最近のいずみ

Last Update:2014/6/30



パートタイムアスリートいずみ 14年目に突入 

■2014年6月30日(月曜日)
 昨年、アスパラガスを鉢植えしたのだが、今年ようやく食べられるような太さに育ち、初めての収穫となった。しかし、100円ショップで買った1株を植えただけなので、新芽が出てくる数も少なく、今朝の収穫はたった2本。今後も、新芽が出てくるたびに1本ずつ収穫するしかない。
 収穫した2本は、肉と一緒に炒め、昼の弁当に入るおかずの一品となった。弁当の中では、小さくて見た目は目立つ存在ではないが、我が家で収穫したというだけで、自分の中では存在感がとても大きかった。食物の栽培には、時間とお金がかかるが、自分で栽培すれば、農薬が使われることはなく、収穫直後の新鮮なものを自分の口に入れることができ、自然への感謝の気持ちもわいてくる。 多くの人に食物を育てることを勧めたい。
 
■2014年6月29日(日曜日)
 神奈川県選手権2日目。学生たちが、100m、1600mリレー、砲丸投げに出場した。
100mに出場した学生は、10秒台を狙って予選のスタートラインへ立ったが、スタートで出遅れ、11秒台の結果に終わった。1600mリレーの予選は、3走までに先頭に立ち、4走がそのまま順調に走れば3分24秒くらいで予選通過だったのだが、4走の学生がスタートして50mほどで肉離れとなり、予選通過はならなかった。肉離れの学生は、帰りはなんとか歩いて帰ることはできる程度だったので、深刻な状態にならなかっただけでもホッとした。
 砲丸投げは、エントリーリストのランキングは3位だったので、3位以上を目標として競技に臨んだ。3投目までで4位につけ、ベスト8に残り、4投目で13m85cmの自己ベスト(大学タイ記録)を出し、3位に上がり、最終的に3位となった。優勝は15m台、2位は14m台で、上位とは大きな差があった。目標を達成し、8月末に行われる関東選手権への出場権も得られ、本人にとっては大収穫。学生は、週明けから1ヶ月訓練で、全く練習のできない環境におかれてしまうが、なんとか8月の合宿で力を戻し、14m台の記録を目標にがんばってほしい。
 
■2014年6月28日(土曜日)
 神奈川県選手権800m予選に出場。体は重く、ウォーミングアップでも動きは良くなかった。そのため、目標はシーズンベストの更新とした。
 スタート直後から動きにキレがなくスピードも上がらず、100mで最下位の7番手となったが、先頭からの距離が離れすぎるのはイヤなので、250mまでに4番手に上がりいったん落ち着いた。400m通過は58秒。
 残り400mで3番手に上がり、500m通過地点では、先頭とはそれほど差のないところまで詰めたのだが、550m付近で体が動かなくなり、失速し4番手に落ちてしまった。そのままさらに失速しそうだったが、3番手の選手もあまりスピードが上がらず、なんとかついていくことができた。残り100mからもう一度、動きをかえてスパートを試みようという気になり、予定通りに実行し、3番手に並んだのだが、抜くことはできず、4着でのフィニッシュとなった。タイムは1分58秒30。なんとかシーズンベストにはなった。先頭は1分53秒台だった。残り300mで5秒も離された。この区間をもうちょっとまともに走ることができれば、まだまだタイムは改善できる。これから3ヶ月近く試合を予定していないので、できる範囲で練習を積み重ねて、次の試合に備えたい。
 
■2014年6月27日(金曜日)
 東京マラソン財団が、全国の提携大会の成績上位者1000人が出場できる「準エリートの部」を東京マラソンに新設すると発表した。エリートの部には入れないが、かなり近いところで走っている人にとっては、とてもありがたい新設ではないかと思った。東京マラソンを走るには、まずは、抽選に通らなければならない。陸連登録をしていると、陸連登録をしていない人よりは通りやすいということは聞いたことがあるが、確実に走れる保証はない。全国のマラソン大会で上位に入ることで、出場権が得られるとなれば、全国のマラソン大会での準エリートたちの参加が増え、それぞれの大会のレベルアップにもつながる。「準エリートの部」新設によって、日本のマラソンがさらに盛り上がることを期待する。
 
■2014年6月26日(木曜日)
 週に2回サーキットトレーニングを継続しているのだが、最近は、体の切れがない。特に6月は動きが悪く、体が重い。今日も、同様の感覚だったが、実際のタイムは、自分の感覚ほどは悪くはなかった。週末は、試合なのだが、自分の感覚より動きが良いのだと思うしかない。しかしながら、ゆっくりとしたジョギングをしていても、歩きたくなるような状態。なんでこんなに疲労しているのか。当分、我慢の練習が続く。
 
■2014年6月25日(水曜日)
 夕食時に三男が箸を持って食事をしているのに驚かされた。しかも食べているものはスパゲティ。食べづらいものを上手に食べていた。
 幼稚園で弁当を食べる時に、箸とフォークとスプーンを持っていっているのだが、周りの友達も少しずつ箸を持つようになっているらしく、本人も見よう見まねで使っているようだ。その割には、きちんとした持ち方をしている。絵を描く時にクレヨンを持つ手が左なのだが、箸を持つのもやっぱり左。右でも持ってみたらと話したら、右に持ち替えて食べようとしてくれたが、うまく使えず、すぐに左に持ち替えてしまった。彼の左利きは、確定。あとは、習字のときにどうするか。来年か再来年には、幼稚園で習字をするようになる。書きづらくてもそれで慣れてもらうしかない。
 
■2014年6月24日(火曜日)
 横須賀で働く体育学校のOBの集まりがあった。今夜のメインは、週末に定年を迎える方の、定年のお祝い。その方は、柔道でインターハイへの出場経験があり、体育学校では部隊指導者になる人たちに柔道を教えていた。そして、30代でレスリングを始め、マスターズ世界選手権で3位、全日本マスターズでも5回の優勝をするなど、今も現役でレスリングと柔道を続けられ、定年後もマスターズの世界一を目標として競技を続けられるという。いつもニコニコしていて、怒っていたり、厳しいことを発言するような姿は想像できないし、レスリングをしている姿すら想像できないほど、普段は優しい。うちの学校でもレスリングのコーチとして、学生たちを育ててくれ、多くの学生たちから慕われていた。趣味も多く、4カ国語ができるなど、見習うことばかり。定年後も学生たちの指導を続けられると聞き、とてもうれしく思った。
 
■2014年6月23日(月曜日)
 先月、家のベランダにアシナガバチが巣を作っていたのを発見し、2回取り除いたのだが、最近は、庭で姿を見かけるようになり、気になっていた。土曜日に庭仕事をしていた際、アシナガバチが、エアコンの室外機の中へ入っていくのを見て、また、巣を作っているのではないかという疑いを持ち、室外機のふたを開けてみた。上から見た感じでは、どこにも巣らしき姿は見つけることができず、室外機を横からたたいてみたところ、5匹程度のアシナガバチが、急に室外機から飛び出してきて、慌ててその場から逃げ、攻撃されずに済んだ。場所は特定できなかったが、間違いなく巣が作られていることを確信し、巣の除去を考えたのだが、何の装備もないまま探すのは困難で、殺虫剤や装備を買うべきかどうか悩んだが、結局業者にお願いすることにし、直ちに電話をしたのだが、予定が詰まっていて、今日が作業日となった。
 作業をする人は、想像通り、蜂に刺されないよう全身を覆う作業服での作業で、日が落ちてからの作業だったので、ライトを当てて室外機を覗き込みながら作業をしていた。様子を見ていると、なかなか巣が見つからないようだった。ひょっとして巣はないのかと不安になったのだが、結局、1匹のアシナガバチが室外機から飛び出してきて、巣の場所が特定でき、上から目視では確認できない場所に作っていることがわかった。殺虫剤を、いろいろな方向から吹き付け、作業を始めて30分程度で巣を除去することができた。巣は、先月除去したものよりは多少大きかったが、まだこれから大きくするような小さなものだった。支払いは2万円。少々高いかもしれないが、装備をそろえて自分でやることを考えると、我慢するしかない金額だった。今後も、気をつけなければならないし、室外機に侵入されないよう畑で使う不織布のようなものをかける必要があると感じた。
 
■2014年6月22日(日曜日)
 朝から、左の腓腹筋内側がつりそうな感じで、若干痛みもある。ストレッチなどを頻繁にやってみたが、変化なく、1日中、同じ状態が続いた。家に子供の友達たちが遊びにきていたが、うちの中ではなく、外で遊んでほしいと妻が言うので、子供たちを連れて公園に遊びにいって鬼ごっこをしたのだが、つりそうな感覚は治まらず、かなりきつかった。  子供たちの友達といっても人数は2人で、2人とも次男の友達だったのだが、一人は同じ学年で、もう一人は3つも上の学年の子供だった。しかしながら、次男は、学年が上だろうが、普通に名前を呼び捨てしていた。彼の中では、友達というカテゴリーでしかないのだろう。学校では、クラスの友達のことを「さん」付けで呼ぶことが強要され、授業参観で授業を見ていても、先生が子供に「さん」を付けて名前を呼んでいるとろこを目にし、違和感を感じていたのだが、学校から離れれば、子供たちは、自然に、友達の名前を呼び捨てで呼んでいる。これが自然なことなのだと思う。子供たちは、先生の言うことは、比較的守るようにしているが、おかしなことには、適当につきあっているということなのだろう。子供はかしこい。
 
■2014年6月21日(土曜日)
 父の日参観が幼稚園と小学校で同時に行われた。父の自分が選択したのは、幼稚園。なぜなら、子供が作ったプレゼントを受け取るイベントが準備されていることと、初めての父親参観だから。しかしながら、父親参観の時間は、ほんのわずかしかなく、ちょっとした工作をしただけで終了し、メインは、父母に聞かせるための講演会だったようだ。講演会は、海洋冒険家の白石康次郎氏が講演者だった。
 白石氏は、自分の生い立ちを中心に話をされた。いろいろなことをやってきたが、父親、ヨットの師匠や船の工場の親方も、ミスに対して、非難するのではなく、見守ってくれ、何事も自分で決断する機会を与えてくれたことが、今の人生につながっているとのことだった。そうしたことから、子育てについて、とにかく子供を信じることが大事だと述べていた。心配は愛ではなく恐れであり、いい時ばかりを褒めるのではなく、良くても悪くても大好きで信じているというのが愛であり、親は、子供のことをただ見守り、親の恐れを子供に植え付けないようにした方がよいとのことだった。
 子供の夢は、子供の中にあり、外にはないという認識が重要で、親が子供に夢を与えることができると思ってはいけない。子供の中に夢があれば、それに向かって進むし、どうするかは子供が決め、成功しても失敗してもブレることはない。子供が幸せになるには、親が幸せでなければならない。幸せは体験するもので、教えることはできない。そういったことから、親は、笑顔で明るく元気に過ごし、心配はしないこと。子供が失敗して悲しむのではなく、叶うよと言ってあげる。自分は自分がなりたいようにしかなれない。そうしたことを、世界一周で学び、世界一周できたことで、勇気や自信を得ることができたと締めくくられた。
 以前、別の成功者が子育てについて語っていた内容と類似していて、成功する人たちは、とても肯定的な考え方をする傾向があることを、改めて認識させられ、実践していきたいと思った。
 
■2014年6月20日(金曜日)
 大学の陸上競技部OB総会に参加した。年に1度しか合うことのない先輩や後輩と様々な話ができ、本当に楽しい時間を過ごすことができ、様々な人たちに支えられて、部が存続しているのだと感じた。
 総会後、同期と飲みにいき、さらに話ができた。最近は、職場でハーフやクォーターの学生が増えているという話になり、確かに、授業でも、カタカナや当て字の漢字の名前の学生を受け持つ機会が増えていることを思い出した。彼らの国籍は日本だが、親戚は、日本国籍ではない場合もあり、急に親戚が亡くなったから、葬儀に行きたいと言っても、海外渡航申請が下りなければ海外へ行くことはできず、手続きの期間を考えると、葬儀参加は不可能ということになる。今後は、国としても、そうした人たちに配慮したシステムを作っていく必要があるのではないかという結論になった。
 
■2014年6月19日(木曜日)
 1週間、練習が継続できた。継続して1週間の練習ができたのは、何ヶ月ぶりというよりも何年ぶりかという感じだと思う。ずっと継続した練習ができていなかったので、疲労感はかなりある。今日は、サーキットトレーニングを行った後に、4000mペース走をした。設定は3分30秒/kmだったが、実際のラップは、3分33秒9、3分41秒9、3分54秒6、3分44秒4。自分の感覚では、ずっと同じペースのつもりだったが、実際は急激な速度低下となった。秋のレースに間に合えばいい。今はじっと耐えて、練習を継続することがやるべきことなのだと思う。
 
■2014年6月18日(水曜日)
 子供の学校から、不審者情報というメールが流れてきた。昨日、児童が、自宅近くの公園で遊んでいたいところ、見知らぬ男性から声をかけられたので、注意するようにとのことだった。そして、できるだけ一人では遊ばず、見知らぬ人から声をかけられても答えずにその場から逃げ、家に帰ってすぐに保護者に話すことを、子供たちは学校で指導されたようだ。  見知らぬ人から声をかけられただけで、逃げるというのは、本当にそれでいいのか?と思った。うちの長男は、知らない人から声をかけられたけれど、駅への行き方を教えてほしいとのことで、きちんと駅への行き方を伝えることができたと話していたので、その行為は間違っていないし、よくできたねとほめてあげた。見知らぬ人というだけで、判断するのではなく、危険かどうか判断する力が子供に必要なのではないかと思う。そういったことは、常に人と接し、コミュニケーションをとることで磨かれる。見知らぬ人というだけで、人を避けることを身につけ、大人になっていったら、新しい出会いをつくることができなくなるのではないかと心配になった。そういうことを考えると、子供たちへの教育は、とても複雑だと思った。
 
■2014年6月17日(火曜日)
 学生とトラック練習。メニューは200m、400m、200m、300m。休息は10分。土曜と同じく、脚を素早く下ろしたいのに思うように下ろせないもどかしさが続いた。最初の200mは、24秒9。タイムがあまりにも良くて驚いたが、自分の感覚は、ただもがくだけでまともに走れないという感じだったので、タイムと感覚の違いに違和感があった。次の400mは53秒9で、こちらも1本目と同様で、タイムは意外と良かったが、タイムと感覚に違和感があった。  後半の200mは26秒3。体が固まってきて、手脚が思うように動かせず、ピッチの低下が激しかった。最後の300mは、41秒8。動きはバラバラで、何となく走っているだけで、追い込むことができなかった。今は、本数が少なければ、ある程度タイムは出て、本数が増えていくと急激に動かなくなるということがわかった。 三男がなかなかトイレでうんちができなかったのだが、今日は初めてトイレできちんとうんちができた。昨日もトイレでうんちをしたのだが、半分パンツの中でしたあとだったので、すべてを出したという意味では、今日が記念すべき1日目となった。出し切った三男の得意そうな顔は、なかなか好い。子供は、1回できると、それが自信になって、それ以降は、当たり前にできるようになる。おむつがとれる時期もだいぶ近づいてきた。
 
■2014年6月16日(月曜日)
 テレビ朝日系で放送されている「たけしのテレビタックル」を見た。テーマは「ゆとり世代」。気になったのは、ゲストで出演していた作法の先生。なんでも自分の物差しに当てはめる発言をする。人が複数いればいるだけ、いろいろな考えがあるはずなのに、自分の物差しに当てはまらないことは、非難に値するという勢いで発言し、少し不快な感じがした。「ゆとり世代」と言われる世代は、それ以前の世代とは、考え方が違うのかもしれないが、それは、教育がそうしたことを目指した結果だし、「ゆとり世代」を批判しても何も変わらない。彼らを批判するのであれば、そうした教育を目指して制度を変えていった人たちを批判した方が納得がいくような気がした。スポーツ選手では、「ゆとり世代」が大活躍している。何も批判されることはない。結局、子供の時にどういう教育を受けようが、それぞれが与えられた環境でがんばるしかない。そういう意味では、子供の時に、いろいろな考え方があるということが理解し、与えられた環境で最善を尽くすことを学んでくれれば十分なのだと思った。
 
■2014年6月15日(日曜日)
 油壺マリンパークの半額券を手に入れたので、家族で行ってみた。以前、油壺マリンパークへ行ったのは5年以上前。新しい施設ができていたが、その他は、古いままで、とても小さい水族館という印象はかわらなかった。マリンパークの目玉は、イルカ、アシカ、カワウソのショー。アシカとカワウソのサッカーPK対決は、サッカーワールドカップを意識したものだった。子供たちは、一番前の席で見ることができ、とても喜んでいた。
 こういったテーマパークは、うまくできていて、出口の先には、必ず土産販売店を通らなければならないようにできている。子供連れでいくと、その場を素通りすることは難しく、子供たちはお土産が欲しいと言い出し、大変だった。次男は、ぬいぐるみが欲しかったところを、メモ帳で妥協してもらったのだが、三男がアシカの指人形になったことで、次男は、なぜ三男は自分の欲しいものを買えて、自分は買えないのかと泣き出すなど、その場をおさめるのが本当に大変だった。家族の中を嫉妬の渦に巻き込むような出口の作り方はやめてほしいと思った。
 
■2014年6月14日(土曜日)
 学生と一緒にトラック練習。メニューは300m×3、100m×1。休息は15分。一昨日の筋肉痛がさらに酷くなったため、全力で走るのがきつかった。  1本目は40秒6。学生たちには全くついていけず、自分自身の動きをモニターすることがうまくできず、自分がどうやって走っているかよくわからなかった。とにかく、脚を地面に素早く下ろそうとしても、思うように下ろせないため、ピッチが上がらない。  2本目は39秒4。筋肉痛の痛みが緩和し、1本目よりは動きはよくなったが、まだ、全力で走れている感覚がなかったし、スピード感もなかった。  3本目は38秒4。1、2本目よりさらに筋肉痛の痛みは緩和し、自分の動きもモニターできるようになった。しかし最後の100mは、また動きがバラバラで全力で走っているかどうかよくわからないうちに終わってしまった。タイムは13秒1だった。
 
■2014年6月13日(金曜日)
 昨日、学生と、30mを5本、50mを3本、70mと100mを1本のダッシュを行った。短い距離を全力で走り、さらに複数本行ったのは、今年の1月以来。学生には全くついていけず、とてももどかしかったが、練習が終わった直後から、両脚の内転筋やハムストリングスがつりそうな感じで、かなりの疲労かあった。  一晩寝て、起きた時に、ハムストリングスの筋肉痛がひどく、歩くのもだるい感じになってしまった。ジョッグをしようと思ったが、ジョッグをするのもつらい。この半年、短い距離を全力で走ることが全くなかったので、当たり前の反応なのだが、ダッシュしている時も、足を素早く地面に下ろしたいのに、なかなか意思通りにはいかず、もどかしさばかりが残った。これからは、このもどかしさをなくし、筋肉痛にならない脚を作り直していきたい。
 
■2014年6月12日(木曜日)
 宇宙飛行士の山崎直子さんが講演のため来校された。山崎さんは、お父さんが防大卒の自衛官だったこともあり、いくつかの縁が重なって、今回の講演につながったのだという。講演は、山崎さんが、宇宙へ行くまでにたどった道、宇宙で感じたこと、現在、そして将来行われる予定のミッションについて、丁寧に話をされた。
 宇宙は、地上から100km以上上空という定義で、地上400kmの軌道に国際宇宙ステーションが回っている。人工衛星のひまわりは36000kmの軌道、GPSについては20000km、月は38万kmという補足説明もあった。今のところ約500人、世界35カ国の人が宇宙へ行っているが、有人飛行を実施している国はロシア、アメリカ、中国のみなのだという。来年6月には、防大の先輩にあたる油井さんが宇宙へ旅立つことも知った。
 宇宙飛行士の応募条件は、比較的ゆるい印象を持った。泳力は水着と着衣で75m(25m×3)、10分間の立ち泳ぎができることが必要で、身長は、乗船する船によって違うというのが、面白いと思った。歯についても治療がしてあれば、今は問題ないそうで、訓練では、自分で自分の歯を抜く訓練を受けるという。日本人にとって一番の問題は英語力ということになる。英語を除けば、自分も応募条件は満たせると思った。
 訓練は、様々な救急処置を学ぶ時があるそうで、机上で勉強した後、実際の救急現場へ入れてもらい、経験を積むことになる。訓練は9割が非常時のためのものであり、複数で行う作業は、コミュニケーションが欠かせず、無線交信ではきちんと復唱し、相手にどうしたら自分の言いたいことが理解してもらえるか常に考えているという。極限状態で、人間の素がでるので、そうした厳しい環境におかれた時でも、状況把握、リーダーシップやフォロアーシップが発揮できるよう訓練をしていることがわかった。これは、自衛隊でも同じこと。そういったところから、今回自衛官から2名の宇宙飛行士の候補生が選ばれたのだと思った。当然、アメリカでも軍の経験者が多数いるという。
 宇宙飛行士は、10年以上の訓練を経て、たった8分30秒で高度400kmの宇宙へ到達する。時速にすると時速8km。ロケットの白い煙は、大きな音の跳ね返りを防ぐために水を撒いた結果なのだという。宇宙船の中は、4畳半ほどで7名が生活するのだが、上下左右がない世界なので、意外と広く使えるようだ。宇宙では身長が2〜5cm伸び、寝たきりの人の2倍のスピードで歩けなくなっていくので、1日2時間のトレーニングが行われている。歯磨きは、吐き捨てる場所がないので、最後は飲み込むようにしているし、シャワーもできず、水のいらないシャンプーを使い、最後は拭き取るのだという。尿についても、飲み水にかえるリサイクルをし、100%循環させ、空気も同様なのだということに驚いた。
 将来の宇宙開発についても話があり、今年から来年には宇宙観光が始まり10分程度の旅行ができるという。また、日本とアメリカを2時間で結ぶような移動手段が考えられたり、オランダでは、2020年〜2030年の間に、火星への片道切符の旅を計画していることを知った。
 山崎さんが宇宙から見た地球を見て、日本で見る地図とは違い、地球では、様々なことが一方からしか見られていないのではないかと思ったという。宇宙にいると、宇宙船は、90分で地球を1周し、45分ごとに昼と夜が巡ってくるため、1日の感覚が麻痺してしまう。標準時は、グリニッジの時計に合わせて生活しているようだ。
 山崎さんの講演は、よどみなく時間いっぱい一気に流れていき、本当に話が上手だった。普段は、こうした講演があると、司会者が、「盛大な拍手をお願いします」と発言して拍手が起こるのだが、今日は、話が終わって司会者が発言するより前から、盛大な拍手が起こった。講演を聴講した多くの学生たちも、すばらしい話だったと感じたのだろう。
 
■2014年6月11日(水曜日)
 土曜日に、横須賀市で土砂崩れが発生したというニュースをテレビで見たのだが、発生した場所は、どこなのだろうと思ったまま、関心は薄れていた。しかし、今日、また報道があり、自宅から、ランニングで5分程度しか離れていないかなりのご近所であることが分かって驚いた。  さらに土砂崩れが広がらないよう、土曜日以降、防護策の設置作業を市が行っているようだが、雨が降り続き、作業は、難航しているようだ。各地で、局地的に豪雨となっていると報道されているが、今回の雨は、自宅にいる限り、それほど激しいものという実感がなかった。これだけ近所でも、雨が激しい場所と、激しくない場所があって、たまたま我が家のある地域は、激しくなかったのかもしれない。我が家の目の前にも、山があって、土砂災害警戒区域に指定されている。今回の土砂崩れによって、人ごとではないという危機感を持った。
 
■2014年6月10日(火曜日)
 夕方から急に左腰と右肩が痛くなり、その後左手首も痛くなってきた。低気圧が近づいてきているからなのか、特に左手首は、骨折して手術をして、チタンボルトが入ったままになっている。具合が悪いので、早めに床についたが、横になってから頭痛も発生し、2時間ほど横になっていたが全く寝られなかった。低気圧が近づいていることがこれらの要因なのかもしれない。  結局1度起き上がり、気分転換で庭に出てみたのだが、庭の野菜たちは、たくさんのナメクジに覆われていた。ベビーリーフは、壊滅的な状態で、一つもまともな葉が育っていない。ナメクジをなんとかしないといけないなぁと思いながら、毎年、ヤモリが現れる場所へ行き、ヤモリはいないだろうかとじっと見ていたところ、普段ヤモリがいるところにクワガタを発見した。このクワガタはオスのコクワガタ。今まで、庭では、メスのコクワガタと、オスのミヤマクワガタを発見したことがあり、そうしたことを思い返すと、クワガタには、庭で年に1度は遭遇している。じっと観察していたが、ほとんど動くことはなかった。我が家で何をしているのだろう。明日は、子供たちが見られる時間に訪れてくれるといいなぁと思いながら、庭の気分転換を終えた。
 
■2014年6月9日(月曜日)
 アメリカの元CIA職員のスノーデン氏の暴露本に載っている内容を紹介したテレビ番組を視聴した。愛国者法によって、アメリカでの電話の通信記録やアメリカのサーバーを通過するメールは、すべて情報として収集されていることを知った。gmailは、アメリカのサーバーを通過しているので、自分のメールの内容も簡単に中身が見られてしまうということになる。人に見られて困るような内容を書いてはいないので、気にはしないが、プライバシーという考えは、アメリカにはないということになる。国益を守るためなら、何でもできるというのがアメリカという国なのだろう。それを前提として、つきあっていかなければならない国なのだと思った。
 
■2014年6月8日(日曜日)
 産經新聞の「きょうの人」に、昨日日本選手権で優勝した室伏選手の記事が掲載された。「限界は自分で決めたら限界。極めることに終わりはない」とのコメントが載っていた。自分も彼とは同じ年で、レベルは違うが、競技スポーツを継続している。自分自身が続けたいと思うかどうかで、協議の継続について人から言われるものではないと思う。競技力は落ちても、最も競技力が高かった時よりも、体の動かし方は向上していると感じているし、これから年齢を重ねていっても、今よりもさらに向上する部分はあると考えているので、室伏選手の言う通りだと思う。  彼の記事は、スポーツ欄にも特集され、「スポーツを長くすることで楽しみがあるということを伝えたい」というコメントが載っていた。4月には虫垂炎で入院し、トレーニングとしては順調ではない時期があったようだが、それでもこの日本選手権では、2位以下の選手を大きく引き離す記録を残している。気持ちを強く持つことが、結果を引き寄せ、長く続けることにもつながっているのだと思う。同じ年の選手のがんばりには、ほんとうに大きな刺激を受ける。
 
■2014年6月7日(土曜日)
 日本選手権2日目の映像を夜のNHKBSで見た。夕方にNHK総合で放送をしていたので、夜の放送は編集してあることを期待していたのだが、夕方の放送のまま垂れ流しで、注目の種目であれば、決勝でなくとも放送され、マイナー競技は、ハイライトすらやってもらえなかった。  天候は、雨なので、なかなか記録を狙うには厳しいコンディションなのだが、アジア大会の選考基準は決まっているので、標準記録を突破していない選手は、ここでがんばるしかない。水泳は、決められた大会で、記録と順位の両方を満たさなければならないが、天候に左右される陸上競技では、同じような選考はできないことを、改めて感じた。  今日は、途中まで子供たちと一緒に見ていたのだが、三男は、ランパンとランシャツで走っている人を見ると父親だと思っているので、「パパいるかなぁ?」と発言し、陸上競技場は、防大の競技場しか見たことがないので、「防大?これ防大?」と、思ったことを言葉にしていた。そして、「僕ねぇ、いつもこうやって走るんだ」と言い、一生懸命腕を振って走る姿を見せてくれ、無邪気でかわいいと思った。  日本選手権は3日間の開催だが、2種目以上出場する選手には、なかなか過酷なスケジュールとなっている。今日は、女子400m決勝と女子200m決勝が行われていたが、400mで2位となった高校生は、400m決勝が終わった直後に200mの決勝だったため、全く走れず8位となっていた。2種目出場する選手に配慮したプログラムを作ることができなかったのだろうかと思った。
 
■2014年6月6日(金曜日)
 金曜日の夕方に1年生の授業を担当しているのだが、このクラスは、とても疲れている。1年生は、寮生活のストレスが大きい。昼休みの時間に、寮の近くを歩いていると、あちこちから、注意する声と、注意された側の「はい」という返事が聞こえ、響き渡っている。それだけ、多くの1年生または2年生が注意されているということなのだが、自分が学生の時もこんな感じだったのだろうか?と考えてしまう。少なくとも、自分は、下級生に怒鳴りつけることがなかったので、下級生も大声で返事をすることもなかった。比較的ゆったりとお昼休みを過ごしたような印象が残っている。  大声で注意され、大声で返事を続けていると、そのことに関わっていない周りの人も不快にさせる。1週間その中で生活していたら、当然疲れてくると思う。授業で、自分が担当した学生については、自分がされて嫌だったことは、自分が指導する側になったら同じことをしないようにしようと諭しているのだが、これだけ1年生が疲れているということは、そういった循環ができていないということになる。いつからこんな風になってしまったのか。とにかく目の前にいる学生から悪循環を断ち切る循環を作っていきたい。
 
■2014年6月5日(木曜日)
 昨年度の日本の出生数102万人だったという。この数字は年々少なくなっている。自分が生まれた頃は、第2次ベビーブームと呼ばれる時期で、年間200万人を超える出生数があった。そして、この10年くらいは、自分たちの世代が子供を育てる時期になっているので、第3次ベビーブームがあってもよいのだが、全くそういった気配はない。複合的な要因によって、今の状態に落ち着いていて、一つを改善しても、変わるものではないということはなんとなく理解できる。  我が家は子供が3人いて、自分の仲のいい友達たちも、子供は2〜3人いるということがほとんどで、中には5人という友達もいる。子供が複数育てられるということは、経済的な安定が背景にあるのだろう。様々な人のサポートがあってこうした環境で生活できるようになっていると考えると、感謝の気持ちがわき上がってくる。  子育ての環境は、生活する自治体によって大きく違う。我が家の場合は、今生活している自治体よりも、以前生活していた自治体の子育てサポートの方が、かなり充実していたと感じている。市に意見を伝えることのできる機会があった際に、そういったこと伝え、取り入れてほしいという提案はしたが、そう簡単に変わるものでもない。子供を増やすということは、今の流れからは難しいのかもしれないが、我が子を虐待するというような事件は、頻繁に報道されていることを考えると、少なくとも、生まれてきた子供が、元気に将来に希望を持って生活できるように、大人たちの精神的な安定を作っていくことの方が、先にするべきことなのかもしれない。
 
■2014年6月4日(水曜日)
 明日から天気は雨になり、しばらく続くという予報があり、九州や四国まで梅雨入りとなっている。この流れから、関東も明日以降梅雨入りとなる可能性が高いので、梅雨に入る前にジャガイモの収穫を終わらせなければならず、出勤前に慌てて畑を掘り起こし、ジャガイモの収穫を行った。ジャガイモの栽培は小学校2年生以来。最初は順調に育ってくれたが、途中から、葉っぱが茶色くなってきて、それ以降は、全く育ってくれず、花が咲くことはなかった。本当に実は育っているのか不安に思いながら、畑を掘り起こした。  想像していたよりも実は小さく、茎や葉が育っていなかった影響は大きかった。しかし、小さなジャガイモがたくさん収穫でき、包丁で手を加えなくても、そのまま料理に使えそうで、かえって都合がいいのではないかと思った。これからしばらくの間、家族と新ジャガを楽しみたい。
 
■2014年6月3日(火曜日)
 昨年1年間の日本の自殺者数が約27000人で、4年連続で減少傾向にあるのだという。減少傾向にあるというのは、悪いことではないが、1日あたりに計算し直すと、1日に73人、1時間あたり3人ということなる。この数字を見ると、ものすごく多く感じる。自殺の定義がよくわからないので、この数字を鵜呑みにしてはいけないが、死因がわからない人もたくさんいることは想像できる。そうなると1時間に3人どろこではなくなる。交通事故死者数は、年間4000人程度で、こちらも年々減少しているが、事故後24時間以内に亡くなった人数を数えているので、こちらも同様に交通事故が原因で亡くなった人となるとかなり数は増えるのではないかと考えられる。報道の数字は、そのまま受け止めるのではなく、その定義や背景も想像する必要があると感じた。
 
■2014年6月2日(月曜日)
 三男が、昨夜から耳が痛いと言い出した。そして同時に発熱し、3週連続で月曜から幼稚園へ登園できなかった。耳鼻科へ受診してみると、両耳が中耳炎という診断。調子が悪いので、ちょっとしたことで、イライラし、怒りだし、最後は泣くことになる。抗生剤で中耳炎を押さえているようだが、泣き出すと、急に耳が痛くなるようだ。毎週幼稚園へ行けず、病院通いをしているが、三男は幼稚園には、あまり行きたくないようで、病院は意外と好きなようだ。とにかく三男が元気を取り戻してくれることを願い、見守るしかない。
 
■2014年6月1日(日曜日)
 横須賀選手権800mに出場。昨日同様。ウォーミングアップの時点で、かなり息が荒くなり、きつかった。目標は2分切り。東日本実業団の時には、人の後ろについて2分を切ったが、今日は一人で走らなければならない。そういった意味では、今日の方がきつい。  予選は、スタート直後から単独で走ることになり、1周目は、比較的気持ちよく入ることができ、57秒85で通過した。このまま行けば、余裕を持って2分を切れると思ったのだが、600mを通過する頃には、急激に体が動かなくなり、残り100mは、必死で体を動かした。1着でフィニッシュしたが、タイムは2分00秒91で、目標タイムには到達できなかった。高校卒業以来、レースで単独で走って2分が切れなかったのは、初めてのこと。かなりのショックだった。  レース後の疲労も激しく、1時間後には、決勝があったが、息が整わず、ウォーミングアップもする余裕がなく、そのまま決勝のスタートラインに立った。スタート直後からジョッグのようになり、全く練習にもならなかったので1周目が終了したところで棄権した。昨日練習を再開したばかりのところで、1時間レストで800mを2本走るのは、厳しすぎた。次のレースでシーズンベストが更新できるよう練習を積んでいきたい。  うちの学生たちは、円盤投げが自己ベストで1位、三段跳びが3位、4×400mRが1位という結果だった。
 


[昔のいずみ]