最近のいずみ

Last Update:2008/6/30

パートタイムアスリートいずみ 8年目に突入!! 


■2008年6月30日(月曜日)


横浜の夜景
 腸腰筋群の痛みが緩和し、5日ぶりに走り始めた。2週間後には、またレースが あるので、そのための負荷をかける必要もあり、先週と同じメニューを行った。 内容は、1000m、600m、400m。すべて8割くらいの感覚で走ったが、 実際は、全力と変わらない感覚になった。先週は、全く走れなかったが、今日は、 先週よりは、少し感覚が良かった。自分の感覚以上のタイムが出て、逆に気持ち悪い 感じがした。全然走っていない割には、よく走れた。先週よりは進歩している。 来週はさらに進歩していたい。

■2008年6月29日(日曜日)
 昨日から不入斗(いりやまず)競技場で行われている横須賀選手権を見に行った。 朝から大雨で、最悪の天候だったが、多くの学生たちが出場した。水泳訓練のため、 練習には一度も顔を出していない1年生がいきなり試合に出ているのには驚いたが、 それぞれの学生が、この環境で出せる力をしっかりと出し切っているように見えた。 800mでは、8名が出場し、1年生1名を含む3名が決勝に進出した。
 800mの決勝に残った1年生は、決勝直前に刺激を入れるべく、トラックの 外側を走っていたところ、なぜか反対側から走ってきた中学生と衝突してしまった。 衝突を直接見たわけではないので、詳しくはわからないが、事故のことを別の 学生から聞き、駆けつけたときには、当事者2人が倒れていた。2人とも意識は はっきりしており、中学生は打撲で済んだようだったが、うちの学生は、鼻が 腫れ、唇も大きく切り、かなり出血していた。医務担当のナースが手当をして くれ、保険の担当者が保険会社と連絡をとるなど、必要な手続はすぐに行われた。 自分は、学生を病院へ連れて行った。学生本人が鼻を骨折していると話していたが、 診断も学生の言うとおり骨折だった。しかし、特に何か処置をするということは なく、今後は、そのまま回復を待つとのことで、痛み止めが処方され診察は終了した。
 春先に、横浜で行われた高校生の試合で、走っている生徒とそれを横切った 生徒がぶつかってひとりが重体になったというニュースがあったが、今回も 当たり所が悪ければ同じような状態になっていたかもしれない。我が校の学生は、 通常走る方向に走っていたようだが、ぶつかる直前は、目の前に立っている人が いて、その人がよけたとたんに、逆走していた中学生とぶつかったとのことで、 中学生のことは見えず、よける時間もまったくなかったようだ。
 事故を防ぐことはできなかったのかと考えてみたが、走る方向は間違っていないし、 レース直前に必要なことだったので、車の運転と同じで、どこから人が飛び出して くるかわからないという心構えで走るということくらいしか思いつかなかった。
 普段の練習では、投擲の安全管理ついては、かなり気にしているが、走りの方では、 走る方向などを守り、お互いが気をつければ危険なことは何もないと考えていたが、 それは、関係者全員がそのことを認識しているのが前提で、学外へ出てしまえば、 それは成り立たなくなってしまうものだった。今回の件で、試合での安全管理に ついても学生に話をする必要があることを認識した。

■2008年6月28日(土曜日)


小さな店員たち



仕事中
 長男は、幼稚園の友達2人と近所のマクドナルドで、店員体験をした。 お店に着くと、3人は、更衣室へ行き、店員の服装に着替えた。子供の体験用に 服が用意してあるのには驚いた。3人ともなかなか似合っていた。
 次に手洗いをし、補助のお姉さんと共にレジに立って、母親からの注文を受け、 注文をレジのタッチパネルの画面に入力して、お金のやりとりをした。注文は、 パンケーキのセットだったので、パンケーキを温め、ポテトを袋に詰め、ジュースを 冷蔵庫から取り出し、トレイに並べて注文者に渡すことで作業は終了した。他の 2人は、ハンバーガーのパンを広げてハンバーガーを作っている姿が見えた。
 子供たちは、自分たちで作ったパンケーキやハンバーガーを食べた後、プレイ ゾーンで思いっきり遊び、大汗をかいていた。家に帰ったあと、長男に、マクド ナルドで何がよかった?と聞いたみたところ、みんなで遊んだことが一番楽しかったと 感想を述べていた。親の意図とは、ちょっとずれてしまったが、それぞれが真剣な 姿で、親としては、すばらしい職場体験だったと思った。

■2008年6月27日(金曜日)
 大学の陸上部OB総会に参加した。自分は、監督なので、総会では、この1年間の 学生の活動状況をパワーポイントを使って説明した。自分が転勤してくる前は、学生の 活動は、年間2試合で、同好会に近い状態だったが、この2年間で、標準記録突破が 必要な選手権にも少しずつ出場できるようになり、大学の歴代記録を次々と更新するように なった。学生たちの自主的な活動で競技力は向上しただけで、監督や顧問が直接 具体的な指導をしたわけではなかったが、OBからは、賞賛の声をたくさんもらった。 来年は、さらにすばらしい結果が報告できるよう努力したい。

■2008年6月26日(木曜日)
 昨夜は、左下腹部に微弱電流を一晩中かけてみたが、鈍痛に変化はなかった。 股関節を外旋屈曲するともっとも鈍痛が大きくなることから、やっぱり腸腰筋が あやしいと思った。今日は1日中授業で、自分が見本を見せて行う走り幅跳びの 授業はかなりきつかった。患部を動かさずに授業を行うことは難しく、この状況が 続けば、回復は厳しいが、7月からは訓練期間のため授業がなく、授業は来週の 月曜日まで。あと2日間は耐えるしかない。
 今日から、等々力競技場で日本選手権が始まった。午前中から雨が降り、 コンディションはあまり良くなかったかもしれないが、長距離選手とっては、 走りやすい気温だった。男子10000mではオリンピック参加標準Aを突破 している松宮くんが3連覇し、オリンピック出場を決めた。自衛隊体育学校の 室塚くんは、昨年度B標準を突破していたが、今大会では19位に終わり、 オリンピックへは出場できなかった。
 男子800mには、自衛隊体育学校から3名が出場したが、佐藤くんだけが 決勝に進出した。最も応援していた森くんは予選落ち。明日は、1500m予選 にもエントリーされているので、そちらで頑張って欲しい。
 女子800mでは、体育学校の西村さんが決勝に進出した。西村さんは元 日本チャンピオン。出場選手の中でも最もキャリアの長い選手なので、 そのキャリアをいかし、久々の優勝を勝ち取って欲しい。

■2008年6月25日(水曜日)
 50m×4を5セット行った。先週のこのメニューでは筋肉痛にはならなかった ので、この強度の運動には慣れてきたと考えることができるが、筋肉痛になるほどの 強度まで追い込めなくなっていると考えることもできる。どちらが真実かは わからないが、今日は、2セット目までをアップシューズ、3セット目以降は スパイクを履くことで、先週までよりは1セット多くスパイクを履き強度を 上げてみた。
 主練習が終わった後、バウンディングを行い、次に片足で進んでいくホッピング を行った際、股関節を屈曲するたびに左下腹部に鈍痛を感じ、今までに感じたことの ない痛みだったため、それで練習は終了した。動きと痛みの関係から腸腰筋に 何らかの問題があるように思えた。すぐにアイシングはしてみたものの、腸腰筋は、 体の深部にあるため、あまりアイシングの効果もなく、鈍痛は全く回復しなかった。 また当分走れなくなってしまった。

■2008年6月24日(火曜日)


走水の夕焼け
 先週1週間は、シンスプリントになり、スネに痛みがあったため、ほとんど 運動ができなかったが、1週間経ち痛みがなくなったため練習を再開した。
 練習メニューは1000m、600m、400mのウインドスプリント。 8割くらいの感覚で走るつもりでスタートしたが、地面に力を加えて走っている 感覚はなく、接地がフワフワとした感じで全くスピードが上がらなかった。 スピードは上がっていないのに、体はきつく、タイムも散々。まともな 感覚に戻るまでは、また時間がかかりそうだ。

■2008年6月23日(月曜日)


つかまり立ち
 次男がつかまり立ちをするようになった。ついこの間まで、やっと膝で立つ くらいだったのに、自分よりも高い位置にあるモノを触りたいという意欲で 手を伸ばしているうちに、立つことを覚えてしまった。ハイハイのスピードは、 長男の時と比べると、まだまだ遅く、ハイハイのスピードはまだまだ上がるはず なので、1歳を越えるくらいまではハイハイを続けて欲しい。
 出勤時や帰宅時には、次男にバイバイと言うと手を振るようになった。また、 帰宅時には笑顔で迎えてくれ、手を握って開く動作を何度もして喜びを表してくれる。 それだけで1日の疲れが癒される。赤ん坊はすばらしい。

■2008年6月22日(日曜日)


新郎新婦と
 高校、大学、実業団で一緒に競技をしていた友人の結婚式に出席した。 友人として招待されていた人たちの多くは、彼の実業団時代の同僚で、 800mで競っていた仲間は、自分を含めて3人が招待された。自分を除く 招待された2人は元日本チャンピオン。2人とも今は競技をしていないが、 ひとりは高校で陸上部の学生を育てている。新郎は、競技をやめたあと、 整体師として開業し、もう一度競技復帰を考えているとのことだった。 久しぶりに当時競っていた仲間たちと再会することができ、再会の場を 作ってくれた新郎新婦には本当に感謝したい。

■2008年6月21日(土曜日)


ピアノの演奏中



園児と小学生の合唱



集合写真
 長男は、4月からピアノを習いだし、2ヶ月目にしていきなりピアノの発表会が あった。最も年齢の若い発表者のようで、発表会の最初の発表者として登場し2曲を 披露した。1曲目はひとりで弾き、2曲目は先生と連弾した。2曲とも間違えることなく、 無事に終了した。その後、幼稚園児から小学校低学年までの生徒が全員で、2曲の 歌を歌った。長男は、指揮者を見ることもなく、周りをキョロキョロしながら 歌っていた。指揮者の役割というのが全くわからないのだろう。
 ピアノの演奏終了後、長男は、花束とご褒美をもらったようで、うれしそうだった。 発表会がすべて終了した後、緊張したとコメントしていたが、緊張の意味がわかって 使っていたのかどうかは、疑問だった。
 発表会の後半になるにつれ、ピアノ歴の長い生徒さんたちの演奏があり、 上手な人ほど、肩の力が抜け、自然に弾いているように見えた。上手な人ほど 体の使い方も上手なのだと思った。
 発表会の中盤には、声楽、フルート、エレクトーンをならう生徒さんたちの 演奏もあった。ほとんどが高校生くらいまでの子供たちだったが、フルートには、 1名年配の方も混じっていた。年をとってからも自分の趣味で楽器を習うことが できたらいいなぁと思った。
 今日は、日体大記録会で、学生たちが1500mを走った。応援には行けなかったが 多くが自己ベストを更新したようで、最もタイムの良かった学生は、3分51秒台の 学内新記録で日本インカレの標準記録を突破したとのことだった。我が校からの 日本インカレへの出場は、たぶん自分の出場以来のことだと思う。自分の子供たち や学生たちの、頑張りが本当に自分への力にもなるような感じのする1日だった。

■2008年6月20日(金曜日)


玄関前にいたクワガタ

 次男が生まれて10ヶ月が経った。何にでも興味を示し、手で取ってみて、 口に運ぶという行為を続けている。手に取ったものは、ほとんどがよだれだらけ になる。絵本は、よだれで溶け出してしまっている。
 今日は、恐ろしい光景を目の当たりにした。ほんの30秒程度、目を離して 再び次男を見たところ、畳をなめるように伏せ、手で何かを握っていた。 何を握っているのかと思って、手を見たところ、なんとムカデだった。次男の 手の3倍はあるムカデが、次男に捕まって必死に逃げようと体をくねらせていた。 次男は、今にも口に入れそうな感じで、すぐに手からムカデを放し、ムカデには 悪かったが、ムカデを退治した。
 建物の5階に住んでいるので、家の中までムカデが入ってくるということは あまり考えられないが、昨年も、自分が寝ているときに自分の上をムカデが 通っていて驚いて、同じように退治したことがあった。建物の隣が山なので、 仕方のないことなのか、それとも、ムカデが我が家に住んでいるのだろうか。
 次男に怪我などがなくてホッとしている。

■2008年6月19日(木曜日)
 左下腿外側の感覚がさらにおかしくなった。昨日は、痙攣が目では確認 できなかったが、今日は、少し動いているのがわかる。常に触られている というか、低周波をかけているような感覚。それが頻繁にやってくる。
 どこの神経が問題になっているのか調べてみたが、部位から見れば、 深腓骨神経があやしい。いろいろと調べているうちに、下腿のどの筋肉が どの神経支配を受けているのかが少し覚えられるようになってきた。 なかなか筋肉と神経の対応が頭に入らなかったが、自分自身のこととして 考えていくと、頭に入ってくる。
 筋肉と神経の対応が頭に入ってくるのはうれしいが、この状態がずっと 続くのはうれしくない。元の状態に回復するよう願うばかりだ。

■2008年6月18日(水曜日)
 朝、目が覚めたときから、左スネの外側の感覚がおかしい。スネ毛が頻繁に 風になびいているような、人にさわれているような感覚がある。もっとよく考えると、 低周波の電流が頻繁に流れているような感覚がある。小さな痙攣が起こっているのだろうか? 昨日のシンスプリントの症状と関係はあるのだろうか?昨日冷やして安静にしたためか シンスプリントの痛みや熱感は治まったのはよかったが、なんだかスネの外側は 普通ではない。
 昨日の腕立て伏せと腹筋によりかなりの筋肉痛が来ている。一昨日の50m走の 影響はほとんどなく、脚には筋肉痛が来てないので、50m走の運動強度については、 脚の筋肉が克服してくれ、先週とは違って少し強くなったような気がしてうれしくなった。
 腕立て伏せの影響は、完全に大胸筋に来ていて、少しだけ上腕三頭筋にも来ている。 腹筋の影響は、体表面では、腹直筋下部、外腹斜筋、肋間筋に来ている。また、 体の内部では、股関節の内側の方から、腸骨くらいまでが筋肉痛になっているように 感じられる。大腿四頭筋には全く疲労がないので、たぶん、腸腰筋が使われ、 正しい体の使い方ができたのだと思う。
 疲労といえば、昨日、高圧酸素カプセルがドーピング違反になる可能性もあるため、 日本アンチドーピング機構が使用自粛を呼びかけているとのニュースがあった。高圧 酸素カプセルには2回入ったが、あまり効果が感じられなかった。ドーピングとなった 場合には、どのようにして調査をするのだろうか?血液検査などで、この人は 高圧酸素カプセルに入ってますと言えるようには思えないが・・・。高圧酸素カプセル についての言及があれば、低圧室はどうなるのか?など、次から次へと疑問が湧いて くる。お金のある国だけが悩まなくても良いことで悩んでいるようにも思える。

■2008年6月17日(火曜日)
 昨日の練習により大腿部がかなりの筋肉痛になるのではないかと予想していたが、 多少疲れはあるものの全く筋肉痛にはならなかった。先週の練習で筋肉痛になり、 回復したことで、筋肉が強くなったのだろうか?それとも筋肉痛が来るタイミングが 明日になってしまったのだろうか?
 午前中は、自衛官の体力測定があった。最初に2分間の腕立て伏せを行った。 目標は82回。10回行うごとに休憩をして、目標を目指したが、60回を過ぎる ころには、だんだん動かなくなり、結局80回に終わり、目標には届かなかった。
 次に行った2分間の腹筋は、87回以上を目指した。後半ペースは落ちたものの 96回まで記録を伸ばすことができた。
 3種目目は、3000m。昨日の練習でペースが維持できなかったこと もあり、10分を切ることができないのではないかという心配をしていたが、 9分53秒で走れ、昨日よりはまともに走れた。
 4種目目のソフトボール投げは、2投目に60mを投げ、最低目標をクリアーしたが 昨年よりは4m悪かった。
 5種目目は、走り幅跳びで、1回目に5m50cmを跳び、それで終了した。 走り幅跳びを終えたときになんとなくすねに痛みを感じた。踏み切ったときに、 無理な力が加わったのかもしれない。昨日の授業で走り高跳びを行い、見本を 2,3度見せたときに跳ぶたびに踏切脚の下腿が攣りそうになったことを思い出した。 さらに50mを走ったことも影響があるのかもしれない。昨日の時点で、すでに 脚にはダメージがあった上に、今日のの跳躍があり、とどめを刺したようだ。
 最後の懸垂は、脚を使うことがないので、問題なく行い20回で終了した。
 全体的に昨年よりは、記録が向上していたが、毎回腕立て伏せだけが目標に 到達できない。普段からやっていれば困ることはないが、当日しかやらないので、 当然の結果とも言える。あと2回。次回は何とか到達したい。
 測定終了後は、ずっと左脚のスネの痛みが気になった。家に帰ってから、 スネに手を当ててみると、痛みのある付近だけ熱感があった。シンスプリント になってしまったようだ。

■2008年6月16日(月曜日)
 先週に続き、50m×4を5セット行った。自分では、最大スピードで 走っているつもりだが、どうしても最大スピードが出ている気がしない。 ピッチがあまり上がらないということもあるし、地面からの反発がうまく 得られていないということもあるのだと思う。当分これを続けてみて、 最大スピードで走るということを体に覚えさせていこうと思う。
 ダッシュの後は、4000mのペース走を行った。3分25秒/kmで キープするつもりだったが、それができたのは最初の1000mまでで、 その後は、3分41秒まで落ちた。全くペース走にはならなかった。

■2008年6月15日(日曜日)


隅田川を走る水上バス






学内にあった明治丸
 東京海洋大学で行われた日本トレーニング指導者協会の研修会と総会に参加。
 足関節の捻挫についての講義では、テーピングのみで安静にしない人があまり にも多いという話があった。1週間もすれば、確かに痛みは引いてくるが、 安静にしていなければ靱帯の修復は行われていない場合がほとんどらしい。気を つけなければならないことだと思った。
 「トレーニング指導者のセールス・プロモーション」では、トレーニング指導の 仕事を得ていくために、自分をどう表現していくかということが話題になった。 仕事の少ない人は、次々と資格を取得するなどインプットはよくしているが、 アウトプットをしていないのではないかということだった。その通りかもしれない。 初めて人と会ったときに、相手の何を見て、その人を判断するかといえば、 話の内容よりも外見が9割くらいを占めているどいうデータがあるそうで、外見は 相手を引きつけるための重要な要素であることが示された。プラス思考をすることは、 とても大事なことだが、起こることすべてに対してプラスに考え、何か大きな 問題に直面しても順調な試練だと思う必要がある。講師はこれをブレイクスルー 思考と呼んでいた。現状をどんどん打ち破る思考という意味らしい。
 最も印象に残ったのは、レモンとピンクの象という話だった。レモンは、レモンを搾って その果汁を飲むイメージをするだけで、体は反応し、唾液が出てくるということを例に して、頭に強く思い描いたことは、身体が反応するということを説明し、ピンクの象では、 「ピンクの象を思い描かないでください」と言われた後に、ピンクの象が頭から 離れないことを例にして、頭に思い描いたことを打ち消すのは大変だということの説明 をしていた。メタボリックシンドローム対策で、運動を始めた人に、「ケーキを食べては いけない」と言ってしまうと、ケーキを思い描いてしまい、返って逆効果になるし、 「失敗するな」と言えば、知らず知らずのうちに失敗を思い描くことになるので、 コーチングの現場では、慎重に言葉を選んで話さないと、逆効果になることが いくらでもあるということを認識することができた。

■2008年6月14日(土曜日)
 日本女子体育大学で行われた日本トレーニング指導者協会の講習会に参加。
 ヨーロッパでは、スポーツにパワーという言葉が使われず、スピード筋力という 言葉が使われているということを知った。パワーは、スピード×力という計算のため、 スピードが少々低下したとしても力が大きければ、パワーは高まることになるが、 スピードが低下してはスポーツの場面では通用しないというのが理由らしい。 とても納得できる理由だった。
 今までは、トレーニングの原理として、超回復モデルというものを意識して、 トレーニングの計画を立てるものだと学んできたが、最近は、フィットネス-疲労 モデルというものがあり、ヨーロッパやアメリカのコーチに支持されているようだ。 フィットネスという言葉が漠然として理解しづらいが、強度の高いトレーニングが 終わった直後が最もフィットネスの高い時期であり、疲労も同様に最も高い時期と 考え、その後、フィットネスを落とさないように、短時間ながら高強度の運動を 続け、疲労の回復を待ち、フィットネスと疲労の差が大きくなるところで 最高のパフォーマンスを得るという考え方をしている。高校野球では、次の ステージに上がって行くにつれチームの力がどんどん上がっていくのは、 疲労は溜まっていくものの、フィットネスが上がっていく結果なのではないか ということだった。スポーツは根性というような考え方が日本には伝統的にあり、 練習は毎日しなければならないということも言われていたが、あながち間違って いないかもしれない。自分の全盛期も、前日に試合の強度と同じかそれ以上の 走りをして試合に臨んでいたが、それでもきちんと走れていた。試合直前の アップでも、レースのスピードよりも上げた状態を一旦作っておいてレースに 臨んでいる。これもフィットネス-疲労モデルに沿っているのかもしれない。

■2008年6月13日(金曜日)
 昨日から50m走の筋肉痛がひどく、あまり動きたくない。昨年行った治療院で 筋肉痛を治す方法を教えてもらったことがある。それは、筋肉痛を起こした運動を 次の日にも行うということだった。本当なのだろうか? どこかで試してみたいとは 思っているが、いざ筋肉痛になると、もう動こうという気分にはなれず、昨日は 何もできなかった。
 今日は、1000mの坂ダッシュを3本と300mを1本走った。筋肉痛の割には、 まともに走れた。運動をすれば、筋肉痛は少し緩和したような気がしてくる。昨日、 50m走をやっておけば、もっと緩和していたのだろうか・・・いつか試してみたい。

■2008年6月12日(木曜日)
 月曜から次男の体調が悪く、鼻が詰まり、喉も痛いようで、夜になると 熱が上がって、泣きっぱなしという状態が続いている。鼻が詰まっているため、 乳がなかなか飲めないらしく、食欲もない。いつも次男を抱っこしている妻は、 この3日で次男の体重が軽くなったと話していた。夜は、寝たとしても、呼吸が うまくできないために1時間もしないうちに泣き出すため、妻はかなりの寝不足に なっている。病院へ行ったものの、1歳未満の子供には、熱を下げるような 薬は処方できないとのことで、喉や鼻づまりを改善する薬はもらったが、次男は、 薬を飲むたびに吐いてしまうため、薬を与えることをやめて、自力で治してもらう ことにした。少しでも楽に呼吸ができるよう願っている。

■2008年6月11日(水曜日)
 最近の練習はジョギングばかりで、試合の時だけ強度の高い運動をしている。 高速レースには対応できなくなっていることもあるので、スピードを上げた 短時間での超高強度の練習をすることにした。メニューは50mダッシュ4本を 5セット。前半の3セットは、アップシューズで、最後の2セットはスパイクを 履いた。
 50mを全力で走ると、全力を出し切る前に終わってしまうような感覚があり、 とにかく、四肢を必死に動かすという感じで、自分がどうやって走っているのか 全然わからい。あまり、加速をしている感覚もなく、あっという間にゴールに きてしまうので、追い込めた練習ができているかどうか感覚としてはわからなかった。
 メニューをすべてこなし、最後にジャンプ系の補強をやった。ジャンプして 着地すると、脚で自分の体が支えられず潰れてしまった。補強をやってみて、 はじめてかなり主練習での強度を実感した。明日からは、かなりの筋肉痛が くるのではないかと思う。

■2008年6月10日(火曜日)
 一昨日は、秋葉原での無差別殺人のニュースの方が北島選手の世界新記録 よりも衝撃的だった。「世の中が嫌になった」と犯人はコメントしていたと報道 されていた。そのことと「誰でもいいから殺したい」という衝動とが、どう 関係しているのかというところがクローズアップされているが、そう簡単に 思考過程がわかるとは思えない。本人ですら整理などできていないのではないかと 思う。整理できるくらいであれば、事件など起こしていないかもしれない。
 携帯の掲示板への書き込みには、自分は人生の敗者だという思いこみが 長々と綴られていた。資本主義では、成功者はほんの一握りで、残りは 敗者なのではないかと思う。しかし、成功することと人生を豊かにして いくことは両立することもあれば、両立しないこともある。それは、本人の 心が決めること。犯人は親への不満もあったと報道されていたが、親が 子供にどのような教育をするかということが、後の社会に大きな影響を 及ぼす可能性もあると認識し、自分の子供にも接していく必要が あるだと思った。

■2008年6月9日(月曜日)
 北島選手が昨日200m平泳ぎでスピード社製の水着をはいて 世界記録を出した。自己ベストを1秒33も上回った。調整をして 望んだレースというわけでもなく、下半身に水着を着るだけで、これだけの タイムが出てしまうのだから、水着の影響はかなり大きい。平井コーチが、 体が浮くような感じがあり、実際レース中に足が浮きすぎて、水を捉えられない 局面があったとレースを振り返っていた。不思議な水着だ。
 これで、水連は選手が着たいという水着を着られるようにするしか なくなった。しかし、北島選手は、ミズノとの個人契約があるため、なかなか 難しいとのことで、コーチは、違約金を払ってでも着るしかないという ようなコメントをしていた。スポンサーというのは、選手の支えになる 反面、脚を引っ張る可能性もあるのだと思った。

■2008年6月8日(日曜日)


1500m表彰(3位が沼田くん)
 県選手権最終日。1500mに出場した。
 昨日は、ウォーミングアップから腰の痛みを感じることなく、決勝まで走ることが できたが、今日は、昨日のダメージがあるためか、腰の痛みを少し感じながらの レースとなった。
 予選は2組で、5着までと6着以降タイムの速い2名が決勝に進出できた。 スタートから中山くん(横国大院生)が1周目を61秒で周るなかなかのハイペースで、 うまく2,3番手に入って、ついていくことができた。しかし、2周目が終わる頃には、 疲れが出てきて、なんでこんなきついことをしているのだろう?と思いながら走り、 高校生が先頭に出てさらに引っ張ろうとするので、ますますきつくなった。
 ラスト1周になっても、集団は崩れず、残り300mくらいから、落ち着いていた ペースが少しずつ上がり、最終コーナーで全員が一斉にスパートし始め、残り30mくらい までは3番手で走っていたが、最終的に2人に抜かれ、フィニッシュは6着となった。 タイムは3分59秒49で、何とかタイムで決勝に進出できた。
 決勝も、中山くんが引っ張り1周目を60秒ちょっとで周り、2番手について 走っていたが、1周半くらいで力尽き、ジリジリと順位を落とし、残り1周の時点で、 先頭集団から大きく離れて11番手まで落ちてしまった。結局そのまま11位で フィニッシュしタイムは4分09秒87というひどい結果に終わった。
 練習を全くしていないので、この結果は当然と言える。予選・決勝とも、走って いる途中で、気持ちが切れてしまった。トラック練習を週に1回やるかどうか という状況をなんとか週2〜3回はできるようにして、気持ちも切らさないよう 努めるしかない。

■2008年6月7日(土曜日)


表彰



子供からのプレゼント
 神奈川県選手権第2日目。800mの準決勝と決勝に出場した。一昨日の 腰痛が少し残っていたが、ウォーミングアップの段階で、腰痛は解消し、 ニュートラルな状態になった。決勝で、最低でも6位に入って、関東選手権への 出場権が得られれば、問題ないので、あまり頑張らず、動きが壊れない程度で 走ることにした。
 準決勝は、スタートからかなり控えめに行き、5番手について走った。ホーム ストレートに入り、4番手に上がり、1周目は58秒程度で通過した。先頭の ペースが全く上がらないまま残り300mになり、順位を2番手に上げて 第3コーナーに入った。最終コーナーで3番手の選手が後ろから迫ってきて、 最後の直線で面倒なことになりそうだったので、先頭の選手を前からかぶせて 減速させるようにして、コーナーの出口でスパートをかけて、そのまま先頭で フィニッシュした。タイムは1分58秒05だった。
 決勝は、3番手につき、1周目は59秒台での通過となった。2周目に入っても あまりペースは上がらず、準決勝と同じように最終コーナーでの勝負となり、 2番手に上がって先頭との差を詰めたものの、先頭も抜かれないように斜めに ガードしながら走ってきたためまっすぐ走れず抜ききれなかった。今年も順位は 2位となってしまったが、6位に入ればいいくらいにしか考えていなかったので、 順位としては良かったのではないかと思う。3年連続の2位で、神奈川県選手権では、 通算5回目の2位。タイムは、1分56秒11だった。表彰で賞状をもらったが、 大会名の入っていない賞状だった。たぶん記入し忘れたのだろう。月末には 日本選手権が控えている競技場なのに、仕事がいい加減ではないか!!と思った。
 今日は、子供の幼稚園の父親参観だった。父親参観に行かず走っていたので、 子供には悪いことをした。家に帰ってから、子供から幼稚園で作ったプレゼントを もらった。プレゼントは、手紙と、紙粘土で作った入れ物、券の綴りだった。 券の綴りには、「あそぶけん」「おこしてあげるけん」「かたたたきけん」と 書かれてあった。

■2008年6月6日(金曜日)
 今週初めから、耳と喉が痛み、さらに歯茎が痛くなり、以前もらった痛み止めを 飲んで、それらの痛みを抑えていた。昨日は、さらに腰痛になり、結果的には、 この痛みも痛み止めの世話になることになってしまった。昨夜は、腰に微弱電流を かけ続けるなど、いろいろとできることをやった結果、今朝からは、多少痛みは あるものの日常生活には、何の問題もなくなった。
 明後日からは試合があるので、出られるかどうかの判断をするために、 ゆっくりとジョッグをしてみることにした。歩くくらいのスピードで30分間 ジョッグをしてみたが、特に痛みはなく、明日になれば何とか走れるのではないか という感触を得た。 

■2008年6月5日(木曜日)
 午後の授業を行っている最中、急に右の腰周辺に痛みが走り、ちょっと おかしいなぁと思いながら、授業を続けていたところ、立っていられないほどの 痛みに襲われた。学生たちが「大丈夫ですか?」心配してくれたが、大丈夫 ではなかった。なんとか授業を乗り切ったが、日常生活に支障が出るくらい ひどい。直ちにアイシングをしてみたが、何かをして痛めたわけでなく、 そんなに炎症を起こしているようにも感じなかった。とにかく腰回りの筋肉が 痛む。痛みを回復させなければ、明日以降の授業や試合に影響が出てしまう。 とにかく、今できる方法で対処したい。

■2008年6月4日(水曜日)
 600mの変化走を3本行った。
 1本目は前半300mを8割くらいの力で行き、残りをダッシュした。 前半が43秒7,後半が42秒9で、何とか後半のペースを上げることができた。
 2本目は、最初の200mをダッシュし、次の200mを8割、最後の200mを ダッシュした。タイムは、27秒2−31秒7−29秒0。最後の200mが あまり上がらなかった。タイムは悪いが、体への負荷は大きかったらしく、 走り終わった後には、吐きそうになり、動けなかった。
 3本目は、1本目と同じ設定で、48秒3−48秒4だった。2本目で 力尽き、全く走れなかった。
 最近、トラック練習が週に1回くらいなので、本数が増えてくると最後まで 持たないということが多い。練習日を増やなければ、今後ますます走れなく なってくるということはわかっているが、夕方になると体はぐったりとして、 体を動かそうというモチベーションがなかなか高まらない。競技が続けられるか どうかの分かれ道に来ているのかもしれない。

■2008年6月3日(火曜日)
 近所のガソリンスタンドは、6月1日にレギュラーガソリンが1リットル 当たり159円という表示だった。新聞やテレビでは170円台に突入するとの 情報が出回っていたので、あまり値段は上がらず、ホッとしていたが、昨日は、 171円へ一気に値上がりしていた。これは報道通りの値段なので、こんな ものだと思っていたが、今日はさらに174円まで値上がりしていた。
 自分が車を買って乗り始めた6年前と比べると1リットル当たりの値段が 約2倍になってしまった。一般家庭は、ただ車に乗るのを制限すれば、出費は 抑えることができるが、バスやタクシーなど業務で使っている交通機関への 打撃は、大きい。今のところ運賃の値上げはないが、いつまで同じ値段で 乗ることができるのだろうか。

■2008年6月2日(月曜日)


甲羅干し中のカメ
 月刊「武道」6月号に「体を動かそう」というタイトルで養老孟司さんの エッセイがあった。
 虫取りをして、虫の標本を作ることは、脳に与える影響が大きいはずで、 なぜなら、「指先の感覚と運動が脳のなかで占める領域は、体の他の部分とは 比べものにならないほど、大きいからである」と述べていた。 そして、養老さんは、以前から男性と女性の平均寿命の違いは、この手先の運動の 差ではないかと疑っているとのことだった。男性は、家事をしない人が 多く、体の細かい動きを日常的にしていない。確かにそんな気がし、 これから料理にでも挑戦してみようかという気分に少しだけなった。
 よく目にする脳の一次運動野の図では、顔と手が多くを占めていて、 顔と手は、その他の部位と比べるとよく動くし、動かせる。女性は、よく 会話をするので顔の表情も頻繁に変わり、男性よりも脳が働いているの かもしれない。養老さんの考え方を広げると、人とコミュニケーションを とる人ほど、長生きをすると考えることもできそうだ。閉じこもっていては、 精神も病んでくるので、外に出て、多くの人との会話を楽しむということを どんどんしていきたいと思った。

■2008年6月1日(日曜日)


2周目
 神奈川県選手権800m予選に出場した。昨日は不完全燃焼だったので、 今日こそ、気持ちよく行きたいと思っていたが、スタートしてみると、 全く体は動かなかった。先頭で走り悪くとも1周目を56秒台で通過する つもりだったが、結局高校生の後ろについて、1周目は57秒4で通過した。
 その後もあまりペースは上げられず、最終コーナーの手前でやっと 先頭に立ちラストスパートをかけたつもりだったが、あまり上がらず、 今日も不完全燃焼でのフィニッシュとなった。今シーズン初の1着となったが、 タイムは1分56秒19だった。
 等々力競技場は、月末に日本選手権が行われるため、昨年度トラックが 改修されており、トラックはかなり硬く、地面反力をうまく使える選手で あれば、記録は出しやすいと思った。我がチームは、ホームグラウンドとして 練習で使用しており、改修後、競技場が開放されて以降、すでに肉離れが 2名発生しているとのことだった。
 競技場内は、相変わらずホームストレートの向かい風が強かった。トラックの 反発力は高くなったが、日本選手権でもこの風に苦しむ選手がたくさん出る のではないかと思った。



[昔のいずみ]