最近のいずみ

Last Update:2019/1/31



パートタイムアスリートいずみ 19年目に突入 

■2019年1月31日(木曜日)
 久しぶりにまとまった雨が降った。前に雨が降ったのは1ヶ月以上前。最近さぼり気味の朝練をした朝6時半頃には、まだ雨が降っていなかったのだが、走り終わった頃からパラパラと降りだし、出勤の頃にはしっかりとした雨に変わっていた。普段は、朝練後、庭の畑や植木に水をやるのだが、今日は久しぶりにやらなくて良くなった。最近水道代が高い印象があったのだが、これは、雨が降らず毎日庭に水をやっていたためではないかと思った。そういった意味でも恵みの雨だった。
 
■2019年1月30日(水曜日)
 歯並びの悪い子どもが増加しているという。以前であれば、顎の小ささだけが注目されていたため、小さいときに柔らかいものばかりを食べると顎が発達せず、顎の骨が小さいために歯並びが悪くなると言われていた。しかし最近では、永久歯が大きいから歯並びが悪くなるという考えも広がってきているという。歯の大きくなる原因は、現代の食事。昔の日本人と比べると動物性タンパク質の摂取量が多くなり、柔らかくてカロリーが高く、自然と噛む回数は少なくなる傾向がある。栄養は高く歯は育つが、顎の骨への刺激が少なく顎は小さいということなのだろう。
 人からよく顔が小さいと言われるのだが、顔が小さければ顎も小さく、実際自分の歯並びはかなり悪い。柔らかいものを好んできたという実感はないものの、妻からは、柔らかいものを好んでいると指摘されている。親知らずは立派で4本も入るスペースがあったのに前歯がおさまるスペースはなく、歯が前後して生えている。親知らずは全て抜いたが、歯並びが良くなるわけではなく、以前にも増して顔が小さくなってしまったのではないかと思ったりもする。生活に不便なことは何もないので、矯正しようとは思わないが、歯磨きで鏡を見るたびに気になったりはしている。
 
■2019年1月29日(火曜日)
 最近、量子力学の理論を日常生活に結びつけるような内容の文章をメール、ウェブサイト、本、新聞などで頻繁に目にする。興味があるから目につくのだろう。逆に、興味がなければ目にはつかない。量子力学の二重スリット実験では、観測すれば粒子は粒子だが、観測されていないときは粒子は粒子ではなく波として振る舞っていると考えられ、波だと思って観測すると、波の性質はなく粒子として存在する。興味を持って自分の意志で見れば見えるが、興味がなければ、目の前にあるものでも見えず、自分の視界から外れる世界は、あるのかないのかよくわからないというかんじなのか。自分の五感で捕らえられないものは、自分にとってはないことになるが、急に意識しだしたとたん見えてくることを考えると、世の中には、自分の見えていないものが無数にあり、見えていないことの方が間違いなく多いと言える。自分の見えない世界は、盲点とも言えるが、その盲点を少なくしていくことが日々生活する意味なのかもしれない。
 
■2019年1月28日(月曜日)
 次男の毎日の学校の宿題に音読がある。国語の教科書を音読し、音読カードに上手に読めたかどうかをいくつかの項目に分けてチェックをしている。毎日音読した文章のタイトルを書き入れることになっているのだが、最近のタイトルは「大造じいさんとガン」。しかし次男は「台ぞうじいさんとガン」と書いたり、「台ぞうじいさんはガン」と書いたりしている。じいさんの名前を間違えて書き、それだけでも大造じいさんに失礼なのだが、「じいさんはガン」と書くとまったく違う話になって、訳が分からないと母親から叱られていて、笑ってしまった。
 長男は、高校に合格したためか、昼過ぎに帰宅後、アルミ箔を丸めて固めた球をトンカチで叩き続けたり、スマートフォンをいじったりしてダラダラと生活し、勉強らしいことは何もせず夜になっていることを指摘され、このままでいいと思っているのか?と母親に叱られていた。そして、どういう高校生になりたいのかと聞かれ、長男の返答は「凡人」。この回答にも笑ってしまった。彼の凡人に対する定義が何なのかわからず、具体例を求めたが返答はなかった。自分の考えはなくみんなが行くから行くという感じなのだろうか。目標がなくなんとなく進学するのなら、それに高い授業料を払うのはバカバカしい。高校入学し目標を見つけスイッチが入ってくれることを願うばかりだ。
 
■2019年1月27日(日曜日)


レース中盤



高校の後輩と



チームのメンバーと
 葉山駅伝に参加。今年もガチCOCO−HOUSEチームで出場。1区を任され、3.6kmを走った。スタート直後は、3000mが8分台の中学生が先頭を引っ張っていたが、すぐに三浦学苑高校の3年生が先頭に出てペースアップ。その時点で自分を含む3人の先頭集団が形成された。しかし最初の上り坂でついていけなくなり、先頭からは急激に離されてしまった。1区は、周回コースを2周することになっていたが、2周目に入って、1名に抜かれてそのまま離され、4番手で単独走となった。応援の声を聞いていると、それほど遠くない位置に後続の選手がいることがわかり、前の選手を追うというより、後ろの選手から逃げるようなとても後ろ向きな感じで中継点まで必死に走った。中継点にはそのまま4番手でたすきを渡し、11分36秒でカテゴリーの違う中学生を除き区間3位。トップの高校生は10分45秒。彼は3年前は中学生で、当時は自分と先頭争いをして、自分が競り勝ち11分15秒で走ったのだが、3年経ち、まったく太刀打ちできなくなり、高校生の成長と自分自身の衰えを実感することとなった。
 その後のチーム順位は、2区と3区は順位をキープし、4区で2位に上がり、最終区5区もそのまま2位でフィニッシュとなった。1位の高校生チームとは、3分34秒の差。1km以上の差が開いた。昨年のタイムと比較すると、チームのタイムは昨年より4秒遅いだけで、昨年だったら優勝しているタイムだった。高校生はあまりにも速すぎたというだけで、納得の2位だった。優勝して、副賞の昨年もらい忘れた葉山で有名なパン屋さんのパンをもらうつもりだったが、もらうことはできず、今年は、地元の野菜と葉山のワインを頂いた。家族にはパンをもらって帰ってくると話していたので、代わりにパンは購入して帰宅し家族には喜んでもらった。
 今年も高校の後輩と再会し、同じ1区を走った。彼は、ずっとこちらの状況をうかがいながら、すぐ後ろを走っていたそうだが、最後まで前半に開いた差が詰まらずに、8秒差で区間4位だった。26年経っても一緒に競技ができていることをとてもうれしく思う。
 
■2019年1月26日(土曜日)


本日の収穫
 1週間ぶりにトラック練習。メニューは3000m+300m+200m×2+100m×3。3000mは3分15秒/kmの設定でスタートし、最初の1000mは3分14秒0で設定通りに走れたが、その後は、失速し3分29秒0、3分31秒8となりトータルタイムは10分14秒7。どんなに遅くても10分は切れるだろうと思っていたので、あまりにも走れず驚いたが、最近は、ほとんど走る練習ができていないので、仕方のないことかとも思った。その後の短い距離もまったく速度が上がらず、消化不良な練習となってしまった。明日は駅伝に出場するが、とても厳しい結果が待っていることだろう。
 
■2019年1月25日(金曜日)
 文部科学省が、公立中学校の部活について、週3日以上の休養日を設け、国の指針を上回る形で教員の負担軽減を実施している学校には部活動指導員の配置補助金を優先配分するとの方針を固めたという。
 全ての学校に部活動指導員が配置され、教員が部活の指導をしなくて良い状態になるのが理想だが、それだけの人員を割くためのお金がないため、優先順位を付けたということなのだろう。一時期は、部活動指導員ではなく、総合型地域スポーツクラブをたくさん作り、そのクラブが部活の代わりとなるものだと思っていたが、どうやらそのようにはならないようだ。
 自分も部活の顧問をしていて、休日に練習や試合に参加し土日が休養日とはならないことが多い。自分は好きなことなので、負担だと思ったことはないが、教員が兼務するというのは一般的には負担になることだと思う。今の部活は無償ボランティアなのだが、人手不足で現状が変えられないのであれば、有償ボランティアにするなど、顧問となった人たちが報われる処置をして欲しい。
 
■2019年1月24日(木曜日)
 長男が高校に合格し、早速入学金等の振り込み通知がやってきた。単願受験だったため、10万円の割引があったのだが、それでも30万円。家計にはかなりの打撃だ。4月に入学するとすぐに新入生宿泊研修があるという。場所は、ヒルトン小田原リゾート&スパと書いてある。「ヒルトン」という文字を見て、高額そうなイメージしか湧かなかった。しかも「リゾート&スパ」。入学してみんなでバカンスか?我が家では、絶対に行くことのないような場所だ。公立だったら、青少年の家のような場所でみんなで協力しカレーを作ったりするイメージなのだが、どんな研修をすることになるのだろうか。子ども以上に親の自分が興味津々といったところだ。
 
■2019年1月23日(水曜日)
 今日の読売新聞特集記事「スポーツの力」はタイトルが「子どもたちに「異変」」。「跳び箱に手をついた際に腕の骨が折れた事例など、近年は骨折が増え」「今や蛇口はひねらず、手を出せば水が出る時代。子どもはゲームなどに熱中し、体を動かさない」といった文章があった。記事の前半は、いかにも今の子どもに原因があるというような内容だった。しかし、元を正せば、そういう社会にしてしまった大人にも原因があるということで、子どもは犠牲者とも言え、対策が必要だと記事は締めくくっていた。骨には、振動刺激を入れることで強い骨になっていくのだが、運動をしなければ骨はもろくなっていく。子どものころは体を使って生活をしていた現代の高齢者たちですら、骨密度が低下して骨折により寝たきりになるという問題が生じていることを考えると、今の子どもたちが年を取るころには寝たきりばかりになってしまうのではないかと思えてきた。少なくとも自分が関わる子どもたちには、運動が楽しく、生涯続けようと思ってもらえるような指導をしたい。
 
■2019年1月22日(火曜日)


虎ノ門ヒルズ
 久しぶりに六本木の平石クリニックへ行き血液検査をしてもらった。平石先生に再会するのは12年ぶり。それまでは定期的に血液検査をしてもらっていたが、横須賀へ転勤し、なかなかいけなくなり、2014年には、破産により倒産したという情報があり、もう平石クリニックに行くことはないのかと思っていた。
 先週、たまたま「さかなのチカラ」というサプリメントに関連して平石先生のことを思い出し、今どうされているのだろうと思ってウェブ検索したところ、平石クリニックを発見。なんと一昨年に再開し、すでに開業して1年が経っていることを知り、今日の予約を入れて、平石先生との再会となった。
 平石先生は、自分のことをよく覚えていてくれ、大学生に血液検査をする度に「和泉どうしてるかなぁと思ってたよ」と言い、自分のことを気にしてくれていた。その理由は、疲労を全く感じていないのに疲労を示すCPKが以上に高かったことがあり、それ以来Mr.CPKと呼ばれていたから。今も自分の様な選手はなかなかいないらしい。自分の指導する学生が箱根駅伝に出場したことも報告でき、昔話にも花が咲き、とても楽しい時間を過ごすことができた。
 
■2019年1月21日(月曜日)
 カラカラ天気で旬の野菜が大きく育たず、農家は雨を欲しがっているとのニュースがテレビで放送されていた。昨年は、夏も暑くて乾燥し、この冬も雨が降らずに乾燥。広大な敷地を持つ農家にとっては、この天候は死活問題なのだろう。我が家の畑の作物は、毎朝水は撒いているものの、この冬は、ダイコンもカブも白菜もすべて小さい。水はやっているので、日照時間が少ないのか、土の栄養が足りないのかといったところか。自然農法の本を読んで以来、化学肥料は使いたくなくなり、店で販売している有機肥料と呼ばれる土のようなものもあまり使わなくなった。家で出る野菜の切れ端を細かく刻んで乾燥させたものを撒くくらいなので、やっぱり栄養が足りないのだろう。作物自体は小さいが、密度はある程度高く、作物の栄養自体は詰まっているように見える。今後は、落ち葉をうまく利用して肥料にすることを考えたいと思っている。
 
■2019年1月20日(日曜日)


長男の水墨画
 家族で久しぶりに横須賀美術館へ行った。現在の展覧会は、児童生徒造形作品展。市内の児童生徒の優秀な作品が展示されていて、今年は、長男と次男が、それぞれの学校で出品される作品に選ばれ、展示されていた。長男は、小学校1年生の時にも展示されてことがあり今回は2度目の展示となった。中学生の作品の中には、とてもリアルな作品がたくさんありすばらしいと思ったが、横須賀総合高校美術部の生徒たちの作品は、全国大会に出品された作品などもあり、立ち止まって見とれてしまうような作品ばかりだった。常設展は見ることはなかったが、入り口で下を覗けばいくらかは見ることができる。現代美術という領域の作品なのだろう。相変わらず、理解しがたい作品がたくさん展示してあるように見えた。
 
■2019年1月19日(土曜日)
 午前中は、2分ダッシュ+2分ジョッグを10セット。久しぶりにこのメニューをしたが、ダッシュの部分は、あまりダッシュにはなっていない感覚だった。その後、短距離の学生たちと、300m+200m+100m。そして10分ほどの休憩の後200m+100mを走った。独りでは、走れない速度で引っ張ってもらえ、2分ダッシュ+2分ジョッグが冴えなかった割には、短い距離はしっかりと走れ、良い練習となった。
 午後からは、レジェンズの総会と新年会に参加。総会の前には合同練習をしていたが、新年度から入会する大学生が参加するなど、新年度も楽しみなチームだと思った。新年会では、中距離関係者は4名参加し、練習について熱く語り合った。横須賀出身者もいて、地元の話題でも盛り上がることができた。一緒に練習する機会が作れればと思う。
 
■2019年1月18日(金曜日)


本日の収穫
 一昨日夜、長男が発熱し39度台となり今流行のインフルエンザなのではないかと思ったが、昨日の朝には37度台に下がったため、昨日は様子を見ていた。しかし、夕方にかけてまた38度台に上がり、今朝はまた38度台。今朝は次男も38度台となり、子どもたち2人が学校を休んだ。金曜日は、次男と三男が水泳の教室へ行く日なのだが、当然次男はお休みで、三男も外は寒いし、行くのが面倒になったためか、急に咳をし出して、結局水泳は2人ともお休みとなった。長男は、来週高校の入学試験。インフルエンザだった場合には、受験できなくなる。そんな時はどうすればいいのだろうかという話も妻とは話しているが、長男は、寝るのは飽きたと言い元気そうなので、来週の入試には問題はなさそうだ。
 
■2019年1月17日(木曜日)


職場のトラック
 イギリス議会が、EU離脱案を賛成202票、反対432票で否決した。元々国民投票では投票率72%で国民の関心は高く、離脱賛成52%、残留48%だった。たった4%差が国の行く末を大きく変えてしまうという民主主義のシステムは、皆が納得できることはなく、半数ちょっとの人たちを満足させるためのシステムでしかないと理解した出来事だった。議会に出席する議員は、国民から選ばれているため、一般的には国民の意見を反映することとなっているが、国民投票から2年ほど経ち、様々な議論があって今回の否決になってしまったのだろう。国民投票は、単純に賛成か反対かという投票だったため、有権者はあまり深く考えることなく投票してしまい、今になってあわてているのかもしれない。離脱交渉の期限は3月29日。議会が賛成しないままだとどうなるのだろうか。注視したい。
 
■2019年1月16日(水曜日)
 足裏に大きな水ぶくれができこの2週間ほとんど走れなかったが、やっと練習復帰。メニューは1000m×7。3分15秒/kmの設定で、学生の練習に混ざってスタートした。最初の1000mは3分14秒8。余力がかなりあり、ちょっと設定が遅すぎたのではないかと思うほどだった。しかし、2本目は、学生のペースが上がらず3分20秒0。3本目は、後半学生についていくのがきつくなってきて、なんとか離れずにフィニッシュし、3分16秒3。4本目までのつなぎのジョッグで嘔吐し、4本目は、最初から集団についていけず一人旅。かなりペースダウンしているのに呼吸は苦しく何度も嘔吐。タイムは3分36秒2。5本目までのジョッグでも何度も嘔吐し、最後の5本目は3分26秒5。結局7本目までできず5本で終了。ジョッグを含んだ6000mのトータルタイムは21分39秒7。5000mの記録会のペースと同じように3本目以降は急に走れなくなった。走ろうと思えば走れそうなペースなのに、なんだかきつい。このきつさに精神的に耐えられない。これが長距離のきつさなのだが、その後300mを気持ちよく走ると41秒0。短い距離は、問題なく走れる。このきつさに耐えることが今自分に必要な練習なのだと思った。
 
■2019年1月15日(火曜日)
 ある学生が骨ストレッチを教えて欲しいとのことで職場の部屋へやってきた。彼は1年生の時に授業で骨ストレッチを経験し、部活を中心にトレーニングをしていたが、身体を酷使するトレーニングに疑問を持ち、初動負荷トレーニングを始め、いろいろと勉強しているうちに興味を持ったのが骨ストレッチだったという。防大に入学して以降、部活では筋肉を固めるばかりのトレーニングが中心で、このままではパフォーマンスは向上しないのではないかと疑問を持つようになり、身体を緩めながらパフォーマンスを向上させる方法として、残り1年ちょっとの学生としての時間を使って骨ストレッチを学びたいとのことだった。2年生の時に、陸上競技の授業を受講していないとのことで、骨ストレッチは2回しか経験していないが、骨ストレッチランニングの本を読んで実戦しているという。1年生の授業がきっかけで、現状のトレーニングに対する考え方に疑問を持ち、身体を緩めることの重要さを理解してくれる学生がひとりでも出てきてくれたことがとてもうれしかった。
 
■2019年1月14日(月曜日)
 英語国内留学に参加。昨年5月に申し込んでいたイベントだったが、いろいろと用事があったため延期してもらい今日に至った。年末年始も忙しく、今回は何の準備もせずに参加することになった。1時間おきにネイティブの先生が交代し、日本人2人含めてフリートークをするということを昼食時間を除き、朝10時から夕方6時まで続けられるという内容なのだが、今回はペアを組んだ日本人の多くが同程度の英語力だったため、一方的に話を聞くことにはならず、とてもやりやすかった。
 1時間おきに先生やペアが変わるので、そのたびに自己紹介をすることになる。こちらが防大の教官をしているという話をすると、ネイティブがそれに反応し、いろいろと質問された。大学卒業から今に至るまでの話をすることになり、時間の大半を使うことになる場合もあり、自分のことを説明する練習としてはとても良い時間を過ごせた。ネイティブの先生も一人一人スタイルが違い、上手に日本人同士に質問をさせ合い、話す機会を作ってくれる先生がとても良かった。
 ペアを組んだ日本人で、興味深い話を聞かせてくれたのは、獣医師の先生。学会で発表するのに英語が必要とのことで、今回のイベントに参加したという。牛の蹄についての研究をしていて、大量の牛を機械的に狭いところで飼育する環境では、蹄に問題が生じやすく、その問題を改善する処置をするのだが、牛のストレスは相当なもので、生き物として牛を尊重する飼育が必要だとのことだった。飼育の仕方や飼料の違いにより、肉の価格は大きく違うが、価格の安い物は、牛にストレスのかかりやすい環境で、さらに牛の健康よりも単に体を大きくするためのエサとなるため、それを食べる人間にとっても良くないとネイティブの先生は語り、安すぎる肉は買わないと言っていた。難しい言葉もたくさんあったが、全体としては何となく意味が理解でき、意外と英語は分かるという気分になった。また、こういう機会を無理矢理作ろうと思う。
 
■2019年1月13日(日曜日)


どんど焼き
 骨ストレッチの講習会に参加。最初は、爪の先を意識した時と意識しないときの差を検証した。爪の先は手の指と足の指にあるのだが、その部位だけを意識し力を入れているようなつもりになると、動きが速く、力も強かった。しかし、速く動けて力が強いからといって動かそうという意識を持つと動きは悪くなる。動ける体になったら動かそうとしないことが極意なのだという。
 次に学んだのは、尾骨のイメージをし、骨の間の距離を広げること。広がったイメージを持つと力が抜けて良い動きができるが、詰まったイメージを持つと動きが悪くなる。こういったことが全身の骨にもあり、イメージで身体の動きに変化が出ることを改めて実感した。
 最後は、顔のマッサージ。鼻の横、眉毛の上や、眉間の上は特にいたかった。顔に力が入ると体は動かなくなる。顔のマッサージにより、丹田の位置がしっかり整い、立つのが楽になった。
 今日もまた、自分の身体が大きく変化し、とても良い講習会となった。
 
■2019年1月12日(土曜日)
 昨日夕方、フランス司法当局が東京オリンピックの招致活動をめぐる不正疑惑でJOCの竹田会長の起訴に向け本格捜査を始めたことが明らかになったという報道があった。今朝の新聞では、同じ社会面に、竹田会長の記事と、その隣にゴーン被告追起訴という記事が載っていて、両者ともフランスが関わっていることが氣になった。そしてゴーン被告の問題があったことで、その対抗措置として竹田会長がやり玉に挙がったのではないかという疑問が湧いてきた。竹田会長については2016年の時点で疑惑があり、その後JOCが違法性はないという報告書を公表してこの問題は終了したものと思っていた。ゴーン被告も、昨年末急にこの問題が持ち上がったというよりも以前から内部調査が行われていたということなので、両者ともいくらか時間を経て表沙汰になった。関係はないのかもしれないが、なんとなくこれは政治問題なのではないかと思えてくる。
 
■2019年1月11日(金曜日)
 日清食品グループが選手を最小限にし、実業団駅伝にも出場しないとの発表をした。最小限の選手は2名のみで、新年度入部予定だった選手たちも入部できなくなった。
 選手は広告塔という役割を果たしているとは思うが、そもそも日清食品の選手が走ることが企業の広告になっていたのかということを検討し直したということなのだろう。また選手が会社の商品をアピールしたとしても、選手が会社のインスタント食品を食べているとは考えにくい。テレビに映っていることでどのくらい商品の売り上げに影響が出るのか。衣類の会社であれば、選手と同じ物を着てみたいという消費者がいるかもしれない。しかし、食品は衣類のようにはいかない。大学駅伝が盛り上がるのは、テレビ局が、これでドラマを作ると視聴率が上がり、大学側は、テレビの露出が多くなると受験者数が増えるという目論見があるから。企業は、業種によっては大学ほどの宣伝効果はない場合もあり、日清の決断は、費用対効果だったのだろう。選手は、実業団という殻で守られているようで、実は意外と不安定な立場だったということがわかった。
 
■2019年1月10日(木曜日)
 レスリングの吉田沙保里選手が引退を発表した。最近スポーツ界では、長年活躍したベテラン選手たちが次々と引退を発表している。サッカーでは、中澤選手やキーパーの川口選手と楢崎選手、野球では摂津選手が引退を発表した。自分が小中学生のころのスポーツ選手は、30代後半まで活躍する選手はほとんどいなかったが、最近は、息の長い選手が多い。サッカーの三浦知良選手や野球のイチロー選手など、自分より年上の選手が活躍しているのを見ると、自分もまだやれるという気持ちにさせてくれる。長年活躍してきた選手たちには、彼らに続く後輩たちも長く続けられるようそれぞれの選手生活で得てきたノウハウを引き継いでほしい。
 
■2019年1月9日(水曜日)


スウェーデン土産
(ノーベル賞メダルチョコ)
 三男が冬休みの宿題を終わらせておらず、学校に提出していないことが分かり、夜遅くまで宿題をやらせていたところ、翌日の学校へ行く準備ができず、学校に行く直前になって、体操服がないと言い出した。家になければ学校にあるというようにしか考えられないのだが、本人は絶対にないと言い張るので、かわりに体操服になりそうな服を渡すと、胸の位置に名前がないから体育では着られないと言って持っていくことを拒否し、大げんかとなった。昨日のうちに学校の支度をしておけば、服に名前を縫いつけることもできたのだが、相変わらずひとりで自分の世話ができず、三男の頑固さに毎日親としては失望している。結局無理矢理体操服のかわりを持たせ学校へ行かせた。
 夜帰宅すると、三男は、明日までの塾の宿題をやっていたのだが、学校の宿題や準備は何もしていなかった。風呂と食事が終わったときにはすでに寝る時間。その時間から学校の宿題を始めようとしたが、漢字の練習のプリントが見つからず、結局できず、学校の支度もできず・・・学校から帰ってきて、母親から学校の準備をするように言われ、それを無視して外に遊びに行き、家に帰ってきてからも何もせず、夜になってあわてたものの結局何もせずに終わってしまう。やるべきことを先延ばしつつもなんとかやるのなら良いが、全くと言っていいほどやらない。長男もそんな傾向があり、次男だけがしっかりやるのだが、三男はものすごく頑固だ。ちょっとくらい褒めたいのだが、なかなか褒めるところが見つからず、日々彼の自尊心を傷つけているような氣がする。体操服は、冬休み前に学校から持ち帰らず、ずっと学校に置いてあったようで、今日はその服を着て体育には参加したという。ため息をつくことばかりだ。
 
■2019年1月8日(火曜日)
 昨日は朝練ができなかったが今朝はできた。この2,3日は急に寒くなり、朝布団から出るのがとてもつらい。ついでに4日前に走った12000mでできた足裏の水ぶくれが治っていないので、そちらも気になりながらの朝練となった。
 1日職場で生活していたら、だんだん水ぶくれの部位が痛くなってきた。水ぶくれの範囲が広がっているようだった。夕方の練習で長距離の学生と距離走をする予定でいたのだが、ジョッグだけでも水ぶくれの痛みがあるため距離走は断念。昨日は、フレキハードルで短い距離だったが全力で走り影響はなかったため、今日は中距離の練習に参加し200m×10をやった。30秒程度を目安に走ったが、31秒台が1回だけあった他は設定通りに走れた。水ぶくれは全く気にならなかったが、30秒のペースがかなりきつく呼吸は乱れ、後半は吐きそうになった。走り終わった後は、練習前と比較すると左足荷重時の足裏の痛みは強くなっていて、水ぶくれの範囲が広がっていた。学生たちは、1本1本が速かったり遅かったりして安定した走りではなく、あまり良い練習にはならなかったように見えた。1本1本意識することを変化させながら、大事に走ってもらいたいと思った。
 
■2019年1月7日(月曜日)
 今日提出期限となっている本来は学生が作る書類があったのだが、冬期休暇前までに学生からは何の音沙汰もなかったため、昨日こちらであわてて書類を作り、今日は部長に確認してもらおうと思っていた。そんな中、昨夜遅くになって学生が書類を作成したので早急に確認して欲しいとの連絡があった。なんと締め切りは朝8時だと告げられた。家では修正できるソフトがPCに入っていないため、早朝5時台に出勤し、学生の送ってきた書類を加味しながら改めて書類を作り替え何とか7時過ぎに学生に返信した。今日からまた朝練を始めようと思っていたが、朝練はできず。とりあえず書類提出が間に合って良かった。
 
■2019年1月6日(日曜日)
 昨夜テレビ東京「SPORTSウォッチャー」で放映された関東学生連合チームの特集を録画で見た。ディレクターさんが宣言していたとおり、うちの学生に割く時間はとても長く、ついでに学校の紹介もあり、とても良い映像だった。今回は、運良く選手は走れたが、その裏ではエントリーされながらも、走ることができなかった選手がいる訳で、本戦を走った選手たちは、彼らの思いも感じながら走ってくれたのではないかと思った。うちの選手と交代になり、今回は走れなかった専修大学の選手には、来年は、また学連チームでのエントリーではなくチームで本戦出場を果たして欲しい。
 
■2019年1月5日(土曜日)
 箱根駅伝当日は、ライブ配信で部分的にしか見られなかった6区の映像を一通り見ることができた。  うちの学生は、スタート直後にネックウォーマーをしたままスタートしたことに氣がつき、最初の曲がり角でネックウォーマーを脱ぎ捨てていた。また、パンツから紐が出たり、シャツがはみ出たりして、それをパンツに入れようとモゾモゾと謎の動きをしている場面も映っていて、準備の足りなさを感じた。本人は、それに動揺することなく堂々と走っていて、繰り上げスタートの8名の中では上位で走り、改めてメンタルの強さを感じることができた。  映像を見ていて常連校がさすがだと思えたのは、のぼりの数が圧倒的だったこと。うちの学校は、当日変更での出走ということもあり、応援の人数が少なく、のぼりは50本ほどしか使えなかった。他校は、何百本か何千本かというほどの圧倒的な数を使っていた。それだけの本数を設置できるということは、それだけの応援の人数がいるということ。これを1区間分だけでなく、5区間分に配置しなければならない。107kmを途切れることなくのぼりを立てていることを考えると、とんでもない人数を動員していることが分かる。映像を見て常連校の資金力と組織力に改めて圧倒され、箱根駅伝に出場する別の面での大変さも実感した。箱根駅伝に参加してみなければわからない今までにない新しい視点を持つことができ、改めて学生にすばらしい経験をさせてもらったと思った。
 
■2019年1月4日(金曜日)
 昨日使った車に乗せたままののぼりを片づけに職場へ。今日から仕事始めをしている事務の方や先生もいらっしゃり、箱根駅伝の話題になった。テレビでは気がつかない選手や現場の状況を話すと、珍しいこともあり、喜んで話を聞いてくれた。
 職場の競技場では、高等工科学校の生徒たちが合宿中で、生徒を連れてきている先生たちと話ができた。高等工科学校も、防大と同じく全寮制ということもあり、様々な問題が噴出しているという。しかし生徒だけでなく先生にも問題があり、特に若手の先生の離職率が高いという話に驚いた。中には、採用が決まって着校する前に辞めたいと言い出した先生もいて、辞めるのは自由だと主張され困ったという話を聞いた。先生になる資格のないような人が先生になる時代になってしまったのかもしれない。生徒と親と先生の関係など両学校とも似たような事例も多く、どこも同じなのだと思った。
 練習は、今年最初のサーキットトレーニングとペース走。サーキットトレーニングは、年末よりも動きがよくタイムも上がり、身体は良く動いてくれた。ペース走は、1km4分ペースで走るつもりで、始めたが、前半は、4分10秒のペースまで落ち、かなり苦しかった。後半は、このままではいけないと思い、頑張ってペースアップしたところ、最終的には3分40秒まで上がり、全くペース走にならなかった。中盤から足裏が痛くなり、走り終わった後に足裏を見たところ、両脚とも大きな水ぶくれができていた。しばらくジョッグもきついかもしれない。
 スポーツ報知、日刊スポーツ、読売新聞のウェブサイトでは昨日の箱根駅伝の記事がそれぞれ掲載された。本当に走れて良かった。

スポーツ報知 2019年1月4日6時00分
【箱根駅伝】関東学生連合・古林、急きょ出番で夢叶った 防衛大勢16年ぶり出場

日刊スポーツ 2019年1月4日10時1分
防衛大・古林潤也 陸の夢舞台から空自パイロット夢

読売新聞 2019年1月4日17時25分
山下りの防大生「悔いない」・・・空自パイロットへ
 
■2019年1月3日(木曜日)


出走前



富士山と芦ノ湖



出走後(学校長と)
 朝3時半には起床し、4時半には、芦ノ湖に宿泊する学生の旅館に到着。学生は、既に軽くランニングし食事を済ませていた。1時間ほど、筋膜と骨ストレッチを使って学生の全身をほぐした。6時には、6区スタート地点のある箱根駅伝ミュージアムに移動し、スタート1時間前には学生と別れ、小田原中継所へ移動。
 学生のスタートは、車で移動中だったため見ることができず、沿道に到着してからは、日テレのウェブサイトからライブ中継を見て状況を把握した。山を下っている時には、区間順位が一桁のようで、期待していた通りのすばらしい走りをしてくれていた。
 箱根湯本を通過し、残り3kmとなったところからは、急激な下り坂から緩やかな下り坂となり、学生は、かなりきつかったようで、順位を少し落としたが、早稲田、日体大、大東大など、伝統校からもそれほどタイム差はなく中継所までたすきをつないでくれた。昨日のチームの流れを断ち切るすばらしい走りだった。区間記録は1時間02秒で23名中区間12位相当。目標は1時間台とのことだったので、目標通りの走りができた。応援には、学校首脳陣が駆けつけ、関係者全員が大興奮といったところだった。
 一通り本人からの話と記念撮影が終わったとことで、大手町へ移動。テレビ東京のディレクターさんが11月から密着取材をしてくれていて、一緒に車に乗り移動した。今回の密着は、10000m記録挑戦会の時に取材をしようと決め、メンバーがそろったときにとても仲が良さ追うに見えたことが取材のきっかけなのだという。過去には、チーム内が険悪なムードの年もあったらしい。今年は、全員が団結していたそうで、それを示すような走りが、今日の復路だった。うちの学生は、年末まで補欠だったのに密着取材を継続したことは、賭だったという。今日はその賭けに見事に勝ち、すばらしい走りをしてくれたと、ディレクターさんはうちの学生を絶賛してくれてた。1月5日に20分ほどの枠を使い関東学生連合特集をすることになるが、かなりの時間をうちの学生に割いてくれるという。放送が楽しみだ。
 
■2019年1月2日(水曜日)
 学生が箱根駅伝に出走することとなり、午前中は職場にスタッフが集まりミーティング。限られた人数で、どこに誰を配置するか。本来は学生を交えて話をするべきなのだが、学生は冬期休暇となり誰も学校には残っていない。明日、応援に来られる人数を調査してもらったところ、来られると連絡があったのはたった2人。来られない学生の中には、どうしてもっと早く知らせてくれなかったのか?分かっていれば予定を入れずに空けておけたと苦情とも取れる返信もあったという。自分のチームの選手がどういう立場で関東学生連合にいるのか全く分かっていない。最初から区間エントリーされていればこうしたこともなかったのかもしれないが、補欠1番手では仕方のないことなのかもしれない。
 応援場所を6カ所に配置し、そのうちの5カ所は部の顧問が担当し、残りの1カ所はOB会を中心に仕切ってもらうこととなった。
 次に 応援につかうのぼりの掌握。130本ほどののぼりがあったが、応援の人数があまり期待できず、約半分の60本ほどを車に乗せ、夕方には、OBが宿泊する箱根湯本のホテルへ持っていき、OBに手渡すことができた。
 宿泊は、芦ノ湖では難しいと判断し、たまたま裾野の官舎に住んでいる卒業生が声をかけてくれ、裾野官舎にお世話になることとなった。全国どこに行っても、だいたい卒業生がいてくれる。持つべきものは、卒業生だと思った。
 
■2019年1月1日(火曜日)


絵画館



新国立競技場



井元学生
 元旦競歩大会20kmに出場する学生の応援で神宮外苑へ行った。競歩だけの試合を見るというのは10年ぶりくらいだったが、独特の雰囲気があった。息が切れるようなダッシュをする選手はいないので、闘争心をむき出しにするようなピリピリとした雰囲気がなく、とても穏やかで、競うはずの選手同士が全員仲間という雰囲気で温かく感じた。日本は世界のトップを行くレベルにありながら、国内ではあまり知名度が高くなく、人気もないため、選手同士が結束して、みんなで盛り上げようという感じがあるのかもしれない。日本トップレベルの選手も出場していたが、応援の数はそれほど多くなく、観戦しやすく、選手にも声がかけやすかった。
 学生は、15km過ぎくらいまでは先頭集団に残っていたが、先頭集団のレベルは高く急激に離され、独りで疲労に耐えながら歩くという感じだった。結果は自己ベストで14位。次の日本選手権に向けすばらしい歩きができた。
 女子では体育学校の選手が2名出場していたので、体育学校関係者にも挨拶ができた。先日の日本選手権50kmで日本新記録を出した野田選手や、アジア大会金メダリストの勝木選手にも会うことができた。体育学校は、以前であれば元旦はニューイヤー駅伝に出場していた。この場でスタッフに会うのは、OBとしてはちょっと残念な感じはある。来年こそはニューイヤー駅伝に出場してもらいたい。  競技中に、関東学生連合に動きがあり、6区を走る専修大学の選手の調子が良くなく、ひょっとすると交替があるかもしれないということで、学連の監督から6区の下見をするよう指示が出て、うちの学校の顧問が箱根まで車を出すことになったと連絡があった。16年前に6区を走ったOBが顧問となっているため、夕方には彼が学生に当時の経験を話ながら下見を無事に終えることができた。そして下見を終える頃には当日変更で6区出走が確定した。
 出走が確定しても当日変更のため、応援の準備はしておらず、OB会や同窓会を中心に様々なところに連絡し、OB会と連携して応援場所について連絡を取り合い、あわただしい元旦の夜となった。 
 


[昔のいずみ]