最近のいずみ

Last Update:2019/6/30



パートタイムアスリートいずみ 19年目に突入 

■2019年6月30日(日曜日)


我が家の一員に
 日本疼痛リハビリテーション協会のイベントに参加。午前も午後も様々な部位の緩め方を学ぶことができた。テキストはなく、その場で講師が参加者の具合の悪いところを、参加者とともに探り、治療をしつつ、その方法を指導するという形式だった。
 特に有益だったのは、斜角筋と大腰筋の緩め方。今までも斜角筋は筋膜のつながりと振動刺激を使って緩めてきたが、緩め方はいくらでもあるということがわかった。今回は、緩めたい筋肉の筋膜ライン上の筋肉をたくさん巻き込み、患者さんには自分でストレッチして協力してもらうことで緩めることができた。患者本人も緩んでいくのが感じられ、患者にもわかりやすい方法だった。大腰筋は、どうしてもくすぐったかったり、逆に痛かったり、お腹に脂肪があって大腰筋に届かないということが多々あるのだが、今回は直接大腰筋を押すことなく、胸郭を持ち上げながら、患者さんに協力してもらい動作をすることで緩めることができ、現場で使いやすい方法だった。全体を通して、あらためて筋膜ラインの重要性を実感できた。
 
■2019年6月29日(土曜日)
 2週間ほど前に体験で3日間だけ飼育をさせてもらった犬を飼うことになった。この2週間の間に子犬は少し大きくなり、5万円ほど価格が下がったという。犬を飼うには、餌や囲いだったり、保険にも入らなければならず、犬だけの価格を見ていたので、最終的な見積もりを見て、ちょっと待ってくれという氣持ちになった。保険料は1年ごとの契約で、年払いか月払いになるという。月払いにしても結構な額で、これから毎月支払うローンとあまり変わらず、2倍のローンを払うような感じだった。
 妻も子どもたちもご機嫌なのだが、名前を何にするかということで、一人一人に主張があり、なんだか険悪なムードになりつつある。妻は、日本名にしたいらしく、字画まで調べ始めている。長男は、カタカナの名前が良いという。次男と三男は思いつきでいろいろと候補を出してくる。犬は明日受け取ることになっているが、犬を飼うことで、犬にはペットセラピーの役割をしてもらえることを期待している。犬を飼うことによって、家の中が穏やかになるだろうと思っていたが、犬を迎える前の時点で、かえって険悪な雰囲気を作らせてしまった。みんなが納得する名前が決まってくれればと思う。
 
■2019年6月28日(金曜日)


参加者全員で




同期と
 年に1度の大学陸上競技部OB総会・懇親会に出席。今年は、大阪でのサミットの影響もあったようで、出席者は少なく、こじんまりとした会だったが、例年よりもゆったりと食事と話ができた。この会に参加された最高齢は、自分より30年上の先輩たち。毎年この会に参加されていた先輩が、この1年のうちに亡くなられたことが報告されるなど、さびしい氣分にもなった。自分は、例年通り、学生たちの近況報告を行い、特に昨年度は、箱根駅伝本戦に出場したこともあり、学生たちの好記録にOBたちも喜んでくれた。
 懇親会が終わった後は、同期と1つ下の学年の後輩と2次会。最近、日本の企業が防衛産業から撤退するというようなニュースもあり、新装備導入に関する入札は大変だという話を聞き、民間でコンサルティングを仕事としている同期からは、安全保障に関することは、国産にこだわる必要があり、ルールは別にするべきだという意見が出るなど、普段かかわることない話題で盛り上がった。そのほかにも、海外企業の商品を日本で販売するのに、代理店の力が販売に影響するという話を聞いた。海外企業の商品なのに、本家よりも世界で最も売り上げがいいのが日本という商品がいくつもある一方、海外では有名企業なのに、日本に進出しながらも全くの無名という企業もあり、代理店次第でその企業の名前が売れるかどうかが決まってしまうのだということを知った。自分の生きている業界とはなかなか交わらない業界の話は新鮮で、自分の思考の幅を広げていってくれる。自分の世界は狭いなぁと思った。
 
■2019年6月27日(木曜日)
 今週の「放射線の科学」の授業は、放射線から身を守る方法。特に外部被ばくに対する防護。被ばくには、外からの放射性物質による外部被ばく、自分自身の内部に入った放射性物質による内部被ばく、自分の体表面についた放射性物質による体表面汚染の3つに分けられる。今回は特に外部被ばくについての知識を学んだ。
 外部被ばくからの防護は、遮へいすること、距離を取ること、さらされる時間を短くすることが3原則なのだという。放射線に関する遮へいという言葉の使われ方は、通常の遮へいとは違う。通常の遮へいと言えば、100が0になることを意味するが、放射線での遮へいは、100が0になることを意味しない。放射線防護服を着て遮へいすることで、着ていないときと比較して放射線の量を減らすことができるという意味合いで、完全には防ぐことができない。例えば、鉛でできた防護服を着た場合、1枚を切るよりは、2枚、3枚と重ねて鉛の壁を厚くした方が、放射線量をより減らすことができるが、完全には防げない。そして紛らわしい言葉として、放射能防護服がある。これは、放射性物質が體に付着しないようにするための服であり、放射線は遮蔽できない。福島の原発事故の際にもこうした勘違いが生じたという。遮へいには、一般的に鉛が使われている。鉛自体は、あまり體に良いものではないが、なぜ使われるかというと、原子番号が大きいから。原子番号が大きいと、軌道電子の数が多く、それだけ軌道電子にガンマ線がぶつかりやすくなり、透過するガンマ線量を減らすことができるというメリットがある。
 放射線源からは、できるだけ距離を取った方がいいのだが、放射線源からの放射線量は、距離の逆2乗の法則に従うという。この法則からすると、放射線源を触った場合、距離はゼロとなり、放射線量は無限大となり、死が近くなる。放射線源から距離を取りながら、放射線源の処置をする場合には、トングやロボットを使うなど、できるだけ近づかないよう、そして接する時間を短くするために、作業は、秒単位で管理し、一つの作業をできるだけ多くの人数で分担しながら行うことが重要になる。
 最近のマウスによる研究によると、数グレイの被ばくをしても命が助かる可能性も出てきているという。それは、被ばく前にビタミンCを投与しておくという処置。通常、数グレイの被ばくをすると、2週間ほどですべてのマウスが死に至るのだが、ビタミンCを投与したマウスは、2週間たっても半分ほどが死に至らなかったそうで、ビタミンCが放射線障害を軽減する可能性があるという結論となった。陸上自衛隊化学科職種の隊員は、放射線にさらされるような仕事をする可能性もあり、こうした研究が進み、放射線障害を軽減できるようになると、より長い時間放射線にさらされる作業を強いられる可能性もあるのではないかと先生は心配されていた。難しい問題だ。
 
■2019年6月26日(水曜日)
 インドネシアが廃プラ輸入禁止へという記事をヤフーニュースで見た。1年半前に中国が輸入禁止をして以来、日本からの廃プラスチックは東南アジアに殺到しているという。ウェブサイトに張り付けてあった図からは、昨年、日本の廃プラスチックの輸出先上位はマレーシア、タイ、台湾となっていた。日常では、プラスチックごみは、週に1回市の清掃車が収集し処理をしてくれているという認識で、処理としては海岸に埋め立てたり、細かくして再利用しているものと思っていた。実際は国全体で相当な量があり、処理できず海外へ輸出という形で処理してもらっていたということなのだろう。なんと迷惑なことをしていたのだろうと思うと同時に、プラスチックのない生活を成り立たせることは、現状では難しいとも思った。海外では、使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する動きなどもあるが、今後は、リサイクルのより良い方法を探りつつ、できるだけプラスチックごみが出ない方法も探っていく必要があることを認識した。
 
■2019年6月25日(火曜日)
 この2週間くらい左アキレス腱の痛みが強くなっている。先日の県選手権のウォーミングアップの際にも痛みが氣になりながらで、レース中もなんとかフィニッシュまでこらえてくれと思いながら走っていた。朝起きた直後が最も痛かったのだが、昨日からは、1日中痛みが氣になるようになった。今日は学生の練習に混ざって走るつもりで、まずは1000m×5の練習をスタートしたが、スタート直後から痛みが強く、300mで終了。その後、30分ほど時間をおいて、中距離が1000mを走るので、それに合わせてウォーミングアップをして走ったのだが、500mで痛みが出てきて600mで終了。全く練習にならなかった。ジョッグの時には、接地の仕方や、上半身の使い方がうまくいけば、痛みなく走れているので、速度が上がった時にそれを再現できるように試行錯誤していくしかない。
 
■2019年6月24日(月曜日)
 子どもたちの学校で、デジタル教材を取り入れる学校が増えてきているという。まだ試行段階なのかもしれないが、今後は急速に拡大し6年後には経済規模が2倍になると予測されている。メリットはたくさんあるようだが、同時にデメリットもあり、情報はあふれているので、検索することで大概の情報は手にすることができることから、子ども自身が考えなくても済んでしまったり、デジタル教材にくぎ付けで生徒同士のコミュニケーションが減ってしまうという可能性もあり、実際にそういった報告があるという。
 我が家では、子どもたちがスマートフォンを手にするようになり、スマートフォンを見つめる時間が長くなり、家庭でのコミュニケーションは明らかに減ってしまった。スマートフォンを見ながら、こちらの話を聞き流すということが多く、伝えたいことが伝わらず、何度も喧嘩になっている。映画「ブッシュマン」で1本のコーラの瓶が村人たちの生活を一変させ、結果的に険悪な雰囲気を作ったという話を思い出す。彼らにとってのコーラの瓶が、現代ではスマートフォンに見えてくる。映画では、この瓶があることで不幸になると判断した村人は、主人公のニカウさんに瓶を捨ててくるように頼み、彼は約束通り瓶を遠くに捨てに行き、村はまた元の生活に戻れハッピーエンドとなったが、現代人にとってのスマートフォンはそういうわけにはいかない。自制できる人だけがスマートフォンを持つべきだと思う。
 
■2019年6月23日(日曜日)
 神奈川県選手権2日目。学生は、100m、800m、3000m障害に出場。
 100m予選は、10秒91で、予選通過し、準決勝では10秒81で彼自身が持つ大学記録に並んだ。風が0.0mということで、以前は追い風1.3mなので、実質大学新記録となった。しかし着順やプラスには引っかからず、準決勝敗退となった。
 800m準決勝は、自分のチームのレジェンズの選手が2名と、卒業生とうちの学生が全員同じ組で走ることとなった。手堅く走る卒業生をマークすれば、着順もタイムもついてくるだろうという予測をしていたが、実際、学生にとっては理想的な展開で、卒業生は、2着で決勝進出、うちの学生はプラスでギリギリ拾われ、決勝進出を勝ち取った。タイムは先週出したばかりの自己ベストを2秒近く上回る1分54秒36を記録した。決勝も、卒業生は残り500mから先頭に出て逃げるなど積極的な走りをする一方、学生は、とても消極的で、1周目は60秒。卒業生は、上位選手とともに、2周目にペースアップし、4位となり関東選手権出場を決めたが、学生は、1周目で離された距離を詰めることができず7着となり、関東選手権には出場できなかった。しかし2周目を56秒台で走り、先週までのベストと変わらないタイムだったことから、かなりの成長を見ることができた。
 3000m障害は、予選で、自己ベストと0.1秒届かないセカンド記録で余裕をもって3着でフィニッシュし決勝進出。決勝の前には、筋肉をほぐし、予選より良い状態で決勝に臨んだ。前半は、後ろの方でレースをしていたが、1000mを通過するころには、8番手に上がり、1000m通貨は3分07秒台。このままいければ、6位以内と自己ベストの可能性は高いと思えた。しかし、1200〜1300mの間の障害で、ジャンプの際に膝を打ち、障害の先で転倒。地面に頭をつけ、うずくまったままだった。競技役員があわてて担架を出し、医務室へ搬送となった。骨には異常はなさそうだったが、かなり強い打撲となり、本人はとても悔しそうだった。彼は4年生だが、まだ秋のシーズンが残っている。7月の訓練期間に脚を回復させ、7月末の夏合宿からやり直して欲しい。
 
■2019年6月22日(土曜日)
 神奈川県選手権800mに出場。初めて神奈川県選手権に出場したのは19歳の時。その時には、5位となり、関東選手権では2位になった。あれから25年が経ち、また今年もこの大会に出場できている。当時は、25年経ってもこの大会に出場しているなんて想像もできなかった。自分でもよくやっているなぁと思った。
 予選は9組で2着までと3着以降の上位6名が準決勝へ進出できた。自分の組は、自分より各上の選手が6名いた。準決勝進出はなかなか難しく、自分の納得のいくレースができれば、着順を気にする必要はなかった。スタートから積極的に先頭につき、2番手で200mを28秒台で通過。残り500mの時点で、少し體全体が硬くなってきて、最後まで走りきれるだろうかという不安が頭をよぎった。400m通貨は58秒8くらい。そして残り300mからは自分のペースダウンを防ぐために先頭の選手を抜き先頭に立って逃げた。残り200m以降は、次々と後ろの選手に抜かれ、あとは必死でもがきながらフィニッシュを目指した。フィニッシュは6着でタイムは1分59秒28。やれるだけのことはやり、先頭に立つ見せ場も作った。月曜日の600mのタイムからは、ちょっと物足りないタイムだったが、納得の走りだった。うちの学生や卒業生はきっちりと予選を通過し、明日の準決勝へ進出した。明日は、彼らの走りを楽しみたい。
 
■2019年6月21日(金曜日)


収穫間際のシシトウ
 出費を見直そうと、毎月支払っている明細を確認したところ、やめたと思っていたソフトバンク光がまだ契約状態で、3月以降も毎月8000円も支払っていた。さらにキッズ携帯も契約したままだったので、ソフトバンクのお店へ行き、両方とも解約してもらおうとした。キッズ携帯はその場で解約でき、違約金が10000円ちょっとかかった。ソフトバンク光は、お店では解約できず、電話番号を教えられた。教えられた番号に電話すると、音声案内となった。音声案内に従って番号を押し、オプションの解約ができたという音声が流れた。解約したかったのはオプションではない。光の契約を解約できたのかどうかがよくわからない。オペレーターと話がしたかったが、結局オペレーターと話をする選択肢はなく、中途半端な感じで電話を切ることになった。その後、もう一度オペレーターにつなげられないかと思い、チャレンジしたが、営業時間が終了し確認できなかった。最後に頼りたいのは人なのだが、手続きは、インターネットだったり、音声案内だったりする。会社には人件費がかからず便利だが、利用者にとっては不便でならないシステムだ。
 
■2019年6月20日(木曜日)
 今週も「放射線の科学」の授業に参加。放射線の人体への影響について学んだ。放射線被ばくをするとどうなるのか、被爆した場合の対処についてはどうするかということが主な内容だった。
 被ばくをするとどうなるかということは、「朽ちていった命 被爆治療83日間の記録(NHK「東海村臨界事故」取材班)」に時間経過に伴った詳細な状況が述べられているとのことで、紹介があった。
 被ばくから48時間は前駆期といい、吐気・嘔吐、下痢、頭痛、意識障害、発熱などが起こるが、診断を間違うと食あたりやアレルギー症状とされる場合もある。その後、潜伏期と呼ばれる期間が3週目くらいまで続き、症状が回復し、正常と変わらず本人も元氣になるという。すぐに症状がでないので、勘違いしてしまうそうだが、浴びた量が多い時には、医師も見守ることしかできないという。そして、それ以降は発症期に入り、症状が発症する。ここからは、放射線を浴びた量が多いほど症状が深刻になる。全身吸収線量が数グレイで、造血障害による骨髄死となり、被ばく後生存期間は30〜50日。5〜15グレイで、消火器障害による腸死となり、被ばく後生存期間は7〜20日。15グレイ以上になると、中枢神経死となり、浴びた線量によるが被ばく後生存期間は5日未満だという。
 急性放射線症は、骨髄や腸だけでなく、皮膚にも影響があり、放射線により皮膚は表皮が生成されなくなる。2週間ほどでもともとあった皮膚がはがれてしまい、表皮がなくなると細菌から身を守れなくなり、皮膚がただれてくるという。被ばくした人は皮膚がただれるというイメージがあるが、まさにこの症状が発症した結果といえる。
 今のところ10グレイ以上の被ばくをした人は生き残った記録がないそうで、これは消化管を治す技術がないためなのだという。生存するには、2〜3グレイが被ばくの限度であり、その場合には一時的に骨髄には影響が出るとのこと。どんなに少ない線量でも発がんリスクはある。100ミリシーベルトで0.5パーセントのガンリスクが高まるそうだが、どれくらい時間が経つとガンが発症するかといえば、数年から数十年後。数十年後だと何が原因でガンになったのかはよくわからないのではないかと思った。
 
■2019年6月19日(水曜日)
 午前1コマ、午後2コマすべて砲丸投げの授業。ウォーミングアップは2人組になり砲丸投げで必要となる部位の筋肉をほぐす方法を教えたが、今年の学生たちは、あまり興味がないのか、実際に学生を寝かせてデモンストレーションをしても、その場に座って話を聞くだけで、近くまで来てどうやってやっているのか見ようとする学生が全くいない。昨年までの授業を改善させて授業をしていると自分では思っているのだが、学生たちの反応がないということは、昨年までよりも興味が持てない内容になっているのだろうか。現状を説明し、何か興味がもてない理由があるのか、直接学生たちに語りかけたところ、それにも反応はなく、数名の学生がデモの近くにやってくるだけ。実際に2人組でほぐしをしてもらうと、こちらが説明したことを全くやっていなかったりする。このやる氣はどうなのかと思いながらも、個別に説明に回るということでかなり時間がかかった。
 砲丸投げでは、投擲後サークルから出るときの注意をして、ファールになる場合とファールにならない場合を説明したにもかかわらず、かなりの学生が投擲後、わざわざファールになる場所に足を出す者が昨年までと比べてとても多く、今年の学生たちは、話を聞いていないということが確認できた。記録の計測では、まずは2回ずつ連続で投擲をしてもらうのだが、2回とも同じようにファールし、その後やり直しで投擲をしてもらった時にも、また同じことをする学生がいて、周りの学生たちも呆れていた。午前の授業はその後の昼食、午後の最初の授業は、その後に訓練の授業、最後の授業はその後にパレード訓練があったためか、今日の学生たちはみなそわそわして、次の予定に意識が向いているようにも見え、なんだか集中力のない雰囲気だった。授業のやり方を見直す必要があると感じた。
 
■2019年6月18日(火曜日)


富士山
 昨日に引き続き学生と練習。メニューは300m+500m。前半の300mを42秒で走り、1分休息後、500mは全力で走るという内容。元々は2セット行う予定だったが、今日は学生たちがイレギュラーなスケジュールのため練習時間が短く1セットだけになった。
 昨日のように、気持ちよく走れれば学生たちについていけるだろうと思ってスタートしたが、思っていたよりも学生たちのペースは速く、集団の後ろでなんとか離れずについていくのが精いっぱいだった。タイムは41秒6で設定よりも速かった。500mは前半自分が引っ張り、残り200mからは学生が前に出て、徐々に離されながらフィニッシュ。タイムは73秒2。昨日の走りと比べると、失速が大きく、あまり納得のできる走りではなかったが、試合へ向けて良い刺激にはなった。
 
■2019年6月17日(月曜日)


本日の収穫
 学生と一緒に練習。今日は600mを1本。週末に試合に向け調整期間に入ったため、練習量はとても少ない。最も速い学生が、先週末に800mと1500mの2種目で自己ベストを出すなど、調子が上がっているので、引っ張ってもらえるかと思っていたのだが、本人は、疲れも考慮し、あまり積極的ではなかったため、自分で引っ張ることにした。スタートまでにそれほど時間はなく、ウォーミングアップは十分ではなかったが、できることをしてスタートした。最初から、自分だけが飛び出し、学生は少し距離を置くようにしてついてきた。前半は、とても気持ちよく楽に走れ、200mを通過した時に、残り1周も同じリズムで行けると思った。400m通過の時点でもまだ同じリズムで行けると思った。学生も意地があり、離されたままでは終わらず、残り200mからは距離を詰め、最後の直線では自分を抜いていった。しかし自分も意地を見せてそれほど離されずにフィニッシュ。タイムは1分24秒8。400m通過は56秒前後。一定ペースで走り切り、久しぶりに1分25秒を切るタイムで走れた。この調子で、週末のレースに臨めれば、シーズンベストの更新ができるだろう。
 
■2019年6月16日(日曜日)


サツマイモと枝豆
 周波数治療体験セミナーに参加。このセミナーは3回目くらいなのだが、毎回講師が違い、参加者が何を悩んでいて何を知りたいかということにより、内容が決まるため、毎回内容が違い新鮮な気分で受講ができる。
 今回は、前半は、エネルギーの出入りがあるという氣門からエネルギーが出るようにする体操をしてエネルギーの変化の違いと、手の感覚の変化を確認した。そして後半は、座禅を学び、座禅をしながら患者さんの症状の原因を特定するということを体験した。
 エネルギーは、周波数という言葉に置き換えることができるという。周波数は、脈や神経伝達に使われる微弱な電流、脳波など具体的に数字で表現できる。氣という言葉に置き換えることもでき、空氣、元氣、雰囲氣など、氣を使った言葉はたくさんあるが、氣は目に見えないものという意味合いがある。普段、目に見えない「氣」という言葉を使っているが、意外と目に見えないことについては信じられないというのが一般的。この目に見えないことからも何かを感じることはでき、それにより患者の情報を得ることができるというのがこの周波数治療の考え方。今回も目に見えない何かを感じるという経験はできたが、それが、患者の施術のための情報として利用できるところまでは到達できなかった。この感じるという能力を向上させ、自分自身や周りの人に役立てられるように自分でできることを今日からやっていこうと思った。
 
■2019年6月15日(土曜日)


食事中
 犬を借りて2日目。食事は、ドッグフードをお湯でふやかせて与えたのだが、エサが出されると一心不乱にエサに向かい、食べ終わった後もずっとその皿をなめ回し続けていた。人間のように食事を楽しむという雰囲氣はなく、とにかく腹を満たすために食べるという感じだった。エサを食べ終わったあと、そのままエサの入った皿を放置しておいたら、家中がそのエサの臭いで満たされ、異臭となった。小便や大便の処理も忘れていると臭ってくる。インコはそれほど臭わなかったが、さすがに犬になると影響は大きい。これらの処置が苦にならずにできるということが飼う条件の一つになってきそうだ。
 
■2019年6月14日(金曜日)


ようこそ我が家へ
 2週間ほど前に近所のペットショップで、妻と三男で犬を見ていたところ、三男がある犬を氣にいり犬が飼いたいと言いだし、妻が3日間だけレンタルできることを知り、今日から3日間だけレンタルすることとなった。夜帰宅すると、家の中に犬がいるためか、独特の臭いがした。今日は、三男が学校でなぜかカブトムシをもらって帰ってきたこともあり、その臭いも混じっていたのかもしれない。我が家はインコを飼い、次男がメダカを学校からもらって帰ってきてメダカも飼い、そしてカブトムシ。今日から3日間は犬までいる。家が動物園になりそうな勢いだ。
 我が家にやってきた犬の種類は、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。あまりにも長すぎて覚えられない。三男と妻はキャバちゃんと呼んでいた。3月に産まれたばかりの赤ん坊で、体重は1.4kg。身体はかなり小さいが、その瞳だけは大きく、何とも言いようのないかわいさがある。遊ぶといっても、ペットショップからは、まだ赤ん坊なので、抱っこするだけにしておいて欲しいと言われ、庭で走らせたりおもちゃを与えたりして遊ぶことはできないのは残念だった。
 
■2019年6月13日(木曜日)
 長男は中間試験の期間らしく、朝食時に食卓に化学の教科書が置いてあった。自分が子どもの時と今では何が違うのだろうかと思いながら教科書を開いてみると、全てがカラーで絵本の様な印象を持った。最近氣になっている放射線の話が、放射性同位体の部分で出ていたり、周期表に記載されている元素の数が増え、最近登録されたニホニウムも載っていた。さらに、当時は技術としてなかった燃料電池についても燃料電池車の写真入りで紹介されていて、科学技術の進歩と共に、子どもたちが学ぶ内容も増えていくということを実感した。しかし、アボガドロ定数は文章中には6.02×10の23乗となっていたが、実際の計算の問題では6.02の部分が6.0に省略されるなど、細かい数字は、円周率の省略と同じように簡単になっていて、計算が楽になっているように思えた。教科書を見て、改めて学んでみたい氣分になった。
 
■2019年6月12日(水曜日)
 出勤前に、自宅の2階を掃除するべく掃除機を出した。妻からは、最近掃除機がすぐに動かなくなるので、吸い込み口に問題があるのではないかと言われたため、掃除の前に吸い込み口を分解して、中を見ることにした。分解して中を確認した結果、吸い込み口には、短くなった鉛筆とセロハンテープの丸まったものが引っかかっていた。鉛筆は吸い込む前に拾ってくれればこんなことにはならなかったと思うのだが、誰が掃除機で吸ってしまったということなのだろう。掃除機は昨年ダイソン製に買い換え、その吸引力をとても気に入っていたのだが、吸引口が閉じられてしまっては、吸引力低下は仕方のないこと。妻は、吸ったゴミの排出方法が氣に入らないらしく、今回の吸引力低下によりダイソンの掃除機は全然吸わないとかなり批判的だったが、鉛筆の発見によりその認識は正しくないということを示すことができた。鉛筆を吸い込むほどの吸引力があるということで、自分はさらにダイソンの掃除機の性能を見直すことができ、さらにお気に入りの掃除機となった。
 
■2019年6月11日(火曜日)
 NHKEテレで以前放送していた「ろんぶーん」という論文を紹介する番組の録画を見た。紹介されたのは詐欺に関する論文。その中で、日本人は家族以外に本名を隠す伝統があったということを知った。昔は、本名は霊的人格(魂)と結びついていて、本名を知られると魂を支配されると信じられていたからだという。清少納言も紫式部も本名については知られていないし、西郷隆盛は本名ではなかったという。当時は、西郷小吉、西郷吉之介、西郷善兵衛、西郷吉兵衛、西郷三助、菊池源吾、大島三右衛門、大島吉之助、西郷吉之助といういろいろな名前で呼ばれていたが、本名ではなかった。本名は西郷隆永だった。今の西郷隆盛になったのはある勘違いからだった。それは明治天皇から勲章を授かる際に公式文書に本名を記す必要があったのだが、本人は旅行中で不在だったため、周りはだれも本名を知らなかったが、友人が隆盛だと言ったことで隆盛となってしまった。隆盛は西郷さんの父親の名前だった。しかし西郷さんは、「それでよか」ということでその後は隆盛と名乗ることとなったという。本名を隠して通称を名乗ることがなくなったのが、明治の戸籍法の制定であり、一人につき名前が一つになってしまった。電話で下の名前を言わないのは本名を隠す影響が残っているからと論文では考察していた。制度は変わっても精神文化は簡単には変わらず、社会生活では下の名前をあまり使わないという文化が今でも残っている可能性がある。オレオレ詐欺に出てくる「オレ」は、日本語にある多彩な一人称の一つであるが、外向きな「わたし」とは違い内向きな言葉であり、「オレ」を使うことは、最も内側のコミュニティー向けだということを示す意味が含まれていて、「オレ」を使うことで「内側の人」だと相手に魔法をかける表現でもあるため、それを利用して詐欺が行われてしまっているとのことだった。
 
■2019年6月10日(月曜日)
 先日、三沢基地のF35Aが墜落した事故で、防衛省は、事故原因はパイロットの空間識失調によるものだったと発表した。平衡感覚を失うことで、機体の姿勢を錯覚し、機首を下げたまま急降下し、異常を知らせることなく、そのまま海面に墜落したと考えられるという。現役のパイロットに話を聞いてみたところ、空間識失調は、パイロットの間では、誰もが陥るものであり、パイロットはみなヒヤッとした経験があるはずだと言っていた。彼は、夜のフライトで、漁船の明かりなのか、星の明かりなのかが分からなくなり、自分の姿勢がどうなっているのか把握できていないことを認識した経験が何度かあったと話してくれた。戦闘機のパイロットは、実戦ではなくても命を賭けて飛行しているのだということがよくわかった。
 
■2019年6月9日(日曜日)


放射線測定器
 木曜の「放射線の科学」の授業で、学生たちには、放射線測定器で、身の回りの放射線を計測してくる課題が課された。自分も放射線測定器を借りたので、これを次男の夏の自由研究にできない者かと思い、次男に話をしてみたところ、やってみたいということになり、昨日から測定をしている。體からできるだけ離して放射線測定器を持ち、30秒ほど静止し、値が安定したところでその値を計測値とするのだが、短い時間で放射線量が大きく変化し、30秒静止しても値が安定しないところが多く、1つの値に決めることがとても難しかった。測定器で表示された最高値は、0.24ミリシーベルトで、最も低くて0.06ミリシーベルトだった。横須賀市から配布されている子供向けのパンフレットには、他の地域の放射線量のデータが記載されているが、それと比べると、この2日間で計測した値は、少し高いように思った。
 
■2019年6月8日(土曜日)


本日の収穫
 小学校は参観日ということで、次男と三男の授業を見に行った。
 次男のクラスは、担任が春に大学を卒業したばかりの新人さん。国語の授業で、子どもたちから字が小さいとか、はねるところがはねていないとか細かいことを指摘され、手際が悪く、5分くらいで終わる内容が45分もかかっているように見え、子どもたちも、このスローな展開にイライラした結果が細かい指摘となっているのだろうと思った。
 三男のクラスは、ベテランの先生で授業は音楽だった。声だしの練習から、合唱、班ごとに決めた曲でのハンドベル演奏、リコーダー、合唱など、短い間に次々と異なる内容を実習するなど、テンポが良く、子どもたちの集中力も切れず、すばらしい授業だった。
 これほどまでに、新人とベテランの違いを感じたことはなく、新人の先生には、担任をする前に、1年くらいは副担任で研修をしてもらった方が良いのではないかと思った。
 
■2019年6月7日(金曜日)
 昼休みに200m×7の上り坂ダッシュ。休息は200mの下り坂ジョッグ。目標は31秒以内で全て走ることだったが、1本目から思うように走れず32秒0。2本目は34秒5。まったく身体が動かなかった。このペースでしか走れない状態で7本は少ないと思い、10本に変更。3本目以降は、33秒1、33秒2、33秒4、32秒7、33秒2、33秒7、33秒2、33秒3で、結局1本も目標タイムに届かなかった。先月頭の中にあった走りのイメージが崩れ、今はどうやって走ったらいいかイメージができていないというのが走れない原因なのだろう。あと2週間で県選手権。なんとか間に合わせたい。
 
■2019年6月6日(木曜日)
 4月から学生とともに「放射線の科学」という授業を受講させてもらっている。知らないことだらけで、毎回膨大な情報が目に飛び込んでくる。その情報を処理して自分のものにできているのかどうかは、何とも言えないが、毎回知的好奇心をくすぐられる授業となっている。
 今回のテーマは、宇宙放射線。目には見えないが確実に毎日降り注いでいる。そのほとんどが宇宙で起こった超新星爆発によるものだという。地球には、磁場が働いているため、赤道付近は磁場が強く、宇宙放射線は磁場にある程度跳ね返されるが、極地方では磁場が弱く宇宙放射線は侵入しやすいという。そのおかげで、宇宙放射線と大氣がぶつかって発光現象が起き、地球の磁場が目で見ることができる。これがオーロラなのだという。大氣が薄くなる標高が高い方が放射線量は多くなるが、南極やグリーンランドといった標高が高く、緯度の高い場所はさらに多いということになる。また、太陽の影響もあり、11年周期で磁場が高くなったり低くなったりするという。太陽が活発になると、太陽風で地球磁場は圧縮され、層の密度が高まり、その結果地球への放射線量は減るという。
 宇宙飛行士が被ばくを避けるには、放射線を通さない宇宙船や宇宙服を作る必要があるが、今のところ存在しない。船体は軽いカーボンやアルミでできていて、放射線を吸収する重い鉛は使われておらず、現状は遮蔽ということは考えられていない。そのため、滞在期間を最小限にするという方針となっている。1週間で3.5ミリシーベルトが目安だという。月や火星に移住する話を聞くことがあるが、月や火星には地球磁場はなく、月に行って帰ってくるだけで43ミリシーベルト、火星では1000ミリシーベルトの被ばくとなることから、放射線を遮蔽するには、地下に基地を作るしかないという。宇宙開発には、目に見えないものをどう制御するかということが課題なのだということがわかった。
 
■2019年6月5日(水曜日)
 「なぜ続く、運動会の巨大組み体操」という記事が産経新聞に載った。組体操が危険だということで、控えた方がいいという雰囲気になり、採用しない学校が増えている中、東大阪市の3校が7段ピラミッドや5段タワーをやろうとして問題視され、知事の発言もあり、段数を減らして実施したという。それでも教育現場では組み体操が根強い支持があるという。大阪市では全面禁止となった一方、東大阪市では制限はなかったことで今回話題になったようだ。コメントを求められた大学の先生は、学校と市民との間の感覚のずれが大きすぎるが、インターネットで市民が声を上げたことで段数が減らせたことは大きいとコメントをしていたが、市民の感覚が正しいのか教員の感覚が正しいかどうかもわからないのではないかと思った。モンスターペアレンツという言葉もある通り、市民の感覚も当てにはならないようにも思う。昔はどこの学校でも当たり前にやっていたことが、今はできなくなった原因は何か、ケガをする子どもの数が年々増加しているのだろうか。子どもたちの生活環境は間違いなく変化し、身体を動かす時間や場がなくなっているのは間違いない。
 
■2019年6月4日(火曜日)
 元サッカー日本代表監督の岡田武史氏による学生への講演があった。タイトルは「チームマネージメント 〜今治からの挑戦〜」。講演は、岡田氏が、なぜ今、FC今治で代表取締役になったのかという話から、現役を引退してからコーチや監督業を通じて考えたことやってきたことについて話された。
 日本人は「負けるのが嫌」というエネルギー(ブラックパワー)をモチベーションとし、子どもの時から、親やコーチに褒められることなく、試合が終わるたびにこうした方が良かったと言われて育つ場合が多い。それに対して、南米やヨーロッパでは、「勝つのが好き」というエネルギー(ホワイトパワー)をモチベーションとしていて、全く違うという。岡田氏がスペインのコーチから指摘されたのは、日本人は、選手が主体的にプレーをしていないということだったという。日本に「プレーモデル」はあるのかと聞かれたそうだが、これは、小さいときに型にはめるのではなく、原則をきちんと学び、その後は主体的にプレーをするというものらしい。日本にもこうしたものを根付かせられないかと思い、それを原点にこれまで監督業を行い、どのチームへ行っても実行してきたことがあり、それが、講演の中心的な内容となった。
 練習よりもまずは、チームモラルがあるかどうか。ルールではなくモラル。自然とみんながやることであり、家であれば、基礎と言える部分。プロフェッショナルというのは、自分で自分のことがコントロールできる人であり、勝負を分けるのはほんの些細なことであり、その些細なことをきちんとできるかどうかにかかっている。それはただの整理整頓だったりする。それが自然にできるかどうかそれがモラルだという。
 そして次に哲学。これがしっかりしていないと、何事もなしえない。選手には、この哲学を刷り込み、チームとしての結果を残してきたという。このチームはどういうチームなのか。チームの哲学を定義すること。集団のレベルを認識し、その集団のレベルにあった定義ができないとうまくいかないということになる。そして、哲学の先に目標設定があり、最終目標から、逆算して、今日何をすべきかというレベルにまで目標を落とし込み、やっとその日の練習で何をするかというところにたどり着く。「すべき」ではなく、「これいいね」というようにすると、選手自らが氣が付くようになり、自ら動き出すようになる。
 リーダーは覚悟が必要で、私心はなく、周りから意見があれば話を聞き、良ければ取り入れるが、自分の覚悟と違うのであれば、自分のやり方を通す。岡田氏は、損得、好き嫌い、正しいか間違っているかではなく、最後は美しいか美しくないかということで決断をしたという。
 日本代表監督という重圧を受けるポジションで、何を考え、何をしてきたかといことがリズムよく語られ、講師の話の中に引きこまれ、講演時間が短く感じるほどだった。集中して話を聞いた結果なのだろう。
 
■2019年6月3日(月曜日)
 学生と練習。メニューは600m×5。休息は4分。ペース設定は1分36秒台。ちょうど1500mで目標とするペース。学生に引っ張ってもらって走ったので、無理せず比較的余裕をもって最初の方は走れた。タイムは、1分36秒7、1分38秒2、1分37秒4、1分37秒8、1分37秒0。設定どおりに走れたのは、1本目だけで、残り2本からは、学生たちも疲れてきたため、自分が先頭に出る場面もあったが、久しぶりに複数でまとまって練習ができたというだけで学生にも自分にも価値のある練習だった。
 
■2019年6月2日(日曜日)


本日の収穫
 骨ストレッチの講習会に参加。今日もイメージで體の動きが変わるということをいろいろな方法で体感することができた。前半は、みぞおちのあたりの中丹田のイメージ。そしてへそより下の丹田と合わせて自分の體に丸太が刺さっているというイメージに広がり、相手が近づいてきた瞬間に、相手よりも速く相手の體をとらえるという練習をした。こちらが相手に近づくという意思を持たず、刺さっている丸太に引っ張られて勝手に相手のところへ行ってしまうというイメージができると、體幹から初動が始まり、素早い動きができることが理解できた。
 後半は、先月に引き続き肘の位置について。ウサイン・ボルトが最も速かった時は、肘の位置がしっかりと決まっていて、振っているのは、肘から先だった。肘の位置が決まっていると、その先の鎖骨の動きが出しやすくなる。肘の位置が決まらず、暴れた状態では、仙腸関節も動かなくなってしまうという。動きを良くするには肘を整えるということを学ぶことができた。
 最近は内容が高度になってきて、すぐに現場に活かすことが難しくなってきた。学んだことをすぐに使わないと、1か月で忘れてしまう。学んだことの実践と継続が課題だなぁと思った。
 
■2019年6月1日(土曜日)


次男の投擲
 平塚で行われた少年少女交流記録会に参加する子どもたちの付添をした。子どもたちはバスや電車に乗るのにパスモやスイカを使うのだが、平塚駅からの競技場までのバスでは、100円玉で支払う方が安いので、100円を持っている子どもたちは現金で払うことになった。しかし、普段コインを使わないため、どうやって支払ってよいかわからない子どもが複数いて、バスを降りるのに時間がかかった。大人からすれば、なんでもない当たり前のことでも、子どもたちにとっては未知のこと。知っていることと知らないことを大人がきちんと理解し、説明をしてあげなければならないということを学んだ。
 試合のサポートとしては、5年生100mの男子2名、5、6年生800mの4名のウォーミングアップを担当した。骨ストレッチと筋膜を使った筋肉のほぐしを行い、ほとんどの子が自己ベストを出してくれた。
 今回は、次男も試合に参加していてジャベリックボール投げと走り幅跳びの2種目をするコンバインドBに出場した。ジャベリックボールは1投目がファールだったが、2投目は目標の30m超えを果たし、投擲が終わった時点で15位。続く走り幅跳びでは、追い風のおかげで3m91を記録し、幅跳びだけでは全体で3位の記録となり、2種目の総合得点では8位に順位を上げて競技終了となった。来月は、全国大会の予選がある。ジャベリックボールで記録をさらに向上させ、走り幅跳びでは4mを目標にしていくようだ。1位の子どもだけが全国大会に参加できるという狭き門だが、自分で定めた目標を超えられるように、ベストを尽くしてほしい。
 


[昔のいずみ]