最近のいずみ

Last Update:2009/11/30

パートタイムアスリートいずみ 10年目に突入!! 


■2009年11月30日(月曜日)
 長男が、「なんで人間は、好きとか嫌いがあるの?」という疑問をぶつけてきた。質問が単純なのに、あまりにも難しすぎて、回答に困った。好きの反対が嫌いなので、両者の感情は、片方だけでは成り立ちにくいからというような回答をしてみたが、なぜという質問には、答えきれていないように思えた。なにかいい回答はないものか・・・

■2009年11月29日(日曜日)


潜望鏡
 子供と潜水艦の見学に行った。最初に潜水艦の種類や、歴史などの概要説明があった。今までに2回潜水艦の見学をしたことがあるが、あまり印象になく、今回はじめて潜水艦の浮き沈みの仕組みが理解でき、強く印象に残った。1ヶ月乗艦することもあるとのことで、食堂には、食材が山積みになっていて、イスの下も食材の入るボックスになっていた。乗り組み員の寝泊りするベッドは、非常に狭く、長期間の乗艦では、きっと陸に上がりたいという気持ちが募り、楽しみは食事くらいしかないのではないかと思え、過酷な仕事環境に頭が下がる思いがした。

■2009年11月28日(土曜日)


私の顔です
 長男の幼稚園で作品展というイベントがあった。子供たちが、4月以降描いてきた絵、粘土の作品、習字などが、きれいに展示されていた。習字は、きちんと集中しないと書くことはできないので、二度書きしている箇所もあったが、字を見た限りでは、きちんと集中していることがわかって安心した。どの子供の作品もすばらしい出来で、子供たちがどんどん成長していくように感じ、幼稚園の教育に感謝したくなった。

■2009年11月27日(金曜日)
 自閉症の子供についての話を聞く機会があった。一般に言われている障害者には、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害などがあり、養護学級のある小学校では、障害者をひとくくりにして、授業を行うところもあるようで、障害者に対する認知度がとても低いのが現状らしい。自閉症の人は、人との関わりについてはまったく気にしない人が多いため、社会性があまりないようだが、こだわりが強く、ひとつのことに熱中して、とんでもない記憶力を発揮することがあるという。小学生の子供でも、大人以上の専門的な知識を持っていたりする。そういう部分をうまく引き出すことができれば、とてもすばらしい仕事ができる可能性がある。
 障害者の認定を受けると障害者手帳を受け取ることになるが、障害者手帳を受け取ると返納はできず、一生障害者として生きていくことになるため、その決断は、その子の一生を左右するほどの大きな決断となる。自閉症の子供の場合、その子供の所属した集団でうまくなじんでいければ、障害者手帳を受け取らずに、普通学級でもきちんとやっていくことができ、興味がうまく引き出せれば、成績も急激に上がったりするという。そういう意味では、周りの支援というのは重要で、学校や地域で支援していく必要がある。以前、養護学校を卒業した方の伴走をし、いろんな支援の仕方があることを知ったが、このようなことを通じて、彼らが社会と関われるような環境を作っていくことができればと思う。

■2009年11月26日(木曜日)
 学生と一緒に、12000mのペースを行った。1000mあたり3分25秒の設定で走りたかったが、3分25秒の組はなく、自分ひとりで走る自信がなかったため、3分30秒の組で走った。ウォーミングアップをほとんどしていない状態でのスタートだったため、前半は、少しきつかったが、後半は楽になり、集団のペースが落ちてきたため、ペースメーカーとなり集団を引っ張った。10000mを通過するところで、なぜか12000mが終わったと勘違いし、学生たちに「終わりだよね?」と確認したところ、学生たちも「終わりです」と答えたため、12000mを走らずに10000mで終わってしまった。他の組が終わっていないので、なぜだろうと思ったが、そのときには気がつかず、そのまま300mを2本走り、2本目は39秒9で走れ、気持ちよく終わることができた。
 練習が終わった後、12000mを走った学生から「和泉さん、10000mしか走っていませんよ。」と指摘を受け、気持ちよくできた練習が急に不完全だったという気持ちになり、とても後味の悪い練習となってしまった。

■2009年11月25日(水曜日)
 国土交通省は、電気自動車に疑似走行音を出す装置の設置を義務づける制度を検討中だという。地球に優しい車を追求していった結果、音が静かな車ができてしまった。音が小さいために歩行者が車に気がつかず、交通事故の危険性が増すということで、わざわざ、音の出る装置の設置が義務づけとなるなんて、なんとも皮肉な結果だ。しかし、視覚障害者にとっては、音のない車は、かなりの脅威になるので、そういう意味では義務付けは当然のことなのかもしれない。

■2009年11月24日(火曜日)
 陸上競技マガジン12月号に最新の日本ランキングが載っていた。自分の記録がどのくらいだろうと思って見たのだが、目標としていた100傑から外れていたため、大きなショックを受けた。100位のタイムには、0秒21足りなかった。昨年であれば、今年度のタイムは96位相当なので、もともときわどいタイムだったとも言える。陸上競技を続ける1つの目標として、できるだけ長く日本100傑に入り続けることがあったので、この目標も15年間で途絶えてしまった。いったん目標が達成できなくなると、次の年からはとても厳しいということを今までも経験してきているので、来年度は正念場ということになると思う。
 4年ぶりに長距離が走れる体になり、冬期の練習で距離がしっかり踏めそうなので、今のままいけば、来年は今年よりいい結果が出せる可能性も高い。そのため、それほど悲観的な状況にはなく、むしろ楽しみな感じと言ったほうがいいくらい。来月の5000m記録会で勢いがつけられるようしっかり走りこんでいきたい。

■2009年11月23日(月曜日)
 最近物忘れが多い。必要な書類が見つからなかったり、本をなくしたり、食事中に調味料を出すために席を立ったのに、台所へ行ったら何をしに台所へ行ったのか忘れてしまったりしている。今日は長男とプールへ行くことになり、いつも置いてあったはずの場所にゴーグルがなく、ゴーグルを探したが、結局見つからず、購入することになった。何かの予兆なのだろうか?何もないことを願うしかない。
 長男は、以前から一緒にプールへ行きたいと言っていたが、こちらが手首の骨折をしてしまったために、なかなか約束を果たすことができなかった。長男は、短期だがスイミングスクールへ行って自身をつけたようなので、以前よりも成長しているのかと思ったが、最初は、やっぱり顔を水につけることができなかった。以前であれば、帰る頃になっても変化はなかったが、今回は、途中から顔を水につけることができるようになり、少し成長していた。顔を水につけるということは、かなりの決心が必要なようで、体を反らせて大きく息を吸い、勢いよく水につけるのかと思えば、顔の表面をちょっとだけ水に入れるという感じで、当分水に慣れるには時間がかかりそうだった。しかし、ビート板にしがみつき、なかなか進まないバタ足で25mをなんとか泳ぎ切り、本人にとっては今まで以上に自身になったのではないかと思う。久しぶりに子供の成長を感じるイベントだった。

■2009年11月22日(日曜日)


男子5km出走直前



中長距離パート



男子5km表彰後
 よこすかシーサイドマラソンの5kmに出場。雨がぱらつく天候で風もあり、前半は追い風、折り返した後の後半は向かい風というコンディションだった。
 レース前半は、3分/kmを切るペースで、高校3年生の2名が先頭を走り、その後ろに自分がつくという3人の集団でレースが展開した。2km過ぎに1人がスパートし集団がばらけ、自分は3番手で中間点を通過した。通過タイムが7分30秒だった。このまま同じペースで行けば15分ちょうどで走れるペースだったので、自分の実力から考えるとかなりのオーバーペースだったが、そのままの勢いで走りきるしかなかった。
 後半は、2番手の高校生に追いつき、残り1km近くまで、お互い抜いたり抜き返したりしながら、レースを展開した。その後は、2番手を確保し少しずつ3番手との距離を広げ、必死に先頭を追ったが、先頭とは100m以上離れ、2位でのフィニッシュとなった。手元のタイムは15分39秒台だったが、正式表示は15分41秒だった。4年ぶりの15分台で、13年前、大学4年時にこの大会で優勝した際のタイムと同じだった。進歩がないのか、なんとか維持してのかわからないが、16分が切れれば上出来だと思っていたので、思っていた以上の結果が出せた。
 今日は、家族が2.8km地点で応援してくれていた。そのころは、3番手を走っていた。長男は、父の走っているときの顔を見て、「ダメそっ!!」とつぶやいたらしい。顔に力が入っていたのだろうか?2.6km地点で折り返してからの後半は、向かい風が強く、呼吸も苦しくなり、残り1kmからフィニッシュまでに3回くらい吐き気をもよおすくらいだったので、そういう苦しい顔だったのだろう。次男は、父親が通過した後も、別のランナーが通り過ぎても「パパ、パパ」と言っていたらしい。ランナーを見れば、全員パパに見えるのかもしれない。
 自分と同じ5kmの部に出場した我が校の学生は、4位と6位に入賞し、10kmの部では、我が校の学生が1位から4位を独占した。来年は、長男が小学校に入るため、小学生とその親で走るファミリーの部にも出場が可能になる。長男を鍛えてファミリーの部で優勝を狙うのも悪くない。来年も今年以上の結果が出せるようにがんばりたい。

■2009年11月21日(土曜日)
 明日のレース前の調整走として、3分10秒/kmのペースで2000mを走った。入りが速かったためか1000mごとに3分06秒、3分08秒となってしまった。後半は、下腿に疲労が出てきたことを考えると、少し無理をしたかもしれない。明日の5kmのレースは、このくらいのペースで走れれば、16分切りが見えてくる。16分を切るタイムで表彰台を目指したい。

■2009年11月20日(金曜日)
 テレビ東京系列で放送された「たけしのにっぽんのミカタ」という番組を見た。テーマは、「日本から恋愛が消える!?」。
 今の恋愛は、自分で何とかするのではなく、お金をかけ、他人に頼るトレンドがあり、好きな人とメールをやりとりする際の文章の添削をしてくれる業者があったり、復縁をするための支援をしてくれる業者まであった。さらに驚いたのは、オンライン上で出会った人と疑似恋愛をし、パソコン画面中の自分の代理人同士を結婚させ、それで満足しているカップルまでいた。お互いの顔は知らないし、住んでいる場所も違うが、パソコンの画面だけのやりとりで、精神的にはつながっているということで満足できるとのことだった。精神的につながれば肉体は入らない世の中になってしまったようだ。
 お見合いをする人も増えてきたようで、結婚する本人同士ではなく、親同士の見合いの場を提供する場があることに驚いた。
 番組の中では、自衛官の話題もあった。自衛官は安定した収入が得られるということもあり、結婚したい女性には人気のあるとのことで、防衛省関連雑誌「MAMOR」でも以前自衛官と結婚しようよという特集があり、お見合い相手募集のコーナーが紹介され、その雑誌にプロフィールを載せた航空自衛官がインタビューを受けていた。この雑誌は、毎月職場で見ることがあるが、表紙は自衛官の服を着たグラビアアイドルで、中身はしっかりしているが、表紙が、安っぽい週刊誌のようであまり良い印象がない。一般の人向けに作っているのだろうが、書店では見たことがなく、それほど知られた雑誌ではないと思うので、そういう意味では、世の中に知ってもらう良い機会になったのではないかと思った。

■2009年11月19日(木曜日)
 政府は、政権公約で掲げていた子ども手当、ガソリン税の暫定税率全廃、高速道路無料化などを、来年度予算圧縮に向けた検討において、見直しの検討対象とする方針を示した。景気悪化のため予想された税収よりも低く、税収以上の国債を発行しなければならないようなので、状況が変われば、方針も変更せざるを得ないということなのだろう。選挙前、民主党は自信満々で政策を掲げていたが、そのころと比べるとずいぶん勢いがなくなってきた。国の借金は年々増える一方で、破綻の道を進んでいるようにしか見えない。そういう状況なのだから、公務員の給与は減らされても仕方ないことで、給与のことは考えず、公のために仕事をしているのだということを誇りとしてがんばっていくしかないのだと思う。

■2009年11月18日(水曜日)
 帰宅するといつも次男が、走って玄関へ迎えに来てくれる。こちらが「ただいま」と言うと、「ただいま」と答える。お帰りと言うのだと教えるが、なかなか理解してくれない。「ご飯を食べた?」と聞くと、「食べた」と答えるが、食べてなかったり兵器でウソをつく。もう日本語は理解できていて、自分の嫌なことは嫌だと答えることができる。一昨日は、歯を磨いたかどうか聞いたら磨いたと言っていたが実際は磨いていなかった。うんちをしたときにはと「しっこ」と言い、しっこをしたときには「うんち」と言ったりする。本人にとってはことばあそびなのか?時には腹の立つこともあるが、家族の中では、次男はかわいくておもしろい存在だ。

■2009年11月17日(火曜日)
 舟状骨骨折の手術を受けて4ヶ月が過ぎた。医務室でリハビリを始めてからは約2ヶ月が過ぎた。リハビリは、バイブラバスに腕を入れての可動域訓練を行っているが、腕や手首を温めていくと、可動域は大きく改善し、かなり健側に近づいてきた。痛みのない範囲でどんどん動かすことは問題ないが、痛みを伴った中での動きなので、本当にそれでいいのかどうか疑問に思う。相変わらず、リハビリが終わり、手首が元の温度に戻ると、元通りの可動域制限ある手首となる。また、毎晩寝ているときに痛みを感じ、特にリハビリをした日には普段以上の痛みを感じる。朝方はかなりの痛みがある。普通に腕立て伏せができる日がやってくるのかどうか、今のところ全く目処が立たない。

■2009年11月16日(月曜日)
 人と人が直接コミュニケーションをすることが少なくなってきた。近所づきあいでも、以前ほどご近所さんに口を出す人がいなくなったし、自分は自分、他人は他人という感じがする。
 職場では、多くのことがメールで済んでしまうため、パソコンとにらめっこする時間が本当に長い。わずらわしさがなく効率的なのかもしれないが、本当にそれでいいのかと最近は思う。いろんなところで、もう少しややこしい関係をもち、お互いに迷惑をかけながら、そういうものだという認識で生きていくというのも良いような気もする。

■2009年11月15日(日曜日)


餌やり
 市内にあるソレイユの丘という公園に行った。この公園は、南フランスの田園風景の中で、食、農業、クラフトの3つのジャンルを体験できるという施設で、入場は無料だったが、それぞれの体験が有料となっていた。
 子供たちは、これらの体験よりも、ジャングルジムのような遊具に夢中だった。その後長男は、ゴーカートやいろいろな種類の自転車に乗り、次男はミニSLに乗った。長男は、乗馬や芝そりの体験したいと言っていたが、強風のため中止となっていた。乗馬ができないかわりに、馬の餌としてニンジンが売っていたため、子供たちに馬に餌を与える体験をさせたが、長男は、喜んで餌を与えていたが、次男は「怖い」と言って、ニンジンを馬に投げつけたため、体験にはならなかった。
 場所が海に近く、周りは畑しかなく、1日中強風だったため、砂が飛び、外で遊ぶには厳しい天候だった。次は、天候が穏やかな時に訪れたいと思った。

■2009年11月14日(土曜日)
 強風の中、長距離の学生と5000m、短距離の学生と400mと300mのタイムトライアルをした。雨も時々強く吹きつけ、ホームストレートを走るたびに強い向かい風で全く前に進まなかった。逆にバックストレートは、追い風すぎてリズムが取りづらく走りづらかった。
 5000mは、向かい風に負け、はじめから予定通りには行かず、中盤は、かなりペースダウンし、予定よりも1分近く悪い17分20秒で、自信喪失した。その後の400mと300mは、風の影響がどのくらいかわかった中での走りだったので、ほぼ予定通りのタイムで走れ、自信を少し取り戻しすことができた。来週は、5kmのロードレースに出場することになっているが、少々不安な1週間前となった。

■2009年11月13日(金曜日)
 長男が風呂でプラスチックの風呂桶を湯船に沈めた際、桶の中に空気が入っていなくても浮いてくることが不思議だったようで、なぜ風呂桶が浮いてくるのかと質問してきた。こちらは比重が水よりもプラスチックの方が軽いからだろうと答えたが、それでは幼稚園の子供には理解しがたく、説明に困った。当然体積という概念もないため、体積の説明もしなければならないし、本人はわかったのか、わからなかったのか・・・。辞書で調べてみても、自分が説明したような説明しか載っていなかった。留学生に日本語を伝えるのと同じく、子供たちに理解してもらえるように言葉を伝えることは、本当に難しい。

■2009年11月12日(木曜日)
 先週誕生日を迎え、懸賞で記入する年齢も35歳となってしまった。懸賞を始めたのは11年前。年を取ったなぁと思う。最近は、インターネットでの懸賞やアンケートをよくするのだが、アンケートでは、年齢を記入する場合と、年齢を選択する場合がある。選択する場合の選択肢には、31〜35歳の場合と35〜39歳の場合の2種類がある。34歳の時は、31〜35歳か30〜34歳の中に入っていたが、35歳からは、35〜39歳の選択肢となった場合、39歳までにくくられてしまうのでとても複雑な気分になる。
 34歳と35歳の間にはどのくらいの違いはあるのだろうか?職場での胃ガン検診などは、34歳未満は任意で、35歳以上は、必ずやらなければならなくなっていたが、日常生活では、1歳や2歳の違いなんて、違いはあってもあまり意味のある違いではないのではないかと思う。
 こういったことは、試験でも同じように起こる。1点の差で試験に合格する人と不合格になる人が出てくるが、たまたまその試験での1点差であって、別の試験をすれば同じ1点の差になるわけではない。一つの試験だけでその人の能力を測ることはできないのだから、たいした差ではないはずなのに、合格と不合格という大きな差になってしまう。入試であったら、人生が変わってしまうので、不合格だった場合には自身を否定されたと考えてしまう人も出るかもしれない。たかが1点、されど1点。同じように考えると、たかが1歳、されど1歳ということなのかもしれない。

■2009年11月11日(水曜日)
 イギリス人女性を殺害したとされる市橋容疑者が昨夜逮捕された。マスコミは、このニュースばかりを報道している。昨日は、韓国と北朝鮮が黄海で銃撃戦があったが、たいして報道されていない。もっと報道されてもおかしくない出来事なのではないかと思う。日本で生活していては、あまり考えることはないのかもしれないが、隣国は、まだ停戦という形で50年以上戦争状態が継続されている。冷戦は終了しても、隣国では今でも冷戦の影響を大きく引きずっている。日本は戦争がなく平和だと思っている人が多いとは思うが、何もしないでこの状態が保たれているわけではない。もう少し隣国の戦争状態に注意を向けるべきではないかと思う。

■2009年11月10日(火曜日)
 行政刷新会議による、国の予算を無駄を仕分ける「事業仕分け」が明日から始まる。447事業を9日間で審議し、3兆円のカットを目指すというが、あまりにも短期間でたいした議論もできず、ちょっとした印象だけで決められてしまう可能性が高い。
 防衛省では、退職予定自衛官就職援護業務費補助金という項目が挙がっていた。自衛官は階級によって定年となる年齢が異なっているが、多くは50代前半で定年となり、年金が支給される65歳までに、あらたに就職しなければ、食っていけない。現役時代は、多くの部下を扱って仕事をしていた人が、多くの場合は退官した次の日から、いきなり全く関係ない業種で新人として働かなければならなくなる。当然給料も大きく減ることになり生活レベルを下げなければならなくなる。今の世の中、仕事があるだけマシと言われるかもしれないが、我が国の平和と独立を守るために、縁の下の力持ちとして働いてきた人なのだから、もう少し待遇のいい仕事に就けるといいが、今回の「事業仕分け」の項目に挙がり、無駄と判断されたときには、仕事の斡旋すらしてもらえなくなる可能性があるということになる。
 海外であれば、軍人も退役軍人も尊敬される対象であり、国防に貢献してきた人にはきちんとした待遇があるはず。そう考えると、自衛官は本当に粗末に扱われているように思え、将来的には、なり手がなくなるのではないかと心配になってきた。

■2009年11月9日(月曜日)
 長男が、幼稚園の友達がそろばん教室に通っているとのことで、行ってみたいと言いだしたため、今日、体験に行ってきた。家に帰ったらすぐに、長男はうれしそうに体験でやったテキストを見せてくれ、通いたいと言ってきた。
 そろばんは、妻の実家では、床を滑らせて遊ぶおもちゃとして与えられていた。それを見たときに、なんとばち当たりな使い方をしているのかと、そろばんを取り上げたことがあったが、ばあちゃんがおもちゃとして与えたということを聞いたため、その後は何も言えず、不快な思いをして見ているしかなかった。今回、ようやく計算する道具として見てもらえるようになり、ホッとした。習いに行かせるかどうかは、すでに自分で行きたいと言って始めた習い事がいくつもあるので、どれかをやめる必要もあり、今後考えなければならない。長男にばかりお金をかけて、次男には何もやってあげていないという気持ちも妻と2人で抱えているため、そういったところのバランスも見ていく必要がある。子供の可能性は無限にあるのだろうけど、親の時間と収入で間違いなく制限されてしまうものだと思った。

■2009年11月8日(日曜日)


観閲式
 午前中は、開校祭の2日目を見に行き、観閲式を見た。同時にブルーインパルスの展示飛行や第一空挺団によるパラシュート降下も見ることができた。ブルーインパルスの展示飛行では、2機で大きなハートを描いていたのが印象的だった。
 午後からは、三笠公園のよこすか産業まつり2009に行った。今年はNHKで「坂の上の雲」の放送が予定されているため、愛媛の観光ピーアールもしていた。このドラマの中では、間違いなく戦艦三笠は出てくるため、近いうちに多くの観光客が訪れることになるのではないかと思う。
 会場には、自民党の小泉進次郎議員も来ていて、多くの人たちと握手していた。我が家は家族全員が握手してしまった。妻は、彼と握手できて、さらに写真を一緒に撮ることができ、本当に来て良かったと感激していた。国会議員は、平日は東京で仕事をし、休日はイベントに参加し、すべてが仕事になってしまうため大変だと思った。体に気をつけて議員を続けていってほしいと思った。

■2009年11月7日(土曜日)


ポーズを決める次男




ヘリにより荒らされる
我が校陸上競技場




訓練展示
 大学に入学した時に最初の同部屋だった同期が開校祭に遊びに来た。彼は、2年生の時に退学した後、医学部に入り直し、現在では整形外科医として活躍している。夜は、もう一人の同期と3人で飲み、今の医療問題について、現場では当たり前だが、マスコミがあまり公表してくれない話をいろいろと聞くことができた。
 医師不足の理由はいくつかあるが、医師の専門が細分化されたために起こっているという考え方もあるとのことだった。たとえば整形外科であれば、脊椎の専門家、肩の専門家など、それぞれのパーツの専門家に分かれたことで、専門外のことについては、自信を持って診察することができなくなり、専門家が増えた結果、すべてを補完するためには、医師の数が足りないということになる。
 最近は、新型インフルエンザの死者が出る度に報道があるが、感染した人のうちどのくらいの人が亡くなっているかという割合は、それほど高くなく、宝くじの1等が何名出るというように具体的な人数を示すと多く感じるのと同じで、死亡者数を数えるから多く見えるのではないかとのことだった。現在は、インフルエンザ判定の簡易キットがあるために、簡単にインフルエンザの判断ができるが、以前であれば、風邪として見過ごされていたことが、見過ごされなくなったため、数が増えているように見える可能性もある。そして死を待つしかなかった病気などが、今の医療では救えるようになり、一般市民が命が助かるのが当たり前という感覚を持ってしまったために、命が助からなくなった際の反応が過剰であり、医療の高度化が医師にとって厳しい環境を作っているという。
 精神科は、病院の中で最もベッド数の多い科だという説明を聞いて驚いた。入院する患者は、10年以上入院し続ける患者もいるため、ベッドの数は多くないと入院に対しては対応が難しくなるらしい。また精神科の医師は、自分の担当する患者さんが、自殺で亡くなることもしばしばあるため、自分自身を平静に保つということがとても難しい職業なのだという。最近、アメリカの精神科の軍医が、発砲事件を起こし10名以上を殺してしまった事件があったが、精神科の先生は、非常に難しい精神状態にあるということも原因の一つではないかとのことだった。  市民病院が赤字経営をしているということも頻繁に報道される。これは、患者さんへの負担を減らすことを優先しているために、病院側の負担がどうしても大きくなってしまうのであって、赤字だから職員の数を減らしたり、給与を減らすというのであれば、職員不足の病院はいくらでもあるので、彼らは別の病院へ行ってしまい、病院としてのサービスはとんどん低下していくというような負の循環ができてしまう。赤字だからけしからんと単純に責めることはできず、とても難しい問題だということがわかった。

■2009年11月6日(金曜日)
 職場の学園祭(開校祭)の準備が始まり、授業はなく、学生たちも1日中準備やイベントの予行を行っていた。陸上競技場のトラックとフィールド内が改修されたが、開校祭のイベントの練習で競技場が早速荒らされることとなった。一つ目は、学生の行う観閲式というパレード訓練。VIPの黒塗りの車がトラックの上を走り、大勢のVIPを乗せるマイクロバスがトラックの上を横切り、芝生の上で停車してお客を降ろしたりする。このマイクロバスの重量が何トンなのかは知らないが、陸上競技場では、このような車両をいれる耐荷重があるとは思えない。以前からこのようなことは行われていたが、競技場が新しくなったので、競技場の劣化を早めるようなことは避けてほしいとお願いしていたが、トラックにはマイクロバスを入れないという配慮はしても、芝生には進入することとなった。多少配慮したのかもしれないが、こちらから見れば、結局常識はずれなことが繰り返されたように思え、とても残念だった。
 今日は、34歳最後の日となった。34歳の1年間は、自衛官を退官し教官として再スタートを切ったということが最も大きなイベントだった。日焼けのシミが気になり、シミに効くというクリームを毎日塗っていたところ、最も気になっていたシミが消えていったが、別の場所にまたシミができてしまった。明日からは、このシミが消えるように努力しつつ、今まで以上に自分の世界が広がるよういろいろな方面に活動を広げていきたいと思っている。

■2009年11月5日(木曜日)
 ニューヨークヤンキースがワールドシリーズで優勝し、松井秀喜がMVPに選ばれた。手首の骨折や膝の故障で、守備はさせてもらえず、最近は投手の変わりに打席に立つ指名打者としてのプレーだったが、優勝を決めた試合は、6打点という活躍で、すばらしいバッティングを見せてくれた。
 手首の骨折は、映像を見ただけでもかなりのひどさということがわかった。確か粉砕骨折だった。彼がこの骨折を克服し、こうしたすばらしいプレーを見せてくれることは、彼よりは軽いが、同じ手首の骨折をしている自分にとっては、大きな励みになった。術後3ヶ月半が経ったが、痛みは強くなり、可動域には大きな改善が見られない。医師からも、もう少し動いてもいいくらいだと言われているが、あきらめずリハビリを継続していこうと思った。

■2009年11月4日(水曜日)
 昨日の東日本実業団は、富士通が、7区間中5区間で区間賞を取り、圧倒的な差をつけて優勝した。2位と3位に入った、ホンダとコニカミノルタは、当然上位に入ってくるチームだと思っていたが、JALグランドサービスの4位には、驚いた。最近は外国人選手が加入しているので、外国人選手のおかげで全体の順位が大きく上がっているという印象だったが、今回は1区の選手が区間2位に入るなど、前半の4人が区間4位以内で走っていて、日本人選手の実力が格段に上がってきていた。
 どこの企業も、競技のための練習時間は確保してもらえるが、基本的にはそれぞれの仕事があり、与えられた時間の中で力を上げる努力をしている。我が体育学校は、1日中競技のことが考えられる環境であり、競技が仕事となっている。他チームは素養の高い選手を採用できているということもあるが、競技に集中できる環境なのだから、もうちょっと上位に近い順位で走ってほしいと思った。

■2009年11月3日(火曜日)


観音崎写真コンテスト



観音崎の夕焼け



博物館と満月
 横須賀市秋季記録会1500mに出場。今日は、学生たちに3分台を出させるために、ペースメーカーとして走るつもりでいた。走り幅跳びの風速表示を見ると5m前後の表示となっていて、バックストレートは完全な向かい風だった。
 スタートから一人飛び出してレースを引っ張っていくという予定だったが、多くの人がついてきたので、ペースが遅いのかと思ったら、200mを27秒というハイペースで通過していた。その後速度を落としたところ、荒井先生(武山中)が飛び出して、1周目を61秒台で通過することになってしまった。バックストレートが向かい風だったので、ホームストレートは追い風だろうと思っていたら、ホームストレートまで向かい風だったため、1周目の勢いはすぐになくなり2周目は67秒台。これ以上先頭を引っ張ってもらってもさらにペースが落ちると判断し、先頭に出て引っ張ったが、3周目も67秒台となってしまった。残り300mからのバックストレートは、さらに向かい風が強くなり、完全にくじけてしまった。後続も全くついてこないので、妥協した走りのままフィニッシュすることとなった。タイムは4分07秒53。前のレースより10秒遅いが、今日の方が疲労度が大きかった。学生たちも完全に風に負け、体力測定でのタイムよりも悪いという結果に終わった。
 埼玉県で行われた東日本実業団駅伝は、24チームが14枠の全日本出場権を賭けて出走し、自衛隊体育学校は、途中で繰り上げスタートとなり、17番目のフィニッシュとなったが、最終的には14位となり、ギリギリで本戦出場となった。今シーズンは、コーチが変わり、選手にはあまりレースに出場させずチームの立て直しをはかっていたが、今年は本当に厳しい結果だった。全日本では、今回の結果を上回れるよう願う。
 観音崎写真コンテストに妻と2人で6枚の作品を出したところ、6枚とも入賞という結果が帰ってきた。今、入賞以上の作品がビジターセンターに展示されているというので、賞品を受け取るついでに展示を見に行った。昨年までは、出品された写真がすべて展示されていたが、今年は、入賞以上の作品のみということで、47点しか展示されていなかった。どのくらいの応募があったのかわからないが、が我が家の写真が6点もあり、入賞の1割以上を占めているので、喜んでいいのかどうかとても複雑な気分だった。

■2009年11月2日(月曜日)
 大学では、国の運営交付金や私学助成金が削られ、厳しい教育研究活動を続けていると日経新聞の中で東京大学学長が記述していた。「合理的な効率化は必要だが、”最初に削減ありき”の非合理的な発想は、大学が支える社会の知識力・研究開発力をボディブローのように弱め、国力を衰退させる」と述べている。新政権になっても、文科省の動きとしては、高校教育の無償化が優先され、大学に関連した施策は盛り込まれておらず、このままでは、先人たちや未来の世代に顔向けができないような、状況に陥るのではないかとのことだった。
 鳩山総理や菅副総理は、基礎科学研究重視への理解を示しているようだが、徹底的に無駄を省くという政府の方針があるため、将来役立つ技術につながらない可能性のある(結果的に無駄になる)研究に本当に投資するのかどうか、今後の予算編成の行方を見守る必要がある。
 米軍の普天間飛行場の移設でも同じだが、どの問題もいろいろと矛盾があり、すっきりするような結論は出せないのではないかと思う。

■2009年11月1日(日曜日)


もうクリスマス?
 以前通っていた整体の先生の家へ伺った。先生に会うのは6年ぶりだった。手首の骨折についてのリハビリについて、いくつか指導をしてもらった。術後3ヶ月が経っているので、回復はなかなか厳しいとの指摘もあったが、指導してもらったことを実践し、完全回復を目指し何とかやっていきたいと思った。
 一昨日ベランダでたばこを吸っている人がいたために、かなりイヤな思いをしたという話を先生にしたところ、先生もベランダで吸っているので、心当たりがあるとの話を聞いた。たばこを吸うときには、上の階から窓を閉める大きな音がするという。煙をいやがっての行動だということは想像がつく。たばこを吸う人にとっては、吸うことが気分転換のための一つの儀式であって、健康に良いとか悪いとかいう考えはないらしい。1日に1箱以上吸うヘビーな人もいるが、1日に4,5本しか吸わないので、ベビーな人と比べ1本1本がかなり貴重な1本であり、価値が違うとの説明をしてくれた。煙の変わりに水蒸気が発生するたばこに似せた機械が売っているので、それについて聞いてみると、味はないが吸った感じが似ていて、自分は健康に害のないものを吸っているんだという妙な優越感が得られるので、なかなかいい機械だったとのことだった。しかし、すぐに壊れるというのが問題で、壊れた状態で吸っていると妙な味のする液が出てきて、長続きしなかったらしい。スモーカーもいろいろと試行錯誤し、禁煙を目指していて、なかなか興味深かった。



[昔のいずみ]