最近のいずみ

Last Update:2018/4/30



パートタイムアスリートいずみ 18年目に突入 

■2018年4月30日(月曜日)
 以前録画してあった窪塚洋介主演「ピンポン」という映画を見た。最近次男と三男は、家の中で卓球をするのが好きで、今開催されている世界卓球もテレビで熱心に見ていたりする。それで、わざわざ卓球に関係する映画を見ることにした。
 16年ほど前の映画で、原作はマンガ。頭の中にあったイメージは、極端な髪型をした人たちが卓球をしてる感じだったので、かなりのコメディーだという先入観があった。しかし、コメディーな部分よりもシリアスな場面の方が多く、インターハイを目指す高校生の真剣な部活動を描いた映画だった。練習をすることで、実力は上がっていくという当たり前のことを描いてはいるが、子どもたちにもそういったことがよくわかる内容で、見終わった後は、とてもさわやかな気分になった。子どもたちにも見せて良かったと思った。
 
■2018年4月29日(日曜日)


卒業生たちと
 昨日から卒業生が練習に来ている。一人は、部隊勤務をしながら、自分の時間を見つけて練習をし、全日本実業団で2年連続表彰台に上がった選手、もう一人は自衛隊から大学院研修に派遣され勉強をしながら、競技を続け、今年の関東インカレにも出場予定の大学院生。2人とも800mを走っている。自分が指導者となって、初めて800mで関東インカレや日本インカレに出場した選手たちで、卒業後も頑張ってくれている姿を見ると、こちらもモチベーションが上がってくる。
 今日は、500m、400m、300mを10分レストで走ったのだが、先頭は66秒台、50秒台、35秒台。本人はあまり良い動きができていないと言っていて、それを見ている自分も同じように思うが、タイムを見ると悪くないのではないかと思えてきてしまう程のタイムだった。
 ゴールデンウィーク後半には、それぞれレースに出るとのことなので、その結果を楽しみにしたい。
 
■2018年4月28日(土曜日)


本日の収穫





駅名が京急リラッ久里浜に
 国内大学の大学院博士課程に進学するために、大学院受験までの間、学校に勉強をしに戻ってきている卒業生がいる。彼は、旧帝大のある研究室にコンタクトし、受験したい旨を先生に話したという。するとその研究室の先生からは、今、大学自体が自衛官を受け入れることにセンシティブになっているので、研究室の見学はしてもらってかまわないが、研究内容を教えることはできないと言われたという。それは受験して合格ラインよりも上にあったとしても受け入れないと言われているようなものだ。その大学は、昨年、現役自衛官が大学院生として1名入学しているという。昨年は入学できたのに、今年は、お断りということは、昨年日本学術会議が軍事研究に反対声明を出した影響としか考えられない。
 軍人だという素性を明かさず留学生として大学に入り、一見軍事研究とは関係ない研究に取り組み、卒業して帰国後、その知識や技術を軍事転用するということも考えられる。細菌やウイルス等の研究ではあり得ることだろう。素性を明かさない留学生は受け入れるが素性を明かす自衛官は受け入れないというのでは、逆に国益を損なうこととなり、外国の軍事研究に荷担するという結果となってしまう。
 安全保障分野に関する研究は、一見関係ない分野の研究でも転用可能なことはたくさんあるだろうし、線引きは難しいのではないか。日本学術会議や各大学は、これをどのように定義しているのだろうか。
 学問は自由でなければならないが、安全保障関連の研究では、当然公表してはならないことも出てくる。すると学問の自由が保てないので、そういった研究には関わらないという考え方なのだそうだが、安全保障の研究をしていかなければ、日本の防衛力は向上することはなく、逆に遅れを取ることとなり、いつか防衛が成り立たなくなる日が来るかもしれない。
 海上保安庁、海上自衛隊、そして航空自衛隊が24時間、海と空を監視し続けることによって、今の国の状態が保たれているのだが、研究者たちの方針は、それを放棄してもかまわないと言うのと同じように感じてしまう。研究者たちが現実から目を背け、自衛官が自由に学問を学ぶことが許されないという現実を知り、とても残念な気持ちになった。
 
■2018年4月27日(金曜日)
 南北首脳会談が行われた。これをきっかけに朝鮮半島が終戦に向かうのだろうか。朝鮮戦争の休戦には、中国、北朝鮮、アメリカが署名しただけで、当時の韓国は朝鮮半島の分断が確定しまうという理由で署名していなかったそうで、韓国は朝鮮半島は一つという考え方のもと、北朝鮮の領域でも自治体の長を決めてあるということを知って驚いた。
 韓国の人たちは、北朝鮮に対して、これまで何度もだまされてきたと言うが、同じことを日本にもしてきた。自分たちのことは棚に上げてそれはないだろうと思う。
 朝鮮半島は、アメリカと中国の駆け引きに利用されているだけで、朝鮮半島の人たちだけで物事を進めていくことができないというところが、なんとももどかしい。
 
■2018年4月26日(木曜日)


本日の収穫
 世の中は、街を歩けば監視カメラがいたるところにあり、様々なデータから、カメラに映る人物が特定できるまでに技術が向上している。スマートフォンは、個人情報をまき散らし、そのデータは、政府によって管理されるようになってきた。自分の個人情報を人に管理されないようにするには、スマートフォンをはじめとするインターネット環境から離れ、さらに、個人が特定されないように、街中を歩く時ですら、変装しなければならない。自分が透明人間(個人が特定されないよう)になるにはというような内容の番組を録画してあったので見た。
 番組に出てきた女性は、最初に、何から個人が特定されるかを洗い出し、その後一つずつ、そのつながりを切っていくということをした。電車に乗るにも個人が特定されないためには、切符を買わなければならないし、買い物も当然現金でなければならない。携帯電話は、アメリカのNSAにすべて盗聴されている可能性があるそうで、携帯からは電話せず、電話をするのは公衆電話。当然、相手からの電話をもらうのがとても難しい。飛行機に乗ると個人情報が必要になるので、移動は列車。街を歩くには、赤外線が漏れないようにする衣類を着て、さらに顔はお面をかぶらなければならなかった。一つ一つ特定される原因を解決していくと、とても窮屈な生活をしなければならなくなってしまった。現実的には、個人情報を人に知られないようにする生活は難しいということがわかってきた。そういった生活をする最も簡単な方法は、電気の使えない場所に行くことだろう。この日記は、そういった意味では、自分の情報を垂れ流しているともいえる。当たり障りないことを記載しているが、15年以上の文章から性格など、かなり正確に特定できるのではないかと思う。恐ろしい世の中になった。
 
■2018年4月25日(水曜日)
 横須賀では、大雨洪水波浪警報が発令され、午前中は、かなり雨が降り、風も吹き荒れた。週末に植えたばかりの野菜の苗たちは、風にあおられ、斜めになって、根が土の上に出てきてしまっていた。ショックだったのは、スイカの苗が折れてしまったこと。最も大事な親づるが折れてしまっていた。イチゴは、やっと赤くなって食べられそうになってきたが泥だらけ。今回は天気がひどかったのは半日ほどだったためか、いつもほど植木には影響はなく、野菜も枯れるほどではなくてよかった。逆に今回の雨は、施肥をしたばかりの芝生にとっては恵みの雨だった。
 
■2018年4月24日(火曜日)
 脛骨の上部に骨棘ができて、それが、鵞足から始まる筋肉の通るラインに当たるために膝の痛みが発しているので、広義の鵞足炎と言ってもいいと整形外科の友人から先日評価を受けた。鵞足につながる筋肉のテンションが上がると、より痛みが強くなるので、そのテンションを下げるために、治療院でも自分自身でも、筋肉の張りを緩和することをやっていたのだが、他に方法がないかと考えたところ、脛骨の位置でも変えられるのではないかということに気が付いた。そこで、脛骨を内旋するように脛骨を手でしばらく押して、その後歩いてみたところ、痛みを感じることなく歩けてしまった。これだと思って、その後夜まで、脛骨を内旋する方向にテーピングを巻き過ごしてみた。経過は上々。痛みの出る側は、脛骨のポジションがあまり良くないということなのかもしれない。テーピングをせずに、理想のポジションで使えるようにどうやって調整すればよいのだろうか。いろいろと調べて試していこうと思う。
 
■2018年4月23日(月曜日)
 新入生が学校に来て3週間が過ぎた。彼らがやっと部活の見学に来るようになり、各部の勧誘合戦が始まっている。やる気のある学生は、さっそく先輩と一緒に走ったりしているが、まだ入部を決めていない学生は、ただ見学するだけ。先輩たちが話しかけ、少しでも興味を持ってもらえるよう勧誘をしていた。毎年、競技力の高い経験者が別の部に引き抜かれてしまい、その後学年が上がり、やっぱり陸上競技がしたくなって、転部して戻ってくるということが頻繁にある。最初から陸上競技部にしておけばよかったと後悔する学生が多いので、そういった学生を出さないよう、学生たちにも勧誘を頑張ってもらいたいと思う。
 
■2018年4月22日(日曜日)


インコたち
 次男の友達が飼っているインコを持って我が家に遊びに来た。我が家のインコと出会うとインコ同士でどういう行動をとるのだろうと思って注目したが、リビングに放った直後は、まったく別行動で、相手を気にすることはなかった。
 次男の友達のインコは、高いところが好きなようで、頻繁に頭の上にのってきた。指を差し出すと、自然に指に移動してくれるので、間近で観察でき、次男が自分のインコを近づけると、そこで2羽の交流が始まった。「チュッチュッ」と言って、お互いのくちばしをつつきあう姿が何ともかわいかった。覚えた言葉をしゃべりだし、「ありがとう」や「こんにちは」という言葉はしっかりと聞き取れた。インコ同士仲間だという感覚はあるのだろう。動物同士のやりとりにとても癒された。
 
■2018年4月21日(土曜日)


野島公園
 石灰をまいて2週間ほど放置してあった畑に野菜用培養土を加え耕し、プランターやポリポットに その土を入れ、新しい種や苗が入れられるように準備した。次男と三男も手伝ったくれたが、いつも山づくりか穴掘りになってしまい、なかなか作業は進まなかった。今日は、苗の準備はしていないので、ポリポットに、野菜の種を蒔くだけになった。大豆、オクラ、カボチャ、ゴーヤ、バジル、カブの種を蒔いた。古い種なので、発芽するかどうかはわからない。無事発芽して生長してくれることを願う。
 
■2018年4月20日(金曜日)
 昨夜は、ほぼ痛みなく階段の上り下りができて喜んでいたのだが、今朝起きてみると、加重せずとも、膝の屈伸で強い痛みがでて残念な気持ちになった。階段を降りるときには激痛で、昨夜は何だったのかと思うばかり・・・
 今日もいつもの整骨院へ行き、昨日と同様、全身に微弱電流を流しながら、加重時の膝の屈曲を繰り返した。電気を流し終わった後は、昨日ほどではなかったが痛みは改善し、歩くのが楽になった。しばらくは、治療で良くなり、翌朝また痛みを感じるということの繰り返しなのかもしれない。月曜から火曜に感じた痛みと比較すれば、確実に、痛みの強さは低下しているので、これを続けて、少しずつ痛みを改善させていくしかない。
 
■2018年4月19日(木曜日)


学生舎前道路
 今日の治療は、加重をしながら全身に電流を流した。足が収まるほどの大きさの電極の上にそれぞれの足をのせ、丸い棒状の電極を左右の手に握った。微弱電流なので、特にピリピリするような痛みはないが、電流を流したまま、膝の曲げ伸ばしなどを繰り返し、痛みの出る角度を重点的に動かしていった。30分ほど電流を流すと、治療前よりは、痛みがかなり改善した。その後、微弱電流を流しながら、大腿部を中心にほぐしてもらい治療は終了。その場では、痛みを気にせず歩けるようになった。帰宅後自宅の階段でも、上り下りで、痛みを感じないということが大きな喜びだった。この状態がずっと続いてくれることを願う。
 
■2018年4月18日(水曜日)
 左ひざの痛みは、加重せず仰向けで膝の屈伸をしたときは、曲げ始めと曲げ終わり、伸ばし始めと伸ばし終わりに若干の痛みはあるが、全可動域でみると、昨日とは比べ大きく痛みは減少した。昨日よりも歩くのは楽になったが相変わらず、スムーズには歩けないし、階段の上り下りも激痛が走る。
 今日も仕事後、治療院へ。昨日は、関節が動かせないほどだったので、動かさずに治療を受けていたが、今日は動かしながら、痛い角度を探し、その状態で微弱電流を流してもらった。治療後は、まだ違和感はあるものの、来た時よりも格段に歩きはスムーズになった。絶対に回復させる、という気持で続けていくしかない。
 
■2018年4月17日(火曜日)
 昨日、今月初めてトラック走をした。学生たちが300mを走るというので、それについていってみたが、1本目は全く動かず、学生たちに大きく離され、2本目は、自分の動きが意識でき、学生にもついていくことができたが、残り100mから、急に接地の度に左膝が痛みだし、フィニッシュのころには、激痛となった。野球のバットで膝を打たれたような激痛で、その後は普通に歩けなくなった。
 昨夜は就寝中に微弱電流をかけっぱなしにしたが、今朝起きた時ときの状態は、改善よりも悪化し階段の上り下りが困難な状態になってしまった。ありにもひどいので、今日は午前中で仕事を切り上げ、治療院へ行った。痛みがあるのは骨棘の部位で筋肉の張りが骨棘の当たっている部位を押していることで痛みが出ていると感じたので医者にはいかなかったのだが、治療院でも、痛みの出ているあたりの筋膜周囲に炎症が起きているだろうということで、アキュスコープの電流の周波数を高めにしてもらい、炎症を抑える治療をしてもらった。治療後は、痛みはあるが、治療院へ来た時よりも格段に痛みは改善し、少し歩くのが楽になった。
 来月からは試合を入れているが、今のままでは、走れなくなってしまう。なんとしても復帰したい。できることをやって、走れる状態にまで持っていきたい。
 
■2018年4月16日(月曜日)
 事務次官が次々と叩かれている。事務次官と言えば官僚の頂点。なのに頂点に立つと、最近は世の中から非難されやすいという傾向になってきている。今は問題とされていても、彼らが入省した時代だったら、何の問題にもならなかったことかもしれない。昨日話をした友人が、これでは優秀な人材は、官僚にはならず、みんな収入のいい外資系に行ってしまうのでないかと危惧していた。確かに問題のある言動があったのかもしれないが、入省したときから、そういう人物ではなかったはず。希望を持って入省し、上司の意図を汲み懸命に仕事をしてきた結果、頂点に立ったものの問題の人物となってしまった。そして彼らのやってきた仕事すべてが否定されているように見え、そういう人間が作られる組織だということになれば、この仕事をやりたいと希望する人がいなくなってしまう。最近の政治家や官僚というのは、あまりやりたくない仕事としてとらえられるのではないか。これはそのまま国力の低下につながってしまう。公務員は、当たり前の仕事をすることで成り立っているのだろうが、当然の仕事は誰からも評価はされない。そして問題があった時だけ徹底的にたたかれる。自衛隊は誰からも見向きもされないという時が最も望ましい状態だと言われ、とにかく耐え忍ぶという印象が強いが、公務員というのはこういう存在なのだということを改めて認識した。
 
■2018年4月15日(日曜日)
 昨夜は、大学1年の時に最初に同じ部屋で生活した同期の家に泊めてもらい、昔話に花が咲いた。彼は、2年生の時に退校し、医学部を受験し直し、医学生となり、その後、整形外科医となっている。
 彼は、昨年医師として予備自衛官となり、訓練にも参加していたので、その訓練の話で盛り上がった。自衛隊の医者は、特に部隊では、現役の自衛官を診察することが多いため、一般の病院で診察する際に経験する症例数があまりにも少なく、手術の経験も少ないため、医者としての能力を上げる場所としては、厳しい環境なのだという。防衛医大卒の医師たちは、最もハードで知識や技能を詰め込むべき若い時に、部隊勤務になっているため、医者としての能力を上げたいと考える人たちは、退官を考えることになる。彼らは、元々自衛官というよりは医師になりたいために入校しているため、償還金の問題が解決できる場合は、退官する人が多いようだ。
 彼は、3月まで1年間勤めていた病院を辞め、4月からは別の病院で働いていた。3月まで勤めていた病院は、契約時の勤務条件とかなりずれがあり、他の医師もやめていて、この4月までに10名の医師のうち6名が辞めることになったと話していた。また、看護師と医師の対立があるなど、ドラマで見る病院の世界がそのまま現場でも繰り広げられているようで、興味深く話を聞かせてもらった。
 彼には、家族に整形外科的な問題があった時には、相談に乗ってもらっているのだが、今回は、次男の踵の痛みと自分の膝の痛みを相談した。自分の膝については、レントゲンの画像も持っていたので、ほぼ診察のようになったが、的確なアドバイスをもらうことができ、現状をどう考えれば良いか自分の中で納得でき、持つべき友は医師という言葉が頭の中に浮かんできた。
 
■2018年4月14日(土曜日)


大阪駅
 日本トレーニング指導者協会の講習会に参加。6名の講師の話があった。
最近、この協会の講習に参加してなかったので、フィットネスーファテティーグ理論は初めての情報だった。今までは超回復理論をベースに試合の調整をしていたが、もっとトレーニングと疲労を数値化し、数値と感覚と近づけていくと、パフォーマンスも予想しやすくなりそうだということがわかった。実際に数値化するには、最初はかなりの負担はあるが、一度システムが出来上がれば、とても有用な指標となる。今までの自分のトレーニングがどうであったか数値化してみたいと思った。
 最も興味を持ったのは、レジスタンストレーニングの最新の研究結果。レジスタンストレーニングは、有酸素運動よりもガンの死亡リスクが低下するようだ。筋トレは、適度な回数を実施するのが重要で、しっかりと休息をとりつつ、しっかりと追い込めば良いが、やり過ぎは、むしろマイナスとなる。今までは、ある程度疲労した中でどれだけ動かせるかということをして、脳が喜ぶことをしていたが、そうではないということがわかった。さっそく現場に取り入れたいと思った。
 
■2018年4月13日(金曜日)
 yahooニュースに「夜型人間、無理して朝型の生活をすることで死亡リスク上昇の可能性」という記事が載っていた。英国43万人の調査では、夜型人間は朝型人間よりも死亡リスクが10%高いらしい。夜型人間は、就業時間をずらし、勤務開始も勤務終了も遅くすべきだとその論文では論じていたという。
 動物にも夜行性は日中には活動しなかったりするので、多様性ということが最近は頻繁に言われるが、夜行性の人間がいてもおかしくないということなのだろう。それを一般的な人のリズムに合わせようとするから、それに無理があり、死亡リスクが高まるというサイクルなのだろう。最近は、ある程度、勤務開始時刻を動かすことができるフレックスタイムを導入する企業もある。そういった意味では、多様性を担保するシステムは、以前より充実してきているとも言える。しかし、海外と取引をする企業は、日本が夜でも、取引先は昼という場合もあり、朝も夜も関係なく働かなければならなくなっている。そうなると、人の体内リズムを無視した勤務をせざるを得なくなる。グローバル化というものは、人の健康にはデメリットが多いということなのだろうか。
 
■2018年4月12日(木曜日)


夜桜
 オーラルヒストリーの関係者の懇親会に参加。文系の先生が多く、旧軍や自衛隊に関する様々な興味深い話を聞くことができた。
 漫画「のらくろ」は戦前、戦中、戦後と当時の世相を反映するないようで、様々なことが象徴されているという。のらくろを語った先生の一人は、これを題材に研究をして、近々本を出版するとのことで驚いた。何でも興味を持てば研究になるということを教えられた気がした。
 そのほかにも、話題は、三島由紀夫、1940年の幻の東京オリンピック、プラモデル、海自の過去の海外任務、幽霊など。話題は途切れることがなく、本当に楽しい会だった。
 
■2018年4月11日(水曜日)
 深夜に鼻づまりにより寝られなくなり、睡眠不足が続いている。そろそろ2週間くらいが経つ。最初は市販の薬を購入し服用したが、それをすべて飲みきったもののあまり変化はなく、一昨日医務室へ受診し、別の薬をもらった。効果が出るには、しばらく時間がかかるとのことで、相変わらず、深夜に目が覚め、寝られなかったりしている。しかし、医務室でもらった薬の方が、鼻が通り呼吸ができる時間が増えているので、市販の薬よりは効果はありそうだ。
 夜寝られないためか、日中も眠気が襲ってくる。一昨日は頭痛、今朝は寒気があり、昼食後しばらくするまでは続いた。あまり体調は良くないようで、なかなか運動ができない。
 
■2018年4月10日(火曜日)
 新入生の体力測定を手伝った。毎年のことだが、懸垂が0回という学生がたくさんいた。もう少しで1回できるという学生もいたが、全く肘が曲がらなかったり、中には、1度もやったことがなくて、やり方がわからないという学生もいた。とにかく0回の学生が、1回できるようになるには、まだまだ時間がかかるだろう。しかしながら、入校した直後は0回だったのに今日は1回できたと言って喜んでいた学生がいた。入校してから10日間しかたっていないが、その間に練習をして、今日初めて1回できたという。自分で目標を定めて、やるべきことをやるという学生が入校してくれたことがとてもうれしく思えた。
 
■2018年4月9日(月曜日)


アコーディオンドア
 帰宅後、次男がすぐに謝りに来た。リビングにある物置のアコーディオンドアを蹴って穴をあけてしまったとのことだった。今日も、母親と口論になり、次男は腹を立ててドアを蹴ったようだ。ドアに穴が開くほどの力を足にかけたので、足は大丈夫か心配したが、なんともないようだ。
 次男は、毎日母親と口論になり、2人とも不機嫌極まりなく、それぞれに話しかけても、それがまたさらに険悪な雰囲気を引き起こすことになる。話を聞かなくても文句を言われ、話を聞いても結果は同じ。どうすればいいのさと思うのだが、こちらが何かを促してもお互い聞く耳は持たないので、できるだけ関わりたくないと思えてくる。三男は次男を見てどう思っているのか知らないが、次男のまねをし、母親のことをひどく言うことが多くなった。先月は、長男が母親に腹を立てて押して床に倒してしまい、壁に頭を打ちそうになった。子どもたちは、自分たちの力がどれくらい強くなっているかを認識していない。打ち所が悪ければ、人を殺すことにもなってしまう。
 自分が子どものころは、まだ取っ組み合いのけんかがあった。そういう経験を通して、人の痛みや自分の力がどの程度かということを認識し、手加減をするということを覚えたのかもしれない。今の子どもたちは、そうした経験を一切せずに大人になっていく。それで誤って人を殺めるという結果になってしまうこともあるのではないかと思う。暴力は良くないと言うが、それが全くなければそれでいいのだが、暴力が発生した時に、制御が効かないというのであれば、制御を効かせられるような、別の経験ができるような方策はないものかと思う。
 
■2018年4月8日(日曜日)


豆苗を食べるインコ
 畑に植わっていたキャベツを収穫。10個ほど収穫したが、どれもほとんど結球せず、食べられるところは少なかった。茎はしっかりしていて、葉も硬かったので、まずはスープに入れて食べてみた。予想通りの硬さだったが自然の恵みに感謝して食べた。
 キャベツの他にブロッコリも収穫したが、花が咲いている部分もあり、あまり多くの収穫はなかった。こちらも茎の部分はしっかりしていて、栄養が茎にばかり運ばれているように思えた。
 この冬の農作物は、あまり育っていなかったこともあり、収穫時期も逸して、おいしい時期を逃してしまい、農作物には悪いことをした。
 
■2018年4月7日(土曜日)


不入斗陸上競技場
 次男と次男の友達が公園にサッカーをしに行ったので、それを追って三男と公園に行きキャッチボールとバッティングの練習をした。三男のキャッチボールは、顔の前にボールが来ると顔を背けてしまい最初はうまくできなかったが、徐々にグローブの使い方を理解してくれ、上手になった。バッティングはバットが木製だったので重くて、思ったようには振ることができなかったが、当たるとかなりのライナーでこちらに飛んできて驚いた。
 次男は、公園にいた子どもたちに声をかけ、幼稚園前の子どもから中学生までを巻き込んでサッカーをしていて驚いた。みんな知っているのか聞いたところ、みんな友達だと話していて、年上の中学生にも、普通の友達のように名字ではなく名前で呼び合っていた。家では、特に母親に対して不機嫌なことが多い次男だが、家の外では、誰とでも友達になってしまうほど社交性があり、そのギャップと顔の広さに驚いた。
 
■2018年4月6日(金曜日)
 先週の合宿後、筋肉痛から開放され始めたころから、急激に左膝の痛みが強くなってきて、じっとしていても痛みがある。寝ているときも寝返りをうって脚を動かすと痛みが出る。返って歩いているときの方が、痛みから解放される瞬間があったりして、どうしたら痛みを和らげられるのか、試行錯誤が続いている。最初は、骨棘の付近に痛みを感じていたが、徐々にその部位だけではなく、膝蓋腱周囲にも痛みが広がり、昨年の一時期気になったガングリオンが関係しているようにも感じる。先週までは、競技復帰までもう少しだと思っていたが、ここでまた少し停滞となってしまった。また上昇できるよう、ベストを尽くすしかない。
 
■2018年4月5日(木曜日)


教室
 三男が小学校へ入学した。彼は、幼稚園の年少の頃から、兄と同じように早く小学校へ行きたいと言っていたので、やっと希望が叶うこととなった。幼稚園の卒園式は、1時間半もかかり、その間園児はじっとしていてすごいと思ったが、今日はたった10〜15分ほどの入学式だったが、じっとしていられない子どもたちがたくさんいた。この状況から、我が家の子どもたちの通った幼稚園の子どもたちの集中力は本当にすばらしいと改めて感じることができた。幼稚園では、自分の名前は漢字で書くことになっていて、園児たちも、友達の名前を漢字で認識できた。それなのに、小学校に入学すると、名前はひらがなで記載しなければならなくなり、何とも言えない不自由さを感じた。
 入学式後は、保護者はその場に残され、早速PTA役員決めとなった。なかなか役員のなり手がなく、クラスで選出となると、誰も手を挙げず、担任の先生だけでは役員を決められないということもあり、今年は、学校側の希望で、PTA執行部の人たちが説明をして、決まるまでは子どもたちの待つ教室へは行けないという状況で、立候補を促し、なんとか規定の人数が決まった。どこの学校でも同じように進んで役員をする人は少ないだろう。そう考えるとPTAの仕事はアウトソーシングにすれば、商売が成り立つかもしれないと思った。
 
■2018年4月4日(水曜日)


職場の時計台
 東京都心は日中の最高気温が26.2度まで上昇し、今年初の夏日だったという。学生たちは明日の入校式典に向け、入校式や、観閲式の最後の練習をしていた。4月1日に着校した新入生は、学校に来て4日目。この気温の中、黒の制服を着て屋外で長時間立っているのは、かなりつらいことだったろう。今日は、何人か倒れていたと聞いた。明日は気温が下がるという。今日よりは屋外での活動は好ましい環境になるのか、寒くて厳しい環境になってしまうのか何とも言えないが、気温差は身体へのストレスとなることは間違いない。誰も倒れることなく、気持ちよく明日のイベントが終了し、学校の一員となってくれればと思う。
 
■2018年4月3日(火曜日)


ソメイヨシノ



オオシマザクラ



花びら
 先月NHKで放送された”最後の授業「大林宣彦」”という番組を見た。映画監督の大林さんは、1年半前に肺ガンのため余命3ヶ月の宣告を受けている。そんな状態の中映画を志す人たちに向け、なぜ映画を作り続けるのかということをテーマに、最後の授業を行った。
 映画とはフィロソフィーであり、彼の根底にあるのは戦争で、一見戦争には関係なさそうな映画の中にも、必ず忘れ去られていく戦争の記憶を自分なりに表現してきたのだという。戦中・戦後を生きてきた世代は、今まで正しいと教えられたことが、間違っていたと言われ、世の中を信用できないという考え方をする人がたくさんいて、戦後、大林さんは、自分自身を平和孤児と呼んだ。世の中が平和と言って喜んでいるが、それを疑うしかなかった。そういったことから、映画を作るときには、自分のフィロソフィーに従って、他人の評価は気にせず、我が道を進んできた。大林さんの究極の目標は、この世から映画がなくなること。それは大林さんの父が、すべての人を健康にするために医者となり、すべての人が健康になれば医者は必要なくなると考え、それを目指し医学の道を志したと話していたことから来ている。これを映画に置き換え、家族がみんな健康で、草原で青空を眺めて横たわっていられれば幸せで映画なんかいらなくなる。そういう日が来るまで、映画で大事なことを伝えていくために映画を作っている。それがフィロソフィーなのだ、と。結果的には自分の仕事をなくすために頑張っているという考えに衝撃を受けた。自分のことよりも、周りの人のことを考え続ける人が 偉大な人なのだと思った。
 
■2018年4月2日(月曜日)


アナログストップウォッチ
(昭和50年代)
 以前NHKで放送された「人は走るために生まれた〜メキシコ山岳民族・驚異の持久力〜」という番組を見終えた。取材を受けた人たちはララムリと呼ばれ、生活するには不便な高地に愛着を感じながら、トウモロコシと豆から栄養を摂って生活している。水をくむにも薪を調達するにも山を下ったり登ったり、家畜の飼育で家畜を捕まえるにもひたすら走り続け、家畜が疲れるまで追い続けるなど、生活すべてで動き続けている。そうした生活で身体が作られているようだ。この生活は、大昔の人たちが営んできた部族社会の生活様式ではないかと思えてくる。多くの部族社会は、植民地時代に白人たちに征服され、消失してしまっているので、とても貴重な地域なのでないかと思った。また、家畜が疲れるまで追い続けられるというのは、速度は出せないが持久力はあるという人間独特の能力で、この能力が、アフリカで始まったとされる人類が、様々な地域に分散していくのに役立ったのではないかと思った。外の人には左右されず、自分たちの生活を大事に守るその姿に、シンプルさと美しさを感じた。
 
■2018年4月1日(日曜日)


体育科学系の棟
 ランニング学会最終日。前年度表彰された人の発表、シンポジウム等が開催された。
 シンポジウムでは、東京マラソン、ツール・ド・東北、つくばマラソンの関係者が、それぞれの大会をどのように運営しているかについて発表があった。特に東京マラソンは、綿密な計画があり、どうしたら人の氣持ちを揺さぶることができるかということをしっかりと考えた上での先行投資をし、テロを警戒してボランティアを登録制にするなど、セキュリティへの投資もしっかりとしていることには驚かされた。
 お昼にはランチョンセミナーが開催され、110mハードル日本記録保持者の谷川先生から、動作の見方とパフォーマンス改善のためのランニング指導について説明があった。選手には、欠点や修正点を指摘せず、選手自身に何が出来て何が出来ないかを認識してもらい、出来ないことはせず、出来ることから自分をコントロールさせ、指導者は何を学習させるかを常に考える必要があるとのことだった。具体的なトレーニングについても、現役学生を使って紹介してくれたが、レベルが高すぎて、こちらとしてはかなり消化不良になってしまった。できることから少しずつやっていくしかない。
 夕方からは都内に移動して骨ストレッチ講習に参加。今回は、肩甲骨。肩甲骨の存在感が薄れる感覚ができ、今まで以上に肩周りの動きが良くなった。最初は、肋骨や肩甲骨を意識して動かすしかないが、慣れてくれば無意識で素早く動くようになるという。普段の運動していない時間にもできるトレーニングなので、普段から継続しよう思った。
 


[昔のいずみ]