最近のいずみ

Last Update:2019/3/31



パートタイムアスリートいずみ 19年目に突入 

■2019年3月31日(日曜日)


海岸で遊ぶ次男と三男



久里浜駐屯地の桜
 この週末は、久里浜駐屯地が花見ができるように開放されているとのことで、家族で花見に行った。気温はある程度あり、日が出ていれば温かいのだが、風が吹くとかなり冷たく体感温度は低かった。敷物を敷いて、読書をしながら、ゆっくり昼寝でもしようと思ったが、寒さのために目論見通りには行かなかった。子どもたちは、グラウンドで、サッカーを楽しみ、全く寒そうではなかったので、ちょっとだけ子どもたちに交じってサッカーボールの取り合いをしたのだが、呼吸が大きく乱れるだけで、全く温まらなかった。
 駐屯地内では、明治や昭和の久里浜駐屯地やその周辺の写真が展示されていて、その写真に見入ってしまった。ペリー公園にあるペリー記念碑は、伊藤博文の直筆が刻まれているが、明治時代の工事の様子が写されていて、当時の記念碑が今も大事にされていることがわかり、ペリー来校の地ということもあり、あらためて歴史のある街で生活しているのだなぁと実感した。
 
■2019年3月30日(土曜日)
 日本疼痛治療協会の筋膜入門の講習を受講。今回の講師は、今までの講師と違い、受講生の意見を聞きながら、講習会の方向性を決め、資料とは関係なく自由に話を進め、とてもわかりやすかった。
 内容は、筋膜ラインのラテラルライン、ディープフロントライン、スーパーフィシャルバックラインの3つが紹介された。それぞれ具体的に筋膜のつながりを感じられるように、講師が触診の方法を直接手で教えてくれた。自分は大腰筋の触診の強さが、強すぎたようで、もう少し弱くした方が良いと教えてもらった。今回の資料はとてもわかりやすい図があり、今まで2回同様の講習を受けてきたが、最もわかりやすくイメージしやすい講習となった。今日学んだことを、明日から利用していきたい。
 
■2019年3月29日(金曜日)
 40〜64歳までの引きこもりが、推定で61万3000人日本にいるという発表があった。これは病気の人を除き、自分の趣味でどうしても外出するという人も含まれているという。彼らが引きこもった原因は、退職や人間関係なのだという。これだけ働けるのに働いていない人材がいるのであれば、彼らが働けるようになれば、人手不足が解消するのではないかと思った。4月から外国人労働者が30万人以上入ってくるとのことだが、日本人がこれだけいるのなら、まずは国内で何とかした方が、日本のためになるのではないかと思う。特に就職氷河期と呼ばれた時代に大学を卒業した40代の引きこもりの数が多いという。これは、自分たち団塊ジュニアの世代なので、もともと人の数が多いのだが、外国人労働者を入れる以前に、働き盛りの40代に働いてもらえるような政策を打ち出してほしかったと思った。
 
■2019年3月28日(木曜日)


練習参加者
 合宿3日目。午前は1000m×3。休息は17分。休息の時間が中途半端な氣がして、10分や15分で良いのではないかと思ったが、無理をしないという意味では丁度良いということにして、学生のメニューに従った。昨日まで先頭を引っ張っていた学生は、学連の記録会に行ってしまったため、自分が3本とも引っ張ることとなった。3本とも自分の感覚ではほぼ一定ペースで走ることができ、タイムは、2分51秒2、2分49秒6、2分52秒4だった。
 午後は、1時間のジョグ。馬堀海岸周辺の桜は、まだつぼみが多く花は少なかった。満開まではまだまだ時間がかかりそうで、ちょうど4月5日の入校式あたりに満開になってくれるといいなぁと思っている。
 
■2019年3月27日(水曜日)
 合宿2日目。午前は、1000m、600m、400m、300m。休息は12分。
 昨日のハムストリングスは少々疲労を感じた状態で、レペティショントレーニングだったが、中距離の中間疾走を意識した無理をしない走りを心がけた。
 1000mは、学生には無理につかず、自分のペースで走り、2分49秒1。600mは最終コーナーから最後の直線で学生にプレッシャーをかける余裕を感じながら走り、1分33秒2。400mは積極的に学生についていったものの、残り100mで力が入らなくなり失速し、56秒9。最後の300mは昨日同様全身に力が入りづらくなり、走っている感覚はなく、学生たちには大きく離され44秒8だった。
 午後もトラック練習はあったが、自分は、1日に2度もトラック練習をすると故障につながると判断し、午後はワットバイクで30秒の全力こぎを2分休息で3セットのみとした。午前の疲労はあるのだが、ピークパワーも平均パワーも最近では最も良い数値が出て驚いた。
 
■2019年3月26日(火曜日)
 中距離主体の中長距離合宿が午後から始まった。メニューは400m×5を2セット。休息は3分、セット間は15分。
 練習には昨年日本インカレに出場した横浜市立大学の学生も参加してくれ、練習がピリッとしまった。62〜63秒くらいで全てこなせればと思っていたが、1本目からハイペースとなり、1セット目は、61秒0、60秒3、61秒3、62秒5、64秒3で、最後は、失速気味となった。2セット目は、1セット目の疲労が影響し、64秒1、63秒6、64秒2、74秒8、64秒6となり、設定タイムに到達することができなかった。特に4本目は、全身の力が抜け、接地の度に、片足で体を支えるのに必死なくらいで、走っているという感じではなかった。最後の1本は、氣持ちだけでなんとかタイムは戻せたが、なかなか厳しい練習だった。
 
■2019年3月25日(月曜日)
 子どもたちが学校の終業式を迎え、通知表を持って返ってきた。三男は通知表の評価が○と△しかなく、たくさんの評価項目があったのだが全てが○だった。これ以上の成績はないということなのだろう。国語や算数の問題を解いている三男をみると、本当に理解しているのだろうかと思う場面もあるのだが、学校での評価は問題ないようだ。
 次男は細かい評価項目は△、○、◎で評価されるようだが、◎の数が増えていた。しかし科目ごとの成績は1〜3で評価され、◎がたくさんついているのに評価が2だったりして、どう理解して良いのかわからなかった。得意の体育は3だったということで、頑張っている科目は、きちんと評価されているので、本人も納得しているのではないかと思った。
 明日から春休み。すでに長男は春休みとなり、妻のストレスは高まっているのだが、子どもたち3人が自宅にいるということは、妻のストレスはさらに高まる可能性が大ということになる。お互い穏やかな日々を過ごして欲しい。
 
■2019年3月24日(日曜日)


2人で



みんなで
 自分の所属する社会人の陸上競技チーム「レジェンズ」のメンバーが熊本に転勤することとなり、みんなで送別会を開いた。彼は宮崎の生まれなので、実家の近くに転勤することとなるのだが、奥さんが関東の人ということもあり、九州への転勤はなかなか複雑な氣分のようだ。彼は自分と同じ800mを専門としていて、高校時代には全国高校総体南九州大会に進出するほどのレベルだったのだが、社会人になってからは高校時代の記録が破れず、ずっと2分を切ることを目指していた。横須賀にも年に1,2度合宿へ来て、自分よりも走れていた時期もあり、2分を切るのは間違いないと思っていたのだが、結局切ることができず、転勤となってしまった。この転勤は片道切符とのことで、基本的には関東へ戻ってくることはないという。転勤した先で競技を続けられるかどうかも分からないが、転勤が決まったときにまず、陸上ができそうなクラブチームを探したというので、また一緒に走る機会が作れればと思っている。
 
■2019年3月23日(土曜日)
 三男と家で留守番をし、映画「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」を一緒に見た。中学生の時に、学校の体育館で全校生徒が集まって見た覚えがあるのだが、どういうイベントだったか何も思い出せないのだが、見た場所だけは鮮明に覚えている。ストーリーもしっかりとは覚えがなかったのだが、猿の脳がデザートに出てきたり、虫を食べている映像が出てきたという印象は残っていた。改めて見てみると、なかなか良くできた映像で、三男とハラハラドキドキしながら楽しむことができた。
 
■2019年3月22日(金曜日)
 子どもたちが1年でどれだけ走りが変化したかを計測した。この計測も今年で4年目。昨年から計測機器の調子が悪く、今年も同じ問題が発生し、本来は50m走中の20m〜40mまでの区間を記録するはずが、24m〜40mまでしか計測できなかった。
 計測項目は身長、体重、垂直跳び、左右の握力と50mだった。長男は、昨年までと比べると身長の伸びが小さくなったが、身長は父親の自分に並んだ。まだ伸びてはいるので、これから1年で抜かれてしまうのだろう。垂直跳びは自分の記録よりも上を行き、これはショックだった。そして50m走は、見た目はあまり速そうな動きをしていなかったにもかかわらず、昨年よりも大きく記録を伸ばし6秒台に入った。自分もウォーミングアップ無しで走ったところ、長男に100分の1負けてしまった。大人げない自分は、もう1度走り直し、0秒5ほど記録を伸ばし大人の意地を見せた。
 次男と三男も全ての項目で記録は上がった。次男は、昨年の長男の記録を目指し、かなり近づいた。三男は記録が10秒00。記録を聞いた瞬間に山縣選手と一緒だと言って喜んだ。山縣選手は100mのタイムなので一緒ではないが、とてもうれしかったようだ。親として、子どもたちの成長を実感できた1日だった。
 
■2019年3月21日(木曜日)


本日の収穫
 庭の手入れを全くしていないうちに、植木のウコギや芝生は新芽が出始めてしまった。そして畑では、放置しすぎたキャベツが奥の方で花のつぼみをつくり、これから伸び始めそうな雰囲気になり、ニンジンは、葉が茂りもう収穫しても良さそうな感じになっていた。
 作業は、畑のカブの間引きから。三男に手伝ってもらったのだが、たくさんの芽が出ているところから、一番大きいのだけを残して引き抜くよう頼んだら、ウネの中に一つだけ大きいものを残せばいいと思ったようで、群生していたところから一つを残すのではなく、群生しているところを全て抜いてしまった。全部抜いた後に、また植えておいたが、うまく育つかどうか・・・
 次にニンジンの収穫。葉が大きく茂ったものを引っこ抜いてみたが、細いニンジンしかできあがっていなかった。我が家では、毎年ニンジンは大きく太らない。土の栄養不足ということなのだろう。
 ニンジンの次は、キャベツの収穫。肥料をいれていないためか、全く育たず、小さいままだったが、奥の方からつぼみの付いた茎が出てきそうな盛り上がりが気になった。
 畑が終わったところで、植木のウコギを強風から守るため、支柱と支柱の間に縄を張った。今日は午後から強風となり、丁度良いタイミングでウコギを守ることができた。
 最後に、芝生のサッチング。久しぶりに芝刈り機を出し、サッチング用の器具をつけ、刈ったまま枯れている芝生を集めた。人力でやっていたときには、本当に重労働だったが、機械でできるようになると本当に作業が楽だった。芝刈り機の袋に入ったサッチは回収できるが、芝生に落ちたままになっているサッチは、バーナーで焼いた。理想は火を付けたら、その火が一面に広がり、全てを燃やし尽くしてくれることなのだが、全くそういうことはなく、しゃがんだ状態で地道にバーナーで焼いていくしかなく、4時間ほど頑張ったが芝生の3分の1程度しか焼くことができなかった。これは週末の宿題ということになった。
 
■2019年3月20日(水曜日)


開花までもう少し
 長距離合宿最終日。午前中に8000mペース走。自分は、練習前にワットバイクで30秒×3(2分休息)を行い、大腿部が張った状態で学生たちとスタート。今日は一人が急用で帰省、2人はケガ、もう一人は昨日の疲労で走れないとのことで、学生で走ったのは2名のみで、設定ペースがあまりにも遅かったので、結局一人で走った。自分の設定は遅めの1000mあたり3分50秒。この設定でも大腿部の疲労があるためかかなりきつく、前半から呼吸が激しかった。しかし、ペースダウンすることなく、ちょっとずつだがビルドアップで走れ最後の1000mは3分40秒0。なんとか走り切れた。最後に300mを走り43秒台。悪くない。午前中で合宿は終了。しまりのない内容だったが、とにかく、故障中だったり故障上がりだった学生ばかりなので、参加しただけで良しとしたい。校外合宿組は、東北大学と合同だったが、こちらは良い刺激を受け普段と比べ者にならないくらい意識が高くなり充実した練習となったようだ。校内合宿を見ていて、校外合宿の話を聞くと、非日常の重要性を実感した。
 
■2019年3月19日(火曜日)
 長距離校内合宿2日目。学生たちは午前5000mペース走、午後400m×6(5分レスト)。午後の練習は一緒に走り、自分は400mを7本走った。特にタイム設定は設けず、7〜8割程度でリズム良く走ることを念頭にした。タイムは63秒2、62秒1、61秒5、62秒1、63秒2、62秒5、62秒3だった。リズム良く走ることはできたが、後半は、呼吸が苦しかった。1500mをまた3分台に戻すことを考えているので、そういった意味では、ちょうど良いリズムとタイムだった。
 
■2019年3月18日(月曜日)
 長距離は今日から校外合宿が始まったが、校外合宿に行かなかった学生6名は校内で合宿。午前は、ジョッグ、午後は1000m×6。6名それぞれがケガから回復したばかりかまだ故障中ということで、まとまった練習にはならなかった。まずは練習が再開できるようになったことを喜びたいと思う。
 自分は、300m×4(レスト100mジョグ)を20分休息で2セット。300mは控えめに走り、つなぎのジョグを速めに走るつもりだったが、ジョグが思ったよりもタイムが上がらなかった。1セット目は、300mを48秒1、55秒0、54秒2、52秒7で走りつなぎは25秒前後で1500mのトータルタイムは4分44秒8。4分30秒くらいでは走りたいと思っていたので、全く思い通りには行かなかったが、ハムストリングスへの疲労はかなりあり、使うべき筋肉は使っていたようだ。2セット目は、49秒4、53秒6、53秒1、52秒6で、つなぎは21〜22秒台で回り、トータルタイムは4分33秒8で、目標のタイムの4分30秒にある程度近づけた。
 
■2019年3月17日(日曜日)


親子の部




男子5km




陸上競技部卒業生
 午前は、子どもたちと北下浦ふるさとマラソンに出場。最初は三男と親子1.5kmを走った。親子マラソンは、フィニッシュの際には親子で手をつないでフィニッシュするというルールになっているが、上位入賞者は、スタートから手をつなぎ、親がペースを作って、子どもはそれに必死に合わせることが多く、子どもたちには相当な負担がかかる。三男は少なくとも表彰台に上がりたいとのことだったので、スタート直後は手をつながず様子を見ていたのだが、上位の親子は、親がどんどん引っ張り、差が開いていくので、すぐに手をつないで、上位選手を追うこととなった。300mを越える頃には、単独3位となり、前を追ったが、三男は、すでに疲れたと言ってペースが上がらず、フィニッシュまでに何度か疲れたと訴えてきた。その度に止めるか確認したが、走るという返答で、そのままの順位でフィニッシュ。タイムは5分48秒。昨年は、走り終わった後に動けなくなっていた三男だが、今年は、走り終わった後は、激しい呼吸をするわけでもなく何事もなかったかのようで、意外と強いと思った。三男のタイムですら小学校低学年が走るにはあまりにも速すぎるタイムなのだが、1位は5分16秒の大会新記録。異常なレベルの高さだった。
 その後、次男が2kmを走り全体では23位だったが、タイムは昨年より向上し、同学年の中では4位だったため来年は表彰台が見えるということで、納得の走りができたようだ。
 最後に自分の5kmレースを走った。3分20秒/kmのペースで最後まで走りきることを目標にスタートしたが、招待選手の専修大生たちが3分/kmで引っ張ったことで、そのペースにつられ、最初の1kmは3分09秒3。最初から集団について走ることなく、一人でリズムを作り、前から落ちてくる選手を一人ずつ拾って走った。2km以降は、3分17秒8、3分24秒6、3分21秒9と、ほぼ設定通りで走り最後は3分05秒8でペースアップし、16分19秒4。全体の6位でフィニッシュした。ネットタイムは、16分19秒で、正式タイムは16分20秒。40〜49歳の部では大会新記録での優勝となった。以前の大会記録も3年前に自分が作った16分24秒。以前の自分を越えられたということがとてもうれしかった。
 午後は、職場の卒業式に関連した卒業生の見送り。箱根駅伝を走った学生も今日で卒業。箱根駅伝以降、時が経つのが本当にはやかった。卒業後は、戦闘機乗りを目指すとのこと。まずは幹部候補生学校での操縦適正のテストが行われる予定。希望通りの道に進めることを願っている。
 
■2019年3月16日(土曜日)


信濃川河川敷



醤油の種類が豊富です



新幹線からの眺め
 ランニング学会2日目。午前のメインは、マラソンの日本記録をさらに伸ばすためにはどうしたらいいかということを議論するシンポジウム。低酸素環境におけるトレーニングと長距離選手のパフォーマンスに関与する形態的影響について発表があった。競技力が高い選手ほど大腿四等筋は小さく、ハムストリングスは大きいとのことで、昨日のケニア人選手と日本人選手の比較の結果と一致していると思った。シンポジウムでは結論は出なかった。トップ選手になればなるほど、一人一人状況は違うので、結論が出るわけはない。ハンマー投げの室伏広治選手は、人と同じことをしていては世界一にはなれないということで、独自にトレーニングを考案していた。種目が違うが、日本にも世界チャンピオンはたくさんいるので、そういう人たちと交流し、自分なりの工夫をすることが重要ではないかと思った。
 午後も「市民ランナーのトレーニングを探る」というテーマでシンポジウム。速く歩くよりもゆっくり走った方が、運動強度は高く楽だという研究結果が面白かった。脂肪燃焼という観点からは、ランニング後の筋トレよりも筋トレ後のランニングの方が良いということは市民ランナーには大事な情報だと思った。乳酸についての発表では、ハーフマラソンでは、残っている糖を使い切る走りをして血中乳酸値を上げる走りができるが、フルマラソンでは、後半体の中ではいかに残っている糖を使い切らずに走るかということが課題となるため乳酸値が上がらないというのが特徴だということを知った。この2つの種目は距離が2倍になることだけではなく、生理学的には全く異なる競技だということがわかった。乳酸が出ることで、ミトコンドリアが増えたり、脂質代謝が促進されるなど、乳酸はシグナルとしての役割を持っているという考えがとても面白かった。
 
■2019年3月15日(金曜日)


学会会場
 新潟で開催されるランニング学会に参加するため、4時半の始発電車に乗った。平日ということもあり朝5時台でもかなりの人が電車に乗ってきて驚いた。6時過ぎには東京駅を出て8時過ぎには新潟に到着。途中越後湯沢や浦佐では雪が積もっていて、新潟は雪国だと思ったのだが、長岡まで来ると雨の影響もあったためか雪は溶けていてほとんどなく、山と平地ではまったく気候が違うことがわかった。
 学会は、最初に前年度優秀発表の2名が発表した。「人間の五感は対数に変換されている」ということを応用して、競技のタイムを予想した発表が面白かった。100mからマラソンまでの世界記録について、距離とタイムを対数に変換し2次元にプロットすると全ての記録が直線上に乗っていて驚いた。個人の5000mからハーフマラソンまでのタイムが分かれば、フルマラソンのタイムが予想できるということで、世界と日本のトップ選手ではどう近似されているかという紹介があったが、レースの駆け引き等もあり、うまくフィットする選手もいれば、かなりずれる選手もいたが、簡易的に使える計算方法ですばらしいと思った。
 午前の2つ目のイベントは「ランニングパフォーマンスを決めるもの」というテーマでシンポジウム。長距離走に重要なこととして最大酸素摂取量とランニングエコノミーがあり、それだけではパフォーマンスは規定できないということで、さらに何が必要かという議論が行われた。バイオメカニクスの専門家の話の中に、ケニア人選手と日本人選手の比較があり、地面反力から推定した大腿直筋とハムストリングスのトルクの変化を示す図が面白かった。足の接地から離地までの瞬間、ケニア人選手たちは、大腿直筋にほとんどトルクがなく、ハムストリングスにトルクがかかっていた。逆に日本人選手は大腿直筋に大きなトルクがかかり、ケニア人選手ほどハムストリングスにはトルクがかかっていなかった。筋電計測ではないので何とも言えないが、日本人選手は接地の際に大腿直筋に力を使っていて、ケニア人選手にはそれがない可能性が高い。大腿直筋はブレーキをかける筋肉なのだが、日本人選手たちは、ケニア人選手と比較すると、接地の際、無駄な力を使っていて後半の勝負に絡めないのではないかと思った。骨ストレッチでも大腿四等筋を大腿死闘筋と呼び、この筋肉をひたすら緩めることを推奨しているが、改めて大事なことだと思った。
 午後は、口頭発表とポスター発表があり、最後に女性ランナーの諸問題についてシンポジウムが開催された。女子中高生は、体重を増やさないために食事をしないことでエネルギー不足だったり、体重が軽いことで無月経になったり骨がもろくなる等の症状を発症し、伸び悩む場合がある。指導者が体重について言及することが多く、体重を軽くすることでタイムが上がると安易に考える傾向がある。骨塩量は20歳までにピークに達し、それ以降は緩やかに低下するので、10代は軽量化戦略は避け、骨の貯金をすることが最も大事だという。20歳以降は、期分けをしっかりとして、重要な試合の前は軽量化するが、試合後は、しっかりと食事をしてふっくらとするなど、やるときはやる、休むときは休むというのが理想ではないかとのことだった。高校でピークパフォーマンスを狙う構造的な問題があるので、女子は全国大会を開催しないなど、何らかの処置をする必要があるかもしれないという意見も一理あると思った。
 
■2019年3月14日(木曜日)


市長表敬のTVKニュース
 三男が週末のマラソン大会に向け、コースを試走したいというので、早朝に自転車で会場へ行き、一緒に走った。本番は1.5kmの親子マラソン。フィニッシュの手前で親子が手をつないでフィニッシュするというレース。昨年は、6分06秒で2位になっているが、一人でどこまでいけるか確認するため今日は一人で走ってもらった。昨年は、試走は8分以上かかり、途中で歩きそうになっていたが、今回は、しっかり走りきり、タイムは7分00秒。昨年の優勝は5分17秒。3位では5分30秒を切っている。我が家は子どもの走りというより、親が子どもの手を引っ張りどのペースで走らせるかにかかっている。子どもが死にそうにならない程度には引っ張り上位入賞を目指したい。
 
■2019年3月13日(水曜日)


市長と記念撮影
 箱根駅伝を走った学生を連れ、かながわ駅伝横須賀チームメンバーの市長表敬に参加した。昨年横須賀チームは初優勝し、今年は2連覇を狙っていたものの残念ながら2位という結果になった。監督が選手を一人一人紹介しながら市長に説明し、市長は神奈川県で2位なのだからすばらしい結果だと褒め称えてくれた。本当は選手たちに個人的に御祝いとして何かをあげたかったそうだが、市長が市民に贈りものすることは禁止されていて何もあげられないとのことで、とても残念そうだった。
 うちの学生は、週末には卒業し、横須賀市民ではなくなってしまうが、今後もよろしくと横須賀市陸協の会長さんを初め関係者の方々から声をかけて頂き、市に貢献できるように努めたいと思った。
 
■2019年3月12日(火曜日)


ジャガイモの芽
 1ヶ月後にはシーズン最初のレースがあるのだが、まったくスピード練習をしていないということで、久しぶりに200mを走った。メニューは200m×10。まずは1本ずつきちんとはしることを考え、200mウォークでつなぎ、30秒を切るくらいで走れればと思ってスタートした。1本目が28秒6で、思ったよりも走れた。2本目に29秒0となったが、それ以降は、28秒1、27秒7、28秒4、28秒2、27秒8、27秒9、28秒2、28秒2で、3本目くらいからハムストリングスの張りが出てきて、脚は動きづらくきつかったのだが、意外とタイムは出た。この感じで走れれば、最初のレースから昨年の記録は上回れるだろう。
 
■2019年3月11日(月曜日)


卒業証書授与



合唱



長男の描いた学級旗と



陸上競技部顧問チーム
 午前は、長男の卒業式に参加。200名以上の生徒に卒業証書を渡すには、30〜40分はかかる。自分の子どもが卒業証書をもらうのが最後の方だったので、じっと見守ることができたが、最初にもらってしまったとしたら、残りの生徒に早く渡し終わらないかと思ったのではないかと思う。校長先生やサポートする先生はずっと立ったままで大変なことだろうと思ったが、うちの職場の学校長は、500名以上の卒業生に手渡すので立っている時間は1時間以上。あらためて学校長の大変さを思った。卒業証書を授与された後は、卒業生と在校生による歌。最初は聞き入っていたが、卒業生が2曲歌い、さらに卒業生と在校生が歌い、これでで終わるのかと思ったらさらにもう1曲歌い出した。式は2時間近くになり、歌が多すぎはしないかと思うとともに、午後の予定があったため、歌が歌われている間に退出することとなり、最後まで卒業式を見ることができなかった。
 午後は、職場で持続走大会に参加。持続走といっても一斉スタートするのではなく、1チーム8名の駅伝。4年生が卒業前まで運動を継続できるように毎年実施されているイベント。今年は陸上競技部顧問チームとして初めてエントリーし、学生と走った。我がチームの1区は、16年前に箱根駅伝を走り現在は学生を指導する指導教官。最後はトップの学生の前を走りトップで自分にたすきを渡してくれた。さすが箱根ランナー。トップでたすきが回ってきたからには学生に負けるわけにはいかない。距離は約4.8kmなので自分の力を考え1kmを3分20秒くらいのペース設定で走った。学生たちの応援はすさまじく、両側に応援の学生が連なり、映画「十戒」で海が割れてできた道を想像するような長い応援だった。たすきをもらった直後は学生がすぐ後ろにいたので、足音が聞こえていたが、最初の1kmを過ぎた頃には、足音が聞こえなくなった。最初の1kmは3分12秒4。若干オーバーペース。その後は、3分22秒2、3分25秒4、3分28秒7とペースダウンしたが、学生はそれに付いてこられず200mくらい離してトップで3区にたすきを渡した。タイムは16分31秒。16年前の箱根経験者は15分43秒。やっぱり速い。3区以降は徐々に順位を落とし、学生の真ん中くらいの順位で全区間を終了した。今回の注目は、もちろん今年の箱根駅伝を走った学生。彼は14分05秒で走った。2月以降は卒業研究で忙しくそれほど走れていなかったと思うが、1km3分よりは速いペースで走っている。このまま競技を終えることになるのがもったいなく思えてくる。しかし、彼が自分で決めたこと。希望通り戦闘機のパイロットになってくれることを願う。
 
■2019年3月10日(日曜日)


三男の絵
 午前は名古屋ウィメンズマラソン、午後はびわ湖毎日マラソンのテレビ観戦。男女とも、30kmくらいまでは上位争いをしてくれるのではないかと思える良い走りをしていたが、ペースメーカが離れた後は、アフリカ勢に大きく離され、かなりの力の差を見せつけられた印象だった。
 女子はアンダーアーマーの岩出選手が粘りの走りで、日本人トップを走るワコールの福士選手を41km手前で抜き、自己ベストで5位でのフィニッシュ。最後の粘りはすばらしかった。
 男子はマツダの山本憲二選手が35km過ぎには先頭を引っ張り、残り3kmくらいまでは先頭集団で頑張ったが、そこからアフリカ勢に大きく離され7位でフィニッシュ。しかしタイムは自己ベスト。埼玉県庁でのラストランとなる川内選手は30km以降、先頭集団からは離れてしまったが、そこからいつもの粘りの走りで、前から落ちてくる選手を一人ずつ拾い順位を上げ、最後は8位でのフィニッシュ。久しぶりの2時間10分切りのタイムを出し、諦めない気持ちが前面に出た川内選手らしい走りだった。
 
■2019年3月9日(土曜日)


櫻井よしこ氏の講演





航空幕僚長と
 防衛大学校同窓会のイベントに参加。最初にジャーナリストの櫻井よしこ氏による講演。米朝会談の裏側についての話があり興味深かった。アメリカをはじめとする西側情報機関はウラニウムの濃縮プラントと思しき施設を3カ所発見したが、調査の結果ダミーだった。それは、周辺の砂や土を全て検査した結果だった。北朝鮮国内にヒューミントがいて、砂や土を採取し、それを国外の研究機関に持っていくことができたということになる。そしてウラニウム濃縮プラントは製鉄工場の地下にあることが分かったという。これもヒューミントが突き止めたようだ。北朝鮮は、制裁の一部を解除するように求めたが、アメリカはそれに応じなかったという説明をしていたが、制裁の一部と説明している部分は、最も経済的な収入を減らすことになった項目であり、これが北朝鮮にダメージを与えているため、これを解除したら、制裁の意味がなくなってしまうという項目だった。こういったことから、北朝鮮は核廃棄を考えておらず、体制を整えたいと考えているのではないかとのことで、会談が途中で終了となったようだ。
 最後は、懇親会があり、箱根駅伝に出場した学生と一緒に壇上にあがり参加者に紹介され、学生と陸上競技部に対し、校友会奨励金をいただいた。今回の箱根駅伝は、多くの同窓生が関心を持ち、現場やテレビでの応援をしてくれ、その母校に対する熱い想いを懇親会でも実感した。懇親会では、防大で初めて箱根駅伝に出場したときの8区を担当された先輩と話ができた。当時は3年生で6期生。今回走った学生は63期生。箱根駅伝が両者をつなぎ、共通の話題で話ができるというのがすばらしいと思った。また同窓生に喜んでもらえるようしっかりと仕事をしたいと思った。
 
■2019年3月8日(金曜日)
 学生が明後日のハーフマラソンの調整で1000m×3をするというので、それに便乗して1000m×5を走った。設定は3分20秒。少しペースが遅いかもしれないと思ったが、今の力で5本走るには、適度なペースと判断し学生についていった。3本目までは、3分18秒6、3分21秒4、3分20秒9だった。つなぎのジョッグが60秒以内ということで、ジョッグも速く感じ、思っていた以上にきつく、3本目が終わった時には、嘔吐が始まった。4本目以降は、一人で走ることになったが、3本目が終わったところで呼吸がきつく、4本目はペースダウンし、3分38秒0。最後の5本目は3分22秒1。200mジョッグを加えた6000mのトータルタイムは21分24秒3。4本目のタイムが落とし過ぎだが、だいたい実力通りだった。最後に300mを走り42秒9。こちらも感覚通り。悪くはない。
 
■2019年3月7日(木曜日)
 国内景気が、「足踏み」から「下方への局面変化」となり、後退局面に入った可能性があることを内閣府が示したという。リーマンショック以降、景気は拡大し、戦後最も長い景気拡大だと政府は宣言していたが、実感がない。景気が良いというのは、高度成長期のような勢いのあることだと思っていた。単純に考えると、物が売れて、所得も上がることで、物価が上昇する。物価上昇率よりも所得上昇率のほうが高いと、より物が売れるようになるというサイクルが形成される。これが景気が良いということなのだと思っていた。政府の言う景気は定義が違うということなのだろうが、どうにも実感がわかないし、景気後退局面に入ったと言われても、もともと景気が良かったようには思えないので、よくわからない。
 自分の給与は、定期昇給もあり、少しずつ所得としては上がっている。しかし、うちの学生の給与は、自分たちが学生だった頃の約20年前とほとんど変わっていない。景気の良かった時代は、毎年給与が上昇し、4月までさかのぼった年末調整の額だけで、とんでもない額がもらえたという話を聞く。所得が上がらない状況で、10月には消費税引き上げが待っている。ますます物は売れなくなる。するとますます所得は上がらなくなり、物価は下げざるを得なくなるというデフレのサイクルが待っているとしか思えない。本当に消費税を引き上げるのだろうか?政治のやっていることがわからない。
 
■2019年3月6日(水曜日)


春を見つけました
 昨夜は就寝中に鼻が詰まり鼻で呼吸ができなくなり、寝られない時間があった。その影響のためか日中も椅子に座ってパソコンに向かっていた際に、氣がつかなうちに意識を失っていた。そうでなくとも、この季節は、なぜかいつでも眠い。
 頻繁に鼻をかむので、ティッシュペーパーの消費も激しい。例年は、肌に優しいティッシュペーパーをわざわざ購入して使っているが、今年は購入していない。今のところ、鼻の周りが荒れるほどまでひどくなっていないから。それでもじっとしていると鼻水が垂れてきたり、鼻水はないのに鼻が詰まって呼吸できず、仕方なく口で呼吸することもある。それを解消するには、体を動かすこと。特に呼吸が乱れるような激しい運動をすると、すぐに解消できる。鼻の通る爽快感。鼻で呼吸ができることがいかに素晴らしいことかを実感する瞬間でもある。こういう状況では、花粉に対処するよりも、呼吸のほうが優先されるということなのだろう。
 
■2019年3月5日(火曜日)
 長距離の学生と練習。メニューは1.5kmのロード周回コースを6周合計9kmのペース走。設定ペースは3分30秒/km。1.5kmだと5分15秒のペース。
 ウォーミングアップがほとんどできずスタートしたため、最初から呼吸がつらかった。日曜に3分30秒のペースになったときには楽すぎて遅いと思っていたペースなのに、かなりきつかった。しかしペースは若干速く1周目は5分07秒1。もう1周だけついていこうと決意し、必死に2周目も付き、2周目は5分12秒9。それでも設定よりは速かった。3周目からは、集団についていけなくなり、単独走となった。呼吸の苦しさは落ち着くことなく走りづらかったが、骨ストレッチで学んだばかりの内重心を意識しピッチはキープして走った。3周目は5分23秒2。これ以上ペースダウンするとペース走にはならないので、さらに呼吸がつらくはなったが意識的にピッチを上げ、ペースアップし、4周目は5分15秒9で、設定ペースに戻した。5周目は、それをキープする意識だったが、設定ペースに戻した安心感で油断したためかペースダウンし、5ぷん21秒2。ファイナルラップは、なんとかペースを戻し5分12秒8でフィニッシュ。最後まで呼吸は苦しく、何度も嘔吐してやっとフィニッシュできたという感じ。最後に300mを走り、44秒7。こちらは、だいたい感覚通り。週に1回しか走っていないので、その割には良く走ったと思う。
 
■2019年3月4日(月曜日)
 職場のプリンターの黒インクが突然出なくなった。インク切れとの表示だったので新しいインクを入れ、印刷してみたが、黒インクは出てこなかった。ヘッドクリーニングを繰り返したがまったく黒は出ることなく、黄色のインクまでインク切れとなり、またヘッドクリーニングを繰り返すというこ続けた。そして、さらに2色のインクがインク切れとなった。その後、テストページ印刷により、少しだけ黒インクが姿を見せたので、さらに何度もヘッドクリーニングを繰り返し、やっとしっかりと黒インクが印刷されるようになった。こんな作業に半日かかり、黒の次に入れ替えた黄色のインクは、残り3分の1くらいになった。印刷できる状態になり、必要な書類の印刷を始めたところ、なぜか紙が印刷される直前にぐちゃぐちゃに丸まって印刷できなくなった。もう一度印刷を試みたが、どうしても同じ症状が出る。印刷する紙が残り少なくなり、若干曲がっていたのだろうと思い、新たに印刷用紙を乗せて印刷したところやっとまともに印刷できた。印刷できないと仕事ができないので、対応するしかないのだが、プリンターのトラブルは、時間がかかり、さらにインクがどんどんなくなりイライラがつのる。インク1色だけをヘッドクリーニングできるようにならないものかと思う。
 
■2019年3月3日(日曜日)


中距離パート




河津桜




キッズランスタート直後




フィニッシュ直前
 午前は三浦国際市民マラソン5kmに出場。昨年は、女子の先頭に抜かれてしまったこともあり、今年は、女子の先頭についていって、後半ペースアップをするつもりでスタートした。今回の女子招待選手は高校生2名。男子と同時スタートのため、前半はハイペースで最初の1kmは3分7秒0だった。そのまま女子高生のペースに合わせたのだが、今日はかなり楽だと思って走っていたところ、1km〜2kmの間が3分30秒6もかかった。2kmを過ぎたところでうちの学生が抜いていったので、女子選手に見切りをつけ、学生についていった。そして別の社会人ランナーがもう少し良いペースで追い抜いてきたので、その後は、その選手に必死についた。2km〜3kmは3分21秒8。次の1kmは上り坂もあったことで若干ペースが落ち、3分25秒0。最後は少しペースアップでき3分16秒0。フィニッシュは手元の時計で16分40秒2だった。公式タイムは16分41秒で18位だった。フィニッシュタイムは想定通りだったが、前半のペースダウンがもったいなかった。
 5kmレース後は、三男がキッズランに出場。400mの直線の砂浜を往復する800mのレース。三男は集合時間ぎりぎりに会場へ着き、そのままウォーミングアップで、実際のコースを走り、ソウルオリンピックマラソン代表の新宅さんによる体操の後スタートした。三男は出遅れ、コースの外側から内側へ移動するのに前に走らず横に走っていくなどし、前半はかなり後ろの方で走っていた。そのため、フィニッシュも真ん中ぐらいになるだろうと想像していたのだが、なんと4番手で戻ってきて4位でフィニッシュとなった。タイムは4分32秒。昨日より楽だったと言い、あまり呼吸も乱れていなかった。走っているときには、着ていたTシャツの言葉を思い浮かべたという。それは「夢は見るもの希望は叶えるもの」。そして、「最高の自分を発揮する」と思って走ったとも言っていた。先日、「科学的潜在意識の書きかえ方」という本を読み、言葉により力の発揮が変わってくるという体験をしたときに、この言葉を唱えたことを思い出したようだ。肉体的にはいくらか追い込まれているときにこういう言葉が頭の中に出てくるところがすごい。次男が初めてこの大会に出た時には4位だったが、三男も同じ結果となった。次男と比べると三男はかなり余裕がある。昨日は5分を切ると宣言していたが、5分を切るどころではなく、かなり本番に強く持久力はこちらが思っている以上に高いことがわかった。来年も出てもっと上の順位を狙うと言っているので、今後が楽しみだ。
 午後は骨ストレッチ講習会。今回は、武術の極意を学んだ。言葉で表すと、「押したければ引く、引きたければ押す」というもの。言葉にすると何を言っているのかわからなくなる。エレベーターの仕組みから、かごが降りるときには、重りは上に上がり、かごが上るときには重りは下に下がるというたとえ話で説明があった。それを自分の体の中で内重心としてイメージし、椅子に座ったり椅子から立ったりという練習をした。イメージがうまくいくと、大腿四頭筋をあまり働かせずに楽に立ったり座ったりできるようになった。このイメージはランニングにも応用でき、より楽な走りが楽しめそうだ。
 
■2019年3月2日(土曜日)


砂浜で練習中



最後は砂遊び
 午前中は、次男が1500mを計りたいというので、次男に付き合い1500mを引っ張った。彼のベストは6分03秒。目標は6分切り。400mトラックを95〜96秒で回ればいいので、まだまだジョギング程度だが、小学生にとっては大変な速度。前半、少しペースが速くなったが、その後は、安定して目標ペースで走れ、次男は呼吸を荒げながらも必死でついてきた。最後の直線ではスパートする余力もあり、タイムは5分49秒7。自分が中学1年の4月に計ったタイムより速い。普段は、最初に速いペースで突っ込み、後半はペースダウンする走りをしているので、安定したペースで走ると記録が向上することが体感できたのではないかと思う。これからさらに記録は向上していくことになるので楽しみだ。
 午後は、三男が明日三浦国際市民マラソンのキッズランに出場するため、その試走に行った。キッズランは、400mの砂浜の直線を往復する800mの競争。砂に足を取られなかなか進まない中でどうもがくかというレース。タイムを計って欲しいというので計ったのだが、中盤は、歩くような速度になり、結果は5分13秒。この結果を聞いた三男は、明日は5分で走ると宣言した。今日の経験が明日に活きるか、見守りたい。
 
■2019年3月1日(金曜日)
 モンゴルの留学生と昼食を共にした。彼は、本科学生として1年目は日本語教育、2年目から5年目までを学生として防大で勉強し帰国。陸軍の将校としてモンゴルで働いていたが、その後大学院生としてまた防大へ戻ってきた。そして、来週は学位授与機構での修士論文最終審査が予定されているという。
 以前、座る生活のため腰痛になり、鉄棒にぶら下がっていたところで出会い、大腰筋をほぐす方法をその場で教えたところ、腰痛が改善し、その後も痛みなく生活できているということで、とても感謝された。
 学生時代から付き合っている方と結婚し、奥さんは千葉で働いているそうだが、今は週末にしか会うことができず、週末の時間を大切にしていると語っていた。しかし、修士課程が終わると彼は帰国することとなる。奥さんは、日本で仕事をしており、日本にとどまるため、別々の国で生活することとなるのがなんとももどかしそうだった。
 学部生の時からよく話をする学生で、日本語が上手だった。しかし、論文を日本語で書くとなると、会話とは違うという。話し言葉と書き言葉が違うため、たくさんの指摘を受け、それを修正することに苦労したそうで、来週の審査を目前に、常に緊張状態にあると話していた。無事に審査を通過することを願う。
 


[昔のいずみ]