最近のいずみ

Last Update:2013/8/31



パートタイムアスリートいずみ 13年目に突入 

■2013年8月31日(土曜日)


ひゅうが航行中




谷内六郎館で休憩中
 昨夜は、寝ている間に大量の汗をかいたので、朝、どのくらいの汗をかいたのか気になって体重を量ったところ、1.8kgも減っていて驚いた。8月も最終日。夏を実感する一晩だった。
 午前中は、学生の練習に参加した。メニューは800m変化走。先日の足裏の感覚や重心の移動に逆らわない動きを意識しながら走ったところ、意外と走ることができ、2本目は学生の前に出て先頭でフィニッシュすることができた。しかし、その後は吐き気が続き3本目を走ることができなかった。少し手応えを感じたが、その後のダメージを見ると、体への負担を軽減する走りではなかったようだ。
 午後は、家族と久しぶりに横須賀美術館へ行った。展示のテーマは、「日本の「妖怪」を追え」。幽霊や妖怪の絵がメインで、時代に沿って現在残っている資料が展示されていた。特に掛け軸は気味が悪かったが、明治以前は、楽しい雰囲気のある作品が多くあり、なじみやすかった。そして、明治以降は雰囲気が変わり、絵にコミカルさがなく、少しリアルになった。子供たちは、あっという間に絵を通過し、先に行ってしまうので、こちらはじっくりと作品を見ることができず、消化不良だった。常設展は、相変わらず理解できない作品が多く、理解したいとも思えず素通りしてしまった。子供たちは、絵を見るよりも、館内の図書館で絵本を読んだり、芝で走り回ったりする方が良かったようだ。
 
■2013年8月30日(金曜日)


タンクとファン
 自宅にエコキュートを導入することになり、日中、工事が行われた。早ければ15時過ぎには工事が終了するとのことだったが、工事が終了し、業者の人たちが帰ったのは20時近くだった。裏庭にエコキュートのタンクがそびえ立ち、狭かった裏庭がさらに狭くなった。
 エコキュートを導入することにより、電気代は増えるが、ガス代が安くなり、ローンを組んでもマイナスにはならないということだったが、今日の工事が終わった時点では、電気のプランが変更になっていないため、夜間の電気料金は安くない。とりあえず、工事終了後、裏庭のタンクに水をため、沸き上げを始めている。電気使用量を見ると、普段見ることのない多さの電気を使っている。本当に節約になるのだろうかと不安になった。
 
■2013年8月29日(木曜日)
 中島章夫先生の実技を交えた講演を聴講した。昨年と同じ足裏で重心の移動を感じることから始まった。立位の状態で、顎の位置が少し変わるだけで足裏で感じる重心位置が変化し、自分自身の動き方、相手が押した場合の動かされ方に変化がある。鼻下と耳を結ぶカンペル平面を水平にすることで、少しだけ顎が出た状態ができるのだが、ちょうどこの状態が、においをかぐときの頭の位置になっていて、呼吸が最もしやすいのだという。さらに視野も広くなるし、自分の重心を動かし易くなる。
 転ぶことは、自分の足から自分の重心が出てしまうことを意味し、多くの人は、転ばないようになんとかとどまろうとするが、発想を変え、とどまろうとせず動き続け、自分に有利な場所へ動けば、転ばない確率が上がる。どうしても転んでしまうときには受け身をすればよい。
 足裏の感覚に戻ると、荷重を踵側でもつま先側でもない全体で受け止められるような位置を探し続けて、立ったり歩いたりすることで、特に下肢への局部的なストレスが少なくなり、疲れづらい動きになることを体感した。
 立位で、手を前に出せば、重心は自分の足から前に出て、体は前に転びそうになるということは、頭の中ではよく分かっているのだが、実際は、手が前に出ても、重心を足の中に残すべく上半身を後傾させたり、臀部を後ろへ引いたりしてしまい、実際は、前に転ぶことがない。無意識にやってしまっていることなのだが、よく自分の体を観察しながら、そういった動作がないように手を前に出すと、自然と体は前に転びそうになった。当たり前なのに当たり前にできないことが理解でき、自分の手や頭の重みを感じて、重心の向くままに体を預けることで、体がすぐに動き出せるということが大きな発見だった。ランニングであれば、足の接地を、重心が偏らない所を探しながら接地し、手や足が少しでも前に出ることで、自然と重心が前に行き、その流れで前に進んでいくことができれば、地面を蹴るなどの無駄な力を使わず、楽に走ることができるように感じられた。今後、実践していきたい。
 
■2013年8月28日(水曜日)


秋晴れです



1日穏やかでした
 文部科学省が、小学校6年生と中学3年生を対象とした全国学力テストの結果を公表した。小学校の国語では、調べて分かった事実に対する自分の考えを理由や根拠を明確にしてを書く問題の、中学校の数学では、一定の事柄が成り立つ理由や予想した事柄を数学的な表現を用いて説明する問題の正答率が低かったようだ。自分が小中学校のころにそういった問題を課されていたら、回答できていたかと考えると自信がない。自分の考えや数学の問題解決に文を使うようになったのは、高校からだったような気がする。今の小中学生は、レベルの高いことを要求されているように思う。
 家庭学習の定着が着実に進んでいて、全国平均から5ポイント以上低い都道府県が小学校ではなくなり、過去の調査で正答率の低かった都道府県の改善が見られるようだ。高知県の例を見ると、放課後を活用した補充学習を行っている学校の割合が多く、児童生徒の平日1日当たりの学習時間が増加したことが成果を上げた要因としてあげられていた。それだけ子供が遊ぶ時間が減ってしまったのだろうか?最近子供の外遊びのできる環境が減ってきているように思うが、そういったこととも関係があるのだろうか?
 
■2013年8月27日(火曜日)


富士山と夕焼け
 朝は、涼しいというよりも寒いというほうが適切で、寒さで目覚め、冬用の布団が欲しいと思った。昨日よりも気温が下がり、風が冷たく、完全に秋になってしまったように感じた。
 急に気候が変わったためか、昨日、授業でジャンプ動作を行ったためか、アキレス腱の痛みが急に強くなり、日常生活に支障が出るようになってしまった。もう練習どころではない。さらに、夕方からは、頭痛が続き、風呂に入っても回復せず、寝るまで続いた。
 今まで自分の体は気候の変化に対し鈍感な方だったのだが、今年は、気候に敏感に反応し、いろいろな症状が出る。40歳も近くなり、自分の体が変化し始めているのかもしれない。
 
■2013年8月26日(月曜日)
 学生の夏期休暇が終わり授業が始まった。例年なら、8月の授業は、蒸し暑くて屋外で授業をするのが適切でないくらいの厳しい気候なのだが、今年は、日差しは強くても、気温は低めで涼しい。先週までは暑かったのに、今週から急に秋になってしまったように快適な気候だった。
 午後は、1年生と4年生の授業があり、1年生は走り幅跳び、4年生は円盤投げをした。アキレス腱痛を抱えているため、走り幅跳びの踏切の見本をするのは、かなり辛かった。いつもより滞空時間が短く、こちらが伝えたい動作ができたかどうか不安だったが、学生たちは、練習を繰り返す中で、少しずつその動作を習得しようとしている姿勢は見えたので、安心した。
 
■2013年8月25日(日曜日)


信玄餅詰め放題



3000m障害決勝



大会に出場した学生たち
 3000m障害決勝が15時30分ということで、午前中は、信玄餅で有名な桔梗屋のアウトレットで、信玄餅の詰め放題をしようということになり、整理券を求め、8時前から列に並んだ。雨が降っていたため、整理券の配布時間が早まり、並んでからそれほど待たずに整理券を得ることができた。今日は、210名の整理券が用意してあり、自分たちは177番から180番で、かなり後ろの方だった。列に並んでも整理券がもらえない人がたくさんいたことを思うと、もらえただけ良かったと思った。開店が9時30分からなのだが、50名で30分くらいがさばけるとのことで、自分たちは12時近くまで待っていなければならなかった。その間に、甲府へ戻り、甲府城跡を見学し、桔梗屋へ戻り、工場見学し、やっと自分たちの順番になった。
 詰め放題は、小さなビニール袋を、自分で少しずつ伸ばして、袋を大きくし、信玄餅等を詰めていかなければならない。詰め放題の商品は、消費期限が当日となっていて、あまりたくさん詰めすぎても、消費できなければ意味がないので、信玄餅だけでなく、きんつばやどら焼きなども袋に詰めた。最終的に、信玄餅10、きんつば4,若鮎1、どらやき1を詰め、袋を1つとじにしなければならなかった。多くのお客さんが最後の1つとじに苦戦していた。学生たちも苦戦していてなかなか終わらなかったので2人の袋とじをかわりにやってあげた。詰め放題は210円。消費期限の問題はあるが、かなりのお得感はあった。
 3000m障害決勝は15名が出場した。決勝進出を果たした学生は、予選タイムが14番目。2人以上に勝つか、昨日よりもタイムを上げれば、十分がんばったと言える状態だった。前半は、10番前後を走り、中盤から徐々に順位を上げ、残り1周で5位争いをし、5位でフィニッシュ。タイムも9分24秒25と、昨日よりも12秒ほど短縮してきた。昨日の走りを考えると、よく修正し、まとめてきてくれ、すばらしい走りだった。
 
■2013年8月24日(土曜日)


鳥もつ煮



ほうとう
 関東選手権2日目。天候は曇り、湿度は80%前後だったが、最高気温は30℃に届かず、11時時点で28.5℃、14時時点で29.6℃で、比較的涼しいと感じた。気温40℃を想定していたので、天候に恵まれた。今日は、800m予選に2名、3000m障害予選に1名の学生が出走した。
 800mは申請タイムを見ると、ランキング1位と5位となっていて、タイム通りに事が進めば2人とも決勝進出でき、優勝争いができるところなのだが、ランキング1位の学生は、故障中で練習ができていないため、棄権も覚悟していたが、本人は走りたいと言うので、スタートラインには立ってスタートした。彼の組は、高校生が一人で独走し、着順は3位だった。ランキング5位の学生は、長距離合宿でスピード練習が少なく、レース展開は、予定通りに走れ、最終コーナーで先頭に立つことができたが、最後に抜かれてしまい、こちらも3着となり、決勝進出が各組1着と2着以降のタイムの良い選手2名だったため、2名とも予選落ちとなってしまった。
 3000m障害は、申請タイムがランキング2位ということで、予選は、余裕で通過できるのではないかと思っていた。決勝進出は、各組6着と7着以降記録の良い選手3名だったのだが、レースは、6番手前後を走り、後半は8番手まで順位を落とし最後に一人を抜いて組では7着となった。なんとか下から2番目のタイムで決勝には拾われたが、7月の訓練や夏休みの影響は大きく、6月末のような力はなかった。なんとか一人決勝に残ってくれ、明日につながった。明日は、今日よりタイムを上げてくれればと思う。
 
■2013年8月23日(金曜日)


中距離合宿最終日
 明日から関東選手権が行われるため甲府入り。座っている時間が長かったため、ひどい腰痛になった。甲府は、今年の夏、40℃を超える気温を観測しているので、耐えられない暑さなのではないかと覚悟していたのだが、今日は、曇っていて、多少雨もあったためか、夕方競技場へ到着したときには、涼しいと感じた。競技は、男子10000mが行われていたが、夏の長距離種目にとっては、辛さが少し軽減される気候だったように思う。
 明日から、学生たちの予選が始まる。合宿を終えたばかりで、コンディションを整える状態ではなかったようだが、現状把握をし、今の状態でのベストパフォーマンスを出してくれれば、結果は出せると信じている。
 
■2013年8月22日(木曜日)
 ユネスコ世界自然遺産の溶岩洞窟と火山跡の見学へ行った。溶岩洞窟は、万丈窟(マンジャングル)という所。洞窟内は、大きなドームのような感じで、気温は13.8℃、涼しいというよりも寒かった。全長は7416mあるそうだが、公開されているのは、そのうちの1km区間のみ。1kmの往復で2kmの散歩となった。世界自然遺産といわれる割には、お客の数は少なく、とても快適に散歩ができた。
 火山跡は、城山日出峯(ソンサンイルチュルボン)という所。こちらは、かなりの数の観光客がいた。その多くが中国人。案内をしてくれたタクシー運転手が、中国人のマナーが悪いという話をしていたが、観光地を自己中心的に動き回る感じがそういった印象を与えるのだろうと思った。多くの中国人観光客に混じって、山頂まで登ってみたが、昨日のサングムブリの噴火口の形の方がきれいな形だったためか、熊本の阿蘇山のカルデラに圧倒されたことがあるためか期待していたほどの感動はなかった。
 案内をしてくれたタクシー運転手は、日本語ができたので、いろいろと話を聞くことができた。チェジュ島は、溶岩でできた島なので、穴を掘ろうとすると、すぐに溶岩が出てきてしまうという。畑を作るにも、道を造るにも溶岩を処理しなければならず、畑の周りは溶岩の石垣ができ、道路を造る際には、溶岩を細かく砕いて道路にするなど、建築物の至る所に溶岩が利用されているとのことだった。また溶岩でできた土地は、水はけが良いため、稲作ができず、しっかりろ過された地下水が資源となっている。島なので風が強く、風力発電が至るところで行われ、韓国本土よりも電気代は安いようだ。
 相手は韓国人なので歴史認識をどう考えているか聞いてみると、過去のことについて、いろいろと話し出すと、仲良くはできないので、日本の首相が謝罪することで、それ以上のことは言わないようにして、今後の関係を作っていった方が良いと言っていた。前大統領は、日本に対して本当に失礼な発言をしていて、自分の立場をわきまえていなかったとも言っていた。日本は、謝罪もして解決済みという立場をとっていて、互いの国で学ぶ歴史が、ぞれぞれの立場に立った歴史のため、いつまで経っても納得いく解決は難しいのかもしれない。彼の言うとおり、過去のことをほじくり返すより、今後の両者の利益を考えていった方が良いと思った。
 そのほか、徴兵の経験についても聞いてみたが、陸、海、空、海兵隊への希望は出すが、希望通りには行かない場合もあり、背が高く屈強そうに見える人は、憲兵になることが多いそうだ。立場は、階級だけでなく、職業軍人なのか徴兵での軍人かという経歴で変わってきて、退役後も、その関係が続くようで、先輩や立場が上だった人には、退役してからも逆らえないという。韓国の男性は、一生軍隊を背負っているような感じで、特に飲み会の時には、やっかいだと話していた。
 初めての国際学会だったが、無事終了し、訪れた土地の歴史や文化にも触れることができ有意義な時間を過ごすことができた。



城山日出峯
 
■2013年8月21日(水曜日)


昼食



民族村







夕食
 自分の学会発表があった。発表時間は8分あり、7分の質疑応答を含めて持ち時間は15分。あまり内容が多いと、8分間では収まらないので、何度も発表練習を繰り返し、内容を削り練習では8分以内に収まるようにして臨んだ本番だったが、結局8分以上かかってしまった。質疑応答についてはきちんと対応できたと思う。自分の主張が、聞いていた人たちに伝わったかどうかはわからないが、共同研究者の先生からは、内容は良くまとまっていたと評価をいただいた。
 今回は、日韓共同の学会なので、発表には韓国の研究者も参加していた。日本側のルールは、日本語で発表する場合でも、図表は英語表記にするということになっていたが、韓国の研究者は、図表がハングル表記で、自国の言葉を使うため、日本人は聞いていても何もわからなかった。発表後の質問についても、質問のしようがなく、座長についた日本人の先生は相当なストレスだったと思う。相手の国のことも考慮して最低限のことはして欲しいと思った。
 学会終了後、韓国の天然記念物となっているサングムブリという噴火口を見に行き、その後、城邑民族村という所へ行った。ここでは、地元のボランティアのおばちゃんが、日本語で説明をしてくれ、その声量、知識の多さ、機転の利いたギャグなどに圧倒され、話に引き込まれた。この民族村は、600年ほど続く村で現在180戸ほどが、昔のたたずまいのままで実際に生活をしていて、国がすべてを管理している。建物の屋根は茅葺きなのだが、個人で勝手にいじることができず、毎年、古くなった屋根の上に茅を重ねていき、8年経ったところですべてを入れ替えるということを行っている。古くなった茅の中に虫が生きていて、その虫の中にキノコが生えるのだという。そのキノコが冬虫夏草と呼ばれるもので、チベット、中国、そしてチェジュ島の3カ所でしか採れない貴重なもののようだ。説明のおばちゃんは、これを飲むとガンが治ると言っていたが、そこまではっきりと効果を謳って良いのだろうか?と思った。最後に五味子茶という地元の人が常に飲むというお茶の試飲をさせてもらった。文字通り、飲むたびに味が違うのだという。飲むときには、最初の味が重要で、渋く感じた場合には、気管支など喉の具合が悪く、甘いと感じた場合は、胃の具合が悪く、酸っぱいのが最も良い状態のだそうだ。自分は、甘酸っぱく感じた。チェジュ島へ来て、毎食が唐辛子なので、胃の具合も少し悪くなるのだろうと解釈し、納得した。その後、冬虫夏草と五味子茶の販売となったのだが、どちらも高くて買おうという気にはならなかった。冬虫夏草は14ヶ月分が入って5万5千円ほど、五味子茶は1L分(10倍に希釈して飲む)で3500円ほどだった。
 
■2013年8月20日(火曜日)


昼食(ピビンバッ)



済州大学校の競技場
 日・韓健康教育シンポジウム1日目。今年のテーマは、健康診断基準について。
 印象に残った内容は、BMIの肥満とされる数値が、国によって違っており、日本の25以上が肥満という基準をアメリカに当てはめてしまうとアメリカ人の75%が肥満となってしまうため、アメリカでは30以上となっている。日本では、肥満と思っている人たちは、肥満ではないのかもしれないということになる。BMIや腹囲で内臓脂肪を判定するのは適切でないということをMRIの画像で示され、納得した。
 死亡率についてみると、軽肥満よりも極端な痩せのほうが死亡率は高く危険であり、総コレステロールは低いほど死亡率が高いという。
 日本では、臨床基準が低くなり、危険な因子が少しでもあれば、みな病人となってしまうため病人が増え、医療費負担が多くなっている可能性があるようだ。肥満かどうかを判定するよりも、医師や研究者は、解決策を考えるべきで、基準に振り回されるような行動を取るべきではないという提言があった。これからは、医師だけでなく研究者が、基準を提案できる時代なので、われわれ研究者は、基準を策定するのに、分布のある位置でボーダーラインを引くのではなく、せめてゾーンで示してはどうかという提案もあった。シンポジストの先生の話を聞いていると、現在定められている様々な標準値というものに疑問を持たなければならないと思った。
 
■2013年8月19日(月曜日)


機内食




昼食(黒豚丼?)




夕食(焼き肉)



夕食(冷麺)
 明日からの学会参加のため、韓国の済州島へ移動。成田から済州島までは2時間05分。国内移動の感覚だった。座席は、エコノミーなので、前の座席に膝が当たるし、隣の人との距離も近く、本当に狭く感じた。
 飛行機が飛び立ってすぐに機内食が出てきた。朝食を食べたばかりで、必要ないのではないかと思った。搭乗時間が2時間ほどで、国内線の利用時間と変わらないが、機内食が出るというのが国際線というものなのだろう。中身は寿司のようなもので、なぜか紅葉まんじゅうも入っていた。
 右隣のおじいさんが、しきりにこちらに話しかけてきて、済州島についていろいろと話してくれているようだったが、言葉がほとんどわからず、困ってしまった。こちらのことを韓国人だと思ったのかもしれない。幸運にも左隣の女性が、日本語と韓国語が話せ、途中からおじいさんの話を通訳してくれた。通訳をしてくれた女性は、済州大学校卒業された方で、日本に来て17年。日暮里で喫茶店を開いているとのことだった。おじいさんは、こちらが日本人とわかってからは、女性の方に話をするようになった。4月からNHKラジオハングル講座入門編を聞き、文字は読めるようになったが、聞き取りはなかなか難しく、所々、聞いたことのある言葉だと思うだけで、意味はわからなかった。コミュニケーションを取れるようになるには、時間がかかる。
 成田空港で、両替をしてきたのだが、書類を記入し、15分くらい並び、2万円を払って19万ウォン572円が戻ってきた。チェジュ島の空港では、一緒に来た先生が両替をしたのだが、書類を書くことなく、全く並ぶことなく、2万円を払って22万ウォンだった。焦って両替をしたことを後悔した。韓国へ行くと毎回感じることだが、日本円の表示よりもゼロが一桁多くなり、とてもお金持ちになったような気分になる。
 済州島到着後は、一緒に来た3名の先生と空港で昼食。何を食べても唐辛子が入っているようで、全員大汗をかきながら食事をした。辛さが先行して、味はほとんどわからなかった。滞在中、こういった食事ばかりであるとすれば、胃への負担はかなりのものになりそうだ。
 済州島の車は、運転がかなり荒いと思った。信号は赤でも、右折でき、交差点では直進していると、次々と右から車が割り込んでくる。細い路地では、両側に車が路駐されている場所が多く、片側1車線ずつの道路が1車線の道となり、交通渋滞が起きるという状態だった。クラクションがそこら中で鳴り、とてもうるさい。この島で車をレンタルするのは危険だと思った。
 
■2013年8月18日(日曜日)
 国体選考会に出場するつもりで、昨日は調整走を行ったのだが、国体選考会にはエントリーされず、昨日終了した神奈川県記録会の方にエントリーされていたことを今朝知った。これで、今年の全日本実業団への最後の挑戦も走ることなく終了してしまった。また、来年の出場を目指しがんばるしかない。
 国体選考会は、学生のペースメーカーをするという予定だったが、それができなくなり、応援するだけになってしまった。学生も昨日まで福島県で長距離合宿をしていて、中距離の練習があまりできていない。来週の関東選手権の刺激と、現状把握という目的なので、順位は気にせず、自分の感覚と実際の動きのすりあわせをすることだけに集中してもらった。
 レースは、大学生3名のみの出場だった。持ちタイムが最も速いうちの学生が先頭を走り、1周目を56秒55で通過したが、残り300m以降は失速し、国士舘大学の1年生が後続を引き離し独走でフィニッシュとなった。うちの学生は1分57秒台だった。
 関東選手権まであと1週間。現状把握はできたので、この1週間で、自分の走りを修正してくれればと思う。
 
■2013年8月17日(土曜日)


鴨居の八幡神社
 長男と横須賀の南の地域をサイクリングした。最初に何となく西叶神社へ参拝をしたのをきっかけに、通り道にある気になった神社を順番に参拝していった。最終的には9つの神社の前を通り、そのうち6つに参拝した。長男に何をお願いしたの?と聞くと、ニヤッと笑うだけでそれ以上は何も答えなかった。おそらく「ニンテンドーDSが欲しい」とか「レゴが欲しい」といったことなのだろう。
 浦賀はお祭りで、サイクリングで通過する時間は、お祭りの準備中だった。夜には花火大会が開催されるとのことで、特に東叶神社では、全日本線香花火選手権が開かれるとのことだったが、準備の段階で訪れたためか、あまりにぎわっているようには見えなかった。
 東叶神社の裏山に初めて登ったのだが、かなりの階段があり、山頂はなかなかの眺めだった。また、山頂は、咸臨丸に乗る直前の勝海舟が断食を行った場所として有名なようで、石碑などがあった。長男は、そこで、かき氷を食べることができ、うれしそうな顔がとても印象に残った。
 走水神社では、1日限りの盆踊りが行われるようで、こちらも準備中だった。大津の諏訪神社のお祭りは来週のようだ。海が近く漁港も多いためか、この地域は本当に神社が多いと感じた。
 
■2013年8月16日(金曜日)
 三男が初めて自分の名前をフルネームで言った。発音は、まだきちんとできていないが、こちらが何を言っているかは、はっきりと理解できるようになった。
 三男は、最近急に話す量が増えた。家族みんなで話しているときは、三男の言葉を誰かが解釈することもあり、なんとか理解できるが、2人だけで話していると、理解できないことが多い。聞き返すと、一生懸命、何度も話してくれるが、結局理解してあげられないのが残念でならない。三男も残念でならないと思う。
 今日は、絵本を読んでいるときに、絵の中に哺乳瓶が出てきた。三男はそれを見て、「ちゅうしゃ」と言っていた。確かに注射器を太くしたような形ではある。彼の知識の中では、もっとも近い物が注射器だったようだ。また、散歩をしているときにフェリーを見た際、「うね(船)」と言っていたので、あれば船の中でもフェリーというものだと教えてあげると、ちょっと困っていた。類似した物を一般化することが少しずつできはじめている。本人にとっては、すべてが学習。大人も、毎日過ごすたびに、経験が1日ずつ増えていく。昨日知らなかったことを今日は知っているということが理想だ。子供のようにはいかないかもしれないが、大人の自分もそういった努力はしていきたい。
 
■2013年8月15日(木曜日)
 9年ほど前に購入したテレビを兼ねていたデスクトップパソコンの動きが悪くなり、起動しないこともあり困っている。年賀状のデータなどが入っているので、ハードディスクごと、外付けハードディスクへコピーしようとしたが、警告音が出て、コピーができない。結局住所録のデータのみをコピーするだけになった。
 4日前には、冷蔵庫の温度が12℃にまで上昇した。冷やすことをしても全く温度が低下せず、冷蔵庫の中は、水滴がつき始め、かなりまずい状態になった。壊れてしまったと判断し、メーカーに連絡したところ、11年前の商品で、11年前に製造中止になっているため、部品もなく、修理は難しいと言われた。修理見積もりをするのに出張代と検査代がかかるため、修理をあきらめた。しかし、部屋のエアコンをかけたところ、急に冷蔵庫の温度が下がりだし、通常の3℃に戻ってくれ、今のところ温度は安定し、とりあえず危機は脱した。
 最近の電化製品は、精密すぎるためなのか、長持ちしない。こちらはできるだけ長く使いたいと考えていても、修理する側が、対応できないとなるとどうすることもできない。パソコンだったらすぐにOSが変わってしまい、それに対応するソフトも変わるため2重の出費となる。消費者は、メーカーの狙い通り、買い換えばかりを迫られる。究極は、電化製品に頼らない生活をすることなのだろうが、それもできないので、最近の買い換えは、新しい物を手に入れるというワクワク感が全くなく、新たな出費にため息をつきながら、仕方なく買い換えをすることが多い。メーカーは、消費者が十分製品を使い倒せるような修理体制を整え、満足して次の買い換えができるような仕組みを作ってもらえないものかと思う。
 
■2013年8月14日(水曜日)


入り口



ディズニーランドのシンボル



三男お気に入りの電車



夜のシンデレラ城



ディズニーリゾートライン内

 夕方から家族で5年ぶりのディズニーランドへ。今年は30周年記念らしく、30という数字を何度も目にしたが、5年前は25周年記念で25という数字があったような覚えがある。結局、毎日がお祭りで、毎日が記念のような場所なのだ。
 以前行ったときには気がつかなかったが、ディズニーランドの芝生は、天然芝で、かなり密度が高く、きれいに高さがそろえて芝刈りがされているゴルフ場のグリーンのような状態で、芝の整備に感動した。我が家の庭もこんな芝にしたいと思っているのだが、どうやったらあれほどの密度で育てることができるのだろうか?これが、ディズニーランドへ行って最も興味を持ったことだった。
 長男は、ビッグサンダーマウンテンに乗りたいと言いだし、次男と妻と妻の妹の4人で乗りに行くことになり、残された自分と三男は、彼らとは別行動となった。ビッグサンダーマウンテンは140分待ち。どうやって三男と2時間ちょっとの時間をつぶすかを考えていたところ、目の前に、すぐに入れるカントリーベア・シアターを発見。すぐに入場できたが、アトラクションが始まると、室内は真っ暗になり、壁に掛かった首だけのトナカイや、大きなクマが話し出した。三男はたちまち泣き出し、泣きやまなくなってしまった。「どわい(恐い)」を連発し、周りのお客さんにも迷惑がかかるので、開始3分で退場することにした。その後は、またすぐに入れるアトラクションを探して歩き、すぐに次のアトラクションを発見。蒸気船マークトウェイン号に乗った。三男は「船に乗る」と言って最初は喜んでいたが、10分ほど経つと、「もう降りる」と言い出した。小さい子供はすぐに飽きてしまうのだ。
 その後は、どのアトラクションも長蛇の列で、三男が我慢できないので、どのアトラクションにも入ることができず、ぶらぶらと園内を散策した。トゥーンタウン内に固定された路面電車があり、三男はそれが気に入ったらしく、ずっと電車に乗ってくれたため、かなりの時間を稼げた。
 夜の7時を過ぎ、お腹が減ってきたため、何かを食べるために園内を探して歩いたが、販売しているものの値段はすべてが高く、食べたいと思うようなものはなかった。しかし、三男もお腹をすかせているので、何かを食べなければならず、パン・ギャラクティック・ピザポートという店に入り、ピザを注文した。三男は、ピザを口に入れる度に「うまいねぇ」を連発した。そう言ってもらえると、入った甲斐があったように思えた。結局、三男は、ピザ1人前を食べきり、さらに持ってきていたカステラを2きれ平らげた。小さい子供の食欲ではない。
 ディズニーランドは、子供連れのための遊園地なので、お酒の販売やタバコを吸う場所がない。そういう意味では、そういったものの不快感が全くないところが良い。また、日本だけなのか、ベビーカーをその辺に置いておいても、持って行ってしまう人がいない。列にもきちんと並ぶ。スタッフの努力の結果なのだろう。
 長男は、ビッグサンダーマウンテンの先頭車両に乗り、大いに楽しんだようだが、次男は、初めてのジェットコースターで、肩や腕に力を入れ、下を向いて乗っていたらしく、とても恐かったようた。下車した後も固まっていたという。恐かった理由が、「ママが叫ぶから」。恐かった理由が自分にあるのではないと強がるところが、なかなかかわいらしい。
 次男にとってのディズニーランドが恐い印象で終わって欲しくないということで、その後家族は、バズ・ライトイヤーのアストロブラスターというアトラクションに並んだ。その間、自分と三男は、パレードを見に行った。人が多くて、近くで見ることはできなかったが、楽しむことはできた。パレード後、家族の並ぶ列に合流し、30分ほどで乗ることができた。三男に光線銃を持たせながら、一緒に的当てをした。なかなか難しかったが、得点は41200点。長男は6000点、次男は10000点、妻は8000点だったことから、三男と自分は、高得点だったのではないかと思う。
 長男は、スターウォーズのダースベイダー用のライトセイバーを模した箸、次男は、カーズのマックイーンのトミカ、三男は、ディズニーリゾート内を走るミッキーマウスのバスのトミカをお土産として購入し、短い時間ながらある程度満足して帰路についた。三男は、ミッキーマウスのバスを「びっきーのばぷ」と言って喜んでいたのが印象的だった。
 
■2013年8月13日(火曜日)
 世界陸上が始まって4日目。今回は日本人選手たちは、かなり健闘している。女子マラソンの銅メダルを筆頭に、女子10000mでは、攻めの走りで自己ベストでの5位入賞、男子棒高跳びでは自己タイ記録で6位入賞している。この後も、それぞれの選手が自己ベストを出してく欲しい。
 地上波のライブを見ることはあるが、深夜なのでなかなか起きていられない。ハイライトが行われる昼間は、なかなか見る時間がない。そこでBSで放送されるハイライトを録画して見ている。BSのハイライトは、キャスターがいないので、不必要なコメントがなく気持ちよく見ることができる。しかし、特定の選手を注目して応援するような感じがある。視聴者を引きつけるには、このようなやり方をするしかないのかもしれないが、もう少しNHKのような、中立的な放送で、静かに試合を見たい。
 
■2013年8月12日(月曜日)


東京ゲートブリッジ
 妻の家族と一緒に若洲海浜公園でバーベキュー。昼からの予約で、昼食時に公園へ行き、テント、バーベキューセットを借り、食材も用意してもらい、足りなさそうな食材は自分たちで用意したものを持っていった。
 昨日は、甲府で40度を記録するなど暑い日が続いている。こんな真夏の昼間に外にいる人は、よほどの物好きで、それほど多くないと思っていたのだが、公園へ行ってみると、想像以上に多くの人がバーベキューに来ていて、かなりのにぎわいだった。
 しかし、暑さもあり、それほど食欲はわかず、用意してもらった食材を食べきることなく終了した。普段使っている道具とは違うので、慣れないこともあるし、バーベキューは自宅で行った方が手際よくできる。子供たちは、食べることよりも、虫を追ったり、セミの抜け殻を集めたり、近くで遊んでいた子供たちの中に入って遊ぶことの方が忙しかった。とにかく、家族が熱中症になることなく楽しむことができて本当に良かった。
 
■2013年8月11日(日曜日)
 1日、長男の読書感想文につきあった。自分が小学生の時は、自由研究と並び最も嫌いな宿題の一つだった。読書自体が嫌いなので、感想文に到達するまでにかなりの時間を要したという印象がある。それが今では、大学の先生となり、研究が仕事の一つで、論文という形で文章も書く仕事をしている。小学生当時のことを考えると想像のつかない仕事をしている。本当に不思議だ。
 長男には、小さい頃から絵本の読み聞かせをしていたおかげか、本を読むことには抵抗がない。最近は、マンガばかりを読みふけっているので、何とも言えなくなっているが、どちらかというと読書は好きな方だ。題材とした課題図書も、写真がふんだんに使ってある絵本だったので、読むのは容易だった。あとは、本人が何を感じたかが重要になってくる。
 最初は、何から書いて良いのやらという感じだったので、@なぜこの本を読んだのか、Aあらすじ、B自分の考えたこと、Cこの本を読んだことで生かしたいこと、という4つのヒントを与え、何とか書き始めてくれた。Aのあらすじまではすんなり書いてくれたが、BとCに苦しんだ。
 普段文章を書いていないためか、書き言葉と、話し言葉の区別がなく、文章中に「いいじゃん」とか「でっけー」など話し言葉が目立ったことに驚かされた。国語の授業では、習わないのだろうか。子供の現状が少し理解できたような気がした。
 
■2013年8月10日(土曜日)
 横須賀芸術劇場で行われた親子コンサートを家族で見に行った。このコンサートは、親子コンサートというだけあって、小さい子供たちを連れた家族連れが対象で、抽選で当たった家族が無料で招待された。我が家は2年ぶりに当選で、2年前は、自分、長男、次男で見に行った覚えがある。
 横須賀市交響楽団による演奏で、オーケストラに使われる楽器の紹介や、みんなが歌える歌を演奏したり、時には、体を動かすことのできる曲もあった。実際の生演奏は、CD等で聴くよりも、立体感があるように感じ、その場でしか味わえないものがある。そういったことを子供に経験させるだけでも、価値があるのかなぁと思った。
 今回の演奏では、ラジオ体操第一を生演奏で聞きながら、みんなで実際に体操をしたことが印象的だった。子供たちは、夏休みにラジオ体操に出かけるが、毎年2日ほどしか開催されず、この体操をあまり知らないので、一緒にやりながら思わず体操指導をしてしまった。
 小さい子供が多いので、演奏時間は1時間。子供が飽きる頃に終わるという意味では適度な時間だった。アンコールは、「宇宙戦艦ヤマト」だったのだが、長男は「パイレーツ・オブ・カリビアンの曲をやってほしかった」と言い、がっかりしていた。
 長男は、このコンサートに興味を持って楽しんでいたが、次男は、「退屈」を連発していた。2年前も「いつ終わるの?」と何度も聞かれたことを思い出した。三男は、適当に自分の手元にあるおもちゃで遊び、たまに変わった音がしたときだけ、曲を気にしていた。自分は、改めて、クラシックが好きだと思った。 
 
■2013年8月9日(金曜日)


ペリー公園にて
 来週は、国体選考会に出場予定なのだが、レースの準備よりもアキレス腱の痛みとの戦いの方が気になる。先週からは、アキレス腱の痛みが弱い時を選んで、週2回ほどトラック練習ができるようになり、回復傾向にはある。今日もそういうタイミングを狙って、サーキットトレーニングを行い、その後、600mと300mの8割走を行った。
 サーキットトレーニングは、久しぶりに3セットとも4分を切ることができ、少しキレが戻ってきた。かなりの疲労感のある中、600mを走った。設定は300mを43秒のペースと決めていたが、実際は、42秒0、43秒9。自分の動いた感覚と実際のタイムはほぼ一致していて、悪くはない。8割走という感覚で走り始めたが、最後は、体が固まり全力走とまったく変わりがなかった。今の力の全力走も1分24〜25秒程度ということだと思う。15分休息後、300mも走り、40秒50だった。こちらも感覚とタイムは一致していた。走っている間は、ほとんどアキレス腱の痛みは感じなかったが、練習後は、急に痛みが強くなる。ケアをしっかりしていかなければならない。
 
■2013年8月8日(木曜日)


バーベキューをしました
 妹が子供を連れて、我が家へ遊びに来た。我が家の子供たちは、ずっと楽しみにしていて、待ちきれないので、新横浜駅まで、子供たち3人を連れて迎えに行った。妹の子供たちは、新幹線に乗るのは初めてのようで、こだまに乗ったため、とても空いていたようだが、乗車時間が2時間以上となり、かなり退屈していたようだ。そのため彼らは、再会したときには、少し疲れ気味だったが、車に乗ってからは、元気になり、子供たち全員がハイテンションになった。
 最初に食事を兼ねてIKEAへ行った。歩く距離はかなりあったが、子供たちは、ベッドやイスに座り、いろいろと部屋の物を批評していた。三男も一緒になって走り回っていたが、途中で眠くなり、その後は、家に帰るまで寝続けた。こちらとしては、少し助かったが、寝てからは、ずっと抱っこでの移動だったので、かなり疲れた。
 妹の子供たちは、戦闘機や戦車を見たことがないので、職場に連れて行って、戦闘機や戦車を見せてあげた。「中に入れるの?」と聞かれ、興味があるように見えたが、直後に、子供たちはバッタを見つけ、バッタを追いかけ始め、記念撮影もままならないほどだった。子供たちは、動く物のほうが好きなのだ。子供たちが楽しい2日間を過ごせるように、演出できればと思う。
 
■2013年8月7日(水曜日)
 職場で放射線セミナーが開催された。応用物理学科の放射線の研究をされている先生から放射線の基礎についての講義と、福島第一原発事故の三浦半島への影響について講演があり、横須賀市の担当者からは、原子力災害に対する市の取り組みについて講演があった。
 放射性物質は、安定した状態になるべく、それぞれの確率によりながら放射線を出して安定状態へ移行する性質を持ち、全てが安定状態になるには、とにかく時間がかかるとのことだった。どのくらい時間がかかるかの目安が半減期。原発事故直後は、テルル132が最も数値が高く、そのあとヨウ素131が高かったが、それぞれの半減期は、3.2日と8日ということで、今は、全く数値としては出てこないようだ。それに対して、セシウム134(半減期2.0年)やセシウム137(半減期30年)は、今も土壌に影響があり、セシウム137については、チェルノブイリ原発の影響も残っている可能性もあるという。1960年代から1970年代に核実験が頻繁に行われたため、当時は、水道水の放射線量も高かったようだ。三浦半島でも福島第一原発事故直後は、水道水に含まれるセシウム137の、数値は異常に上がったと考えられるが、現在では1990年頃の数値にまで低下しているという。事故当時の三浦半島の農作物については、柑橘、ハーブ、キノコ類、山菜などで、セシウムの数値が高かったという。講師の先生は、3月21日から3日間ほどは、雨が降ったことから、家に閉じこもりモニタリングポストや天気の情報とにらめっこしていたそうで、風向きと雨によって、三浦半島にも、かなり放射線が降り注いだのではないかと話していた。先生は、雨がやんで外に出たときに、いつもと違うに臭いがしたように感じたという。それは、錆びた鉄の臭いだったり、病院の臭いのようにも感じたそうだ。たぶんヨウ素の臭いではないかということだった。
 横須賀市の原子力災害対策については、米軍原子力艦船を国策がらみで受け入れているところが、他の市との違いであることが最初に述べられた。昭和41年に初めて原子力艦船が横須賀市に入って以来、872回の入港、7000日を超える滞在となっているという。さらに横須賀市には、原子力発電所の燃料棒をつくるGNF−Jという企業があることも特徴で、それぞれの施設から放射線漏れが発生した場合には、県がGNF−J対策として3.3万人分、市が米軍原子力艦船対策で40歳未満の人口にあたる19万人分の安定ヨウ素剤を備蓄しているそうだ。
 現在、原子力艦船に対する対策は、国が担当し、原子力発電所に対する対策は、原子力規制長が行っている。原子力艦船で何かが起こったときには、原発の対策を参考に考えると決められているが、原子力規制庁の出している指針には、原子力艦船は除くという文言が入っていて、矛盾が生じているという。今のままでは、原子力艦船で何かが起こったときには、何も対策がないのと同じだということ。そういった矛盾ができるだけ早く解消されるよう国にはお願いしているようだが、なかなかすぐにはできあがらないようで、少し不安を覚えた。
 セミナーを聴講して、横須賀市は、他の市よりもリスクのある市なのだという認識を持った。
 
■2013年8月6日(火曜日)
 アキレス腱の痛みが少なかったので、サーキットトレーニングを行い、その後スパイクを履いて走った。
 最近のサーキットトレーニングは、キレがなくタイムも良くない。しかし、3セットともほぼ同じタイムで回ることはできているので、タイムが落ちていくよりは良いと考えなければならない。
 スパイクを履いての練習は、400m、300m、200m、100mを8割程度の力で流し。100mを除いて時計回りで走った。いつもとカーブが逆になるので、コーナーの走りが難しい。それぞれ57秒7、40秒8、26秒4、12秒7で走れた。逆走の割にはタイムは良い。400mでは、アキレス腱痛が気になったが、その後は気にならなかった。しかし、練習終了後、スパイクを脱ぐと急に痛みが強くなってきた。練習前と比べると、アキレス腱が太くなっているように見える。腫れていると言った方がよいのかもしれない。ちょっと触れるだけで痛みがある。トラック練習は、それなりの代償があるということなのだ。痛みとはなんとかうまくつきあっていきたい。
 
■2013年8月5日(月曜日)
 長男が、夏休みの宿題で、星の観察をしなければならないというので、一緒に星を探した。課題は、さそり座と夏の大三角形を観察して、その絵を描くことと、もう一つ自分の好きな星座を観察して描き、気がついたことや感想を書くことだった。夏の大三角形については頭上にはっきりと見えたが、さそり座については、もっとも輝くアンタレスははっきりと見ることができたが、我が家の周辺は、信号や街灯の明かりが強いため、しっぽの方は、ほとんど確認できなかった。好きな星座を観察するということについても、完全に確認できた星座はなく、はくちょう座の十字がもっともはっきり確認できたので、長男ははくちょう座を描いていた。明かりさえなければ、と思うばかりだった。
 
■2013年8月4日(日曜日)
 8月1日から4日間、合宿をしている学生がいて、自分もそれにつきあっている。学生は膝の具合が悪いということで、今日は、Wattbikeを使用しての自転車こぎ。詳しく言うと1000m×3。休息は10分。
 一人ずつこぎ、もう一人は残りの距離を教えるという形で行った。1000mをこぎ終わるのに70秒程度かかるのだが、それがとにかく長く感じる。前半500mくらいまでは、なんとかがんばれるのだが、後半は、自分の意志で動かすというよりも、何となくペダルの流れに任せているだけで、自分でこいでいる感覚がない。意志を持ってこごうと思ってもほとんど力が伝わっているように感じない。これが少しでも自分でこぐ感覚が出てくれば、強くなっているということなのだろう。2セット終わった後、学生は休息の10分が経っても動こうとしなかった。自分も同じ状態なので気持ちはわかるが、動かなくなってからどれだけ動かせるかが練習なので、学生を起こして、3セット目を行った。休息の10分は本当に短い。自分は、3セットともほぼ同じタイムでこぎきることができたが、やっぱり妥協が入っているように感じ、達成感は少なかった。
 
■2013年8月3日(土曜日)
 図書館で、ミッキーマウスの映画が上映されるということで、次男と近所の図書館へ行った。14時からの予定だったが、図書館に貼り付けてあるチラシを見てみると、今日映画の上映があることが書かれているチラシがなく、おかしいなぁと思い、図書館の職員に聞いてみたところ、会場はこの場所ではなく、横須賀中央だということがわかった。その時点で上映開始まであと10分というところで、次男に、今から横須賀中央へ行くと最後の30分も見られないから、家でDVDを見たらどうかと提案したが、次男は、映画を見に行きたいと言うので、急いで、電車に乗って横須賀中央へ行った。
 横須賀中央で子供の映画ということで、児童図書館へ行ったのだが、会場は児童図書館ではなく、中央図書館だった。既に映画は上映開始の時間を過ぎていたが、横須賀中央の上り坂を走るように上り、やっと中央図書館へたどり着くことができた。予想通り映画は残り30分くらいだったが、短いストーリーをいくつか上映するスタイルだったので、問題なく見ることができた。
 それぞれのストーリーは、キャラクター同士が、痛めつけられるむごい内容が多く、次男は、映画が終わった後「ミッキーがかわいそうだった」と話していた。次男がそういったことを話すのももっともで、子供が見るには、あまりふさわしくないように思えた。子供が対象の映画会なのだがら、もう少し子供が悲しい思いをしないような内容にしてほしい。
 
■2013年8月2日(金曜日)


本日の収穫
 今朝、テレビのニュース番組で、世界水泳の映像が映った際、三男は、その映像を見て、「うね」と言っていた。三男の言う「うね」は「船」のこと。水の上を移動しているものはすべて船というものだという考え方なのか?
 幼稚園に次男のお迎えに行き、歩いて帰る途中、次男は「うちの車、高級車だったらいいのに」と突然言い出した。うちの車がなぜ高級車ではないのか聞いてみると、「音がうるさいから。高級車だったら静かなのに」と返答があった。友達の家の車に乗ると、音の違いを感じるのだろう。そういわれても、経済事情から車を乗り換える訳にもいかず、当分今の車のままだということだけは伝えておいた。そしてもう一つ次男から「車にも瞬足があったらいいのに。そしたら速いのに」という要望があった。瞬足とは、子供たちの間で流行っている運動靴のこと。これを履くと走るのが速くなるということで、車にも履かせたいようだ。タイヤには履かせられないのだが、もっと車が速く走るようになって欲しいという気持ちだけは理解できた。子供たちは、自分の知識を総動員しておもしろい発想をする。
 次男との帰り道、海岸沿いを歩いていたところ、浜辺にペットボトルがいくつか落ちているのを見て「海にペットボトルが捨ててある。捨てちゃダメだよ。あと花瓶とかも。人がケガするから。」と教えてくれた。その認識は正しく、みんながそういう考え方を持っていれば、こうした状態にはならないが、そういったことを考えない人もいるから、環境保全も難しくなる。うちの子は、きちんと育ってくれて、ありがとうという気持ちになった。
 
■2013年8月1日(木曜日)


平作川
 高校総体陸上競技3日目。男子400mでは、浜名の加藤選手が46秒11の大会新で優勝し、。2位は浜松市立、3位は豊川と東海地区の選手が表彰台を独占し、3名とも46秒台だった。加藤選手は、45秒台を狙っていたというのだから、日本のトップクラスと変わらない高いモチベーションで競技をしている。今日の条件とは違うかもしれないが、今年の日本選手権決勝であれば、3位相当の記録。本当にレベルが高い。
 女子400mHで優勝した伊藤選手(田園調布学園)は、7種競技にも出場していて、100mH、走り高跳びの後に400mH決勝を走っていた。その後も砲丸投げと200mがのこっているのだから、朝から夕方まで、暑い競技場内で競技をしなければならず、過酷な戦いをしていた。
 男女の400mリレーは、4走に日本代表レベルの選手のいるチームが優勝した。特に男子は3走から4走のバトン受け渡しの時点では、6から7番手だった順位を、ひっくり返して優勝するという、全国大会ではあまり見ることのできない映像を見ることができた。桐生選手は本当にすばらしい。次の200mでのすばらしい走りも期待したい。
 


[昔のいずみ]