最近のいずみ

Last Update:2006/2/28

パートタイムアスリートいずみ 6年目に突入!! 


■2006年2月28日(火曜日)
 我が家の子供もだんだん日本語で会話ができるようになってきた。家に帰って くると、大声で何度も「お帰りー!!」を連発してくれる。疲れて家に帰ってきても それだけで疲れが取れるような気がする。何かを頼めば、機嫌のいい場合には、 その通りにやってくれる。しかし本人がやりたくなかったり、都合の悪い 場合には、聞こえないふりをしたり、ウソをついたり、友達の名前を突然呼んだり して話をそらしたりする。どこでこんな知恵を学んだのか?
 今日は風呂に一緒に入ったときに、一人で湯船で遊んでいたので、こっちが ゆっくりできるなぁと思い目を閉じたところ、「起きて!!」と言われ、首の後を 掴まれて起こされた。どうしたら人の体を起こすことができるかを知っている。 風呂から出る前には、風呂で遊んだおもちゃ1つ1つに、ほっぺたや鼻へ 向かって何度も「チュ」といいながらキスをして、納得してからでないと おもちゃを離してくれず、なかなか風呂から出られなかった。
 やっと赤ん坊から進化して人間になってきたと思う。

■2006年2月27日(月曜日)
 トリノオリンピック日本代表選手団の団長が総括として、今回のオリンピックは 最低の結果だったというコメントを残した。選手は手を抜いて競技に臨んだわけでは ないし、選手はその状況でのベストを尽くしたはずなので、それ以上頑張れと言っても 難しい話だろうが、競技の世界では結果がすべて。厳しい評価だった。
 今回のオリンピックの日本選手は4位になった選手が多かった印象がある。それぞれ 極限まで尽くしての4位だったように思う。また、メダル確実と言われる選手ほど、 思うような結果が出せなかったような気がする。それだけオリンピックで実力通りの 結果を出すというのは難しいことなのかもしれない。
 今回は出場枠を目一杯つかって多くの選手を送り込んだ結果、団長の言う最低の 結果になったということで、今後は、我が社の選手が中心のバイアスロンについては、 かなり出場人数を減らされることになるかもしれない。我が社の選手は、それで 飯を食っているのだから、ある程度結果が伴わなければならないのでそれでいいが、 他の競技については、選手がアルバイトをしながら、スポンサー集めに回って何とか 資金を稼いで競技をするというスタイルなので、そういわれてしまうと競技をやめて 普通に働くしかなくなる。特に冬の競技は、そういう選手が多く集まっている。 彼らが競技を安心して継続できるような制度がなければ、競技の普及はせず、 そこから世界で戦える人も育ってこない。選手を絞って、選手団をスリムにすれば、 特定の種目だけになってしまい、他の競技は普及せず、消滅するしかなくなってしまう。 なんとか、苦労して競技を続けている選手にもご褒美がもらえるようなシステムが できればいいなぁと思う。

■2006年2月26日(日曜日)
 日本短水路選手権2日目。今日は、会場へ応援へ行けず、家で大学院のレポートを やりながら、定期的にインターネットで結果を確認していた。
 結果を見て驚いたのは、100m背泳ぎで予選落ちしてB決勝にまわった中村真衣選手が、 そのB決勝で日本記録を出し、優勝していないのに最優秀選手になったこと。初日も 50m背泳ぎで世界記録に迫る日本記録で優勝しているのだから文句はない。
 我が社は、200m個人メドレーで谷口くんが6位に入り、200m平泳ぎの米原くんは、 予選をトップで通過し、その勢いのまま決勝も泳ぎ切り優勝した。北島選手が 欠場ということで、世間では、あまり注目はされない種目になっていたかもしれないが、 今年の短水路日本一であることは間違いない。
 4月の日本選手権では、我が社の木村くんと米原くんが世界の北島選手にどれだけ 近づけるか楽しみだ。

■2006年2月25日(土曜日)


女子800m自由形優勝の
柴田亜衣選手



男子400m個人メドレー
(2レーン:谷口,6レーン:本崎)



男子400m個人メドレー3位
谷口くんの表彰
 東京辰巳国際水泳場で行われた競泳ジャパンオープン2006日本短水路選手権の 応援に行った。陸上の大会と違って、水泳では午前と午後でお客さんを入れ替える。 つまり、午前中のチケットと午後のチケットが別々に売られ、1日中見るには、 チケットを2枚買わなければならない。午前中は予選、午後から決勝というように、 はっきりと分けることができるので、陸上競技のようにトラックとフィールドで バラバラに競技が行われていては、水泳のようなお金儲けはできない。
 この大会は、通常の競技とは違い25mの短水路での競技となるため、飛び込んで 水中から体が上がってくるとすぐにターンになってしまうため、泳ぎの技術 に加えてターンの技術で差が出てくる。通常の50mプールでのレースでは、選手を 横からみることになるが、今回は、50mのプールを横断するように選手が泳ぐため、 観客は、選手の真後ろからスタートを見る。いつもと見え方が全く違い、慣れないためか とても見づらかった。
 我が社の選手は、50mバタフライの吉田くんがB決勝に、400m個人メドレーに谷口くん、 本崎くん、100m平泳ぎに米原くんがそれぞれ決勝へ進出した。
 400m個人メドレーの谷口くんは、前半は少し遅れ気味でレースを展開していたが、 後半、徐々に順位を上げ3位でゴールした。優勝した佐野選手は日本記録だった。
 100m平泳ぎの米原くんは、予選で自己ベストを更新し、さらに決勝でも1分を切る 59秒99の自己ベストをたたき出し4位に入った。彼は明日得意の200m平泳ぎがある。 昨年はワールドカップで優勝し、世界でもトップクラスのターン技術を見せつけている。 注目の北島康介が棄権したことで、当然優勝候補となる。今日の自己ベストを連発した 勢いで、明日もすばらしい結果を出して欲しい。
 今回の大会は、午前中の予選から日本記録が更新されるレースが連発し、午後の 決勝でもその勢いは止まることなく7種目で日本記録が更新された。陸上では 考えら得ない記録ラッシュで驚くばかりだった。また、特に女子では中高生の出場が 意外に多かった。高校記録もいくつか出ていて、中高生が全日本の大会で 上位に上がってくるというのも陸上では考えられない驚きだった。
 会場では、もこみちという俳優さん(有名らしいが自分は知らなかった)や、格闘技の ヒョードル、柔道銀メダリストの泉選手と彼のお母さんを見かけた。当然、水泳関係者の 岩崎恭子や田中雅美、棄権した北島選手の姿も見ることができた。



東京辰巳国際水泳場

■2006年2月24日(金曜日)
 今朝トリノ五輪フィギュアスケートで荒川選手が金メダルを獲得した。演技を 見ていて感じたのは、氷と体がけんかをせず一体となり、とても自然な流れの 演技だったということ。安藤選手は、4回転というものをどうしてもやりたいという 気持ちが先行し、技術にばかり意識が行き、氷とけんかして自然な演技ができて いないように感じた。
 成績の上位の選手になればなるほど、周りの環境を超越するような一体感というものが あるように感じる。いかにその環境になじみ、自然な動きができるかが、特に 採点競技では重視すべき所なのかもしれないと昨日に続き今日も感じた。

■2006年2月23日(木曜日)


この体勢は問題ないですが、



逆さはなかなか辛いです
 ボディーワーク演習の授業で、ラートを体験した。ラートというのは、 鉄の輪のなかに入っていろいろな動きをするスポーツで、ドイツで子供の 遊び道具として考案されたらしく、日本では戦中、フープという名前で、 パイロットの訓練に使われたという歴史があるらしい。戦後はまったく姿を 消してしまい、約20年くらいまえに当時東海大の長谷川先生(現筑波大)が ドイツ留学のときにドイツから持ち帰り、スポーツとして日本で普及するようになり 現在に至っている。
 今回は、昨年世界選手権で優勝した檜皮(ひわ)さんの指導で、自分一人で回転を する技術を習った。今までの授業でやってきた体の意識の仕方(丹田などの意識)を 取り入れることで、ほとんどの人が安定した回転ができるようになった。
 最後に世界選手権のビデオを見せてもらい、見た目でこれはいいなぁと思える 選手は、技術的に高いというよりも、その場面にとけ込み人間と道具が一体になった 演技をしている選手ではないかと思えた。力でねじ伏せて何かを行うというのは、 本人は当然疲れ、見ている方も疲れる。
 採点競技は、素人には採点法が理解できないことが多いが、見ていて自然な感じが 採点に反映されればいいなぁと思う。しかし自然な感じというものを定量化できるか どうか、よくわからない・・・

■2006年2月22日(水曜日)
 1年間続いた夜の授業が今日で終わった。この授業はアスレチックトレーナーに 必要な知識に関する授業で、毎回学生が順に資料を作成し、講義をする形式で 行われた。体の各部位において、機能解剖、障害、リハビリテーションという 大きく分けて3つのことを学ぶのだが、今まではまったく関わってこなかった 内容なので、入り口となる解剖がわからず、本当に1年間続けられるかどうか わからないという感じで始まった。
 1年間続けてこられてホッとしたが、知識としてはあまり多くのことは身に 付いていないので、これからしっかりと身につける必要があることを実感している。 特に基礎となる解剖について、しっかり行わないと、人の動作を見ることができないし、 障害の仕組みも理解できない。範囲は広く、人間の体は無限の機能があるように 感じるので、勉強を一生続けても身に付くものではないのかもしれない。

■2006年2月21日(火曜日)
 スペインのスポーツ生理学博士の講義に参加した。講義は英語で行われ、 専門用語もよくわからないので不安だったが、通訳をしてくれる人がいたため 概要は理解できた。
 トップアスリートのトレーニングや試合の評価をするためには、指標となるものが なければ評価できず、トレーニングや試合の負荷を定量化する必要が出てくる。 今回は、特に、酸素摂取量、心拍数、血中乳酸濃度を中心に、自転車競技と水泳を例に して負荷の定量化と評価の方法についての話があった。
 自転車競技では、空気抵抗というものを考えなければならないほどスピードが出ている。 姿勢によって空気の当たる面積が変わってくるということで、競技のフォームもだんだん 変化してきていることを知った。
 最後に質問の時間があったが、全員が英語で質問をし、議論しているのには驚いた。 さすが筑波大学の大学院生。自分も同じ大学院生なのにほとんどわからず、周りの 人たちとの差を感じてしまった。

■2006年2月20日(月曜日)
 朝食抜きの小学生をゼロにすることを目指し、食育基本計画案が内閣府で検討されて いるらしい。小学生で朝食を抜くというのは、親の責任のような気がするが、どう やってその親を教育し、改善させていくのだろう?
 また、20代や30代の男性に多い「朝食抜き」や「サプリメントで済ます」 という人の割合を減らすことも目指すようだが、どうやってこの問題を本人たちに 認識させるのだろう?子供に教育するのであれば、学校という施設があるので簡単だが、 大人が相手だと話をしても聞き入れない人もいるだろうし、これは難しい問題だ。 これが解決できれば、きっと切れる人やニートと言われる人たちも少なくなるだろう。

■2006年2月19日(日曜日)
 全日本大学女子選抜駅伝の中継を見た。1区では、何度か話したことのある 大阪体育大学の山下さんが区間賞を獲得。予想では、立命館大学と名城大学の争いが 注目されていたが、800mの選手がトップで襷を渡したのは痛快だった。
 男子の駅伝では、関東勢が常に上位にくるが、女子駅伝では、関西・東海勢が 上位に入ってくるので、全日本の大会という感じがしていい。残念なのは、かつては 全日本でも優勝争いをしていた筑波大学が出場していないこと。最近は、女子 長距離は全日本に出られない状況が続いている。
 女子選手は、全体に動きが硬く、本当に頑張っているという感じがにじみ出て リラックス感がないように見える。監督やコーチの言うことをよく聞いて、 みんな同じようなフォームで走り個性が見えてこない。何でだろう?こんな風に 感じるのは自分だけなのだろうか?

■2006年2月18日(土曜日)
 体育学校で練習。メニューは500m×3を3セット。先週よりは少し距離が増え、 設定ペースは上がった。木曜日にも1本目から吐いたように、今週は体調があまり 良くなかったため、今日も1セット目から気持ち悪くなった。1セット目は、なんとか 先頭について走ることができたが、2セット目は吐きまくり全く走れなくなり、 3セット目まで続けられず、2セットで終了した。今日は、練習に参加できた ということだけで意義を見いだすしかないくらい、身にならなかった。

■2006年2月17日(金曜日)
 園児2人が友達の母親に殺害される事件が起きた。親しいはずの人が信用できない 時代になってしまったのだろうか?以前似たような事件が東京お茶の水でも あったような気がする。
 子供を外で遊ばせられない世の中になってきたが、今度は、友達の家へ遊びに 行かせることもできなくなってしまうのか?子供が外で遊ぶということは、子供の 体力とかなり関係があるのではないかと思う。ボールを投げたことがなかったり、 運動自体をあまりしたことのない子供も現実には存在する。こういう事件が 起こると、子供が体を動かす機会をどんどん減らすことになり、さらに 子供の体力低下を進める原因になってしまうのではないかと心配になる。

■2006年2月16日(木曜日)
 1ヶ月ぶりに筑波の学生と練習。メニューは1600m×3。ペースは1km 3分のペース。それほど速くないペースだが、最近の調子からすると、3本走り きれるとは限らないため、1本目のペースメーカーを引き受け、先頭で走らせて もらった。
 1周目から1秒遅れで入り、2周目も同じくらい。3周目には、体が完全に 動かなくなり、残り250m位で吐いてしまい先頭を譲った。結局1本目から まともに走れなかった。2本目以降も、何度も吐いて、ジョッグに近い状態で 3本とも完走だけはできた。本当に気分の悪い終わり方だった。

■2006年2月15日(水曜日)
 スロートレーニングセミナーという講習会に参加した。このトレーニングは、 文字通り、ゆっくりとした動きでトレーニングするもので、安全で効果的で 効率の良いトレーニング方法として、アメリカの大リーグやNFLでも採用され、 日本では、野茂選手が取り入れたことで有名になっている。今回のオリンピックでは、 フィギュアスケートの村主選手も取り入れているらしい。
 午前中は、運動生理学博士のテッド・ランブリニデス氏から、スロートレーニングの 運動生理学的観点からの解説があった。当然全部英語。通訳の人がいたので、 問題なかったが、スクリーンに映し出される文字もアルファベットなので、読むのに 苦労した。速筋は、速い動きをするための筋ではなく、より強い力を出すための筋である と言っていたのが印象的だった。
 午後からは実技になり、3つのグループに分かれて3種類のトレーニングの解説を 受けた。1つ目は、2人で行う徒手抵抗によるトレーニング。2つ目は、1人で行う 自重のトレーニング。3つ目がマシーンを使って行うトレーニング。特に、3つ目の トレーニングでは、NFLの現役コーチが現役選手2人を使っての実技指導をした。 アメフトの選手なので、とにかく大きく、講習を受けている自分たちは、本当に 子供のように体が小さいと感じた。彼らのチームでは、このスロートレーニングを 中心に行い、一般に行われるウエイトトレーニングで行われているクイックリフトを 全く行わないらしい。クイックリフトは、選手の関節に大きな負荷が かかるので危険なのだそうだ。しかしプロの選手は、危険と背中合わせのギリギリの ところでトレーニングや試合をするのかと思っていたので、意外に安全志向だったので 驚いた。

■2006年2月14日(火曜日)
 オリンピックハーフパイプ女子では、期待されていた今井選手が予選通過できず、 残りの3選手が予選を通過した。今回のオリンピック日本代表選手は10代が たくさんいるような印象があり、彼らがテレビに頻繁に出てくる。しかし、 オリンピックというのは、なかなか厳しいもので、ワールドカップなど、世界の 大会で活躍していたはずの彼らが、いろいろ事情はあるかもしれないが、まったく 力を出せずに終わってしまっている気がする。
 今井選手は、初めから果敢に攻めて大技に挑み、2回とも失敗してしまった。 ベテランであれば、まずは無難に攻めていくのだろうから、若い選手は失敗を おそれず攻めていく姿勢があっていいなぁと思ったが、競技の世界は結果を 求められるというのが厳しいところ。次回は、その攻めの気持ちを持ち続けた まま、成功の試技が見られることを願っている。

■2006年2月13日(月曜日)
 久しぶりに平石クリニックへ行った。先生の診察室に入ったとたん、先生から 出てきた言葉は、「和泉くん、優勝しちゃったよ」だった。何かといえば箱根駅伝。 先生は亜細亜大学の学生のサポートをしていた。3位以内には入ると思っていたが、 まさか優勝するとは思っていなかったそうだ。しかし岡田監督だけは優勝することを 考えてオーダーを組んだらしく、平石先生の考えとは少し食い違いがあったという。 内科的なことを中心に選手のコンディショニングを見ている先生と、現場で常に選手の 走りを見ている監督では、少し考え方が違い、最終的には、いつも顔を合わせている 監督の決断が優勝につながったのかなぁと思った。亜細亜大学の選手は、卒業後 実業団に行くような選手はほとんどいないらしく、本当に目立たない選手ばかりだ そうで、箱根駅伝で勝ち抜くには、早い選手よりも、1kmを3分のペースで 20kmを走れる選手が全員そろうことが大事なのだということがよくわかった。

■2006年2月12日(日曜日)
 東京国際マラソンをテレビで観戦。もちろん注目はカネボウの高岡さん。 マラソン世界歴代2位の記録を持つコリル選手がどんな走りをするかで優勝タイムも 変わってくるのだろうと思っていたが、前半は追い風にもかかわらず、ペースメーカーが きっちりと1km3分を守り、タイムの貯金ができなかったため、後半の向かい風で どんどんペースは落ち、全体的にタイムは期待されたほどよくはなかった。
 コリル選手は30kmを過ぎてから先頭を引っ張ったが、それほど目立った動きを することなく、35km過ぎの高岡さんのスパートとその後のトロッサ選手のスパートで あっさりといなくなってしまった。
 テレビの画面には、最後の方までトロッサ選手の後に高岡さんが映っていたので、 なんとかラストスパートで追いついてくれ!!と願っていたが、結局30秒ほど差が 開いたまま2位でのゴールになってしまった。でも若い選手がなかなか育たず、まだまだ 日本人では最も強い選手だなぁという印象を持った。
 今回の放送では、あまり注目もしていなかった早稲田大学の選手が何度も映った。結局 彼は歩いてしまい棄権してしまったみたい。解説者が瀬古さんだったということも あるかもしれないが、日テレは早稲田びいきだなぁという印象を持ってしまった。

■2006年2月11日(土曜日)
 1週間ぶりのトラック練習。メニューは400m×4を3セット。設定タイムは 68秒で先週よりは速かったが、休息が200mジョッグで80秒ということで 先週より長く休めたため、気持ちよく走れた。木曜日に学んだ古武術を意識し、 足を接地するときにためない、踏ん張らないということを意識して走ってみたが、 脚の回転もスムーズで楽に走れた。また、久しぶりに吐くことなく、 最後まで完走でき、走り終わった後の気分はかなりよかった。

■2006年2月10日(金曜日)


体操コーチング論特講Uにて
 介護の制度が着々と整い、介護の仕事もどんどん増えている。介護を受ける 人には、それぞれどこまでの動作ができるというランクの認定があって、それに合った 介護を受けることになる。介護を受けることにより、できない動作については、介護を する人が代わりにやってくれるため、挑戦する気持ちが起こるようなことがなくなって しまう。新しいことに挑戦する気持ちがなくなれば、できなくなることが増えていくだけで 人間はどんどん弱くなってくる。これは悪循環でしかない。これでは、医療費の削減どころ かさらに医療費は増えていってしまうように思える。実際にそういう悪循環は 起こっていないのだろうか?気になる・・・

■2006年2月9日(木曜日)


職場の宴会
 博士課程の高橋さんの指導で、古武術の体験をした。高橋さんは、武術家の 甲野善紀氏に師事していて、4月には自身の本も出版することになっている。
 今日のテーマは、人間には自分では考えられないような不思議な力があるという ことを体験することだった。
 今回の体験のポイントは、ためない、踏ん張らない、ねじらないこと。 重い物を持ち上げるのに、どうしても足で踏ん張って持ち上げようとするが、 実は、踏ん張らない方が楽に力が発揮できたりする。これは、映像で見てもわからず、 実際に指導を受けて体験するしかない。武術のテクニックかも知れないが、 介護の場面にもいろいろと応用でき、スポーツの場面にもいろいろと応用できそうな 気がした。
 動作解析では意識の持ち方の変化はとらえることはできず、なかなか 客観的な評価をすることは難しいが、あまり頑張ることなくスムーズに力を 発揮できる。この世界にもかなりはまってしまいそうな気がした。

■2006年2月8日(水曜日)
 プロゴルファーの古市忠夫さんはカメラ店を経営しているときに阪神大震災に 遭遇し、財産すべてがなくなり、たまたま手元に残ったものがゴルフクラブだった ということからプロを目指し、60歳を前にしてプロゴルファーとなり活躍され ている。昨年は、彼の人生を描いた映画「ありがとう」が完成するなど、 多くの人に勇気を与える存在として知られている。彼の語った言葉で印象に 残ったのは、「自分は生かされる」という言葉だった。
 最近読み終わった本にプロウインドサーファーだった飯島夏樹の「ガンに生かされて」 という本がある。自分が末期のガンであることを題材に、その日の状況などを 日記に綴っている。この執筆活動を執筆療法と言い換え、生き甲斐としていた。 「今日も生かされています」という言葉が何度も出てくる。死に直面したことの ある人の言葉は重みがある。死に直面したことのある人ほど、感謝という言葉を 大事にしているように思う。
 健康な人ほど、日常生活で感謝をすることがなく、ストレスばかりをため込んで いるように感じる。感謝をすることを増やすとストレスも相対的に減ってくるかも しれない。

■2006年2月7日(火曜日)
 昨夜は2時間おきくらいに目が覚め、全く熟睡できなかった。途中で 熱を計ってみたら38.8度。やっぱり体温は上がっていた。朝になって いくらか具合は良くなったが、やっぱり首周りにはイヤな感じが残っていたので、 職場の医務室へ行ったが、喉の痛みや咳などの症状がほとんどないので、 処方された薬も簡単な炎症止めだけだった。
 夕方になり昨日と同じように頭痛が始まりちょっとイヤな感じになってきた。 たいした症状はないので、病院へ行っても対処のしようがないだろう。 具合の悪いときには、早く寝て休むしかない・・・

■2006年2月6日(月曜日)


氷柱ができるほどの気温です
 夕方から急に首周りが怠くなり、具合が悪くなってきた。熱は計らなかったが、 たぶん上がってきていたはず。風呂に入って食事してすぐに寝た。自分は、具合が 悪ければ、すぐに寝てしまうこともできるが、具合が悪くなったのが妻であった 場合、いくらかは家事をしなければならず、なかなかすぐに寝られない。女性は、 子供の世話もしなければならないという義務感のようなものがあるのだろうか、 熱が出ていてもいつも通りに振る舞って、本当に強い。それと比べて、男の 自分は、ちょっと熱が出ただけですぐにダウン。本当に弱い。人類滅亡の危機が 合った場合確実に女性が生き残る割合が高いだろう。

■2006年2月5日(日曜日)
 別府大分毎日マラソンを見た。30kmを過ぎたところからの観戦で、先頭集団は ばらけ始め、優勝したタイス選手が独走になる頃だった。日本人は、それほど 名前の知れた選手はおらず、タイス選手とはかなり力の差はあった。
 タイス選手は34歳。10年前にこの大会の大会記録を作り、いまだに破られていない。 10年経っても同じように優勝できるというのがすごい。しかも大会記録を破りに きたというモチベーションもすごい。日本では高岡さんが同じように35歳で、 日本のトップ選手として走っているが、30代であれば、まだまだ年のことを考える 年齢ではないのかもしれない。自分より年上の選手が頑張っていると、自分の モチベーションが高まってくる。今日はいい刺激になった。

■2006年2月4日(土曜日)
 久しぶりにインターバル練習。内容は400m。体育学校の集合訓練 (選手予備群)の選手と練習。設定は72〜68秒。休息が200mジョッグで 50〜60秒。本数は20本の予定だった。始めは20本走るつもりでいたが、 5本を過ぎるときつくなってきて7本目で吐いた。なんとか10本目まではやろうと 決意し、残り3本は何度も吐いたが、完走した。だんだん吐くことに慣れてきた。 吐くのは仕方ないが、間違いなく体に悪いことをしている。筋肉や呼吸は何とも ないのに・・・。何でだろう・・・

■2006年2月3日(金曜日)
 今日は節分。我が家にも鬼のお面があったので、それをかぶって子供に 近づいたら、子供はとてもこわがった。父親がお面をかぶっている ことはわかっているので、「もうおしまい」と言って、すぐにお面を とらせようとする。何度かぶっても同じ。
 夕食の時に、なかなか母親の言うことを聞かず、食事が進まなかったので、 「ご飯をたべないと鬼が来るよ」と言ってみたら、すぐに口を開けて食べ始めた。 これほど鬼が効果あるとは考えてもいなかったので、妻とともに笑ってしまった (子供は本気なので、笑ってはかわいそうだが・・・)。
 その後も歯を磨くのをいやがったので、「鬼が来るよ」と言ったら、すぐに 歯ブラシを手にした。今日は、鬼が親を助けてくれた日だった。 こういう季節の行事というのは、子供に教育をするということも含めて、 大事なことだなぁと思った。

■2006年2月2日(木曜日)
 女系天皇を認めるかどうかという議論が、ニュースになっている。首相は、 この議論について早期決着を目指しているが、慎重になる議員も多いらしい。 詳しいことはよくわからないが、愛子様が、将来天皇となり、民間の人を夫と した場合に、男系の血筋が切れてしまうというところに問題があるらしい。 認められるか認められないかはこれからの議論になるのだろうが、ニュースでは、 皇室側の意見は全く聞こえてこない。皇室内の問題を皇室外の人たちが議論する のだからややこしい。なんだかよくわからないが、皇族は自分たちのことなのに 人の意見に左右されなければならず、とても不自由な身なのではないかと思えてきた。

■2006年2月1日(水曜日)
 ウエイトリフティングのコーチにハイクリーンを指導してもらった。今までは 現役の選手に教えてもらっていたが、やっぱり選手とコーチでは、視点が違い、 指導する内容もより具体的でわかりやすい。自分のフォームは、大まかなところは しっかりできているので、これからは細かい部分を直していけばいいと言われた。 ウエイトを1回挙げるごとに、いくつかの注意をもらうので、数回挙げれば、 注意することが多くなりすぎ、頭が混乱した。言葉では理解していても、 すぐには体は反応できない。今日指導してもらったことに注意して、反復練習 をすれば、いつかフォームは改善し、楽に気持ちよくウエイトを持ち上げられる 日が来るだろう。



[昔のいずみ]