最近のいずみ

Last Update:2018/2/28



パートタイムアスリートいずみ 18年目に突入 

■2018年2月28日(水曜日)
 練習は1000m×5。長距離パートの学生たちが週末のハーフマラソンのための調整で1000mを5〜7本走ることになっていたので、それに合わせて走った。設定は3分15秒〜20秒/km。
 1本目から少し呼吸がきつく、5本走りきれるのだろうかと思いながらの走りになったが、1本目は設定よりも速い3分14秒1。長距離の学生たちは、200mのつなぎのジョッグが速く、ジョッグもついていくのに必死だった。2本目はさらに呼吸が辛くなり、3分15秒8。3本目からは嘔吐が始まり3分16秒4。4本目からは、左の下腿が張ってきて、最後の1周は何度か嘔吐しながら、何とか学生から離れないよう頑張り、3分15秒6。5本目は400mを過ぎた頃から、嘔吐が始まり、左下腿の張りはさらに強くなり、学生についていけなくなった。しかし最後は、ダッシュして、何とか学生に追いついて終了した。タイムは3分16秒2。
 1000mのインターバルを5本走ったのは1年9ヶ月ぶり。しかも一定ペースで走り切れたというのは、ここ3年くらはなかったことだと思う。そう考えると、今日の練習は本当に良くやったと自分を褒めたい。しかし、左下腿が強く張るなど、走りに問題があった。たくさん改善できることが分かり、これも練習の収穫だった。
 
■2018年2月27日(火曜日)
 三浦半島の農水産物を販売する「よこすかポートマーケット」が来年3月末で閉店することが決まった。2、3日前の新聞記事には、閉店するかもしれないという決定ではない話になっていたが、とうとう決まったらしい。2013年にオープンし、たくさんの店が中に入り、三浦半島の農水産物が比較的安く購入できた。しかし、毎年7000万円の赤字が続き、売り上げ目標に全く届かないそうで、累積赤字は2016年度末で4億1000万円に上っていた。市が全額出資する財団が管理していたようだが、このままでは財団自体が立ち行かなくなると判断し、閉店が決まった。行政が商売するとこうなるという典型のようにも見えるが、市が全額出資ということは、市民が全額出資していると言いかえることもできそうで、この累積赤字は、市民全員にとっての問題ともいえる。
 
■2018年2月26日(月曜日)
 最近、長男がタブレットばかりをいじっていて、あまりにもその時間が長いので、ゲームで時間をつぶすなと叱ったところ、ゲームはしていない、会話をしているのだと反論してきた。LINEで文字を入れて会話しているらしい。それにずっとつきっきりだと、ほかのことが何もできない。文字を入れるよりも話したほうが速い。会話がしたいのなら、直接電話して、短い時間で終わらせた方が、時間は有効に使えると思うのだが、彼はタブレットに夢中だ。ほぼ中毒。先日、インターネット回線を切断したところ、Wi-Fiがつながらないと言ってかなり不機嫌だった。
 今日、ウォール・ストリート・ジャーナルの1月22日の記事を見た。タイトルは「インド人が送る何百万の「おはよう」メッセージで、インターネットはパンク状態」というもの。インドでは、多くのスマートフォンが突然フリーズして動かなくなるという。その原因が、「Good Morning!」。シリコンバレーにいるグーグルの研究員たちが発見したのだというが、インド人が毎朝、誰かに送るメッセージの「おはよう」がインターネット回線をパンクさせていた。それは、夜明けから始まり、午前8時前に最高潮に達するという。メッセージはテキストではなく画像で張り付けるので、容量が大きくなるようだ。いかにも人口の多い国の話だと思ったが、日本でも元旦の「あけましておめでとう」メールを控えるようにという注意が毎年出ている。どの国も同じなのだ。このちょっとした会話により、本当にその回線を必要としている人が利用できなくなってしまうと考えると、時間をつぶすだけの無駄な会話は迷惑なことだと思えてくる。この記事を見て、長男も同じことをしているように思えてしまった。
 
■2018年2月25日(日曜日)


東京マラソンやってました
 ぎっくり腰を改善させる方法について学べるセミナーに参加。以前、この協会の有料動画でぎっくり腰を学び、妻の妹に実践し、多少痛みは緩和できたものの劇的な変化がなかった。なぜうまくいかなかったのかということを知りたくて参加したのだが、ぎっくり腰には、他の痛みとは違った方法を取らなければならないことが分かった。なぜなら患者が動けないから。動けない患者にうつぶせになるように促したりしては、かえって痛みが増幅する場合もあると言われ、実際にそれをやってしまったと反省した。
 ぎっくり腰は、ちょっとずつ痛みや可動域を改善し、その度に評価しなおすというかなり時間のかかる作業が必要だった。筋肉には、その筋肉を緩める反射点というものが存在するようで、筋肉を触りながらその反射点を押すことで、筋肉の張りが徐々に緩和していく。普段の緩め方と違って、動きはなく、少し時間がかかる。しかし、患者への負担は少なく、効果的だと思った。さっそく家に帰ってぎっくり腰ではない妻に試してみたが、効果は上々。以前よりレベルアップできたと思う。
 
■2018年2月24日(土曜日)
 18日ぶりに学生たちと練習。メニューは15kmロード走。5kmのコースを3周した。設定は3分30〜40秒/kmで、残り2kmからはフリー。水曜日に一人で4000mを走って3分30秒のペースが精一杯だったのだが、誰かに引っ張ってもらえれば、かなり楽に走れる。
 1周目は呼吸の乱れもなく楽に走れ17分57秒0。2周目からは呼吸が少しずつ乱れ始め、精神的に苦しかったが、何とか2周目も集団にくっついて18分00秒1。3周目は本当に我慢の走りだったが、集団から後れ始めそうな学生が出てくると、自分の方が余裕があるような気がしてきて、急に楽になった。
 最後のフリーになると、それぞれの残りの力によってペースが変化し、集団はばらける結果となった。自分は脚自体の疲労はなかったが、足裏に水ぶくれが何カ所もでき、痛みを感じながらの走りとなり、ペースアップを意識せずそのままのペースを維持するつもりで走った。結果的に、前からペースダウンして落ちてくる学生を目標に走ったため、ペースアップしていて、最後の5kmは17分37秒5でフィニッシュとなった。
 あまり走っていない割には、しっかりと走れ満足だったが、走り終わった後は、足裏の水ぶくれの痛みで普段の歩きができなくなってしまった。来週は三浦国際市民マラソン5kmに出場予定だが、それまでに回復してくれればと思う。
 
■2018年2月23日(金曜日)
 プレミアムフライデーが始まってから1年が経ったという。政府や経済界が個人消費を喚起するために始めたキャンペーンだったが、身近なところで、15時に退社して飲みに行ったり買い物に行ったりする人を知らないし、そういったキャンペーンがあったことも忘れていた。何のプレミアム感もない。1年前の騒ぎは何だったんだろうと思ってしまったのだが、その日1日をプレミアムにするのはその人次第。早く退社して消費の時間にせずとも、本人が特別な1日にすることを心がければ、毎日がプレミアムな日になる。プレミアムフライデーに関係なく、毎日をプレミアムな日と感じられるような生き方をしようと思った。
 
■2018年2月22日(木曜日)
 三男が参加した器楽演奏会を見に行った。5つの幼稚園が合同で開催したイベントで、幼稚園ごとに様々な曲を様々な楽器で演奏した。三男は5番目の幼稚園として登場し、2曲を演奏した。
 1曲目は、「ビゼー作曲アルルの女よりFARANDOLE」。ピアノの発表会などで聞いたことのある曲で、他の幼稚園よりもメロディオンの演奏がそろっていてすばらしい演奏だった。
 2曲目は先月の音楽発表会でも演奏した「ベートーベン作曲交響曲第9番第4楽章」。前回よりも演奏の質は高まり、ドイツ語の合唱も感動的だった。演奏直後に「ブラボー」と叫ぶ人がいて、前の方の席の人たちはスタンディングオベーションで演奏を称えた。第4楽章の演奏は7分ちょっと。同じメロディーはあまりない曲で、リズムも変化し難しかったはずだが、子どもたち当たり前に演奏し、子どもたちの能力は無限なのだということを示してくれた。幼稚園で音楽を指導している外部の先生は、演奏を聴いて涙が出てきたと園児たちを称えてくれた。楽譜を読めない子どもたちに、これほど長い曲をオーケストラのように演奏できるように指導した先生たちも本当にすばらしいと思った。
 
■2018年2月21日(水曜日)
 練習は一人で4000mペース走。設定は3分30秒/km。イメージは、薄氷の上を走る感じで、できるだけ地面を蹴る動作をしないよう心がけた。スタート直後から左座骨結節付近に疲労や痛みを感じたが、気にせずピッチをキープするように走り、3000mまで3分29秒台のラップで回ることができた。最後の1000mは、嘔吐しながらも、なんとかピッチはキープでき、3分27秒台でカバーし4000mを走り切った。走る練習をあまり継続できていないので、ペース感覚が狂っているのだが、今日は気持ちが切れそうになるギリギリのところで、なんとか気持ちを切らさず走り切り、ペースを維持できたことが収穫だった。
 最後に300mを43秒の設定で走り、42秒9。こちらもほぼ設定通りだったが、以前と違い余裕はなく、必死に走って出たタイムで、走り終わった後の呼吸の激しさからも今の自分の力がどういうレベルなのかということが理解できた。落ちるところまで落ちたので、これからは上がっていくしかない。そういう意味では今年は楽しみな年になるのではないかと思う。
 
■2018年2月20日(火曜日)
 モンゴル人の卒業生が、週末に東京マラソンに出場するのだが、今の走りを見て欲しいとのことで、学校へ走りにやってきた。彼は、最近かなり走り込んでいて、以前会ったときと比べると、かなり脚が細くなっていて驚いた。しかし、上半身は筋骨隆々で、上半身と下半身がとてもアンバランスに見えた。彼は、上半身の筋トレをしているわけではないのだが、なかなか上半身は細くなっていかないと嘆いていた。筋肉に何も刺激を入れなければ、筋肉は細くなっていくのが一般的なのだが、モンゴルの人たちは遺伝的に上半身の筋肉が落ちないようになっているのだろうか。彼の話しを聞く限りでは、もっとマラソンランナーのような細い上半身になっても良さそうなものだが、これについて相談されても、どうしたらよいか答えを出すことができなかった。
 上半身の筋肉は落ちていなくても、下半身はマラソンランナーの脚になり、以前見せてもらった走りよりも、スムーズな重心移動ができるようになっていて、彼の努力が伝わってきた。東京マラソンでは2時間30分を目指すと話していたが、目標のタイムでフィニッシュし、喜びの連絡が来ることを楽しみにしたい。
 
■2018年2月19日(月曜日)
 以前所属していたクラブチームのメンバーで北海道から東京へ出張に来たということで歓迎の飲み会が開催され参加した。参加者は6名。いろんな職業の人が集まっているので、普段は聞くことのできない話をたくさん聞くことができた。
 特に印象に残ったのは、京都のお茶屋遊びと銀行員の仕事について
 京都のお茶屋に行くには、厳しい査定があり、簡単には出入りができる場所ではないとのことだが、話しをしてくれた人は、出入りの出来る人に連れて行ってもらったのだという。舞妓さんや芸子さんの仕事や日常、出入りが許される立場の人の特徴など、想像できない世界が祇園にはあるということを知った。
 銀行員は転勤があるので、転勤するまでに仕事の実績を作りたいという気持ちがあるという。銀行からの融資を勝ち取るには、それを逆手に取り、その気持ちをくすぐるような話し方で交渉すると融資を引き出せる可能性が高くなるという。また、銀行員は、営業でたくさんの会社を回るが、その時に、営業先の社長に話を聞いてもらえるかどうかは、新聞には載っていないレアな情報や新しいビジネスのきっかけになるような話題を持って来てくれているかもしれないと思わせられるかどうかにかかっているという。そのため日頃からあらゆる情報を集める努力をしなければならず、若いときにはとても苦労するようだ。そして、うまくいき出すと、自分から営業をしなくても、お客の方からやってくるようなサイクルになるのだという。
 どちらの話題も人の信用ということが共通していて、結局仕事はその人の信用で成り立っているのだということを感じた。
 
■2018年2月18日(日曜日)
 神奈川県スポーツ指導者研修会に参加。「成功する選手を育てるには」というテーマで、体育学校の大先輩、近代五種ソウルオリンピック代表の三輪さんが講演した。
 三輪さんは教育隊や体育学校でたくさんの若者を指導してきた。その中で、伸びる子は「時間が守れ、挨拶ができ、服装がしっかりしていて、けじめがあり、やる気に満ちている」特徴があるということに気が付いたという。最初の面接のときには、まず自分の名前の由来を聞くという。自分のことも知らないで、自分を良くしていくことはありえないということで、最初に名前の由来を聞くのだが、多くの子が、知らないそうで、必ず親に確認させ、自分が何者かを認識してもらうのだという。
 面接では、目標や性格、家庭環境等を把握し、彼らが何を目指しているのか方向性を確認することから指導が始まる。そして、欠点は見て見ぬふりをし、まずは良いところをほめ、彼らが集中しやすい環境づくりをして、それぞれが活躍できる条件を整えていく。
 しかし、そうした条件を整えたとしても、成功する人としない人が出てきてしまう。その特徴についても、いろいろと列挙されていたが、簡単に言うと、成功しない人はマイナス思考。成功する人はプラス思考だったということ。三輪さん自身も現状ではありえないことでも、自分は必ずやると周囲の人に宣言し、実際にその願いを何度もかなえているとのことだった。先日購入した「神さまとのおしゃべり」という本に書いてあったことを、そのまま実践されているように見え、三輪さんが神さまに見えてきてしまった。三輪さんとは学生の時からの知り合いなので、知り合ってから20年以上が経つ。学生の時から、もっといろんな話を聞いておけばよかったと思ったが、まだこれからの付き合いは長い。いろんな話を聞かせてもらおうと思う。
 
■2018年2月17日(土曜日)
 2年ぶりに東大駒場キャンパスで開催された乳酸研究会に参加。5名の方が発表をされた。特に印象に残ったのは2つの発表。一つは「医療分野における乳酸に対する理解と利用」。病院内で、様々な立場の人に乳酸のイメージだったり、どのような活用をしているのかを調査した結果が発表され、依然、乳酸は疲労物質だととらえられていて、医療従事者の多くが、乳酸に負のイメージを持っているということが分かった。この乳酸研究会では、乳酸は、エネルギーになる大事な物質だということを様々な研究者が発表しているのだが、なかなかここでの研究成果が表には出て行っていないというのが現状なのだ。
 印象に残った発表の2つ目は「生体内乳酸シャトルのリニューアル〜脳での役割〜」。筋肉を動かすと乳酸が出てきて、それが脳に取り込まれると、認知機能(特に実行機能)に良い影響を及ぼすのではないかと言うことを示唆する研究だった。そうしたことから、乳酸が出やすくなるようなサプリメントを開発したらどうかという考えもあるようで、医療従事者と研究者の乳酸に対する認識の違いがはっきりと見えた面白い発表だった。
 
■2018年2月16日(金曜日)
 神奈川県立高校の部活は、週休2日になるという。教員の働き方改革の一環で、部活動顧問の負担軽減と生徒の健康のためという理由らしい。これを今年の4月からの適用を目指す。神奈川県の高校生は、様々な種目で全国上位を占めているが、その多くは私立。県立高校だけが週休2日になると私立と公立の差がどこかで表に出てくるようになるのかもしれない。自分の専門外の部の顧問を引き受け、休みがないと喘いでいる先生にとってはとても良い改革だが、自分が好きで顧問をしている先生にとってはあまり喜べない改革なのかもしれない。
 2007年の甲子園で、県立高校の佐賀北高校が優勝した。彼らは、前年の夏は、佐賀県大会で初戦敗退をしているチームだった。こういった奇跡実際に存在しており、誰もがYESと言える改革は現実的にはあり得ないことからも、公立高校は、いかに効率よく練習し能力を上げるかということに今まで以上に取り組んでいかなければならないということなのだろう。
 
■2018年2月15日(木曜日)
 今日は1日過ごしてみて、目のかゆみが気になり、頻繁に目を掻いたことが印象に残った。そして、鼻がむずむずして頻繁にくしゃみをしたことも思い出した。目のかゆみは嫌なことだが、くしゃみは終わた後にスッキリした感覚が好きだったりする。鼻に侵入してきた異物を排除する仕組みがくしゃみなのだろうから、すっきり感は悪い気はしない。しかし、周りに人がいた時には迷惑な行為になっていしまう。自分の研究室にこもって一人でくしゃみするのなら、迷惑はない。
 この症状は、花粉症なのだろう。そろそろそういう時期になる。花粉症の時期になると、鼻づまり寝ることができず、睡眠不足になることもあったが、昨年は症状が少し軽くなり、それほど気にしなくてもよくなった。目のかゆみが頻繁では困るが、適度のくしゃみを楽しみたい。
 
■2018年2月14日(水曜日)


三男の描いた水族館
 日曜に痛めた肩の痛みがさらに強まってきた。しかし、肩は今までの可動域をキープできているし、ちょっとした動きの時にだけ痛みが出るという、以前の四十肩の症状とはちょっと違う。このままこの痛みを気にして、膝の痛みがなくなれば、ランナーとしてはかえって都合がいいかもしれない。昨日購入した本には、現実はすべて自分が望んだとおりにできているのだと書いてあった。これらの痛みも自分がどこかで望んだ結果なのか。別のことを望んだ結果、間接的に痛みが出ているのかもしれない。痛みを取り除くには、何を願ったかを突き止めなければならないが、全く心当たりがないので、まずは、痛みがあることを忘れてしまう、またはなかったことにしてしまう方が早いので、こちらの作戦で、現実を変えてみようと思う。
 
■2018年2月13日(火曜日)
 次男を病院へ連れて行き、その病院で以前から気になっていた本を見つけた。さとうみつろう著「神さまとのおしゃべり」。内容は全く知らないのだが、タイトルがとても気になっていた。こんなところで会えるなんて、本が読んでくれと言っているのだと勝手に解釈し、待ち時間の間、子どものことも忘れ、この本をむさぼるように読みふけった。
 病院にいる間に118ページまで読み、様々な感情はそれぞれが持っている固定観念から生まれるということを認識した。自分を変えるにはその固定観念を変化させていけばいい。そうすると腹の立つことも立たなくなる。自分に感情が湧くたびに、その裏にある固定観念を見つめれば自分が何を信じているかがわかってしまう。目からうろこが落ちるような教えだった。
 すぐにでも続きが読みたくなり、久里浜へ帰ってきて、最初の本屋に入り、本を発見。直ちに購入した。続きが楽しみだ。
 
■2018年2月12日(月曜日)
 読売新聞朝刊「時代の証言者」では元厚生労働次官の村木厚子氏についての記事が連載されている。冤罪で拘置所に入れられた際にさし入れされた本を読んだそうで、その中で、天台宗大阿闍梨の酒井雄哉氏の本「一日一生」という本に出会ったという。「一日が一生、と思って生きる」「身の丈に合ったことを毎日くるくる繰り返す」との文章があり、それが突然逮捕されて痛んだ心に染みいり、今日一日を頑張ればいいんだと思えるようになったという。
 記事では、「生きていると、自分の意思では避けられない困難に遭うことがあります。でも、困難への対処の仕方は自分で選ぶことができます。あの事件は二度と味わいたくないけれど、反面、自分の世界を広げてくれた。実に不思議な体験でした。」と述べていた。自分が覚えのない罪で逮捕され、検察の作った勝手なストーリーに乗せられそうになり、危うく有罪という状況でも、世界を広げられたと言える、明石家さんまさんの「生きてるだけでまるもうけ」のような考え方。こういう人だから、この困難を乗り越えることができたのだと思う。
 毎日子どもたちに腹を立てているが、腹の立つことにももうかることがあるのかもしれない。腹が立った瞬間、ちょっとだけ「待てよ」と時間が取れるようにしたいと思った。
 
■2018年2月11日(日曜日)
 先月から、週末になると、キャンプ用のテーブルの上に大きなベニヤ板を置いてネットを張り、子どもたちが卓球を楽しんでいる。次男の友達が遊びに来ることが多く、次男と友達が専有するが、友達があまり上手ではないようで、三男とやったほうがラリーになるようだ。時々、自分も一緒にやるのだが、子どもたちは少しずつ上手になり、ラリーができるようになってきた。
 今日もいつものように次男と卓球を始めたのだが、急に右の三角筋に違和感を感じ、痛みが出るようになってしまった。以前感じたことのある痛み。医者では四十肩と診断された痛みだった。以前のような肩の可動域制限はないが、何気ない動作の時に突然痛みが出る。以前発症したときには洗濯物を干しているときで、腕が上に上げられない状態だったが、今回は、どういう動作をすると痛みが出るのかよく分からない。一時的な痛みで終わって欲しいところだが、しばらく様子を見ることになりそうだ。
 
■2018年2月10日(土曜日)


稽古中




参加者全員
 次男が習っている空手教室で、合同練習というイベントがあった。このイベントのチラシをもらった三男は、ゲームという言葉に惹かれ、参加してみたいと言うので、申し込みをし、このイベントに参加することとなった。
 三男の教室の生徒は、三男だけで、参加者を一人も知らないという環境だったが、先生が上手に子どもたちを乗せて、様々な動きの練習をさせてくれた。後半は、先生たちが鬼や桃太郎の格好になり、笑いをとりながら、子どもたちに、空手教室でのお約束について説明をしていた。いつチラシに書いてあったゲームが始まるのだろうかと三男は楽しみにしていたが、結局ゲームはなく、練習後は、とても不満そうな顔をしていた。
 気を取り直して、何かおいしいものを食べて帰ろうと話し、どこに行きたいか聞いたところ、「すき家!」と即答。車に乗って会場へ向かう途中で、すき家を発見していて、帰りはここに寄りたいと言うつもりだったらしい。希望のすき家で食事ができ、三男はゲームのことは忘れ大満足。良かった良かったと思いながら家路につき、帰宅直後に、三男の胴着を洗濯かごに入れようと思ったところ、胴着をいれた袋がなく、すき家に置き忘れたことを思い出した。すき家の入っているショッピングモールに電話をかけ、警備で胴着の袋を預かってくれていることが確認でき、一安心。高速道路に乗り、ショッピングモールまで行って帰り、半日のイベントが1日がかりになってしまった。
 
■2018年2月9日(金曜日)
 平昌オリンピックが開幕した。長男は塾へ、妻と三男は外出ということで、次男と2人で夕食を食べ、開会式をテレビで見た。いろんなパフォーマーがいて、いろんな踊りをしているが、オリンピックの開会式で印象に残るようなパフォーマンスは滅多になく、今回もあまり印象に残らなかった。今までで印象に残っているパフォーマンスといえば、ロサンゼルスのロケットマン。あれくらいインパクトがないと、なかなか印象には残らないということなのだろう。
 各国の入場行進を実ながら、次男と地図帳で国旗と国の場所を確認したりしたが、余りにも国の数が多く、時間もかかるので、次男は、開催国?(南北合同だから開催国ではない?)が入場する前に眠くなり、見るのはあきらめて床に入ってしまった。
 今回のオリンピックは、開会式前から、北朝鮮の話題ばかりで、オリンピックではなく政治に関する報道ではないかと思えることばかり。番組製作に携わっている人たちには申し訳ないが、選手の動向についてもっと時間を割いて欲しいと思った。テレビは、作る側の意図が反映され、視聴者の希望は通らない受動的なものだということを改めて理解することができた。
 
■2018年2月8日(木曜日)


朝日と鋸山
 体育学校時代に知り合った人たちと、横須賀美術館にあるレストランで夕食を共にした。美術館が観音崎公園内にあることもあり、夜は明かりが少なく、不気味な感じもするのだが、星空を見るにはとてもいいところだった。レストランからは、東京湾が目の前に見え、真っ暗な中でも大きな船が湾の中を次々と通過していくのが見える。人工物は美術館の建物だけで、自然に囲まれているという感じが強く、開放感があり、普段は意識していないが、人工物に囲まれ緊張して生活している日常があることに気が付いた。以前は、美術館の近所に住んでいたので、毎日のように子どもと散歩し、庭のような場所だったが、車の往来も少なく静かで、改めてとてもいい場所だと思った。
 
■2018年2月7日(水曜日)
 学生たちの朝礼で何か話をしてほしいと言われ、500名くらいの学生たちと10名程度の自衛官の前で話をした。身体についての話をするつもりでいたが、最近聞いた話で自分がハッとさせられ、反省させられたことを自戒を込めて学生たちに話をした。
 学生たちの生活はすべて税金で賄われているが、学生たちは、自分たちの時間(命)を4年間差し出して勉学、運動、寮生活を行っている。毎月給与は出ているが、時給に直すと約200円。この200円は普通に考えれば安いということになるが、本当に安いかどうかは、自分が学校で学べるあらゆることを使いこなすことで、200円以上の価値を生むことができるというような内容だった。
 卒業生たちに学生時代に得られた最も大事なものは何かと問うと、多くの人は、同期を中心として、先輩、後輩とのつながりと回答する。これは一生の宝で、お金には換算できない。いわゆるプライスレス。時給200円かもしれないが、うちの学校には、プライスレスなことが、他の学校よりも多い。そのプライスレスなことを生じさせるには、自分が積極的に動くことが必要なので、積極的に様々なことに係わりましょうと結論付けた。
 どのくらい学生たちに伝わったのかはわからないが、この話によって少しでも学生生活がよりよいものにできる学生がいてくれればと思う。
 
■2018年2月6日(火曜日)
 久しぶりに学生と練習。メニューは16000mのペース走だったが、自分は無理をしないよう10000mとした。ペースは3分40〜45秒/km。スタート直前まで、授業中にテストができなかった学生たちのテストをしていたため、ウォーミングアップはイメージのみ。
 学生たちがペースを作ってくれるので、それについていくだけでよく、呼吸が乱れることなく、自分の動きに集中することができた。最後の1000mは、3分33秒/kmのペースまで上げることができ、気持ちよく走りきった。左脚の舟状骨とくるぶしの間が痛んだが、膝の痛みはなかった。走り終わった後に若干膝は気になったが、しかし大したことはない。この調子で走る練習を増やせていければと思う。
 
■2018年2月5日(月曜日)
 浴室暖房乾燥機を導入して2日が経った。今まで寒かった浴室が、スイッチを入れた瞬間から温かい。寒さで、筋肉に力を入れながら体を洗っていたことを考えると、温かいことでリラックスができ、ゆったりと風呂に入れる。湯船につかると、汗が出てくるほどで、こんなに違うものかと風呂に入る度に思う。ちょっと金額は張ったが、本当に導入してよかった。ちょっとお金はかかるが、挑戦することで新しい世界が開けてくるということは無数にあることだろう。電化製品を1つ購入しただけだが、今後も新しいことに挑戦すべきだと勝手に考えが広がってきた。
 
■2018年2月4日(日曜日)
 骨ストレッチの講習会2つに参加。最初の講習会はテーマが「骨盤」。足首、膝、股関節周りを様々な方法でほぐし、骨盤ドリルというものをやった。イスに座って骨盤を前後に動かすだけなのだが、大腿直筋を使わずに動かすのが難しいことがわかった。最初は速く動かすことを目指していたが、最後はできるだけゆっくり大きく動かすことに主眼が変わり、インナーマッスルを鍛え、骨を動かすということが少しはできるようになったのではと思った。
 2つ目の講習のテーマは「小転子」。最初は、内転筋群、大胸筋と三角筋周り、さらに脇の下から前鋸筋などを激痛を伴いながらほぐした。ほぐし終わった後は、放心状態で、ほぐした部位は打撲のような状態で、赤くあざのようになっているところもあった。メインの内容は、ただ膝と股関節を動かすだけの単純な運動だった。これを大腿四頭筋を使わず、踏ん張らずにやるには、いくらかコツが必要だった。まさに骨(コツ)をつかむと劇的に力感なく素早い動きができ、それが終わった後の歩きや走りは、全く別人のような動きになり、ただただ驚かされるばかりだった。
 今月の先生は2/7(水)と28(水)にテレビ東京系の「ソレダメ!」、2/27(火)はTBS系の「教えてもらう前と後」に出演予定なのだという。放送を楽しみにしたい。
 
■2018年2月3日(土曜日)


浴室暖房涼風乾燥機
 冬になると洗面所や浴室が寒くて、歳を取ってくると、浴室と浴槽の中温度差で、血管が切れて倒れるということも聞いているので、この寒さをなんとかしたいと思っていた。そこで、浴室暖房乾燥機を導入することにし、今日はその工事があった。
 機材は、浴室には浴室暖房涼風乾燥機、洗面所にも暖房涼風機を導入。スイッチを入れた瞬間から暖かさが身体にジワジワと届いてくる。そしてあっという間に浴室が温まる。外に干してあった洗濯物を浴室に入れ、乾燥させてみたが、乾き具合もなかなか良かった。少し値は張ったが、良い買い物ができたと思う。
 
■2018年2月2日(金曜日)
 先週に引き続き、昨夜から今朝にかけて関東地方は雪の予報が出された。都内はまた降ったようだし、葉山や横浜も積もったようだが、横須賀は雪を見ることはできたものの、ほとんど雨と変わらず、雪の影響はなかった。しかし、授業は屋外ではできず、室内での実施となった。屋外を使えないと、シラバス通りには授業は展開できず、学生たちは、授業前から授業は骨ストレッチがいいとアピールしてきて、骨ストレッチがかなり浸透したことを実感し、嬉しくなった。
 そこで、今回は最新のイメージで身体を変化させる方法を試してみた。全て遊びのようにして、結果を求めることはしなかったが、ある学生が「そんなわけがないと疑っている人はうまくいかない」のではないかと話していた。結果が良ければそれで良く、確かに信じた者勝ちというところがあるのだろう。いろんなことをやり、最後に何らかの変化を感じた人ということで、手を上げてもらったところ、手を上げなかったのは2名ほどで、9割以上が変化を感じたようだった。授業中は全く、反応がなさそうで、失敗だったかなぁという印象を持っていたが、学生たちが反応を表現しなかっただけなのか、先生へのサービスで手を上げてくれたのか、本当のところはわからない…
 
■2018年2月1日(木曜日)
 先日家族との夕食時に学生時代の話をした。学校の中に白い制服を着た幽霊が出るので、その部屋にはお札が壁に貼ってあり、お札部屋と呼ばれていたという内容だった。その時に、三男が、パパの部屋で見たことがあると言い出した。小さい子供には見えたりするということは聞いたことがあったが、本当なのかもしれい。三男は、ずっと気になっていたが、誰にも言い出せなかったのだという。
 今日は三男をお迎えに行った後、職場へ連れていった。自分はやることがあるので部屋を出入りしていたのだが、三男はずっと部屋でテレビを見て時間を過ごしてもらっていた。その際、三男にはしっかりとその白いものが見えたという。話しかけてみたが返事はなく、テレビの横でしゃがんで顔を下に向けたままだったり、テレビの後ろに立っていたという。三男の話から、身長は150〜160cmくらいのようだ。自分がパソコンを使っている時にも横でしゃがんでいて、三男の方を振り向くと消えたと言っていた。いつも同じお兄さんで顔もはっきり見えるが透けているのだという。また、体育館の中でも見たことがあると言っていた。自分は、ずっと目に見えない何かと時間を共にしているのかもしれない。どういう経緯で、部屋にやってきたのだろうか。自分に何か惹きつけるものがあるのだろうか。考えても仕方のないことだが、今のところ不幸なことは起こっていないし、逆に毎日楽しく幸せに暮らせている。福の神くらいに思って気にせず生活するべきか、何か対処すべきか、誰に相談したらいいのかもわからない。
 


[昔のいずみ]