最近のいずみ

Last Update:2007/1/31

パートタイムアスリートいずみ 7年目に突入!! 


■2007年1月31日(水曜日)
 教授になると、会議が多いという話を聞いたことがある。○○部会、○○委員会、 ○○会議など、一人の人がいろいろなところに所属している。今日は、その中のある 部会に参加する機会があった。とにかく長い。しかし必要な審議ばかりなので仕方ない。 教授の先生は、その会議の前にも別の会議があったということで、かなりお疲れだった。 今日は半日だったようだが、1日会議という日もあるようだ。教授になると、研究費が かなり使えるが、こんなに会議があると、なかなか研究する時間がないのではないかと 思った。教授になったときにおめでとうと言われたが、喜んでいいものなのかどうか、 本当のところはよくわからないと話す先生もいた。なんだか複雑な世界だ。

■2007年1月30日(火曜日)
 団塊世代が一斉に退職する時期になるということで、各自治体の職員もたくさん 退職するため、その退職金がかなりの金額になり、財政圧迫の要因となっていくという ニュースを耳にした。そもそも退職金とは何なのだろうか?長期勤務の功労的要素が 強いが、財政を圧迫し自治体が成り立たなってしまうのであれば、退職金は、年金と 同様に将来的には、どんどん減らされるのではないかという気がしてきた。 自分の世代は、団塊世代の子供たちなので、やっぱり数が多い。自分たちが 定年となる頃には、さらに深刻な問題になっていくのではないかと思う。

■2007年1月29日(月曜日)
 修士論文の審査会があった。3人の先生と、聴講を希望した人たちの前での発表 だったが、自分の研究室での発表よりも和やかな雰囲気で、発表しやすかった。発表が 15分、先生の質問が10分ということで、何人か前の人の発表を聴講してみると、 質問は多くて3つくらいしかできない時間だった。とにかく質問にきちんと 答えられれば問題ないだろうと思いながら発表を始めた。発表は14分くらいで終わり 先生の質問時間になったが、論文の評価に関するコメントが中心で、きちんとした 質問は出ず、時間が10分経ち終わってしまった。なんだか拍子抜けしてしまったが、 審査は無事に終了。これで、3月卒業が確実になってきた。

■2007年1月28日(日曜日)
 大阪国際女子マラソンとレスリング全日本選手権のテレビ放送を見た。
 マラソンでは、小アさんを応援していたが、前半から先頭のペースにはつかず、 第2集団で一定ペースを守ってのレースとなり、後半先頭のペースが落ちることに より先頭との距離は詰まったが追いつくことができず2位になってしまった。 しかし、タイムは2時間24分台なので、3月の名古屋国際のレース次第で、 今年の世界選手権の代表となる可能性が残されたことが良かった。
 このレースには、防大の4年生が参加していた。すべての関門を通過して完走し、 とても良い記念になったのではないかと思う。卒業後も、続けて走ってくれれば いいなぁと思う。
 レスリング全日本選手権には、アテネオリンピック銅メダリスト井上謙二くんが 登場した。2回戦では、注目の山本KID徳郁との対戦だったが、すばらしい投げで あっさりと勝ってしまった。あれだけテレビで注目されていたので、謙二くんが 勝って本当にスキッとした。しかし、決勝では、前年度優勝者には勝てず、2位と なり初優勝はできなかった。また、女子55kg級決勝では、体育学校の坂本さんが、 5年間負けなしの吉田選手に挑んだがこちらもポイントが取れず、連勝を止めること はできなかった。2人ともまだ北京オリンピックへの道は、閉ざされていない ので、次の大会で頑張って欲しい。



学生舎(2,3号舎)は、かなり解体されました

■2007年1月27日(土曜日)
 今週から新聞を購読し始めた。平日は、あまり読む時間がなかったため、今日は 1週間分にザッと目を通した。気になったのは、企業のお詫びや商品回収の広告の多さ。 不二家の問題が持ち上がったのがきっかけなのだろうか?消費期限切れの原料を一部 使用していたというのと、商品にガラス片が混入していたという内容のものがとても 多く、問題を抱えている企業の多さに驚いた。不二家の不祥事と全く変わりがなく、 たまたま不二家が見せしめ的に大きく取り上げられてしまっただけなのかもしれない。
 どこの企業でも、コストを抑えギリギリの生産をしているのだろうし、大企業に なればなるほど、トップの人たちが、現場レベルの細かい所まで、目を届かせるのは、 難しいのかもしれない。不祥事が発生しても、役員レベルで何とかしようとして、 トップには話が届かないことも考えられる。世の中に問題として表面化するのは、 ほんの一部であり、不祥事が取り上げられた企業についても氷山の一角なのだと思う。 

■2007年1月26日(金曜日)
 レスリングの全日本選手権が始まった。体育学校勢は、男子グレコローマン スタイル96kg級で加藤賢三くん、男子フリースタイル84kg級で鈴木豊くんが優勝した。
 鈴木くんは、入隊以来なかなか結果が残せず、つらい日々を送っている期間が 長かった。結果が出せなければ、部隊に出され、レスリングで飯を食うことが できなくなってしまう。毎年部隊に出されるかどうかのギリギリのラインにいながら、 努力を積み重ねて勝ち取った優勝だったはず。本当に優勝できてよかった。

■2007年1月25日(木曜日)
 修士論文発表準備のためのパワーポイントを必死に作っている。論文に 最小限必要なことを書いたが、それをさらに要約しなけば、15分という 発表時間では収まらなくなる。先週、研究室で、発表予行が行われ、 21分を記録してしまったため、かなり削る必要が出てきた。複雑なことを 簡単に、一言でまとめられないようなことを一言にまとめる努力を しなければならない。何が重要で、何が重要でないかがはっきりと 判別できればいいが、自分の中でもそれがはっきりしていないので困る。

■2007年1月24日(水曜日)
 文部科学省が給食費未納の実態を明らかにした。全国の国公立の小中学校 の43.6%で滞納の家庭があり、回答した学校の6割が「保護者の責任感や規範意識」 の欠如が主な原因と認識しているらしい。金額にして22億3000万円。想像も つかない金額だった。
 子供の携帯料金は支払っても給食費を支払わないという親もいるらしい。 支払われないお金は、校長がポケットマネーで立て替えたり、生徒が課外活動で 行った資源ゴミの収益金で補填している学校もあるとか・・・。
 NHKの受信料もそうだが、罰せられなければ何をしてもいいという大人が 増えているということなのかもしれない。モラルという言葉は死語になって しまったのか?大人が子供に人間としての見本を見せることができていない。 まずは、自分の子供からきちんとしつけをして、親の責任を果たさなければ ならない。この先日本はどうなってしまうのだろう?

■2007年1月23日(火曜日)
 今年から、大学は、定員数が入学希望者数を上回る「大学全入時代」に突入する ということで、大学の7割を占める私立大学は、生き残りをかけて熾烈な学生争奪戦を しているらしい。NHKのクローズアップ現代では、生き残りをかけた私立大学の 現状を伝えていた。
 最近は、学力テストなしで大学へ入学する学生が増えたり、入学試験科目が 削減された結果、大学に入る前に必要な分野の知識が全くないという学生もいる。 そのため学力の低い学生のために、補習を行う大学も増えているらしい。 学生の就職を有利にするため、資格取得のための講座を開く学校もある。 さらに映像に出てきた大学では、学生はお客様ということで、お客様に満足して もらえるよう、何でも要望に応えようとしていた。本来は、大学が用意するのでは なく、学生自身が行動を起こすことを学ぶ場であると思うが、何でも用意されたら、 学生は何をすればいいのだろうか?
 大学は何をするところなのか?大学は、学生が純粋に学問に打ち込む場所で、 学ぶ内容は、直接就職や生活に役立つことは少なく、時が経ってみて役立つことが わかるというようなイメージを自分は持っていたが、最近の傾向を見ていると どうやら違うようだ。
 自分も大学の教員として、学問とは何か、大学とは何かということをきちんと学生に 語れるようにしなければならないと感じた。

■2007年1月22日(月曜日)
 アスレティックトレーナー適応コース検定試験検定料というものを支払うために 休暇をとり筑波大学へ行った。支払い期間が、今日と明日限定ということなので 仕方ないが、このために仕事を休まなければならないというのが、納得いかない。 しかも交通費だけで4000円。それだけ自分は、検定料が高くなった感じがしてしまう。 授業のついでに払えればそれだけお金もかからないのに・・・と思う。
 いやいや電車に乗っていくのもよくないと思い、つくばエクスプレスに乗りたい という息子を連れて行くことにした。これには、妻が1日子供から解放されるという こともあり大喜びだった。
 息子は電車が大好きだったので、品川から秋葉原の間、たくさんの電車や新幹線を見て、 それぞれの名前を教えてくれ、さらにひらがなで書いてある駅の名前まで教えてくれた。 興味のあることへの子供のパワーは、すごいものがあると思った。その後も、ひらがなで 書いてある広告を読んでみたり、いろんなところに興味を持っている姿に、親バカながら すばらしいと思ってしまった。子供は、これから無限に興味が広がっていき、楽しい だろうなぁと思ったが、自分もまだまだ無限に興味は広がってもおかしくなく、まだまだ 楽しみがたくさんあるということに気づくことができた。

■2007年1月21日(日曜日)
 日赤講習会最終日。午前中は総合実技ということで、受講者から、傷病者を2名選出し、 残りの人たちで、傷病者の手当から搬送までを経験した。傷病者を発見して、意識の有無を 確認し、実際に119番通報もするという本格的なもので、手当を行い建物の外まで搬送した ところで救急車を待っていたが、残念ながら救急車はこなかった。はじめは、救急車が 来る予定だったようだが、平塚地区にある救急車の5台中4台が稼働していたため急遽 中止になった。総合実技が終わっ建物に戻るときに、救急車のサイレンが聞こえたが、 結局最後の1台も稼働することになってしまった。実際に救急車が来るまでの訓練が できるのは、全国でも平塚地区の講習会しかないらしく、貴重な体験を逃してしまった。
 119番通報を実際にするのも、なかなか緊張するようだ。公衆電話や固定電話であれば、 通報が届いた時点で場所が特定できるが、携帯電話だと、今のところ場所が特定できない ため、通報時には、住所をきちんと説明できるようにして欲しいという注意があった。 市の消防本部では、市役所にある転出・転入届け出データを入手し、毎日データベースを 更新しているらしい。これも防災対策の一つなのだと思った。
 午前中の最後に学科試験があり、午後は、心肺蘇生法、止血、三角巾の実技テストが 行われた。学科は、問題なく、実技も、正確かどうかはわからないが、目的にあった 手当はできていたはずなので問題ないと思う。合否は1ヶ月後くらいということだが、 先週と今週の4日間の講習で、最終的に日赤救急法救助員養成講習(これがメイン)、 日赤自動体外除細動器の使用に関する救急法講習、赤十字ボランティア養成研修、 平塚市消防本部普通救命講習の4つを受講したことになった。受講で終わることなく、 これが今後活かせるようにしたい。

■2007年1月20日(土曜日)
 日赤講習会3日目。1日中、心肺蘇生法を中心に実技が行われた。心肺蘇生法は、 水上安全法救助員の資格取得時など、大学時代から何度もやってきたはずなのに、 やっぱり覚えていない。その場では、なんとかできるようになるが、その場が 過ぎると、ほとんど忘れてしまう。経験する回数が増えてきたので、思い出すのは 早くなってきた。さらに何度か経験するうちに、長期記憶になってくれれば いいなぁと思う。
 今日は、初めて自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator ; AED)を 操作した。このAEDは、主に心室細動(心臓が細かな動きしかせず血液が送り出せない状態) になった人を助ける時に使用し、最近では、公共の施設にほぼ設置されていて、 一般人の使用も認められた機器。AEDの指示に従って操作するだけだが、操作の経験を するだけで、本当に使う場面に遭遇した時の心構えが全く違うのではないかと思った。
   日赤のスタッフから、「和泉さん、芸能人の誰かに似てるって言われたことありません?」 と聞かれた。だいたい推測がついたが、推測通り「田中美佐子の旦那」と言われた。自分では、 そう感じたことはなく、たいてい、深沢さんという本人の名字は出てこない。なんだか、大女優 の名前に隠れてしまって存在感のない人なのかなぁなんて考えたりして、喜んでいいことなのか どうかよくわからない心境だった。

■2007年1月19日(金曜日)
 心理的な問題を抱えやすい人は、いろいろと頭の中で考える傾向があるため イメージを想起しやすく、メンタルトレーニングでの、イメージトレーニングは 入りやすいらしい。しかし、イメージを自分の都合のいいように変えていくような 統御性に欠けている場合が多いという。逆に何も考えていない人ほど、心理的な 問題は抱えにくいということになるかどうかはわからない。
 心理的な問題を抱えている人は自分の周りでも意外に多く、年々増えているように 感じるが、それだけ、いろいろと頭で考える人が多くなったということなのか? それとも不安や緊張の伴う状況に多く直面する世の中になってきたということなの だろうか?よくわからないが、不安や緊張は、起こるべくして起こる局面では、当然の ものと受け止め、そんなところにエネルギーを使わず、その場面で何をすべきか目的は 何かをはっきりさせ、そちらへエネルギーを使った方が良さそうだ。ありのままを 受け入れる、ということはよく言われることだが、なかなか難しい。

■2007年1月18日(木曜日)
 人は、自分の手元になく、手に入れたいものがあった場合、それを手に入れる ために熱意を持って何らかの行動に出るが、手に入れてしまった瞬間、 それまでの熱意や、それまでの経過のことを忘れてしまうようにみえる。
 子供は、友達が持っているものが欲しくなる。友達がものを貸してくれなければ、 無理矢理取ろうとする。とにかくものを手に入れると、また友達が持っている別の ものが欲しくなったりする。人のものが欲しい年頃だからなのかもしれないが、 とにかく、ものを手に入れるまでの苦労に関係なく、欲しかった事実すら忘れてしまう。
 運動の技術習得では、できてしまった瞬間に、たいがいそれまでの苦労を忘れてしまう。 そのため、その技術を習得する過程が説明できず、技術を習得した直後であるにも かかわらず、できない人へできるようになる過程を教えてあげることができない 場合が多い。
 試験の勉強の時は、特に忘れるという能力を発揮し、試験が終わった直後から、 覚えたことを全て忘れてしまう。本当に、それまで何をしてきたのか?と思うことが 自分でもよくある。せっかく時間をかけて覚えたのだから、忘れなくてもいいのに・・・ と思うが、どうしようもない。記憶は、短期記憶と長期記憶に分けられると言われるが、 一瞬にして忘れてしまうのは、短期記憶なのだろう。長期記憶にするには、同じことを 繰り返すしかないのかもしれない。

■2007年1月17日(水曜日)
 電車の中で女性に痴漢行為をしたとして、職場の先生が訴えられ、二審も有罪 という記事が今日の夕刊に載っていた。こんな裁判が行われていることを全く 知らなかったのでとても驚いた。学生時代、この先生から授業を受けていたため、 何とも言いようがない気分だった。本人は無罪を主張したが、痴漢行為中の手を 捕まれたときの傷が証言と一致するということで控訴は棄却された。
 映画「Shall we dance ?」で注目を集めた周防監督が、11年ぶりの新作として 痴漢冤罪裁判をテーマに「それでもボクはやってない」という映画を作り、 アメリカで試写会を行ったという記事を昨日の夕刊で読んだばかりだった。 「99.9%の有罪率など冤罪を生みやすい日本の裁判の現実を多くの人に知らせたい」 というコメントが印象的だった。
 裁判はあまり身近に感じないが、近々一般人も裁判に関わるような制度が導入 されることを考えると、もうちょっと裁判制度や法律などについて自分の考えを 持つ必要があるように感じる。法律は「よいことをさせる」ためではなく 「悪いことをさせない」ために制定されており、人は、ペナルティがなければ、 平気で悪いことをすると「9条どうでしょう」という本のなかで内田樹氏が 述べている。確かにそんな気がする。
 真実を知るのは、当人同士のみ。裁判で争っても真実は明らかにならないかも しれない。とにかく先生の無罪を願う。

■2007年1月16日(火曜日)
 子供があまりにも自分たち親の話を聞かないので、夫婦共々うんざりしてしまった。 子供の動きがそわそわした感じで、トイレに行きたいサインを出しているので、 トイレに行こうと声をかけるが、子供はトイレには行かないと言ってかたくなに拒み、 後になって少し漏らしてトイレへ行くことになる。風呂に入ろうと言っても入りたく ないと言って、風呂に連れて行こうとすると嫌がって泣き出したりする。なんでも かんでも否定・否定・否定という感じ。いつも一呼吸おいてなんとか怒りをこらえて いたが、そのほかにも今日はいろいろと続き、こらえることができなくなって、 勝手にしてくれという気分になってしまった。イライラして平静を保てず親の負け という感じ。子供との戦いというわけではないが、「どうしたらできるの?」といって 自分で考えさせ自分の意志でできるように促してみるがなかなかうまくいかない。 虐待をする親の気持ちがわかってしまうのがなんだかとても悲しい。

■2007年1月15日(月曜日)
 不二家の期限切れ原料使用問題は、どんどん拡大している。過去7年で18件あった という事実が確認され、セブンイレブンなどでは、不二家の商品をすべて撤去すると いう発表があった。
 大学時代、土日の食事が出ないかわりに、お菓子やカップラーメンが支給されていたが、 そこに毎週のように不二家のホームパイが出てきた。しかもファミリーサイズの大きな袋が 一人に一袋ずつ。最初の一口目はおいしく感じるが、それ以上は食べたいとは思わない お菓子で、不二家はあまり好きなメーカーではなかった。
 しかし、不二家を好きなメーカーにしたお菓子がある。それは、カントリーマアム。 これは今でも大好物。しかし、これが店頭から消え去るというニュースを聞き、とても 残念に思った。そこで本当に商品が撤去されているかどうか確認したくなり、自宅 近くのファミリーマートへ確認に行ってみたところ、何事もなく置かれていて安心した。 セブンイレブンでは販売していなくてもファミリーマートにはある。
 カントリーマアムは、バニラ派とココア派があり、自分は、以前はココア派だったが、 いつの間にかバニラ派になっていた。どうでもいいことだが、それくらい、この お菓子にのめり込んでいる人たちがいる。
 とにかく、不二家は、きちんとした調査をして、消費者の信頼を取り戻せるよう 努力するしかない。不二家ファンの私は、不二家を応援している。

■2007年1月14日(日曜日)
 講習会2日目。今日も午前中は講義、午後は、骨折などの手当や搬送の実技を 行った。
 この講習会は平塚地区の赤十字が行っている講習会だが、3日目には、消防 関係者からの講習もあり、全国でも珍しく日赤の講習会で同時に消防庁規定の 普通救命講習も受けられるという説明があり、なんだか得した気分になった。しかし、 AED(自動体外式除細動器)を一般市民が操作できることが認められ、4月からは 日赤のテキストが大幅に改訂になるため、今回のテキストは、今後は、 使われないということで、なんだかタイミングを外した気分にもなった。

■2007年1月13日(土曜日)
 日本赤十字社の救助員養成講習会に参加。今週と来週の土日の4日間の講習となる。
 午前中は、学科の講義、午後は、主に三角巾を使った実技が行われた。救急法の目的は、 一般に、人を救助するというイメージが強いが、自分を病気やけがや災害から守る という目的もあった。自分の身を守れなければ人の身も守れない。自衛隊の任務も 同じことのように感じた。
 実技は、頭、肩、膝、額、手、下腿、耳、前腕、胸、腕つり、巻軸帯(一般に言われる包帯) など、かなりの量があった。最終日には、試験があるため、試験までに何度も練習して 体で覚える必要がある。参加者は、若い人からお年寄りまで幅広い年齢構成だったが、 誰もがついていくのに必死だった。

■2007年1月12日(金曜日)
 昨日までの3日間の運動で、体は、筋肉痛。ジョギング程度の運動強度で この状態になるとは思わなかった。普段運動をせずに、急に運動を始めた人と 大差がない。腹筋も自分の意志通りには動かない。本当に底辺まで落ちてしまった ようだ。
 シーズン中であれば、ジョギング程度の感覚でできたペース走も、吐きそうに なり、設定した距離を走りきることができず、学生について行けない。運動をする たびにショックを受けている。
 来月は国際千葉クロカンに出場する予定だが、あと1ヶ月で、どこまで 戻せるのだろうか?楽しみといえば楽しみだ。 

■2007年1月11日(木曜日)
 職場の図書館で借りている貸し出し中の図書が貸出期限を過ぎ、次に予約を している人がいるので、図書を返却してほしいという連絡が図書館からあったため、 図書館へ返却に行った。
 図書館には、教官推薦と学生希望に分けられて新規購入された本が大量に本棚に 置かれていた。もの凄いわくわく感が込み上げてきた。
 高校生のころまでは本は嫌いで、読書感想文で指定された本を除いて読書は 全くしなかった。大学に入ってから多少するようになったが、習慣にはならなかった。 社会人になってからは、時間があるときには読むようになったが、本格的に読書が 好きになったのは、昨年から。昨年は、どんなに忙しいときでも月に1冊は本を 読もうという目標を立てて、横須賀とつくばを往復する時間がちょうど読書に 当てられるということもあり最終的に年間で40冊も読んでいた。自分としては、 これほど読書に時間を使ったことがないというほど信じられない数を読んだように 感じている。読めば読むほどどんどん読みたい本が増えていき、どんどん興味が 広がっていく。なぜか忙しいときに限って読書量が増える。現実逃避の1つだった のかもしれないが、とにかく読書を通して人生を豊かにできたらと思う。

■2007年1月10日(水曜日)
 以前職場で上司だった方と電話をした。昨年末に定年となり、今は新しい 就職先で働き、第二の人生をスタートさせていることを聞いた。新しい 就職先は、今までの仕事とは全く関係ないため、その業界については、全く 知識がない状態からのスタート。そのためすべてを学ばなければならず、 いろいろな仕事を経験しているという。お客さんを相手にすることから、今まで だったら休みとなっていた休日が忙しく、あまり休みがない。また、 お客さんのクレームに対応しなければならないが、対応できるだけの知識がなく、 さらにお客さんの印象を悪くすることもあり、それが辛く、辞めようかなぁと 思うこともあり、定年後こんなに厳しい生活が待っているとは想像も できなかったとおっしゃっていた。
 自衛隊は定年が早く、50代前半で第二の人生を始めなければならない。 比較的体が動かせる時期に定年となるので、就職先も60代よりは幅広い業種が 選択できる利点はある。しかし、30年以上利益を追求しない職場で生活してき たところから、新しい仕事を始めるということは、厳しい現実に立ち向かわなければ ならないことだと理解する必要がありそうだ。
 人生設計はとても大事なこと。当分先のであってもきちんとなんらかのビジョンを 持ち、少しずつ準備をしなければならないと思った。

■2007年1月9日(火曜日)


つくば駅の売店で
買ってみました
 昨日から朝練を再開しようと思っていたが起きられず、今日から練習開始。 久しぶりのロングジョッグだったためか、開始20分でピッチが保てなくなり、 40分を過ぎると息が上がってかなり辛くなった。昨日のジーンズ同様大きな ショックだった。もはやアスリートではない。
 13時から16時の間につくばで修士論文の提出があるため、10時くらいには、 横須賀を出発しなければならず、その前に家族で近くの走水神社へ初詣に行った。 自分と子供は、あっという間に祈願が終わり、妻だけがたくさんの願いが あったためかずいぶん長くしていた。頼まれた神様も大変だ。
 修士論文提出開始の13時前には、提出場所へ行ったが、すでに長蛇の列に なっていた。久しぶりに会う人ばかりで、たくさんの人と話をする機会が持てて 良かった。誰もがやっと終わったという安堵の顔をしていたのが印象的だった。 同じ高校の後輩は、卒業試験が終わった後には、南米へふらっと海外旅行へ行く と話していた。就職前の最後の自由な時間。自分も無計画に旅行をしてみたいが、 我が社は、必ず計画を提出し受理されないと海外へは行けないので、その願望は かなわない。大学生は自由な立場だなぁと思った。
 今日から、防衛庁は、防衛省となった。防衛庁教官は、これから防衛教官と 名称変更となるため、我が校の教官は、体育でも英語でもみな防衛教官。 なんだか、国防について教授する教官みたいで、まだしっくりこない。

■2007年1月8日(月曜日)
 論文製作からやっと解放され、今日は、年末にできなかった車の点検と整備、 ブラインドの取り付け、棚作りや掃除をして、なんだかやっと正月を迎える 準備ができたという気分になった。久しぶりに昼寝もでき、本当に気持ちに焦りのない ゆっくりとした時間が過ごせた。

■2007年1月7日(日曜日)


バイクでの撮影って、かなり大変そう...
 冬休み期間はほとんどジャージで生活していたので、久しぶりにジャージではない 服装にしてみた。ずいぶん脚の筋肉がなくなっていることが想像できたので、 高校時代に身につけていたジーンズに脚を通してみた。なんと、ももにも十分な 余裕があり、問題なくはけてしまった。昨年は、何とかはけるが、まだももの部分は きつかったはず。想像以上の筋肉の落ち方にショック・・・。本当に今年度現役を 続行できるのだろうか・・・。
 今日は、製本作業をするために久しぶりに車で首都高速と常磐道を乗り継いで つくばへ行った。
 筑波大学の陸上競技場では、明日行われる全日本大学女子選抜駅伝の予行が行われて いた。バイクから選手を撮影するところを間近で見たが、かなり危ない体勢で、この 体勢を保ったまま撮影している撮影者の苦労がよくわかった。会場は筑波大学周辺だが、 わが筑波大学は、予選会を突破できなかったため本戦に出場できず、明日は、大会運営 のお手伝いだそうで、本当に悔しいことだろうと思う。
 製本は、製本をする機械が20秒ほどで製本してくれるため、ずいぶん簡単に終わった。 たった4冊なので、時間にして80秒ほど。今日は、80秒のためだけにつくばへ来たと 考えると、ずいぶん高い値のつく論文だと思った。あとは、明後日の提出と、卒業試験。 どんどん卒業は近づいてくる。
 連休の中日であるためか、首都高速も常磐道もまったく渋滞はなく、気持ちよく 運転でき、電車に乗るよりも短い時間で横須賀とつくばの往復ができた。とは言っても 6時間近くの往復・・・その間運転に集中しないといけないので、電車の方が楽だと思った。

■2007年1月6日(土曜日)


年末の衝動買い
の品が続々と...
 自宅でひたすら修正作業。一通りできあがって印刷した後、それをもう一度 読んでみると、おかしな所があり、それを修正して、・・・という作業を 何度も繰り返し、1日かかってやっと製本できる論文が完成。かなりの紙を 消費し、論文製作は、反エコロジーな活動だと思った。もっとエコロジーな 活動とするには、自分が間違えなければいいのだか、それは、やっぱり無理。 パソコン上で、何度も見直した後に印刷するしかない。でもパソコン上で 見直すのは、本当に疲れる。環境を優先するか、自分の健康を優先するか・・・ と考えればやっぱり健康を選択してしまうだろう。
 とにかく、完成し、残るは製本作業のみ。10日前には、この瞬間が想像 できなかったが、本当に終わりに近づいてきた。

■2007年1月5日(金曜日)


ネットショッピングで買った
ギターのCDが届きました
 昨日書き終えた論文を持って、指導教官の研究室へ行った。論文の規則に 沿っていない部分もあり、修正するところがたくさんあったが、特に内容に ついて直されることはなかった。提出日も迫っていたため、内容の修正に ついては指示されなかった可能性も考えられるが、とにかくゴールが近づいた。
 なんとか論文として出せそうだというコメントをいただき、必要なところを 修正して製本作業に取りかかってもよいという許可が得られた。修正作業は かなり面倒だが、卒業に向かって大きく前進した気分。
 昨夜も2時間半ほどの睡眠だったため、修正作業を始めようとするころから 頭痛が激しくなり、あまり集中できず、作業は途中で中止し、横須賀へ戻った。 電車での3時間半の移動は、かなり辛かった。

■2007年1月4日(木曜日)
 妻と子供は、昨日妻の実家へ帰ったため、今日は家で自分一人。相変わらず、 論文は最後までたどり着かず。午前3時過ぎまでやっていたので目覚ましを 鳴らしても止めるだけで、気が付けば8時半。妻からゴミ出し依頼のメールで あわててゴミを出しに行き、目が覚めた。
 昼食と買い物に車で出かけ、あるお店の駐車場へ入ったときに、駐車場から 出ようとする車がいたため、道を譲ろうとして車をバックしたところ、ガツンと 車の後ろが何かに当たった。後ろを見ると金網と鉄柱だった。どうなっているのか 心配でたまらなかったが、結局どこにも傷は見あたらず、ホッと一安心。 あまり寝ていないし、修論のことばかりを考えているため、車の運転をすることが 非常に危険なことだったと気が付き、すぐに家に帰った。
 その後は、集中して論文と向き合い、ひとまず書くべきことは書ききり、明日は なんとか指導教官の元へ持って行けるものができた。この10日間ほどの 集中で本当に何とかなった。

■2007年1月3日(水曜日)
 箱根駅伝が気になりながらも、テレビをつけずラジオで我慢しながら、 修論と向かい合った。7区では、地元岡崎出身の鷲見くん(日体大)が 見事に区間賞を獲得し、なんだかうれしくなった。
 注目したのは、城西大学だった。監督の平塚さんとは、現役の時からの 知り合いで、会うたびに声をかけてくれるのがとてもうれしく、就任当時 からずっと応援していた。昨年はたった10秒の差でシード権を逃したので、 今年はなんとしてもシード権を獲得したいところだったが、残念ながら 今年も昨年と同じ順位でシード権を逃してしまった。
 日本テレビの放送は、アナウンサーが必要以上にうるさく、無理矢理 感動を作ろうとしているように見えてしまうが、ラジオの放送は、聞く側を 意識してくれているようで、テレビよりは静かで意外と良かった。でも やっぱり映像を見たかった。

■2007年1月2日(火曜日)
 休暇に入ってから、病院へ行くことを除き全く家から出ず、体も動かしていなかった ので、久しぶりにジョギングをしてみた。昨年シーズン中盤から何ヶ月間かずっと 痛かった膝の裏の痛みもすっかりなくなり、ずいぶん楽に走れ、どんどんスピードが 上げられ気持ちよく走れた。気分が良かったので、最後に、ジャンプ系の補強まで やってみようという気持ちになったが、最初のジャンプで下腿部をつり、同様に 反対の脚でもやってみたが、そちらもつってしまった。ジョギングをした後に 補強ができないほど筋肉が弱っているのは驚きだった。陸上競技を始めて以来、 最も弱い状態かもしれない。もう1ヶ月くらいは、この状態を受け入れ、卒業第一で 我慢するしかない。その後は、絶対元に戻して競技復帰をしてやろうという気持ちに なった。

■2007年1月1日(月曜日)


スパートする松村さん
 昨年は当直室で、年越しをしたが、今年は、自宅で修論作成をしながらの年越しだった。 もう少しで考察を書き終わりそうな所まできたが、予定では年末までに一通り終わっておく ことになっていたので、体調を崩したことが大きく響いた。明日までには、 なんとか一通り作成し終わりたい。
 元日は、やっぱりニューイヤー駅伝。体育学校は、昨年よりチーム力が上がっている という話を聞いていたので、楽しみにしていたが、いきなり1区の室塚くんが好走し 6位でタスキをつなぎ、なんと2区では、松村さんがいったんは2位まで順位を上げて、 盛り上がった。これほどまでに体育学校がテレビ画面を独占した駅伝は今まで見たこ とがない。優勝候補のチームを含む大集団を引っ張りながら、残り2kmくらいからの スパートで集団を引き離そうとした走りは、本当にすばらしいかった。 最終的には、元々の力の差があったため7位でのタスキリレーとなったが、見応えの あるレースだった。
 3区以降は、順位を少しずつ落としたが、アンカーの濱砂くんが昨年同様頑張り、 最終的には20位台だった順位を17位にまで戻しゴールした。前半がすばらしく、 シード権の15位以内の順位を期待していたので、残念な結果だった。
 最も印象に残った場面は、優勝を決定づけた佐藤くん(中国電力)の気迫の 走りだったが、同時にその佐藤くんに抜かれる山口くん(ホンダ)の動きが 気になった。山口くんとは、ヨーロッパ遠征で話をするようになった。 その後、レースでは、彼の走りをずっと注目してる。今回は、スタートして それほど経っていない場面で、佐藤くんのピッチが速いということもあったが、 山口くんの動きに全く切れがないように見えた。結局、彼は、なんとかタスキは つないだものの大ブレーキとなってしまった。あれだけのトップ選手でも コンディションを整えることは難しく、チームスタッフが選手のコンディション 把握をすることの難しさを見せられたような気がした。



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