが難しかったのかもしれない。中学3年生に とっては、中学生活最後の大きな大会だったかもしれず、残念な結果だったが、 この悔しさを、糧にしてさらに上のレベルを目指すアスリートになって欲しい。 

■2006年12月15日(金曜日)
 日本でのスポーツ選手の心理研究の始まりは、試合でのあがり対策というもので あった。それは、東京オリンピックのころに行われている。当時の選手は、 指導者による根性論的な指導もあり、今では考えられない非科学的なトレーニングを していたと言われている。それと比較すると、最近は、指導者も科学的な立場から トレーニングを組み立てることで、選手は、かなり効率の良いトレーニングを 行っている。
 効率の良いことは本当に良いかという疑問がある。効率が良いということは、 トレーニングにあまり疑問をはさむことなく物事がうまく流れていくことが多くなり、 そういう時には、心の作用はあまり関与しない。つまり心を鍛える機会が少なく なることを意味する。昔は、無駄が多いトレーニングだったかもしれないが、 その中で、逆に心が鍛えられていた可能性がある。昔のトレーニングが良かった というのではなく、今の効率の良いトレーニングをする場合にも、時には立ち 止まって心の課題をつくり、それに取り組む必要があるのではないかということ。 心技体という言葉がよく言われるが、技術と体力は鍛えられても、心を鍛えようと 意識する人は少ない。
 今回のアジア大会では日本のお家芸と言われる柔道が、期待されたほどの結果を 出せず、今後の合宿では、練習中に水を飲ませないなど選手を厳しい環境に 追い込むという発表があった。これについては賛否両論かもしれないが、今までの 効率的な練習にナショナルチームのスタッフが疑問をもったためなのかもしれない。 しかし、スタッフの現役時代を思い返して、それを正当化した結果の案ということ であれば、意味のあることとは思えない。
 メンタルトレーニングという言葉があるが、これもあるプログラムを組んでおこなう トレーニングで、はっきり言って無駄を省き効率を追及している面がある。心の トレーニングにすら効率というものが関与してきてしまうのには、なんだか矛盾がある。 とにかく、いろいろな面で経済性を追求した結果が今の世の中の現状なのではない だろうか。

■2006年12月14日(木曜日)
 最近、ノロウイルスが流行っているらしい。吐いたり、腹が痛くなったり するようだが、我が家の子供も昨日から食欲がなく、お腹が痛いと言いだしたので 心配になった。もしかしたら流行の最先端を行ってしまっているのかと思って、 今朝、妻は、子供を病院へ連れて行ったが、激しい症状でもないため診断らしい 診断は出なかった。もらった薬を飲んで、食事をさせたらその場で吐いてしまい、 マズイ雰囲気になったが、そのまま昼寝をさせたところ、元気になったといこと だった。結局それ以降は、特に問題はなく、一安心。
 我が家では、帰宅したときにうがいと手洗いは必ず行い予防はしている。 しかし、子供のおもちゃは、遊びに来た子供たちが触ったり口にしているので、 かなり危険な状態かもしれない。いちいち消毒する訳にもいかないので、遊んだ あとは、必ずうがいと手洗いをさせようと思う。

■2006年12月13日(水曜日)
 アジア大会陸上競技は最終日となった。男子4×100mリレーは、残念ながら 同タイムで2位となってしまった。今回のメンバーとは違うが、ついこのあいだ、 日本チームはワールドカップにアジア代表として出場し、3位となっているので アジア大会では負けるとは思っていなかった。末続選手のコメントでは、ミスは なかったということなので、どうすることもできなかったのだろう。一人一人の 能力は日本の方が間違いなく上だったはすなので、バトンなどの、チームとしての 技術が少しだけタイの方が上回っていたのかもしれない。勝負は時の運なのだ。

■2006年12月12日(火曜日)
 うちの学校の学生は、生活の場である学生舎(学校の寮)でテレビを見ることが できないため、当然アジア大会も見られない。陸上部の学生と話をしても、全く アジア大会についての話題が出てこない。新聞を見れば、少しはそういう話題を 目にするだろうに、何も反応がないのがさびしい。こちらから、録画したDVDを 貸すことで興味を示す学生が数人という感じ。
 最近は、次々と故障者が発生し、顔を合わすと、故障について話し出す学生が 増えている。医務室のドクターに診せたかどうか聞くと、多くは、診せていない という返事が戻ってくる。ドクターに診せた場合でも、湿布だけをもらいそれで 終わりということも多い。ドクターの診断を受けた場合には、今後どうするべきか という指示をもらってほしいと思うが、学生に聞いてもあまり反応がない。自分に 起こっていることなので、もっと自分のことに対して敏感になって欲しいし、 故障をきっかけに、自分の身体について興味を持ってくれたらなぁと思う。 そんな風に考えてしまうのは、自分が体育を専門にしようとしているからなの だろうか・・・

■2006年12月11日(月曜日)
 アジア大会で男子1500m決勝が行われた。前半は、1周60秒程度の スローペースで始まり、注目の小林選手は3番手という好位置につけていた。 しかし、優勝候補たちが、彼の後ろに控えているため、どのタイミングで 後ろの選手が上がってくるかというのがとても気になったのではないかと思う。
 レースが動いたのは残り500mくらいから。後ろの集団が突然、先頭を 飲み込むように追い上げ、そのタイミングで、小林選手は集団の後方へ しかもインレーンに追いやられてしまい、ずいぶん走りにくそうだった。
 残り1周は、800mのレースと変わらないスピードでの勝負となり、 世界チャンピオンのラムジ選手を含む3人の選手での争いとなり、 最終的にカタールの選手が優勝した。ラスト1周は、なんと51秒97。 小林選手も必死に先頭を追い、5位でゴール。彼のラスト1周でも56秒 くらいでは回っているはず。世界のトップレベルとの差を見せつけられる レースだった。
 上位4人は、バーレーンとカタールの選手ばかりだったが、選手の プロフィールを見てみると、カタールの選手2名はケニアとスーダン出身、 バーレーンの選手も1名はモロッコ出身ということがわかった。やっぱり アフリカ出身の選手が上位を占めていた。本当にアジア大会なのだろうか?

■2006年12月10日(日曜日)


久々の吉野家牛丼
 アジア大会は、昨日と今日で男女のマラソンが行われた。男女とも日本選手が 優勝争いをするだろうと思っていたが、残念ながらどちらも優勝争いを することはなかった。
 アジア大会は、参加者が少なく、レベルの高い選手も少ないためスローペースは 当然予想されたが、結果としては、一人の選手が飛び出した時に、それについて いくべきだった。女子は、優勝した選手の持ちタイムが圧倒的に良かったことも あるため、ついていくことはとても勇気のいることだったかもしれない。 男子は、持ちタイムが断然日本選手のほうが良かったのだから、もっと積極的に 行くべきだったと思う。男女とも、今回優勝することで来年の世界選手権への道が 開けるのだから、賭けに出てもよかったのではないだろうか。入船選手は、攻めの走り をした結果、一人だけメダルを獲得できず、男女マラソンに出場した残りの3選手が メダルを手にしたことは、なんとも皮肉な結果だった。
 昨年の世界選手権から、アフリカ出身の選手が中東の国々の代表として 参加し、好成績を上げているが、今回のアジア大会でも、かなり目立っている。 男子マラソンは、日本、カタール、バーレーンの選手が上位を走っていたが、 実際は、日本とケニアの争いだった。国籍って何だろう?と思った。 日本の高校、大学、実業団のチームがケニア選手に助けられ駅伝で勝利を つかんでいる光景をよく見るが、それに似ている。しかし、それをしてるのが 国ということで、全く規模が違う。今後は、才能のある国の選手がどんどん 別の国に移籍し、国際大会では、出身が同じ国の選手だけの戦いになって しまうかもしれない。実際、ヨーロッパでの中長距離レースは、上位を走る 選手の殆どがアフリカ出身の選手だったことを思い出した。

■2006年12月9日(土曜日)
 ドーハアジア大会で陸上競技が始まった。ドーハは日本から離れているため NHKの放送時間は深夜だった。放送内容は、日本人が出場している 種目だけで、さらに編集されているのだから、放送時間を昼間に持ってきて くれれば、国内での関心は高まるのではないかと思った。また、BSを設置して いない我が家では、BSでの放送が見られないのがとても残念。もっと総合や 教育で放送してほしい。
 今朝の注目は、女子800mと男子1500mの予選だった。女子800mには 杉森選手が出場したが、彼女らしくないとても消極的なレースで、着順では 決勝には進めず、なんとかプラスで拾われて決勝に進出した。男子1500m の小林選手は、世界選手権覇者のラムジ選手(バーレーン)と同じ組だったが、 堅実なレースで、着順で決勝に進出した。決勝では日本記録の更新のチャンスが 十分あると思う。
 映像を見ていてアジア大会らしいなぁと思ったのは、バーレーンの女子選手が 顔を除いて肌を露出していなかったこと。髪の毛もすべて覆っているのが 印象的だった。
 4年前の釜山大会の時には、自分もこの大会を目指してトレーニングをし、 ハングルも勉強していたことを懐かしく思う。ずいぶん時間が経ってしまった。 もう一度あのころの競技力に戻したいというのが今の気持ち。こういう大会の 映像を見ると、まだまだ諦めたくない自分がいることに気が付く。

■2006年12月8日(金曜日)


紅葉真っただ中
 今年書籍でベストセラー第1位となった「国家の品格」を読み終えた。職場の 図書館でも、ずっと貸し出し中で、なかなか借りられず、年末に入って やっと借りることができた。
 論理の危険性、情緒の大切さ、民主主義の危険性、武士道精神とは何かという ような内容だった。世の中は、合理的で効率を重視する風潮があるため、すべてが 論理的である必要があるという考えにとらわれ、無駄がどんどん排除されている。 文学、哲学、芸術などのような教養は、あまり論理性がなく、実生活に直結しない こともあり、無駄なものとしてくくられることが多い。しかし、この本を通して、 実生活には直接関係ない教養というものの大切さを教えられた。我が職場の 学生は、国を代表する者として、国の文化をしっかり学ぶ必要があると思った。 自分の学生時代にも、教養を高めるチャンスはいくらでもあったのに、何も しなかったことを後悔した。しかし、これからでも教養を身につけることで、 少しは、素敵な大人になれるのではないかと思った。

■2006年12月7日(木曜日)


出勤途中の景色
 子供が少しずつひらがなを読むようになってきた。3歳で文字があるということを 認識しているだけで、すごいなぁと感心してしまう。自分が文字を認識したのは、 小学校に入学したときだったから、今の子供はずいぶん進んでいるように感じる。
 妻が毎晩子供を寝かせる前に、子供に好きな絵本を選ばせて、読み聞かせて いる効果なのだろうか?とても本好きの子供になってきた。小さい頃に本が 好きではなかった自分と比べると、本当に感心することばかりだ。

■2006年12月6日(水曜日)


2台分購入しました
 パソコンのセキュリティーソフトを購入した。今まで使っていたノートンのソフトは、 毎年更新にお金がかかるというのが気に入らなかった。さらに、ソフトを オンラインで購入し、メールで送られてきたキーを入力したのに利用できなかった。 そして、その件に関してサポートセンターへ電話をかけたら、たらい回しに遭い、 電話した所すべてで、オペレーターにつながるまでにずいぶん待たされ、電話代は 高額になり、きちっと話を聞いてもらえず、解決されないままお金だけを引き 落とされた経緯がある。完全な泣き寝入りだった。2度と世話になるものかと誓った。
 今回購入したソースネクストのソフトは、購入による初期費用がかかるだけで、 その後は更新に関する費用はかからない。今後10年間は、更新が保証され、 パソコンを買い換えたときも有効というところがうれしい。
 ソフトをインストールする前に、ノートンのソフトをすべてアンインストールする 必要があったが、すべてを消し去り気持ちがスッキリした。些細なことに喜んだり 落ち込んだりして、器が小さいなぁと思うが、人の気持ちというものはそういう 微妙なものなのだから、そんなことを思う必要はないか・・・

■2006年12月5日(火曜日)
 この3日間、思考が停止してしまっている。修論がまったく先に進まない。 締め切りはどんどん迫ってくる・・・頭の中でいろいろ考えることにだんだん 疲れてきて、逆に頭の中でものを考えないようにしてしまっているようにも 感じる。現実逃避というやつか・・・
 常に締め切りがつきまとうような仕事に就いている人は、いつでも相当な ストレスを感じているのだろう。常に胃がキリキリする思いかもしれない。 インターネットが日常生活に入ってきて、ますます時間を短縮することに 価値を求めるようになっているが、世の中の時間に対する考え方が 変わらない限り、ますますストレスをためる人は増えていくような気がする。 とにかく、現実に戻らなければ・・・

■2006年12月4日(月曜日)
 我が子は、ここ1ヵ月間ほどで、トイレで大ができるようになった。ちょっと前 までは、小が課題だったのに、時が経てばあっという間という気がする。これでやっと オムツが取れ、少しだけ親の負担も減ったのかもしれない。トイレで小をするように なってからは、夜のおねしょは全くなく、夜でも泣きながら親を起こしてトイレへ 行こうとする。自分は幼稚園へ行くようになっても夜はおねしょをしていたはずなので、 それと比べるとすごいなぁと感心してしまう。
 次の課題は、常に一人でトイレへ行き、用をたすことと、食事で箸を使えるようになる こと。先週から、急に箸を使いたがるようになった。まだ爪楊枝と変わらない使い方しか できず、最終的には、遊ぶ道具になってしまい、妻はイライラすることが多いが、これを 克服するのも時間の問題なのかもしれない。

■2006年12月3日(日曜日)
 福岡国際マラソンをテレビで見た。テレビをつけたときには、先頭が35kmを 通過していて、外国招待選手3人が先頭争いをしていた。この3人は、昨年のこの 大会で優勝しているバラノフスキー選手、世界選手権2連覇中のカリブ選手、 今季世界最高記録を出しているゲブレシラシエ選手であり、まさに世界一を決める レースだった。日本人は、奥谷選手が第4位で走っていた。
 39km過ぎで、バラノフスキー選手の足がつったような感じになり、 その出来事がきっかけで、ゲブレシラシエ選手がスパートし、そのまま逃げ切り 2時間6分52秒で優勝した。日本国内では、なかなか見られない好タイムでの 優勝だった。最後までトラックレースを走るような軽快なフォームで、本当に 芸術と言っても良いほど美しい走りだった。
 2位は、最後の直線でカリブ選手を抜いたバラノフスキー選手だった。 ゴール手前で、また足をつったようで、転びながらのゴールだった。普通は、 途中棄権するような状態なのに、最後まで走りきってしまう執念に感動した。
 日本人は、奥谷選手が2時間8分49秒で第4位に入り、来年の世界選手権代表に 大きく近づいた。昨年の世界選手権では、結果を出せなかったので、復活の レースだったのではないかと思う。同じ学年の選手が頑張っている姿は、本当に 勇気づけられる。
 5位に入った諏訪選手の最後の追い上げもすばらしかった。期待していた 藤田選手が8位だったのは残念だった。

■2006年12月2日(土曜日)
 日本体育協会公認アスレティックトレーナーの基礎筆記試験が世田谷区の 東京医療保健大学で行われた。試験会場へ行くのに初めて東急世田谷線に乗った。 この電車は、とてものんびりしていて、どちらかと言えば、路面電車のような 雰囲気だった。大通りでは車が優先となり、信号が青になるまでは停止して 待っているというのんびりさ。スピードが最優先の今の時代にあって、 古き良き時代がまだ残っているように思えた。
 試験は、アスレティックトレーナーテキスト2冊が範囲で、100問の4択問題。 ずっと修士論文を優先していたため、いっさい勉強をしていなかった。テキストも 購入しておらず、大学院での専攻もアスレティックトレーナーコースではないため、 情報も入ってこず、試験範囲を知ったのが会場へ行ってからという状態。はっきり 言って受験できる状態ではないが、在学中に受験しなければならないため、仕方なく 受験したという感じ。さらに、会場へ行って筆記具を忘れたことに気が付き、 人に借りるという最悪な状態。
 試験時間は2時間。100問なので、だいたい1問1分で解答すれば間に合うと いう計算で受験した。「何とか症に関係する部位」だとか「何とか神経に関係する部位」 というような、聞いたこともないような言葉が大量にあり、自信を持って、 解答できたのは、20%くらい。多くが、「正しいもの」か「誤っているもの」を選択 する問題だったが、単純な4択ではなく、組み合わせの4択だったため、難しかった。
 試験後、わからなかったところについて、少し調べてみたが、ファーストインプレッション が正しいことが多く、見直しの時に、訂正したものに限って間違っていた。直感という のは、意外と信頼できるものなのかもしれない。
 来年度は、きちんと勉強し、確実に合格したい。

■2006年12月1日(金曜日)


まだまだ秋です
 すべての人に好かれたいと思うが、すべての人に好かれることはまずない。 人によって見方は変わり、その人の人生を反映した見方しかできない場合が多い。
 円柱を見る場合、上から見れば、円にしか見えず、真横から見れば、四角形にしか 見えない。1つの見方だと、全体を捉えることはできず、偏った見方となる。 人からの評価も、同じことについて良い評価と悪い評価が存在するが、すべてを ひっくるめてそれについての評価と考えなければならない。しかし、それでも 評価としては欠けている部分もあるかもしれない。
 マスコミの報道は、どちらかと言えば1つの見方しかしていないように見えて しまうが、それにつられるようにして、自分の考えも作られているような気がする。 常に批判的にものを見るというのは、批判するための見方をするのではなく、 別の見方があるのではないかと考えるところが大事なのだと思う。
 自分の研究についても同じ。自分一人で取り組んでいると、別の見方が できない。多くの人に意見をもらい、できるだけ偏らないようにしたい。 



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