最近のいずみ

Last Update:2013/2/28



パートタイムアスリートいずみ 13年目に突入 

■2013年2月28日(木曜日)
 アメリカ軍の関係者を対象として、裸足、裸足に近いシューズ、一般的なランニングシューズを履いてランニングを継続した場合に、どの部位にどのくらいの故障を抱えるかという研究結果が発表されている。裸足の被験者は少なかったこともあり、裸足に近いシューズと一般的なシューズの比較のみだったが、一般的なシューズの方が圧倒的にケガのリスクは高いという結果だった。膝から下は2〜3倍、腰は6.6倍、股関節はなんと9.8倍なのだという。
 昨年、ケニアの長距離ランナーを特集したNHKスペシャルでは、ケニア人ランナーは、踵から接地せず、走行の流れに逆らわない走りをすることで、衝撃を抑えることができていると言っていた。踵から接地すると大きな衝撃を受け止めなければならないことを考えれば、上記の研究結果は納得のいく結果に思えた。
 踵から接地する人が多いから、踵にクッション性の高い素材を用いたシューズができたのか、そういったシューズが増えたから踵から接地する人が増えたのかはわかならいが、研究結果からは、一般的なランニングシューズは、裸足が基本なはずの人間の動きからは不自然なのだということを改めて教えてもらったような気がした。
   一般的なシューズを履いている人が、裸足に近いシューズに履き替えたらすぐにケガのリスクを軽減させることができるかといえば、そう簡単ではないと思う。自分の経験では、裸足に近いシューズに履き替えると、踵接地では踵が痛くなるので、形としてはすぐに足裏全体での接地に変わるが、最初は、足の裏に水ぶくれができたり、足底の筋肉等に張りや痛みが発生する。しばらくは我慢するしかなく、3週間ほど継続すると、だんだん動きが定着してきてそういった症状は緩和した。最初の辛さを乗り越えることができずに、履くのをあきらめてしまう人も多いような気がする。裸足に近いシューズの普及は、シューズに慣れるまでの期間をどのようにするかにかかっている。そういったプログラムを考案できればなぁと思う。

■2013年2月27日(水曜日)
 職場では、毎年3月に定年を迎える人たちが何名かいるのだが、今年の退職予定者は、正確な数字は把握していないが、名簿に載っている数を数えると、昨年の倍くらいいるように見える。団塊世代が65歳にさしかかっているということなのだろう。これからしばらくの間は、団塊世代の退職で、どこの職場も人がかなり入れ替わるのだろうが、うちの学校は、職員の定員削減という方針があるため、人員補充なしで、ひとり当たりの仕事量は、今まで以上に増えるかもしれない。自分たち教官の負担は、授業の1クラスで担当する学生数が増える可能性が高い。今でも、人数が多く、思い通りの授業展開が難しいと感じているが、こらから数年で、さらに苦労することになるのだろう。そして、収入は、下がるばかり。好きなことができているので我慢はできるが、そうではない人にとっては、ストレスがたまるばかりではないかと思う。

■2013年2月26日(火曜日)


庭のイチゴ
 次男は、好きなアニメ「未来少年コナン」に登場するダイス船長の「うるさーい」という声と動作をまねることを家の中でやっていて、幼稚園でもやっているらしい。家では、まだ赤ん坊の三男がまねをするし、幼稚園の友達は「未来少年コナン」を知らないのに、次男に影響され、たくさんの友達が、この「うるさーい」をするようになり、クラスで流行っているという。
 今日は、次男が友達に「みんなで隕石が落ちるごっこしよう」と声をかけ、「隕石がおちるごっこ」をみんなでしてきたと教えてくれた。具体的には、お手玉をみんなで当て合ったということのようだ。10日ほど前に、ロシアのある街に大きな隕石が落ちてきたというニュースがあったが、そういう情報をどこかで見聞きしたのだろう。子供がテレビを見るのは、アニメばかりで、ニュースを見ることはないが、子供にとってもかなりインパクトのある話題だったようだ。こういう時事ネタを遊びにしてしまう子供たちは、考え方が柔軟ですばらしいと思った。

■2013年2月25日(月曜日)
 最近は、左臀部からアキレス腱にかけての痛みや張りが続き、ジョギングすらできていない状態なのだが、先週から集中的に筋整流法の施術を受け、回復に向かっている。今日は、久しぶりに60分のジョッグをした。ジョッグは、まだ気持ちよい感覚では走れないが、痛みや違和感なく走れるだけで、かなりの進歩だと思った。最後は、300mを、ストライドの広さを意識して大きく走ってみたが、42秒台で走ることができた。思ったよりも良いタイムで、なんとか次のシーズンもやって行けそうな気がした。

■2013年2月24日(日曜日)


野菜の苗をいただきました
 友人が家族を連れて我が家に遊びに来た。本人は、育児休暇で1年近く休暇を取り、2人の男の子の世話をするという、男性ではなかなかできないことをやっている人で、今日も昼食やデザートを作るのに、妻はいろいろと聞いていた。奥さんは小学校の先生をしているので、小学校に通っている長男には興味があり、いろいろと質問をしていた。その中で、休み時間は何をしているのかという質問に、長男は「自由帳」と答えていて、「えっ?」と思った。昨年度は、先生とサッカーをしているという話を聞いていたので、今もサッカーをしているものと思っていたが、今は外では遊んでいないようだ。先生がおばちゃんなので、外で遊んだりしないのだろう。先生が誰になるかで子供たちの運動に大きな影響を及ぼすということなのだろう。昨日アクティブ・チャイルド・プログラムの講習を受けてきたばかりなので、我が子も運動をしていないということに大きなショックを受けた。
 長男は、興味のあることにはのめり込み、興味がなければ、まったく関心を示さず、忘れ物をしてもなんとも思っていない。そういうことを昨年度の先生は理解し、上手くリードしてくれていたが、今年の先生は、それほど理解してくれず、忘れ物が多い生徒という認識しかない。子供は親の言うことは、あまり聞かず、第三者の話の方が受け入れやすい感じがあるので、先生の影響は大きい。今の学年はもうすぐ終わってしまうが、来年度は、長男のことを理解してくれる先生が担任になればと思う。

■2013年2月23日(土曜日)
 日本体育協会のアクティブ・チャイルド・プログラム講習に参加した。最近の子供たちの運動能力の現状説明と今後子供たちにどう指導していったらいいかを提言するという内容だった。
 最近の子供たちは、基本的な運動ができないという。子供たちではなくとも、最近のオリンピックに出場する選手にも垂直跳びの腕振りがおかしかったり、立ち幅跳びが片脚着地となる選手がいて、子供たちだけの問題ではないようだ。そして、血液を採取するのに中指を出して欲しいと頼んだところ、「中指ってどれですか?」という返答があり、競技スポーツをしていても自分のからだに興味がないという選手がいることに驚かされたというエピソードが講師から紹介された。。
 問題は、体力低下だけでなく、日々の生活の中で基本的な身のこなしが身についておらず、自分の動き、身体に関心がないというところにある。体力測定は結果のみで判断されるが、どのようにやったかを評価してあげる必要がある。どうやってやったかという動きの質まで見てあげないと、その子の運動能力を見てあげたことにはならない。口で言うのは簡単だか、実際にやろうとするととても難しい。小学校高学年になるとほぼ大人の動きと変わらなくなるのに、未発達な動きであった時には、何か対策が必要になる。子供達が一生懸命やったら、結果的に身についてしまったというのが良い。
 まずは、子供たちに1日60分体を動かすことを推奨するとのことだった。これは、つまり毎日外で遊ぶこと。習い事の多い子供たちには難しいかもしれず、これも学習塾のように強いる時代がやってくるのかもしれない。今は、子供によって教育格差や経済格差がある。昔の子供たちは、勝手に遊んでいれば良かったのに、今はお金を払えなければできなくなっている。こういったことも昔とは違うという認識を持たなければならない。
 食生活も考え直す必要がある。体を動かすことは生活習慣に連鎖するものであり、体を動かさないと食欲がなく、疲れていないので夜更かしをしてしまう。すると朝食が食べられず、日中は体がだるいという悪い連鎖となる。それを、「体を動かす」→「ぐっすり寝る」→「朝食をしっかり食べる」→「しっかりと集中して勉強する」という連鎖に変えなければならない。
 発育発達については、同じ学年の中でも差があり、陸上競技やサッカーでも子供の時には生まれ月によって能力差が出てくる。日本では、どうしても4月生まれが最も有利となる。早生まれの子達の能力は見過ごされがちになる。大人になってくると差はなくなっていくが、早生まれはそもそもセレクションを受けに来なかったりする。こうしたセレクションを受けに来ない子供達をどうするかが日本のスポーツ界では課題ではないかということだった。

■2013年2月22日(金曜日)


久里浜海岸
 三男の語彙の進化が続いている。「バナナ」は「ばばば」、「おはよう」は「あーよー」、「お風呂」は「うっうを」、「救急車」は「ちちしゃ」、ポケットモンスターの「ピカチュウ」は「てぃたちゅう」と言う。眠くなれば「ねんね」と言って、自分の意志を伝え、寝る前には「バイバイ」と言って手を振り、こちらに手を触るようにタッチを求めてくる。
 「ママの」、「パパの」「じいちゃん(兄ちゃん)の」と所有格がわかるようになってきたようで、いろいろな物に対して使い、耳に聞こえてくる音をまねしたり、自分の持っている語彙で、目の前にある物を表現しようとする。今日は、近所で代われている白い顔の羊と黒い顔の羊を見て、「ライオン」と言っていたようだ。その羊たちの名前は、トマトとキュウリらしい。
 相づちも打つようになり、こちらが何かを質問すると、良いタイミングで「うん」と返事をしてくれる。本当にわかっているのだろうか?と思うが、多くの場合は、こちらの言っていることを理解している。
 家の中では、あいかわらず走り回り、両手を床に付けて一人で「よーいどん」と言って走り出す。どこで、スタートのイメージを作ったのだろうか?子供の知識を習得するセンサーの鋭さに驚かされる。

■2013年2月21日(木曜日)
 今朝、ラジオを聞いていた際、自分や妻にとっては、社会人になったばかりのころに流行った音楽が流れた。その音楽を次男は聴いていて、「この歌、昔の歌?」と聞いてきた。なぜそう思うのかと次男に聞いたところ、歌が流れる前に、歌のタイトルと年代の説明があったようで、「1900っていう言葉が聞こえたから、昔だと思った。」と返ってきた。流れた曲は、1990年代後半のヒットソングだったのだが、本人が産まれたのが2000年以降なので、2000という言葉がなければ昔という認識だったようだ。自分たちは、まだ最近の曲だと思っていたのに、子供から見れば、昔の曲になってしまうということで、ずいぶん歳をとってしまったなぁと思った。

■2013年2月20日(水曜日)
 久しぶりに筋整流法の施術を受けた。前回気になっていた捻挫は、全く痛みもなくなり、忘れてしまうくらいだが、左の膝裏や臀部は、歩いていても寝ているときに寝返りをうっても痛みを感じるほどになってしまった。さらに昨日から腰痛も始まってしまった。
 座骨神経痛と同じ症状だと言われた。足の裏から腰にかけて様々な問題があった。さらに何も感じていなかった右側も触られてみると同じような痛みがあり、首や肩は、下肢よりもさらに痛みが強かった。全身が悲鳴をあげている状態のようだった。施術後は、最も気になっていた膝裏の痛みは緩和し、とても軽くなったが、施術前よりも腰の痛みが強くなった。痛みの感じ方が相対的なものなので仕方がない。自分の体は1回で改善するほど穏やかな状態ではないようで、また金曜日に施術を受けることとなった。


■2013年2月19日(火曜日)


また雪が積もりました
 アメリカでは、銃を規制するかどうかの議論が行われている。銃はない方がいいことは当たり前のことだとは思うが、銃がなければ身を守れない状況では、自分の命が保障できないということになる。大統領は、銃規制をする方向へ議論を進めたいようだが、銃規制反対の人たちからは、大統領は銃によって守られているのに銃を規制しようとするのはおかしいと述べている。そういわれると、大統領の言っていることが矛盾しているようにも思えてくる。
 これは、核兵器の問題と雰囲気が似ている。核兵器を既に持っている国が、これから作ろうとする国に規制をかける。核兵器の欲しい国の立場からすれば、核兵器を保持するなと言うのであれば、まずは保持している国が保持する核兵器をすべて廃棄するべきだとなる。核兵器の拡散を防ぎたいと言うのでれば、まずは保持している国はすべて廃棄すべきで、保持している状態で、他国に保持するなというのは矛盾している。
 既に保持している物を、処分するということは、人間の社会ではなかなか難しいことなのかもしれない。暴力や体罰だって、人間に口と手と足があれば、実行できてしまう。暴力や体罰ができないようにするには、体の一部である口や手や足をなくすしかない。しかし、それはできない。そうなると、人は暴力や体罰を行う能力を備えているということを認識した上で、あとはいかに自制するかということになる。銃や核兵器もいかに自制するかということなのだと思う。銃については、みんなから尊敬されていた南アフリカの陸上競技選手でも恋人を殺すことに使ってしまったという事件が報道されたばかりだが、各国で銃乱射事件が起きている。核兵器は、日本で使われて以来、今のところ自制が効いている。すべての核兵器を廃棄する運動は続けなければならないが、現実的には使用の自制を求め続けることになるのだと思う。

■2013年2月18日(月曜日)
 天気は1日雨となり、4年生の最後の授業は陸上競技場で実施できなかった。棒高跳びを行う予定にしていたが、残念ながらできず、棒高跳びのイメージをしてもらうためにビデオを見てもらった。内容は、世界記録保持者セルゲイ・ブブカ選手が世界で注目されてから引退するまでを追ったドキュメンタリー。彼は、棒高跳びの革命を2つ起こした。1つ目は、助走でのポールの保持の仕方。2つ目は、ポールをボックスに入れる直前の離地。他の選手が全く思いつかなかったことを始め、次々と世界記録を更新していった。更新回数は35回。今も彼に追いつけるような選手は、全く出てこない。オリンピックでは、優勝もあったが、棄権もあり、それほど目立たなかったが、世界選手権は6連覇。10年以上世界のトップに君臨した。彼は、自分のことを完璧な人間だとは思わず、常に完璧な人間になりたいと理想を追い求めていった結果が、こうしたすばらしい成果となったのだと語っていた。自分が完璧だと思わなければ、その人には限界はなく、無限の可能性があるのだと思った。人から見れば、完璧だと思われる人が、こうしたことを語るので、名言になる。学生たちも、6連覇のかかった世界選手権での追いつめられてからの跳躍に感動していた。最後まで限界を作らず、あきらめなかった結果が、優勝を決める跳躍となった。優勝を決めた6m01cmの跳躍は、バーの高さを大きく上回っていて、優勝を争ったタラソフ選手もあきらめのつくくらいの大跳躍だった。勝負を決めるときには、相手にあきらめのつくくらいの大差をつけることが特に陸上競技では重要だと思った。

■2013年2月17日(日曜日)
 昨日は、学会のプログラム終了後、終了予定の時間まで1時間あるということで、今問題になっている部活動等の体罰問題について話し合いの機会が持たれた。参加者の中には、大学の学部生や大学院生が多く参加していたこともあり、彼らの経験について聞くことができた。豊川工業高校の陸上部については、県内では問題が表沙汰になる前から、体罰については有名だったという。強豪校では当たり前だと思っていたという発言もあった。
 今日は、別の方から愛知県内の学校での体罰について話を聞くことができた。ラグビーの名門伏見工業高校がラグビーをきっかけに荒れた学校を建て直し美談になっているのと同じように、荒れていた豊川工業が、信用のある学校に生まれ変わったのは、陸上部での指導をしていた先生のおかげで、地域でも先生の評判はよかったという。そのため3万人以上の署名が集まっているとのことだった。
 いわゆる不良と呼ばれる子供たちが、先生の話を聞ける状態にするには、先生にも力が必要で、やくざの世界に似ているのかもしれない。子供たちが、この人にはかなわないという認識になったところで、初めて対話が始まる。伏見工業は美談になっているが、おそらく当時は、先生も手を出して対抗しなければどうしようもなかったのではないかと思う。先生が「歯を食いしばれ」と言って殴るシーンがドラマ「金八先生」にもあったような気がする。今は、そういうことが禁止されているが、時代が変わったということなのだろう。
 豊川工業の体罰だけでなく、県内の中学・高校の強豪校では、様々な種目で体罰が行われていて、多くの学校では、それを父兄も認識していて、それでも先生に指導をお願いしているという。そうなると表には出てこない事案がいくらでもあるように思えてくる。ある高校では、今回の事件をきっかけに、部活動で体罰を行っていた先生に対し、校長が自主退職を促し、退職をした先生もいたようだ。学校側は表沙汰にならないようにということなのだろうが、全く問題解決にはならない。こういったことが全国で行われているとすると、いくら関係団体が調査をしても、本当に知りたい情報は出てこないのではないかと思った。この問題では、どうしても本音と建て前が存在し、すっきりした解決は難しいように思える。

■2013年2月16日(土曜日)


東海地方限定のようです
 学会の発表で愛知工業大学へ行った。発表内容は、学生の体力測定について。外部の人から見れば、何をしている学校なのだろう?という興味はあるようで、質疑応答でも、発表とは関係のないことを聞かれることが多かった。
 今回は自分を含め、2名が発表したのだが、もう一人の先生は、カンボジアの子供たちについての発表だった。カンボジアの様々な地域に暮らす小学校たちを対象に、身長、体重、立ち幅跳び等を測定し、地域差と測定項目との関係に注目した研究だった。首都プノンペンの子供たちは、他の地域の子供たちと比べ、身長は高く体重は重いという結果が出た。首都は、他の地域よりも栄養があるものを食べることができているのかもしれない。しかし、立ち幅跳びについては、他の地域よりも圧倒的に低いという結果だった。体格は優れているのに運動能力は低い。これをどう解釈すればよいのか考えさせられた。さらにカンボジアでは、思春期に身長や体重が急激に伸びる思春期スパートが見られないという報告もあった。また、身長と体重が他の地域と比べ圧倒的に低い地域もあり、国内でもかなりの差があることがわかった。これらの結果は、家事を中心とした労働が、日常生活の中でどのくらいの割合を占めているかということと関係しているように思え、今後の研究にも注目したいと思った。

■2013年2月15日(金曜日)
 映画「ALLWAYS 三丁目の夕日'64」を見た。人情にあつい社長は、人を思う気持ちが強すぎ、いつも暴力をふるうことになり、周りを困らせるシーンが何度もあった。こうしたシーンは、昭和の時代には当たり前にあったのだと思うが、今では立派な犯罪とされてしまう。一発殴れば、お互いあとはすべて水に流すという考え方があった時代だったのだと思う。
 豊川工業高校陸上競技部の体罰問題で、担当の先生は、授業を受け持てなくなり、部の指導もできなくなってしまったようだが、先生の処分について、今後も同校での指導を継続させて欲しいという元生徒や親等の署名が3万名を超えたという新聞記事を見た。この署名の数から考えて、ただの体罰問題ではなく、地域を巻き込んだもっと大きな問題に発展しそうで、今後も注目したいと思う。

■2013年2月14日(木曜日)
 半月ぶりにロングジョックをした。歩幅を広げると左の臀部、股関節、膝裏の痛みが強くなるので、できるだけ歩幅は狭く、ピッチを意識して走り始めた。30分ほど走ると、痛みが緩和して、リズム良く走れるようになってきた。しかし、50分が過ぎると、体が重くなり、走りを継続するのがきつくなってきた。ピッチが落ち、速度も大きく低下した。なんとか60分走り切ったが、最後の10分はとても長く感じた。
 ジョッグ終了後、悪くなった動きを変えるため、300mを走った。いつもなら、動きは変わり気持ち良く走れるのだが、今日は、速い動きが全くできなかった。体の重い感覚は変わらず、たった300mなのにもがきながら走っていて、かなり辛かった。タイムは46秒0。いつもより3秒くらい遅い。あまりにも動きが悪く、走らなければ良かったと後悔した。

■2013年2月13日(水曜日)
 今朝から、左臀部と膝裏の痛みが急に緩和して楽になった。歩いても痛みがない。久しぶりの感覚で、とてもうれしかったのだが、午前中は、2時間ほど会議があり、体が固定されあまり動かなくなるためか、午前中のうちに、痛みが戻り始めた。午後は、授業があり、少しは体を動かせたためか、痛みはは緩和に向かったが、午後もパソコンに向かったり、会議があったりで、体を固定する時間もあり、午前中と変わらない感じだった。とにかく昨日までよりは、回復に向かっていることは、良い傾向だ。

■2013年2月12日(火曜日)


鋸山と海
 レスリングが2020年のオリンピック種目から外されかかっている。国際オリンピック委員会は、理事会での投票で、中核競技から外れる1競技を決め、レスリングは近代五種との決選投票で敗れたようだ。どちらの種目も、自衛隊体育学校では、オリンピックに出場している種目で、レスリングは特に力を入れていて、ロンドンオリンピックでは2人の金メダリストを輩出した。まだ、復活の可能性も残っているというが、メダリストを核に2020年に東京オリンピックを開催できるよう働きかけているのに、レスリングがないということになると、日本では盛り上がりに欠けてしまう。
 古代オリンピックから行われいる競技でも、普及度、テレビ放送、スポンサー収入など様な項目で比較となると、伝統だけでは太刀打ちできないのか?近代五種は、近代オリンピックの創始者クーベルタンが発案したとされるが、毎回オリンピック種目から除外されそうになりなが、なんとか乗り切っている。野球やソフトボールも復活を狙っていて、どれも応援したいのだが、体育学校関係者としては、レスリングの除外は考えられない。なんとしても残ってもらいたい。

■2013年2月11日(月曜日)


雪を削る兄弟



雪遊び会場
 くりはま花の国で雪遊びができるというので、長男と次男を連れて遊びに行った。会場は、あまり広くなく、入場制限をかけられ、遊ぶには並ばなければならなかった。雪も融けかかっていて、雪合戦ができるような状態ではなかった。長男は、ひたすら雪を削り、自分が座るいすを作っていた。次男は、雪を滑り台にしてみたり、長男のまねをして雪を削ったりしていたが、幼稚園の友達が、別の場所にいるとわかり、友達と遊びたいと言い出し、雪遊びをやめ遊具のある場所へ移動することとなった。長男にどうするか聞いたところ、長男は、しばらく遊んでから帰るというので、そこで分かれた。
 次男は、ゴジラの滑り台のある広場で、友達を見つけ、走り回っていた。そのうち疲れるか腹を減らせて帰ろうと言うのでは、と思っていたが、全くつかれることはなく、持ってきたおやつで、少し腹を満たし、昼食も摂らずにひたすら遊んでいた。2時間ほどしたころ、こちらも腹が減ってきたので、帰ろうと思い、子供たちを探したのだが、全く見つからず、探しに行ったところ、あまり人気のない場所で、子供たちは、何かを一生懸命拾っていた。何を拾っていたかというとBB弾。BB弾を拾っては、ズボンのポケットにひたすらしまい込んでいた。一緒に遊ぶのではなく、それぞれが必死に地面を見つめながらBB弾を拾っていた。BB弾を集めて何をするの?と聞いてみたところ「BB弾の戦士になる」と言っていた。まったく言っていることがわからないので、「そうかぁ」と答えるしかなかった。とにかく、久しぶりに外で遊んでいる子供たちを見ることができ、なんとなく健康的な感じがした。

■2013年2月10日(日曜日)


参加した学生たちと



日の入り



帰りがけに目にした富士山
 千葉国際クロスカントリー一般男子4kmに出場。首都高速湾岸線は浮島付近で大渋滞のため、アクアラインへ入れず、千葉経由で会場へ向かったが、千葉も大渋滞で、高速道路を降りても渋滞は続き、受付時間に間に合わないかもしれないという緊張した状態での運転だった。結局受付終了5分前に到着し、無事受付はできた。しかし、3時間車に乗って体を固めていたので、左臀部と膝裏の痛みはかなり強く、歩くこともできればやめたいという痛さになっていた。
 せっかく辛い思いをしてやって来たので、学生を後ろからあおることくらいはしたいと思い、ウォーミングアップをし、痛み止めを飲んでスタートラインへついた。
 気持ち良く完走できればいいというくらいの軽い気持ちでスタートし、抑えめに走っていたが、1000mは、3分05秒で通過し、悪くないタイムだと思った。その後2km通過までに丸太の障害が2回出てくるのだが、この障害に乗らずに飛び越えることができた。初めてこの大会に出場した際に、最初の障害を飛び越えようとして転び、その映像がテレビに映り、名前まで呼ばれてしまった過去があったので、苦手な意識があったが、やっと克服できたように思えた。
 3kmまでは、うちの学生の先頭について行くことができたが、残り1kmで離されてしまい、今日はここで終わりかなぁと思った。そして、すぐにまた別のうちの学生がこちらを意識しながら抜いていき、負けたくないなぁと思ったが、下り坂で大きく離されてしまった。その後、こちらを抜いていった学生は、あまり速度が上がらずもがいていたので、チャンスとばかりに一気に追いつき、学生が諦めのつくくらいのスパートをした。するとフィニッシュ手前で、うちの学校の先頭を走る学生が見えてきたので、彼も抜いてやろうという気持ちになり、さらに速度が上げられ、望み通り抜いてフィニッシュとなった。順位は85名中43位。タイムは12分52秒。昨年よりも40秒速く、順位も22位上がり学内トップとなってしまった。1kmごとのラップは、3分05秒、3分16秒、3分15秒、3分13秒。このレースで、後半にタイムを上げていったことがなかったので、思いのほか走れたことに驚いた。走り終わったあとは、結果がよかったためか、左臀部の痛みは気にならなくなっていた。痛み止めの影響もあるかもしれないが、このまま緩和するような気がする。強行出場して良かった。

■2013年2月9日(土曜日)
 昨日に引き続きトラック練習を行った。メニューは、(600m+500m+400m+300m)×2+600+200m。8割くらいの力で走り、レースの中間疾走のイメージで走る目的だったが、量が多いので、できるところまでやるというつもりでスタートした。
 どの距離も出だしは、左臀部の痛みが強く、左右のバランスが取りづらかったが、後半は少し安定して走り切るということが続いた。しかし、300mの時に、呼吸が乱れ、動きも鈍くなり最後はジョックになるような感じで、たった4本で終了した。全力で走ったわけでもないのに、疲労感は大きく、下腿がかなり張っていて、あまり良い走りではなかった。
 明日は千葉国際クロスカントリー。あまり頑張らず、できるだけ一定ペースで走ろうと思う。

■2013年2月8日(金曜日)
 久しぶりにトラックでの練習をした。メニューは6000mペース走。設定は3分30秒/km。左臀部と膝裏の痛みは、歩いていても感じるほどなので、最後まで走り切れないのではないかと思いながらスタートした。前半は、予想通り痛みが気になり走りづらかったが、4000mを過ぎた頃から痛みがなくなり、リズム良く走れるようになってきた。我慢をしていると動きやすくなる状態が出てくるのでは、と期待しながら走っていたこともあり、予想通りになってなんだか気持ちがよかった。結局最後まで走ることができ、その勢いで300mも走ってみたが、長いことスピードを上げた走りをしていなかったので、自分がどうやって走っていたか忘れてしまい、頭の中が混乱したまま終わってしまった。久しぶりの300mはとても長く、ペース走と比べとても辛かった。

■2013年2月7日(木曜日)


太陽光線
 ローソンが、子育て世代の社員に対して、業績に連動せずに、年収を3%アップするという発表をした。
 海外では、最もお金が必要な子育て世代の収入を多くする政策をとる国があるということを聞いたことがある。日本にも同様の政策があれば良いのに、と思っていた。託児所も同じだか、役所が民間にお手本を示すべく、率先して実行してくれればと思う。とにかく、子育て支援や少子化対策として、こういったことが日本にも定着してくれればありがたい。

■2013年2月6日(水曜日)
 日経平均株価がリーマンショック以降の高値をつけ、外国為替市場ではドルが94円台まで下落した。経済界では、歓迎ムードのようだが、株を持っていない者としては、直接利益のあることでも生活に関わることでもないので、株価が上昇しても特に喜びはない。パソコンとにらめっこしながらマネーゲームをしている人や、株式上場企業だけが喜んでいるのだろう。ガソリンは9週連続、灯油は10週連続の値上がりなのだという。こちらのニュースは、直接生活に関わり、出費が増えることなので歓迎できない。最近は、給与も減額となり、生活は苦しくなるばかり。自分の周りでは景気のいい話は何もない。

■2013年2月5日(火曜日)
 この2ヶ月ほど、口内炎が水ぶくれのように大きくなり困っていたのだが、気がつけば、すっかり治まり、口内炎のあとが白く残っているだけになっていた。
 最初は小さなイボのような口内炎だったのだが、気になって、歯で噛んでしまうことが2度あったことで、急激に存在感が増してきた。妻は以前、自分と同じような状態になり、医者で麻酔をして取ったと話していた。医者に行くのは嫌だなぁと思っていたのだが、常に気になって舌で触っているので、小さくならなかったのだろう。
 転機は、別の気になることができたこと。右の足首の捻挫と、左臀部と膝裏の痛み。今はこの痛みのことばかりが気になるので、口の中のことはすっかり忘れてしまっていた。気にすれば気にするほど悪化し、忘れてしまえば治ってしまう。体に関してはこういうことが多い。ペインシフトという考え方があるが、別の痛みを作れば、もともと痛かったところを忘れることができる。それを続けている間は、どこかに痛みを抱えなければならないので、あまり良いとは言えないが、とにかく今の痛みを忘れるくらい別のことに集中すれば変化があるのだと思う。

■2013年2月4日(月曜日)
 昨日の別大マラソンで優勝した川内選手の走りにはとても感動し、同じ市民ランナーとして、勇気づけられた。普通に働いて、余暇を利用して練習するという、多くの市民ランナーにとって当たり前の環境で、ここまで追い込めて、記録を出せるということが素晴らしい。実業団選手との競り合いでも、常に攻め続け、相手が根負けしたようにも見えた。あの気持ちの強さが、彼の走りの特徴だが、きっと目指しているところが2時間7分台であって、日本人トップになることではなかったのだと思う。
 陸連関係者からも、かなりの高評価だったようだが、世界のトップを占める東アフリカの選手たちは2時間3分台。トップが陥落しても、すぐに次の選手が現れてくる厳しい世界で、常にしのぎを削っている。川内選手には、2時間7分台ではなく、その強い気持ちで、さらに高いレベルまで到達して欲しい。

■2013年2月3日(日曜日)


新郎新婦
 所属するクラブチームのメンバーの結婚披露宴に参加した。会場は六本木ヒルズ。参加者は、陸上関係者が多く、久しぶりに顔を合わせる人がたくさんいてそれだけでも楽しかった。新郎新婦は、食事のできる時間は少なく、ずっと写真撮影という感じだったが、幸せな時間を過ごせているように見え、自分の結婚披露宴を思い出させてくれた。夫婦の原点とも言うべき大事な1日だったと思う。うちのチームのメンバーは、午前中に練習をしてから披露宴に参加する人がいるなど、何名かは大きな荷物を抱えて会場へきていて、やっぱり異常なグループだと改めて感じた。
 六本木や麻布は外国人がとても多い。近代的なビルがあったかと思うと、昭和以前のにおいのする建物があったりして、過去と現在が同時に存在する雰囲気が、なんだか面白い。自分は昭和以前の建物が好きなので、古い木造建築を見るとなんだかホッとする。
 帰りは六本木から泉岳寺まで歩いたが、ジョギングをする人たちを何人も見た。特に気になったのは、犬の散歩をする人。犬専用のベビーカー(そう呼ばないのかもしれないが)を押していた。全く犬の運動にはならない。犬の具合が悪いのなら仕方ないが、動物から動くことを奪ってしまったら、動物ではなくなるのではないかと思った。

■2013年2月2日(土曜日)
 横須賀市長距離記録会5000mに出場。歩いていても左臀部と鼠蹊部の痛みが気になるので、朝の時点では棄権しようと思っていたが、もともと出発しようとしていた時間に、確認のため家の中で、少し走ったり飛び跳ねたりしたところそれほど違和感がなかったので、朝の考えを改めて出場することにした。
 気温は15度。朝は雨が降っていたが、昼前からは雨が上がったが、かなり強い風が吹いていた。今日は、最も持ちタイムの速い選手たちの集まる1組で走れるので、自分で引っ張らなくてすむと思っていたが、スタートしてみるとかなりのスローペースだった。うちの学生は15分30秒を切るペースを臨んでいたが、1000m通過が3分10秒だった。自分が走るには、最適なペースだったが、学生のことを考えると、このままではまずいと思い、学生に声をかけ、自分が先頭に出てレースを引っ張った。先頭に出た時点で、行けるところまで行って棄権する積もりだった。1000m〜2000mは3分01秒まであがり、なんとか、目標の通過タイムに戻すことができた。しかし、この半月は、ジョッグしかしていないので、その後は、失速し、2000m〜3000mは3分15秒に落ち、学生も同様に失速してしまった。3000mは9分27秒だった。自分は、いったん3000mで止まり、その場で学生の様子を見ていたのだが、元気がないので、残り4周から伴走するためにまたトラックに戻った。そこから3周を学生の風よけになりながら走ったが、学生は、息を吹き返すことなく失速気味で終了した。
 学生たちには、強度の高い練習という位置づけで記録会に臨ませたが強風の影響や練習の疲労のためか、あまり積極的ではなかった。そこで、自分が先頭に出たものの練習不足で最後まで引っ張りきれず、全員が不完全燃焼で終わってしまった。来週の千葉クロカンでは、ペース配分にも気をつけて納得のいく走りをしたい。

■2013年2月1日(金曜日)
 三男の語彙は、どんどん広がって、こちらも少しずつ彼の言っていることが理解できるようになってきた。救急車は「ちゅーちゅーちゃ」か「ぴーぴーぽー」、ボールは「ぼーう」。こちらが何か会話しているときに、良いタイミングで「いいよぉ」と言ったりして笑わせてくれる。何かをしたいときや転んで痛かったときには「いたい」。「ごちそうさま」をした後に、まだ食べたくて「いたい」を連発する。立ち上がるときやがんばるときには「よいしょ」と自分で声をかける。どこで覚えたのだろうか?と不思議に思うが、家族の誰かが使っているのだろう。
 家の中では、一人で走り回るようになり、リビングはそんなに広くないので、転んでケガをしないかと思いながら、今のところ見守っている。お兄ちゃん2人がレゴで遊ぶのを見て、三男もブロック遊びを始め、積み重ねることに精を出している。
 気になるのは、利き手が左ということ。鉛筆でも、食事でも、ボールを投げるのにも左手を使う。字を書くのに、左利きは向いていないので、右に鉛筆を持たせるのだが、すぐに左に持ち替えてしまう。
 今日は、市の1歳6ヶ月健診があり、担当の人に左利きについて相談してみたところ、他人事のような対応をされ、妻は納得がいかなかったようだ。子供の発達を調べるのに、いくつかの絵が描かれたカードを並べて、担当の人が話した言葉のカードを選ぶ調査があったようだが、三男は、「ワンワン」と言えば犬を指し、「くっく」には反応せず、「くつ」には靴を指したようだ。大人の話す言葉で話すのが基本だと思うが、わざわざ幼児言葉を使う担当者に少し不信感をってしまったと妻は話していた。



[昔のいずみ]