最近のいずみ

Last Update:2016/8/31



パートタイムアスリートいずみ 15年目に突入 

■2016年8月31日(水曜日)
 相変わらずアキレス腱の痛みは引かず。以前痛みがあった時に、エミューオイルを塗ったところ、緩和したことを思い出し、エミューオイルを購入し、さっそく塗った。すぐに変化があるわけではないが、少しでも改善してくれればと思う。
 
■2016年8月30日(火曜日)
 次男の夏休みの自由研究は、1か月間左手でひらがなを書く練習をすると、上手に書けるようになるかだった。書く速度は速くなり、少しだけ筆圧は高まり、鏡文字はなくなったが、予想したほど、しっかりかけるようにはならなかった。次男は、まじめに毎日書き続け、夏休みが終わるときには、ひらがなをすべて書くのに要した時間と、初めて左手で書いた時との主観的な比較を数字にしてグラフ化した。
 今日は、その自由研究が、先生からクラスのみんなに紹介され、褒められたことを次男から聞かされた。自由研究の候補にはもう一つあって、横須賀近辺の海へ行って、いくつか海水を集め、それを煮立てて塩にしたときに、場所によって塩の味は違うのかというものだった。先生に紹介され、次男はコメントを求められたようなのだが、この塩の研究についても考えていたと発表し、さらに先生は褒めてくれたのだという。そういう話を聞くと、こちらもうれしく思うし、次男を褒めたくなる。気をよくした次男は、次のテストでは100点をとるんだと言って、急に漢字の勉強をしだした。調子のいい時には、徹底的に調子がいい。文句の付けどころのないいい子になってしまう。親としては、こういう姿をみると、なんとかわいいやつだと思うのだが、不機嫌な時は、物を投げて壊したり、妻をたたいたりもする。この落差を知っているので、今日のいい子ぶりが、あまりにもでき過ぎで、かえって怖くなった。
 
■2016年8月29日(月曜日)
 土曜以降左アキレス腱の痛みが強くなり、歩くのがつらい。週末には近代3種の試合に出ることになっているが、泳ぐことはできるだろうが、走ることができない。いろいろと、痛みに対する対処はしているが、アキレス腱の一部が少しふくらみ、しこりのようになって、そのしこりが痛い。ぎっくり腰の痛みが緩和し、やっと運動ができるようになったばかりで、また別の痛み。アキレス腱自体の問題ではなく、つながっている筋肉が関係している可能性が高い。今できるのは、背中側の張りを少しでも緩和することなのだろう。
 
■2016年8月28日(日曜日)


子どもたちは床屋へ
 次男から「尊敬って何?」と聞かれた。次男はまだ語彙が少ないので、敬うことだと言っても通用することはなく、何と説明すればよいか困ってしまった。その場では思いつかず、ちょっとずれているとは思ったが、感謝をする気持ちを持つことだと伝えた。当たり前に使っている言葉だが、きちんとした定義を説明できない。大人として情けないと思った。子どもたちには、普段からわからない言葉に出会ったときは、国語辞典で調べようと言っている。子どもたちも、たまには、国語事典で調べるのだが、語彙の少ない次男の場合、調べた言葉の説明で、また意味がわからず、そこで、調べるのが嫌になって調べることを断念してしまう。一つの漢字の読み方でもいくつも存在し、どれが当てはまるかわからなかったりする。子どもたちが言葉を学ぶことは、大変なことだが、大人になっても同じなのだと感じた。
 
■2016年8月27日(土曜日)


本日の収穫
 久しぶりにトラックでスパイクを履いて学生たちと練習。メニューは800mの変化走×3だったが、ぎっくり腰が緩和してきて、アキレス腱が若干痛いこともあり、走っている途中で急に速度を上げるような動作は、危険だと思ったので、8割くらいの力で800mを3本行った。
 3本とも先頭を走ったのは、来年から大学院生となる卒業生。3本とも彼についていって、加速するところで離された。3本のタイムは2分11秒5、2分09秒6、2分07秒7。徐々にタイムは上がり、それほど無理することなく走れたのだが、練習が終わった後、急にアキレス腱の痛みが強くなってきた。無理をしているつもりはなかったが、腱の痛みから、どこかを無理しているのだと教えられた。まだまだ慎重にやっていかなけばならない。
 
■2016年8月26日(金曜日)


豪華客船?
 関東の南で発生し沖縄方面へ向かって発達を始めた台風10号が、Uターンして再び本州へ戻ってくる恐れがあるという。そうなると来週はじめは関東では雨となる。今週のはじめも雨で、予定した授業ができなかったのだが、このままでは来週も同じように雨で予定通りの授業ができない。4月以降月曜は雨が多く、予定通りに授業が進んでいない。このままでは評価にも影響が出てくる。台風10号が関東からそれてくれますようにと祈るしかない。
 
■2016年8月25日(木曜日)


富士山の頭
 3週間ぶりにWattbikeでバイクトレーニング。1000mを2本、10分休息で行った。全くパワーが上がらず、タイムは遅かった。今年の最も良い時と比べ5秒ほど遅い。べダルをこぐ勢いが全くなく、持久力もない。
 そして、約2週間ぶりにジョギングをした。ぎっくり腰の痛みは、かなり緩和し、日常生活には全く問題がなくなった。2週間運動をしなかったおかげで、右のアキレス腱の痛みも緩和しているように感じた。走り始めると、すぐにきつくなって、ジョギングを継続するのにとてもストレスがあった。しかしながら、我慢して60分走った。とにかくきつかった。
 
■2016年8月24日(水曜日)
 子どもたちが宿題に追われている。次男は明日から学校が始まる。自由研究は手伝ってあげていたので、最後の考察等を今晩やる予定だったが、その他の宿題が全て終わっている前提でのこと。それなのに提出しなければならない宿題が終わっておらず、親が採点をしなければならないものがいくらかあった。今日の夜になってそれを出されても困る。明日には漢字のテストがあるのに何もしていない。
 妻は、明日学校へ持っていくものを全て用意するようにさせたところ、お道具箱から、カビの生えた赤白帽が出てきた。カビの繁殖がすごくかなり臭う。 夏休みに入った時からしつこく宿題を早めにやるように諭していたが、無視をするからこういう事態になる。親の言うことを聞かないのだから、今更、助けて欲しいと言われても、無視したくなる。なぜ夜になって慌てるのか? 長男は明後日から学校なのだが、次男と同じく、宿題をやっていないようで、慌ててやっている。親の忠告を無視して、遊ぶことを優先した結果なのだ。長男の宿題は、手伝うことはなく、自分でやっていくしかない。がんばれよと声をかけるしかない。新学期が始まるとすぐに期末テストなのだが、全くテスト勉強をしていない。そんなのでいいのだろうか?と思ってしまう。自業自得だ。次男が寝たのは23時半過ぎ。長男は日付が変わってからだった。 2人とも、昼間は何をしていたのか?と言いたかったが、これを言うと妻を責めているような感じになるので言えなかった。
 
■2016年8月23日(火曜日)
 金曜の朝、歯磨きをしている時に、歯ブラシが口の奥に入ったことで嘔吐した。何も出てこなかったが、この瞬間ぎっくり腰になった。痛みがあるのは、右の腰方形筋のみということがわかったので、緩和をするための処置をいくつかやって、何とか学会発表をして、その日のうちに横須賀まで帰ってきた。土日の合宿でも運動はできず、昨日は授業が屋外でできなかったため、体を動かすことはなかったが、今日は、晴れたため、走り幅跳びの授業があった。ずっと安静にしつつ、緩和するための骨ストレッチをしたので日常生活には問題はなくなったが、授業では、ジャンプの動きをしなければならず、ぎっくり腰の影響か、ジャンプがいつもより低く、姿勢も保てず、あまりよいお手本にならなかった。しばらく、走り幅跳びが続く。できるだけ早く運動ができる状態にしなければならない。
 
■2016年8月22日(月曜日)


夕焼け





スイカ初収穫
 学生たちの夏季休暇が終了し、授業が始まった。いきなり台風上陸で、予定していた授業ができず、屋内で代わりの授業をするしかなかった。月曜日は、雨のために予定していた授業が3回もできなくなっていて困っている。例年は、暑くて授業をするのが危険なのではないかという気候なのだが、今日は、それと比べれば涼しかった。しかしながら湿度は高く、授業のたびに、シャツが汗で絞れるほどになり、毎回着替えなければならなかった。
 昨夜のオリンピックでは、男子マラソンが行われた。注目していたのは、アメリカのラップ選手。10000mでは5位に入賞し、マラソンは今回が2回目。初マラソンが、2月に行われたアメリカのオリンピック代表選考会。そこで2時間11分台で優勝し、アメリカ代表となった。今回のレースは、多くの選手が優勝候補のキプチョゲ選手(ケニア)をマークするように走り、前半は、スローペースとなり、次々と有力選手が脱落し、最後はキプチョゲ選手、ラップ選手、リレサ選手(エチオピア)の3名が残り、キプチョゲ選手の急激なペースアップによって、勝負が決まった。ラップ選手は2回目のマラソンで、銅メダルを獲得し、2時間10分05秒の自己ベストを記録した。
 日本では、複数の大会を選考会とし、記録を重視した選考を行っていて、日本選手のタイムは、ラップ選手と比べると、2分以上良いタイムで走っている。しかし、レースでは、誰が速い選手かではなく、強い選手かという戦いだった。大集団で走った前半をいかに力を使わず走り、最後まで力をためておけるかというところが勝負の分かれ目だったが、結局勝負所まで残れた選手は少なかった。NHKの放送が、途中でニュースを入れたため、集団がばらけるレースの一番面白いところを見られなかったのがとても残念だった。
 
■2016年8月21日(日曜日)


短距離パート
 短距離合宿最終日。メニューは40秒走。それぞれが決めた距離を40秒ちょうどで走るようにして、設定どおりに走れたら、次は10m距離を伸ばして走っていき、40秒以上かかったら、10m短くして走るということで合計8本行われた。普段それどほ量の練習をやっていない学生たちには、とても過酷な練習で、最後のほうは、40秒を切る学生のほうが少ないという結果になった。
 16時に夏季休暇が終了し、学生たちの新学期が始まる。明日からは授業。この暑い中、屋外で授業をするのは、かなり厳しい。自分が学生時代は、8月の最終日曜日までは夏季休暇だったこともあり、この時期になると、もう1週間休みを伸ばしてくれないかと毎年思ってしまう。
 オリンピックでは、男子5000m決勝が行われた。予想通り、イギリスのファラー選手が優勝した。注目していたのは、全米チャンピオンのバーナード・ラガト選手。自分と同じ41歳。今回の結果は6位。ファラー選手との差はたったの3秒。日本記録よりも速いタイムで走っている。この記録は、マスターズ世界新記録。彼を見ていると、自分もまだまだ頑張れると思えてくる。
 
■2016年8月20日(土曜日)


中距離パート
 今週は、短距離、中距離、投擲パートの学生たちが夏季合宿をしている。今日は、中距離と投擲が合宿最終日。午前中は、OB会の方々が激励に来られた。学生時代競歩が専門だったOBもいたため、激励時には、ぜひ競歩をやってほしいとの要望されていた。指導してくださる方が、学外にいらっしゃるので、希望する学生がいれば、お願いしようと思う。
 オリンピックでは男子400mリレーで日本がジャマイカに次ぐ2位となり銀メダルを獲得した。個人種目では誰も決勝には出られていないのに、アメリカにも競り勝った。予選以上に鳥肌が立った。記録も予選の記録を上回る37秒60のアジア新記録。バトンパスのタイム短縮の力は素晴らしい。友達が、リレーメンバーの一人の専属トレーナーとして現地へ行っているが、彼にもおめでとうと言いたい。
 
■2016年8月19日(金曜日)


三重大前の自転車専用道
オリンピックでは、400mリレーの予選が行われ、日本が同じ組のジャマイカを抑え、37秒台のアジア新記録を出し、全体の2番目のタイムで決勝へ進んだ。9秒台の選手は一人もいないのに37秒台というのは世界初。この結果を見ると、メンバーの多くが9秒台の力は持っているということの証明ではないかと思った。とにかく、今までにはないすばらしい走りで、鳥肌が立った。
 50km競歩では、体育学校の後輩たちが出場した。昨年世界選手権で3位となった谷井選手は、後半は、上位争いができなくなってしまったが、昨年4位だった新井選手が上位争いをしてくれた。競歩で、これほど興奮しながらレースを見守ったことはないというくらいの、目まぐるしい順位変動があり、最後の最後まで、誰がメダルを取るかわからない展開だった。荒井選手は、苦しい中何とか粘り切り銅メダルを獲得した。体育学校陸上班では、東京オリンピック男子マラソンで円谷さんが銅メダルを獲得して以来のメダル獲得。本当によく粘って歩いてくれた。
 
■2016年8月18日(木曜日)


東海地方へ来たらこれです
 日本教育医学会が三重大学で開催された。初日は、午前中に口頭発表とポスター発表があり、午後は、シンポジウムが開催された。
 シンポジウムでは、「運動普及の実際から学ぶ」というテーマで、地域住民の運動を習慣づけるために努力されている指導者の人たちから、現状の紹介があった。印象に残ったのは、筑波大学の田中喜代次先生の話。科学者は、年々新しい病気らしきものを見つけ、医師は、指標となる数値が高いだけで、病気と診断するために、特に高齢者を中心に、患者が増えていくことになる。検査の値は、人によって解釈は違うはずで、数値の異常に加えて自覚症状が出たときに初めて病気となるのではないか。自覚症状がない状態は、未病という状態であり、未病のときに、病気と診断され、薬を処方され、かえって具合が悪くなることもある。病気になったら、それを克服するのではなく、その状態で、いかに残りの人生を楽しく、満足して過ごせるかを考えた方が良いのではないか。実験では、何もしなかったり、効果のないものを与えるコントロール群を作ることがあるが、これは、メディカルハラスメントというものではないか。改善したい人がコントロール群に入るのであれば、コントロール群なんてやらない方が良い。田中先生の話は、いつも、現状を批判するような内容なのだが、どれをとってもごもっともということばかりで、話しに引き込まれる。厚生労働省の中にも同じような考え方をする方がいるそうで、こういう意見も取り入れた医療政策が必要なのではないかと思った。
 明日は、自分の口頭発表がある。発表順が、一番最後。学校のアピールも含めてしっかりと発表したい。
 
■2016年8月17日(水曜日)


藤堂高虎の像
 午前中は、昨日の資料作成の続きを行い、大まかな資料は作れた。あとは、小さな修正を残すだけとなった。
 夕方には、学会が開催される津へ移動した。津へ行くのは、20年ぶりだろうか。津駅を降りて、ホテルまで30分ほど歩いたのだが、人が全く歩いておらず、人の少なさに驚いた。宿泊先は、津の中心街のようだが、オフィス街のためか、食事をするためのお店が全く見あたらなかった。近くにアーケード街があったが、夕方6時の時点で、ほとんどのお店がシャッターを閉めていた。結局スーパーで弁当を買って夕食にするしかなかった。県庁所在地なのに、全く活気が感じられず、津のイメージが大きく変わってしまった。
 
■2016年8月16日(火曜日)
 実家に帰省。帰省ラッシュからずれていたので、渋滞はなかったが、主要なサービスエリアは、混んでいてなかなか入ることができなかった。普段帰省するときには6時間くらいはかかるのだが、今回は、休憩を1回しか取らず、渋滞もなく4時間半ほどで実家へ帰ることができた。
 実家へ帰って一息ついたところで、明後日から始まる学会の発表資料を作り始めた。もっと早く準備しておけば、ゆっくりできたのに、今回は、なかなか始めることができず、ギリギリになってしまった。今日は、研究の背景と方法までしか作れず、完成は明日に先延ばしとなってしまった。
 
■2016年8月15日(月曜日)
 オリンピック男子400mで、南アフリカのヴァン・ニーキルク選手が世界新記録を出した。準決勝で余力を持って流した結果、タイム順で8レーンとなり、少々不利なレーンでのスタートとなったが、スタートから先頭を走り、最後まで先頭を譲ることなく走りきり、42秒台に入るのではないかと思えるくらいのタイミングでフィニッシュし、43秒03で優勝した。1999年セビリアの世界選手権で記録したマイケル・ジョンソン選手の記録は、とても印象に残っていて、そう簡単には破られないだろうと思っていたが、あっさりと破られてしまった。誰とも走らず、一人で走ったというところが、今までにないことですばらしい。人類初の42秒台という記録も、可能ではないかという走りで、彼には、さらにタイムを伸ばしてもらいたいと思った。
 100mではボルト選手が3連覇を果たした。ジャマイカ選手権では、途中棄権するなど、脚の状態は、大丈夫なのだろうかと思ったが、予選から、力の差を見せつけ、決勝でも後半上がってきて危なげなく優勝してしまった。200mも3連覇がかかっているが、この状態であれば、3連覇は間違いないのではないかと思った。
 
■2016年8月14日(日曜日)


畑のトウモロコシにて
 テレビで「日本のいちばん長い日」を見た。玉音放送が、放送されるまでに、様々な戦いがあったことを知った。終戦の詔勅を作成するにあたっても、一つ一つの文言について議論がなされ、様々な利害がぶつかっていた。そして、天皇陛下の朗読を録音後、天皇陛下を守る部隊だった近衛兵が、玉音放送の録音盤を奪って、放送を阻止し、クーデターを起こそうとし、宮内省の人たちが、録音盤を必死に守り、放送にこぎつけた。こんな戦いがあったことを全く知らなかったので、驚いた。さらに終戦の詔勅についても、すべてを聞いたことがなかったのだが、初めてすべてを聞いた。本当に一言一言がよく考えられ、なぜ戦争に至って、戦争をやめることになったのか、戦争が終わった後の国民への願いも語られていた。その天皇陛下の願いが、震災の際にも国民の行動として表れていて、略奪や暴動ではなく、悲しみをこらえ、自分よりも困っている人たちのことを考える人が大半だったことを思い出し、しばらくしてから感動がわき上がった。植民地主義の欧米に立ち向かい、日本が進出したアジアの植民地は、最終的には独立することができ、日本自体は戦争に負けたが、ある意味欧米には勝ったのではないかと思えてきた。
 
■2016年8月13日(土曜日)
 合宿最終日。朝練は、40分クロカン走。昨日と同じく、気温は低く、息が白かった。朝食後、学生たちは、宿の女将さんから清掃の教育を受け、部屋の清掃をし、次のお客が入れるように準備をし、合宿が終了した。帰りの車は、帰省ラッシュとは逆側だったため、全く渋滞はなく横須賀まで帰ることができたが、それでも8時間近くかっかった。
 オリンピックでは陸上競技か始まり、女子10000mでは世界新記録が出た。今までの世界記録が、中国馬軍団のドーピング違反だったかもしれない疑惑の記録で、もう破られることはないと思っていた記録だったが、それを14秒も上回る大幅記録更新だった。アヤナ選手は最後は独走となり、見ていてとても気持ちよく、疑惑の記録がなくなり、さらにスッキリした気分になった。
 
■2016年8月12日(金曜日)


早朝の桧原湖



31km走終了後
 合宿5日目。学生たちは早朝から桧原湖を1周走る31km走に挑戦。今朝は、昨日までとは違い、とても気温が低かった。車の温度計は、13度を示し、桧原湖では、湖面から湯気が上がっていて、とても幻想的で、冬のような光景を目にした。
 学生たちは、そんな景色を見る余裕はなく走ったようだが、走り始めた後も気温はあまり上がらず、とてもコンディションは良く、ほぼ全員が予定以上のペースで設定距離を走りきった。24名が31kmを、4名が20kmを走り、激励に来たOBだけが20km手前で膝痛のためリタイアとなった。このOBは、半年くらい走っておらず、さらにこの半年で8kgも体重が増えているという状態で走ろうというのだから、20km近くを走ったというだけですばらしいと思う。
 この4年、桧原湖で合宿をしているが、この4年間でも最も充実した31km走だったのではないかと思う。多くの学生が自信になったと話していた。しかし、夜の打ち上げの時に学生たちと話すと、1名だけ、走りきったが全然楽しくなく、自信にもなっていないという学生がいた。この1年記録が全く伸びていないというところが大きな要因で、本人も我慢の時期であるということはわかっているようだが、なかなかそれを打ち破れない自分自身にイライラしているようだった。一人一人、声をかけて、それぞれの状態を聞かなければ、見えてこないことがある。選手たちに声をかけることの重要性を改めて感じた。
 
■2016年8月11日(木曜日)


2000m



夕食時にOB会長の激励
 合宿4日目。午前中は、トラックで2000m×3。休息は800mのジョッグ。自分もBグループで一緒に走り、設定は6分40秒。1本目は、1周目が83秒かかり、感覚とタイムの差がかなりあり、周りの学生たちも1周目から呼吸が乱れていた。何とか設定の80秒に近づけながら走ったが、結局1本目は6分44秒5。グループでまとまって走ることになっていたが、1本目から自分を含めて2人しか残らなかった。自分は1本目で嘔吐し、2本目は走りきるのは難しいと思い、Aグループについて、1000mだけ走ることにした。Aグループは、6分30秒の設定だったが、全員が余裕のある走り、とてもゆったりと走っていた。後ろについている自分も、とても落ち着き、タイムは1本目より速いはずなのにかなり楽に走れた。1000mは3分12秒8で走り、最後は、さらに速度を上げたかったので600mを走った。しかし、スピードが上げられず、普段走っている600mとは全く感覚が違い、とても長く、タイムは1分41秒4。タイムだけを見ると、ジョギングをしているのかという感じで、全く走れなかった。これが準高地でのトレーニングなのかもしれない。
 午後は、希望者を募って、骨ストレッチランニングのレクチャーをした。全員が重心で歩くこと走ることが、どれだけ身体にとって心地よいかということを体験できた。この感覚を明日の距離走に生かしてもらえればと思う。
 
■2016年8月10日(水曜日)


18kmペース走
 合宿3日目。朝練は60分クロカンジョッグ。午前は、クロカンコースで12~18kmのペース走。学生たちはレベル別の3つのグループに別れて、集団で走った。設定タイムは低めに設定されていたので、全員がまとまって楽に走っているように見えた。自分は、給水のサポートを兼ねながら、トラックで練習、3000mペース走、300m、200m×2、100m×3を行った。ペース走は、全くペース走にならず、その後の短い距離も、アキレス腱の痛みも影響して思うような走りができなかった。しかし、準高地での練習ということもあってか、呼吸は苦しく、何度か嘔吐した。
 午後は、60分のクロカンジョッグ。毎日、走行距離を30km以上になるように設定している。故障者も少なく、練習強度も少し低くしてあるので、多くの学生がしっかりと距離を踏めている。このまま故障者が増えることなく、練習を継続してくれればと思う。
 
■2016年8月9日(火曜日)


3km×3
 合宿2日目。朝練は、クロカンコースを60分ジョッグ。
 午前の練習は、3kmのクロカンを20分サイクルで3本。自分は、故障中の学生と補強。最新の骨ストレッチメソッドを使いながら補強をやった。
 午後は、60~80分ジョッグ。自分もジョッグを始めてみたものの、アキレス腱の痛みが強く、すぐに終了。長い距離は走れないと判断し、宿泊している宿の前の上り坂を利用して200m×10を行った。姿勢を意識して走ったものの、痛みは緩和せず、痛みのあるまま走った。できるだけ力を使わないように走ることで、中盤は痛みが緩和したが、また後半は痛みが戻った。痛みには波がある。うまくつきあっていくしかない。
 
■2016年8月8日(月曜日)


磐梯山
 学生たちの長距離合宿のため、福島県の山奥へ移動。まだ帰省の車が多くなる時期よりは早いので、渋滞は全くなく、ドライブ中は、自分の眠気をどうコントロールするかということだけが課題だった。13時過ぎには、合宿場所に到着し、学生たちと合流した。
 午後から練習開始となったが、初日は、60分ジョッグ。アキレス腱の痛みと相談しながら走ったのだが、昨日学んだことを頭の中で意識し、うまくできているとアキレス腱の痛みが少なくなることがわかった。最後に300mを走り、41秒8。思ったよりもタイムは良く、気持ちよく走れた。
 
■2016年8月7日(日曜日)


R2D2型冷蔵庫販売中



新宿御苑方面
 骨ストレッチの講習会2講座に参加。今回は、初級から上級まですべての講習会を終了し、常連となった人たちが対象なので、自然と繊細で濃い内容になった。講習会前にまず驚いたのは、先生が開発しているシューズの試着。履いただけで、普段から痛みのある左肩の痛みがなくなるなど、身体の動きがよくなった。何も意識しなくても骨で立っている感じもした。今すぐにでも欲しいと思った。
 ランニングの講習では、一人一人の質問に先生が答えながら、クラウチングスタートの方法、加速の仕方、上半身と下半身の連動方法などを学んだ。普段から三角筋をほぐしていたのだが、ほぐす際姿勢の問題で、ほぐしたいところがほぐせていないことがわかった。ここがほぐせると、骨盤の動きが改善し楽に動けるようになり驚いた。このほぐしは、かなり痛みを伴うので、痛みに強い人しかできないだろう。自分は、蝶形骨について質問し、最新の顔の部分やせを学んだ。蝶形骨は、骨盤に連動していて、蝶形骨がゆるめば全身がゆるむという感じが少しわかった。
 骨ストレッチの講習では、前半はほぐしの復習で、特に血海と呼ばれるツボを先生に強く押されて、打撲のような痛みが残ってしまった。後半は、ランニングの時に質問した蝶形骨メソッド。蝶形骨メソッドにより、今までの骨ストレッチよりも短時間で楽に肩周りの動きが良くなるだけでなく、様々な動作に応用できることがわかった。しかし、やりすぎると目が回り、気持ち悪くなるデメリットがあり、ほどほどにやったほうがよいということもわかった。
 4時間で、消化しきれないほどの内容が詰め込まれ、自分の頭の中で整理するのが大変な状態になっている。明日からの学生の合宿で、学生に伝えることを通じて整理できればと思う。
 
■2016年8月6日(土曜日)
 合宿2日目。午前中は、60分ジョッグ。とにかく暑くて、学内で、平坦な場所を走ることになったので、日陰が少なく、30分もすると走ることがかなり苦痛となった。後半は、学生のジョッグについていけず、日陰を探して走ったが、途中で記憶が飛んでいる感じもあり、なんとか60分走りきったが、かなり危ない走りだったのではないかと思った。最後に300mを走ってみたが41秒5。意外と走れた。
 午後は、1000m×5。休息は400mジョッグ。自分は3分10秒のグループに入って走ったが、2本目が終了したところで、ジョッグがついていけず、3本目以降は、3分37秒、4分02秒、3分57秒で、まともに走れなかった。最初から呼吸は苦しく、3本目以降は、下半身の様々な部位がつりそうになり、大きな動きができなかった。午前と同じく、午後もかなり危ない状態で走っていたのかもしれない。水分ばかりを欲し、食事を摂ろうという気になれない。あまり良い状態ではない。
 
■2016年8月5日(金曜日)


ペース走



大きくなってきました
 長距離の夏合宿が始まった。最初の3日間は校内で、後半の6日間は福島で行うこととなっている。7月は1か月間訓練だったため、ほとんどの学生が走ることすらできていない。そんな中での初日の練習。メニューは10000~12000m。レベルによって距離の設定は違い、設定タイムもかなり低めだったのだが、気温も湿度も高く、過酷な環境だった。自分も一番レベルの高いAグループで走ったのだが、最初から呼吸が乱れ、3000mくらいでやめたくなった。いつもならジョギング程度の感覚で走れるはずの学生たちの呼吸も乱れていた。自分はあと1000m、あと1000m と思いながら我慢していたが、結局6000mで終了。走り終えた直後に嘔吐した。学生たちもペース走なのにペースが安定せず、12000mを走る設定のところ、10000mで終了した。他のグループは、後半、設定タイムから遅れだし、完全にジョギングとなっている学生が多く、予想はしていたものの、予想以上のひどさだった。1週間後には30km走が予定されているが、かなり不安な始まりとなった。
 
■2016年8月4日(木曜日)
 高校の後輩が、走り高跳びで全国高校総体直前の高校ランキングが3位となっていたので、全国高校総体の結果はどうだったのだろうと調べてみたところ、なんと優勝していた。格上の選手たちは、上位を争うことなく脱落し、彼だけは集中力を切らさなかったようだ。昨年から故障が続き1年ほど故障を引きずっていたようだが、インターハイの県予選後から復調したという。おそらく陸上競技部初のインターハイ優勝なのではないかと思う。記録は自己ベストタイの2m10cm。オリンピックへ行くにはあと20cmは記録を上げなければならないが、4年後、彼が東京で活躍することを願っている。
 今日は、陸上競技の3000m障害の選手が1名オリンピックの代表に追加されたというニュースがあった。彼は、順天堂大学2年生の塩尻選手。日本選手権では2位となり、オリンピックの参加標準記録を突破できなかったのだが、他国の出場辞退者の影響で、持ちタイムの最も速かった彼が選ばれたのだという。今大会は、持ちタイムが最も遅い選手となるので、予選突破も厳しいだろうが、4年後を見据えて、頑張ってほしい。
 
■2016年8月3日(水曜日)
 昨夜から三男の調子が悪い。食べることはもちろんのこと水分すら受け付けず、摂取するとすぐに嘔吐となる。吐くものはなくなり、胃液が出てきている。普段はおしゃべりなのに、口数は少なく、声もか弱くなり、近くまで耳を寄せないとわからないくらいになっている。頬が痩け、顎がシャープになり、顔の形が変わってしまった。身体も細くなり、骨と皮だけになりつつある。安静にして寝るくらいしか対処の方法はないのだろうが、寝ることも苦痛になり、見ていて気の毒でならない。夕方に小児科へ受診したところ、胃腸炎との診断を受けた。処方された薬を飲んで、しっかり寝て、早く元気なおしゃべりを聞きたい。
 
■2016年8月2日(火曜日)
 大学時代の恩師が先月文藝春秋から新書を出版したので、早速購入して一気に読み終えた。タイトルは「国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動」。
 内容は、著者のブログで読んだり、著者がインターネットの動画で話していたことであったり、学生時代に聞いたことなどがたくさんあり、他の人たちよりは、新鮮さはなかったが、とてもよくまとまっていた。「この国の価値は何か?この国の何を守りたいのか?」という防衛の根本を突き詰める問いに対して、自分は答えが出せなかった。国家理念自体がないのかもしれない。現役の自衛官は、この問いに答えることができるのだろうか?、この問いについては、著者自身も考え続けているということで、簡単に答えの出る問いではない。日本を動かす政治家の人たちはこの問いに答えられるのだろうか?政府関係者は、特にこの問いを常に心にとどめて、模索する必要があると思った。
 
■2016年8月1日(月曜日)
 アキレス腱の痛みが緩和していたので、トラック練習をした。メニューは1000m+800m+600m。つなぎは800mのジョッグ。全力では走れないので、8割程度の感覚で気持ちよく走ろうと思っていた。グラウンドには、たまたま来年度から外の大学院へ行くことになっている現在研修生の後輩が来ていたので、彼を誘って一緒に練習をした。
 1000mは、少しずつ後輩から離れながらも、大きな失速はなく、2分49秒8で走りきれた。次の800mは、1000mの疲労が大きく、1周目は64秒で走ったが、2周目は失速し、2分23秒2もかかった。このまま600mもまともに走れないのではないかと思いながら、600mをスタートしたが、上半身でピッチを刻みながら、脚を動かし、なんとか後輩の後ろについて、最終コーナーまでは走れたが、最後は後輩がペースアップし、ついていけなくなったが、ほぼ一定ペースで走り切れた。タイムは1分31秒0。800mの状態を考えると、よく走れたなぁと自分を褒めたいと思えるほどの走りだった。
 一人で走ったら1000mは3分以上かかっただろうし、800m以降は、まともに走れなかったと考えると、一緒に走る人がいてよかった。後輩に感謝したい。
 


[昔のいずみ]