最近のいずみ

Last Update:2019/8/31



パートタイムアスリートいずみ 19年目に突入 

■2019年8月31日(土曜日)
 午前は、学生たちの練習を眺めた。中距離は、レペティショントレーニングをしていたのだが、最初から自己ベストを出す学生もいるなど、今日はみんながとても集中していた。自分が走れないのがもどかしかった。今週からはトラック練習をしようと思っていたのだが、アキレス腱と足底の痛みが強く、1週間で1度も走ることができなかった。走りのイメージを変えれば、痛みなく走れるのではないかとジョッグで試行錯誤しているのだが、なかなかフィットするイメージが作れない。
 集中している学生たちを見ている内に、なぜか両足の痛みが緩和し、走れるかもしれないという感覚になったので、学生たちが400mを走るときに途中まで一緒に走らせてもらうことにした。走り始めは痛みを伴うが、中盤は痛みが弱くなり、このまま最後までいけるかもしれないと思ったが、無理せず300mで走るのを止めた。タイムは42秒4。かなり楽に走れたが、走り終えた直後に激痛。2週間後は、全日本マスターズがあるのだが、無理すれば800m1本だけは走れるかもしれない。
 
■2019年8月30日(金曜日)
 共同通信の記事で、高校2年生の3割は宿題を除く1日の勉強時間がゼロという調査結果が文科省から出されたという。休日における勉強時間は進学希望者と就職希望者では大きな差があり、就職希望者は5割以上がゼロ、大学進学希望者で2割近くがゼロだった。
 自分も高校時代部活をしていたときには、家に帰ると食事をして寝るだけの生活で、朝、学校へ行ってからあわてて宿題をしていた。休日は図書館なので勉強はしたが、平日はほぼゼロだった。今の高校生たちは、自分たちと違ってスマートフォンをいじる時間が勉強時間を減らしているのではないかと自分の子どもを見ていて実感する。文科省は、前向きに勉強に取り組めるようにするために、授業などの改善を検討するという。授業を通して勉強がスマートフォンよりも面白いと思えない限り、なかなか勉強に氣持ちを向けさせるのは難しいのではないかと思った。
 
■2019年8月29日(木曜日)
 NHKハングル講座入門編は、今週敬語について学習している。日本では、目上の人について話をするとき、身内のことであれば尊敬語を使わないのだが、朝鮮半島では、目上の人には、どういった場合でも尊敬語を使うのがルール。この感覚が韓国から見る日本との関係にもあるのかもしれない。韓国にとっては昔から中国が上で日本が下という感覚があるように思える。日本が様々な面で優れていたとしても、それは認められず日本は常に下という感覚。韓国が絶対に上で、改めるべきは日本という考えの元、今長引いている日韓の問題は、韓国は自分たちのしていることには目を向けず、何があっても日本が考えを改めるべきだという主張をしているように見える。あちらがそういう文化だと考えると、どれだけ議論をしても平行線なのではないかと思えてきた。
 
■2019年8月28日(水曜日)
 U−18ベースボールワールドカップに出場するため、甲子園で活躍した高校球児たちを中心とした日本代表チームが韓国へ移動した。その際、昨今の日韓関係を踏まえ、生徒に危害が及ばないよう日の丸のないポロシャツを着て生徒たちは移動したという。日の丸をつけいるだけで危害を加えるような国であれば、日の丸を着けていなくても日本だと分かったら危害を加えられてしまうのではないか。とにかく自国の旗を隠さなければならないなんて正常ではない。国が悪いことをしたわけではないのに、なぜか後ろめたさがあるような雰囲氣。生徒たちに自国に誇りを持てなくさせてしまっているように見える。日本人旅行者が危害を加えられたというニュースがあったばかりなので、生徒の安全を最優先と言われると、高野連は今回のような処置をせざるを得なかったのかもしれない。戦後70年以上が経ったが、今回の件で、日本はいまだに国民が自国に誇りを持ち、堂々と国旗を掲げられる国になったとは言えない状態が続いているように思えた。
 
■2019年8月27日(火曜日)


畑にいたカマキリ
 学生たちは夏休みと大きな試合が終わり、やっと落ち着いて練習ができる環境になった。しかし9月末には定期試験があるので、そんなに落ち着いていられないのかもしれない。しかし、4年生は、試験も少なく、部の運営も離れたこともあり、それぞれのペースで伸び伸びと練習しているように見えた。余裕が出てきた4年生に、骨ストレッチで学んだイメージで自分の動きを変えるということを教えてみたところとても好評だった。今日は、練習中の頭の中はイメージだらけになっているようだったが、とても動きが良くて好調だと報告してくれる学生もいた。こういったことをしていると、動きの悪い部位が自然とわかってくるようだ。そして、この部位をほぐすにはどうしたらいいかという質問がでてくるので、それに答えるというような問答も今日はいくつかあった。上級生になるとこういったことができるのだが、下級生は、ある部位に痛みがあるのでどうしたらいいのかという質問が多い。どういうタイミングで変わってくるのかはわからないが、4年間で、学生たちは體の感覚が成長していくということを実感する部活の時間だった。
 
■2019年8月26日(月曜日)
 昨夜は、いろんな夢を見た。起きた直後は、どんな夢を見たか記憶があったが、朝食を食べる頃には忘れてしまった。意外と夜は涼しく、寝苦しくはなかったのだが、何度も目覚めては寝返りをうっていたような記憶があり、全然寝た感じがしなかった。7月末から、1ヶ月間で校内合宿、福島合宿、校内合宿、愛知、奈良、京都、愛知、福井、埼玉と動き回り、あまり自宅にいなかった。本当にめまぐるしく移動した。その疲れがあるのだろう。
 今週からは長距離の移動がなくなり、横須賀へ落ち着けるのだが、氣がぬけたのかどっと疲れが押し寄せてきた。やらなければならないことはあるのに、なかなかモチベーションが上がらない。氣持ちの問題だと言われればそれまでなのだが、どうしたらモチベーションがあげられるかを考えながら生活する1週間になりそうだ。
 
■2019年8月25日(日曜日)


全部員で
 関東理工系学生大会2日目。注目は、男子800m。昨日の予選もイーブンペースで1分58秒台を記録した学生が、準決勝でも1分57秒台でトップ通過。練習状況から見ても、準決勝までの走りを見ても優勝争いができると確信していた。1周目はスローペースとなり、集団は固まっていたところ、残り1周の鐘が鳴る手前から、学生はスパートし、バックストレートでは、2位以下に20m近くの差を開いて逃げた。ラスト勝負で十分勝てると思っていたのだが、本人は、持ちタイムが各上の選手がいたことで、ラスト勝負が怖くて逃げのレースをしたという。残り100mで10m近くの差をキープしていたが、その後少しずつ失速。本人も後ろをチラッと見るなど弱気なそぶりを見せ、結局残り1mで2人交わされ3位。昨年は決勝進出したものの上位争いができなかったのだから、1年で大きな成長をしてくれた。同じ種目を走っている指導者として十分力はあると彼には何度も言い続けてきたが、本人がそれを信用できなかったというのか、自分自身を信用しきれていなかったということなのだろう。残り1周でスパートをかけた勇気をほめたたえたい。
 チームとしては、3位以内の入賞は、男子が800mのみ、女子が砲丸投げと400mリレーで。対校戦順位は、男子が8位、女子が4位だった。
 
■2019年8月24日(土曜日)


男子100m予選
 関東理工系学生大会のサポートで鴻巣へ。学生たちがチームとして年度目標にしている大会。今日は1年生が、陸上自衛隊の富士総合火力演習の見学で、試合に参加できず、会場で見る学生の数が少なかった。夏合宿の状況から、まともに準備ができている学生は少なく、なかなか厳しい結果になることが予想された。実際、男子は、下位入賞はあるものの3位以内の入賞はなし。女子は、やり投げで優勝のみだった。OBが多数応援に来てくれたが、ちょっと物足りなかったのではないかと思う。
 
■2019年8月23日(金曜日)
 韓国政府が日本と韓国のGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄することを決めた。政治や経済で国同士が対立していたとしても、安全保障を考えると軍事面では連携する必要があると思っていたが、韓国からするとそうでもないということか。韓国軍のレーダー照射の事件以降、軍事面での信頼も揺らいでいたから仕方のないことなのかもしれない。軍事交流と言えば、うちの学校では、1年間の韓国留学や4か月の韓国留学で毎年学生が数名お世話になっている。韓国からは毎年2〜3名が2年間の留学で日本にやってくる。陸上自衛隊幹部候補生学校では、毎年候補生たちが韓国に研修に行ったり、韓国の候補生たちが日本に来たりしている。今後は、そういった面にも影響が出てくるのかもしれない。韓国政府は、本当に自国の利益や地域の安全保障を考えているのだろうか?感情で動いているように思えてしまう。 
 
■2019年8月22日(木曜日)


乗せてもらった馬と
 学会2日目は午前に口頭発表とポスター発表があり、午前で閉会となった。
 福井工業大学は、防衛大学校よりも愛国心に満ちていると感じた。建学の精神に愛国心という言葉が盛り込まれ、教室に建学の精神の額が掲げられ、その隣には日の丸の額が掲げられている。キャンパス内には、法隆寺の夢殿や正倉院のレプリカ、神武天皇の像が飾られていた。関係者に話を聞くと、ちょっと前までは、航空自衛隊のF-104戦闘機の本物が展示されていたということで、大学を建学された方は、かなりの自衛隊好きの方なのだと思った。
 午後からは希望者のみホースセラピー体験ということで、福井県立馬術競技場「福井ホースパーク」へ移動し、馬と触れ合った。馬は、体育学校の近代五種体験の際に、乗せてもらったことがあり、当時は身近な存在だった。厩舎には4〜5頭は飼っていたはずだが、福井ホースパークは、県の施設ということもあり、20頭以上を飼育していてその大きさに圧倒された。ホースセラピー体験は、馬のブラシや実際に馬に乗るなどして馬と触れ合うことができた。馬の毛はとても気持ちよく、犬とは違う感触があった。お尻の筋肉は、大きいながらもとても弾力があり柔らかく、運動に適した筋肉だと思った。
 
■2019年8月21日(水曜日)


おろし蕎麦




ソースカツ丼




福井駅前
 日本教育医学会大会1日目。会場は福井工業大学福井キャンパス。午前は会長と大会会長の挨拶、口頭発表と大会会長記念講演。
 会長の挨拶で、来年の大会は、韓国で開催する調整をしていたところ、昨今の日韓関係が影響して開催が出来なくなったとの報告があった。学問の場にも政治の影響が現れるのかと何とも言えない氣分になった。
 口頭発表で氣になったのは、大学男子学生を対象としたBMIと体力測定の結果との関係を調べた研究。多くの種目がBMI20が最も高い記録となったのだが、最大酸素摂取量だけは17.5ということで、痩せた学生が最も高いことが示され、改めて長距離選手と体重との関係について考えさせられた。
 記念講演では、人と馬の関わりの歴史、現在行われている競技の説明、ホースセラピーについて知ることができた。競走馬の種付けに関する話が興味深く、特に、優秀な競走馬の種付けには、1回の種付けにも高値が付くという。ディープインパクトは大人氣のため1回4000万円だそうで、その忙しさはとてつもなく、馬の種付け期間は1年の間でも限られており、ディープインパクトは、3か月間毎日2〜3回の種付けをしたとのことで、かわいそうだと思った。
 昼は、福井工業大学出身の陸上仲間から福井はおろし蕎麦が有名だということを聞き、大学から歩いていける距離の蕎麦屋へ入りおろし蕎麦を堪能した。
 午後は、発達障害の子どもたちについてのシンポジウム。発達障害は大人になっても続くものだが、大人になると自分自身を理解して、ある程度自分を制御できるようになり、落ち着く人が多い。しかし、年を取ってくると、また子どもの時のように制御できなくなる可能性があるという。発達障害の人は、自分の得意な分野を仕事にするとうまくいくことがあり、大学教員は、意外と発達障害の人が多いのではないかというシンポジストの話があり、実際にその話をしていたシンポジスト自身が自分は発達障害だと公表されたのが驚きだった。
 夜は、昨日入れなかったソースかつ丼のお店「ヨーロッパ軒」へ行き、ソースかつ丼を堪能。お店には有名人のサインが所狭しと並び、福井では有名なお店であることがよくわかった。
 
■2019年8月20日(火曜日)


福井城跡(福井県庁)
 日本教育医学会大会に参加するため福井へ移動。家を出発する時刻が遅かったため、予定の電車に乗れず、東京駅へ着いた時には、新幹線はすでに出発していた。金沢直通の新幹線は1時間後ということで、1時間待って自由席で金沢へ。金沢への到着は1時間近く遅くなったのに、金沢から乗る予定の列車が大雨のためまだ出発していなかった。結局予定よりも45分遅れで出発し、前を走る普通電車の影響で、ノロノロ運転の区間もあり、予定時刻より50分ほど遅れて福井へ到着。駅を降りると、恐竜だらけ。改めて福井県が恐竜を観光の目玉としている県であることを認識した。
 夕食は、福井県民となっている高校時代の友達に連絡し、ソースかつ丼の店を紹介され、お店へ行ってみたが火曜休みで食べられず。次に福井発の焼き鳥屋「秋吉」を紹介されて、その店で焼き鳥を堪能した。
 
■2019年8月19日(月曜日)


これから散歩です
 次男が先祖について興味を持っていたので、彼の祖父の父が石屋さんだったので、その作品の載ったアルバムを見つけて次男へ見せてやった。そして、祖父母が結婚したころの写真もあったので、一緒に見せた。その際、伊勢神宮のパンフレットがはさんであったので、その写真を見せて、エネルギーを感じてもらったところ、奈良や京都よりも強いという返答。伊勢神宮は別格なのだと思った。
 午前中のうちに帰る支度をして、憩いの農園へ行き、母がたくさんの野菜はお菓子を持たせてくれ、ついでに芽キャベツとキャベツの苗まで買ってもらい、横須賀へ戻った。休憩を2回入れて約6時間。無事帰宅し、さっそく畑の土を耕しうねを作り、黒マルチをかぶせて芽キャベツとキャベツを植えた。芽キャベツを植えるのは初めてのこと。どんなふうに育つのか楽しみだ。
 
■2019年8月18日(日曜日)


小学校の田んぼ
 実家で1日をゆっくりと過ごした。久しぶりにピアノを弾いてみたが、全く弾けなくなっている。自宅にも電子ピアノがあるのだが、洗濯物を干す場所として機能している関係で、弾ける状態になく、ほこりがかぶっている。もう一度ピアノを弾けるスペースを作りたいと思った。
 夕方からは、実家周辺を散策。昔あった畑、田んぼ、店などがなくなり、違った使われ方をしている。田んぼが畑になっているところも多くなり、なかなか田んぼが見つからなかった。やっと田んぼを見つけたところは、小学校の田んぼ。よく米が実っていた。昔よく魚やザリガニを獲った川は、区画整理後、コンクリートの川となってしまったが、それでもカルガモがいたり、小魚がいたりして、人工のものを自然が囲みこんでいる感じで、自然には逆らえないなぁと思った。
 
■2019年8月17日(土曜日)


清水寺




八坂の塔




金閣寺
 旅行3日目。朝食前に清水寺まで散歩。清水寺は400年に1度の大改修工事中とのことで、清水寺の特徴となる木で組んだ舞台は工事用の網で覆われ、あまり清水寺という雰囲氣は味わえなかった。しかしながら、次男は、「400年に1回の工事って、レアじゃない?次の工事が400年後だったら生きてないじゃん。ラッキーじゃん。」と普通だったら舞台が見られずがっかりするところを、何とも前向きなコメントで、幸運にしてしまった。前向きさがすばらしすぎて、誰の子どもなのか思えるほどだった。
 朝食は、清水寺から宿泊先へ帰る途中に見つけた喫茶店。次男は、最も高いローストビーフサンドとカフェオレのセットを注文した。カフェオレを甘いものだと思って飲んで、「このカフェオレ苦い」と言うので、苦いと思う人のためにシロップが一緒に提供されていることを教え、シロップを入れてやると、「甘くなった」と言ってしばらくは飲んでいたが、「やっぱり苦い」と言うので、自分が飲んでいた、最初は何も入れず飲みその後シロップを入れたカフェオレと交換してあげた。すると「さっきより甘い」と喜んでいたが、しばらくすると、「甘すぎる。パパ飲んでいいよ」と言い、結局次男は水を飲むことになった。ローストビーフも、噛み切るのが大変だったようで、いくつかもらうことになってしまった。次男は朝食を楽しめたのだろか。
 宿泊先を出て、バスで目指したのは金閣寺。これも次男が行きたかった場所。自分が小学生の時に修学旅行で行きたかったが拝観料問題で入れなかった場所。アニメ一休さんでみたあの金閣寺そのものだった。とにかくまぶしい黄金の建物だった。
 その後、タクシーで太秦映画村へ。高い入場料を払ったものの、見るべきものは何もなく、ただお土産を買うだけに入ったような形になってしまった。
 帰りの新幹線も電車もかなり込んでいてなかなか座ることができなかった。実家に帰った後次男は、妹の子どもたちと一緒に刈谷へ花火を見に行き、そのままお泊り。楽しいことがまだまだ続く。
 自分は、いつもおせわになったスポーツ店へ挨拶へ行き、閉店後まで店長と話し込んでしまった。
 充実した1日だった。
 
■2019年8月16日(金曜日)


鹿にたかられる次男



京都タワーからの眺め



三十三間堂



鴨川河川敷
 次男との旅行2日目。台風は日本海に抜け、朝から気持ちの良い晴れ渡った空になった。朝食後、次男が奈良でしてみたかった鹿せんべいを鹿に食べさせるという体験を歩きながら楽しんだ。鹿せんべいを持っている人には、鹿がせんべいをせがみに近づいてくるのだが、オスは大きな角を持っているので、1度に多くのオスに囲まれるととても怖い。せんべいを持っている次男は、小走りで逃げながら、1頭でおとなしくしている鹿を見つけてはせんべいを与えていた。鹿せんべいは2回買い、東大寺、二月堂、春日大社、興福寺を歩いて回りながら、鹿との交流を楽しむことができた。
 奈良で意外と時間を長くとってしまったため、京都へ向かう途中に平等院鳳凰堂へ行く予定だったが、それを止め直接京都へ行き、昨日は入れなかった次男念願の京都タワーへ。京都駅ビルと比べるとかなり視界が広がり、送り火が行われる山もきちんと見ることができた。
 京都タワーを出ると、宿泊先の途中にある三十三間堂へ。御堂に入ると、千手観音の数とその静まった空氣に圧倒された。千手観音の前に並んだ風神、雷神などの神さまは、1體ごと手をかざしてみると手のひらに来るエネルギーらしきものの感じ方が違う。次男と2人で、1體ずつじっくりと味わい、お互いの感じ方を話しながら歩いた。最も手のひらがビリビリときたのは、お堂の裏側から中央に近づいた付近。何があったというわけでもないのだが、違う空氣を感じた。次男は、お堂を出たあと、エネルギーをもらって體が軽くなったと言って喜んでいた。自分が小学校の修学旅行でここへ来た時には何も感じなかったが、次男は何かを感じられる感性があるというのが素晴らしい。33年ぶりに訪れてみて、違った楽しみ方ができた。
 三十三間堂を出た後は地下鉄で移動し、祇園を通り宿泊先へ。たまたま五山送り火が開催される日だったので、夕食後、それを見ようと鴨川へ行ってみたが、ビルに囲まれ山は見えず、ビルの上には、眺めの良さそうなビアガーデンがいくつもあったが、今日は入場だけでも特別料金が高く、結局テレビ中継を見るために宿へ戻った。テレビでは、解説付きで中継していたが、途中から退屈になり、チャンネルを変えると「千と千尋の神隠し」がやっていて、結局それを見て寝ることになった。
 
■2019年8月15日(木曜日)


オオサンショウウオ




京都タワー




道路を占拠する鹿




奈良の父母と
 台風は予報通り、日本列島に近づいているが、近鉄も新幹線も運休はなかったため、予定通り実家を出て次男と名古屋へ向かった。今日は奈良へ宿泊する予定なので、名古屋から近鉄で向かうか、新幹線を使って京都経由で奈良へ行くかで悩んだ。和歌山や奈良の南は、大雨が続いていて、場合によっては電車も止まる可能性があると考え、今日は、京都へ行き、京都で観光した後、奈良へ行くことにした。
 実家の最寄り駅から名古屋まで35分。名古屋から京都までは新幹線で36分。遠いと思っていた京都はとても近かった。京都駅を降りると、天氣は曇。思ったよりも氣温も湿度も低くて、過ごしやすい氣候だった。まずは、次男の希望で駅から近い京都水族館へ歩いて移動した。
 水族館では、館内に入って最初に京都の鴨川上流に生息するというオオサンショウウオの展示があった。想像していたのはせいぜい50cm程度だったのだが、実際は1m以上で想像をはるかに超える大きさに圧倒された。インパクトのあったのはこれだけで、残りの展示は、残念ながらそれほどインパクトはなかった。
 水族館を見終わった後も、雨も風もなく、全く台風が近づいている雰囲気はなかったため、次男の希望で、次は京都タワーへ向かった。しかしながら展望台の入り口へ行ってみると、台風の影響で、今日は営業を中止していたためタワーからの眺めを楽しむことができなかった。その代り眺めを楽しむため京都駅の駅ビルの屋上へ上がり、眺めを楽しんだ。次男は、京都タワーが見える度に、「京都タワー!」と叫び、京都タワーがお気に入りのようだった。
 駅ビルを楽しんだ後は宿泊先の奈良へ。奈良では、20年ほど前にお世話になった奈良のお父さんに迎えに来てもらって、鴻ノ池競技場へ。競技場へ車で移動中、交差点の真ん中に鹿の群れが入ってきて、車は止まらざるを得ず、交通渋滞。鹿がおとなしく歩道へ移動するまで車を動かすことはできない。奈良ではよくある光景で、鹿は神の使いということで大事にする存在。他の車も何事もなく停車していたが、他県では考えられない珍しい光景に次男も大興奮だった。
 競技場で次男は、鴻ノ池スポーツクラブの練習に参加させてもらい、その場で、新たな陸上仲間を増やしていた。試合に出場するたびに、新しい友達ができたという話を聞くのだが、どこに行ってもそれができるところがすばらしい。自分は競技場の周りを久しぶりに30分程ジョッグをした。練習が始まった頃から、雨が降り出し、いよいよ台風が迫ってくるかと思ったが、特に風はなく普通の雨だけで特別な天氣にはならなかった。練習後は、奈良のお父さんの家で夕食をいただき、お母さんにも「孫です」と言って次男を紹介することができた。家には、20年前とは別の柴犬が飼われていた。とてもよくできた犬で、我が家も見習いたいと思った。
 
■2019年8月14日(水曜日)


スイカ割りをする三男



卒業生に感謝です
 午前は学生の合宿最終日。メニューは、1000mのタイムトライアル1本。5日連続で強度の高い練習をし、疲労は蓄積している中、たった1本ということで、なんとか氣力を振り絞り、それぞれのベストを尽くして学生たちは走りきった。トップの学生は2分35秒台。ほぼベストのタイム。10日後の試合へ向けて走りが良くなってきた。
 練習後は、毎年恒例のスイカ割り。卒業生がこの恒例行事のことを記憶していてくれ、誰かが必ずお金を出してくれるおかげで、途切れることなく続いている。スイカを食べた後の、ゴミの処理についても、毎年申し送られているためかとても手際が良く、卒業生たちに感謝の念が湧いてきた。
 午後からは、次男を連れて車で帰省。既にUターンラッシュが始まっているということで、高速道路は、上り方面は渋滞となっていたが、下り方面は、横浜町田付近で少しノロノロ運転となった他は、順調に走ることができ、夕方には到着できた。
 明日からは、次男と関西方面へ旅行する予定なのだが、明日以降台風10号が、直撃という予報が出ている。不要な外出は避けるようにという注意がなされるほど。行くかどうかは、明日の朝決めようと思う。
 
■2019年8月13日(火曜日)
 中距離合宿5日目。今日は新たに自分の所属する社会人チームの女性メンバーが練習に参加。メニューは400m×3。休息は400mジョッグでセット間は15分。10日から練習に参加している社会人は、400mを走っている選手のため、この4日間の練習で、疲労がピークとなり、まったく走れなくなってしまった。そのため、うちの学生は一人で走ることになったが、なんとか自分のペースを守って走りきってくれた。
 社会人の2人は、今日で合宿は切り上げとなり、10日後の関東選手権に出場することになっている。しっかりと疲労から回復し、素晴らしい結果が出ることを願っている。
 
■2019年8月12日(月曜日)


ヨコスカ恐竜パーク
 中距離合宿4日目。午前の練習は1000m×3のレペティショントレーニング。休息は20分。卒業生がしっかりと引っ張り、3本とも2分40秒以内で走ってくれたが、学生は、3本目の残り200mで大失速し、残念ながらメニューをこなしきれなかった。今日は天候の変化が激しかった。1本目は曇り、2本目はしっかりとした雨、3本目は晴れて水蒸気の中での走りとなり、1本ずつ違った天候の中で走るという珍しい練習となった。
 午後はフリーとなり、久しぶりに子どもたちと過ごすことができ、うみかぜ公園で開催されている「ヨコスカ恐竜パーク2019」を見に行った。うみかぜ公園はそれほど大きな公園ではないので、その中でどんな展示がなされるのだろうかと楽しみにしていた。しかし、スペースが狭いためか、足を固定された恐竜が上半身や尾を動かし、口を動かすのに合わせてスピーカーから声が出るという演出で、小さい子が見るには良いが、小学生には物足りない内容だった。
 イベントから帰った後は、庭でウコギの剪定と芝刈り。練習では汗をかくことができなかった分、こちらの作業では大汗をかき、体重が2kgも減った。
 
■2019年8月11日(日曜日)


参加者全員で
 中距離校内合宿3日目。今日からは卒業生と横浜国立大学の学生2名も練習に参加。うちの学生と昨日から練習に参加している社会人を含め、今年の神奈川県選手権800m決勝進出者4名が集まっての練習となった。当然普段とはレベルの違う練習強度となった。
 メニューは800mの変化走を3本。自分は、昨日の練習の影響で歩くこと自体が厳しく、練習を眺めているしかなく、せっかくの機会なのに走れないことがもどかしくて仕方なかった。
 神奈川県チャンピオンは、一人だけ別格で、見ていて氣持ちの良い走りだった。うちの学生は、離されながらも、3本目で各上の卒業生を抜いてフィニッシュするなど、レベルアップしつつある姿を見ることができ、2週間後の試合が楽しみになってきた。
 
■2019年8月10日(土曜日)


300m×3
 中距離校内合宿2日目。今日から自分の所属する社会人チームの選手が練習に加わった。メニューは300×3を3セット。休息は300mのウォーク。今日もそれほど強度は上げず、1本1本を800mの中間走のようなイメージで気持ちよく走ることを目標にした。
 自分もすべて参加するつもりで走り始め、1セット目は45秒6、43秒2、41秒6とタイムが急激に上がり、3本走ったところで、アキレス腱の痛みがかなり強くなり、1セットで終了。2セット目は学生たちの走りを見ていたが、3セット目が始まるころには、痛みが回復したため改めて練習に加わり、3セット目は43秒7、42秒9、44秒1で走った。最後の1本は、残り100m位から、アキレス腱の痛みが強くなり、終了後は激痛となった。大丈夫だと思って入った3セット目だったが、結果的にはかなり無理していた。その後は歩行だけでも激痛が走り、またしばらく走れず、長引きそうな感じだ。
 
■2019年8月9日(金曜日)


練習開始
 中距離校内合宿初日。200m×7を2セット。32秒くらいを目途に走った。学生は、人だけ30秒を切るペースで飛び出し、残りの学生たちは全く走れておらず、休暇中に全く練習していないことがよくわかった。久しぶりに自分も練習に加わり、1本目は楽に行けたが、本数を追うごとにきつくなった。3本目以降は、呼吸が激しくなるとともに、左アキレスけんの外側が違和感が大きくなり、6〜7本目は、外くるぶしに近いところまで痛みが出てきて、あまり良いバランスでは走れなかった。6本目が終わった後には嘔吐したが、なんとか32秒前後で7本とも走りきれた。2セット目は、先頭を走る学生のみが予定通りの本数をこなし、残りの学生たちは4本に減らして走った。自分は、足の状態を考慮し走らずに、学生の走りを見ていた。2週間後には、チームとして目標とする大会が迫っているのだが、かなりまずい状態にしか見えない。他のパートの学生たちは自分で練習しているのだろうか不安になった。
 
■2019年8月8日(木曜日)


テント内で遊ぶ兄弟
 テント生活はこりごりという次男と三男だが、庭には、そのままテントが張ったままになっていて、エアベッドもそのままなので、子どもたちはエアベッドをトランポリン代わりにして大はしゃぎ。2人で勝手にゲームを考え、體を使いながら競い、大汗をかいている。自分は、テントの外で、子どもたちの声を聴きながら、ひたすら芝生に生えたコニシキソウの除去。子どもたちは1時間でも2時間でも大汗をかきながらテント内で遊んでいる。汗がエアベッドについて、それが将来のカビの原因にはならないかと不安になってきた。しまうときには、しっかりとふき取ってしまわなければならない。
 
■2019年8月7日(水曜日)
 朝テントから起きてきた子どもたちは、まず暑かったと言っていた。だいたい想像した通りだった。また今夜も寝たいかと聞いたら、もういいとのことだった。
 今日は、先月飼いはじめた犬を病院へ連れて行くことになった。最近外に散歩へ行くようになり、肉球が削れて痛々しいので、どうしたらよいのか相談すること、フィラリアの予防接種について聞くこと、フィラリア予防の内服薬をもらうこと、ノミ予防の薬の塗り方を教えてもらうこと、狂犬病の注射について聞いてくることが主な用事だった。犬を診察台に載せてノミ予防の薬の塗り方を教えてもらう際に、診察台が体重計になっていて、犬の体重が4.32kgだと知らされた。1か月前は2kg台だったのに、たった1か月で倍の重さになっていて驚いた。成犬が5kgくらいだと言われていたが、もうほとんど大人の重さになっている。まだ生まれて半年もたっていないのに、すでに大人に近い。この先どこまで大きくなってしまうのか。小型犬を飼うつもりだったのに、そうでもなさそうな・・・少々不安になってきた。
 
■2019年8月6日(火曜日)
 7月から次男と三男が希望していたテントをようやく庭に広げた。7月中は雨が多く、なかなか広げられず、雨が降らない時期になったら広げる約束をしていたのだが、合宿で長期に家を空けていたため、約束してからずいぶん時間が経ってしまった。次男と三男は、今夜テントで過ごすという。扇風機もなく、暑いのではないかと思うのだが、空気で膨らませたマットレスの上でトランポリンのように飛び跳ねるのが楽しいようで、寝る前からすでに汗だくとなっている。無事に氣持ちよく寝られることを願う。
 
■2019年8月5日(月曜日)


富士山
 合宿が終わり、通常勤務に戻った。骨ストレッチで学んだイメージを日常にも取り入れた生活が始まり、なんとなく今までより體がスムーズに動いている感じがあり、故障中で沈んだ気持ちが、晴れてきた。いつも通りサーキットトレーニングをしてみたが、大きな落ち込みはなく、意外と速いタイムで3セットともやりきることができ、イメージの力は偉大と再度感じた。そのごジョッグは気持ちよくできたが、ジョッグ以上のペースで走るとなると、ちょっと痛みの影響が強くもどかしい。
 
■2019年8月4日(日曜日)


完走後



磐梯山
 合宿最終日は朝練のみ。メニューはスカイバレーという県道を山形県との県境まで上る9kmの集団走。このスカイバレーは昭和36年に陸上自衛隊豊川の施設部隊の協力により出来上がった道路だそうで、県境には記念碑も設置されていた。宿の旦那さんが子どものころだったそうで、当時は村に自衛隊の官舎まであり、自衛隊の人に遊んでもらったり、自衛官が村の女性と結婚し、そのまま村に残ったりした事例もあったという。
 宿のあるスタート地点は、標高850m。フィニッシュは1404m。かなりの標高差があり、最も速いグループは約45分で完走した。帰りは、全員車に乗せて下山し、宿では餅つきの用意ができていて、学生たちが交代で餅つきをし、それが朝食となった。
 朝食後は、東京へ向けて出発。何とか13時半からの骨ストレッチの講習会には間に合った。今日は基本の骨ストレッチの手の組み方を変えると、効果が大きく変わることを体験し、改めて人體の不思議に接した感じがした。また、サンダルの鼻緒の部分を中指と薬指の間にあるようにイメージし、さらに小指がないとイメージするだけで、歩きやクラウチングスタートの感覚に変化があることに驚いた。新たなイメージによって、體の使い方が変化し、痛みのある部位が回復できるのではないかという希望が湧いてきた。
 
■2019年8月3日(土曜日)


練習後
 校外合宿5日目。学生は3グループに分かれ、最も遅いグループは朝5時から桧原湖1周の30km走を実施。出走は21名。17名が30kmに挑戦し16名が完走。4名が20km走に挑戦し4名とも完走。自分は車で給水支援。ペースがそれほど速くなかったため、グループごとにまとまって走ることができ、残り5kmからはペースはフリーとなり、そこからの学生たちの戦いが見ている側としては面白かった。
 日中は暑くて走る環境としては厳しいが、早朝は、太陽が昇る前ということもあり涼しく走りやすい環境だった。今日も猿の集団を3グループも目にした。赤ん坊が小さくてかわいいのだが、これだけ目にするということは、人のいる環境でも氣にすることなく行動しているということで、畑で作物を作っている人たちにとっては、面倒な生き物たちなのだろうと思った。
 
■2019年8月2日(金曜日)


朝練




檜原湖




アイシング中
 寝ている時から、両足の痛みを感じ、当然起床後は、歩くのが困難なくらい痛みがあり、朝練では走れず、歩くのみ。キャンプ場の足湯につかってみたが、痛みに変化なし。学生たちは、明日の30km走のコースを5kmまで下見のジョッグをした。
 午前中は、猪苗代まで下山し、学生たちを連れて治療院へ。例年通っていた治療院とは別の治療院へ行ったのだが、普段からバドミントンの選手を中心にアスリートを相手にしている先生で、とても話しやすかった。昨年は、サポートした中学生たちがバドミントンで、男女全種目全国制覇をしたという。1種目でも優勝するのは難しいのに、個人も団体も全て優勝というのは想像もつかない。もともと原発事故で生活できなくなった富岡町の中学校が猪苗代に移動し、猪苗代の中学生と一緒に一つのチームとして活動していたそうで、今年からは中高一貫のふたば未来学園となり新しい学校として再スタートしたという。
 午後は、郡山の治療院の先生が宿に来られ、学生たちに対し身体ばらすとケアについての講習をしていただいた。30年以上前にアメリカへ渡り、最新の知識を身につけ、日本でスポーツトレーナーの先駆けとして活動をされてきた先生なのだが、日本の医療について嘆いておられた。日本では、整形外科で氣軽にレントゲン撮影をするが、それは、骨が折れているかどうかを見るだけで、折れていなければ湿布を処方するだけの処置となる。しかし、アメリカではレントゲンを撮影すると、医師は定規を持ってきて、どの骨がどれだけずれているかということを一つ一つ細かくチェックし、そのズレの修正を指示するのだという。仙腸関節は、海外では動くものという認識で、実際に女性は出産時に、この関節が動くおかげで産道が開きやすくなったりするのに、日本では動かないことが前提で話をする医師が大半だという。昔の産婆さんの方が人のことをよく分かっていたのではないかとのことだった。講習は、関節を決まった方向に回すだけで脚が軽くなるなど、手軽にできる内容で、これを普段から実戦できれば、最低限のケアができるように思えたが、学生は誰もメモをしていないところを見ると、その場で「すげー!!」と言うだけで終わってしまいそうな雰囲気なのがもったいないと思った。
 
■2019年8月1日(木曜日)


30km競歩
 校外合宿3日目。学生たちのメイン練習はクロカンコース5周のビルドアップ。今日は昨日とは違い、あまりペースが上がらず、ペース走のようになり、最後の1周だけペースアップするグループが多かった。なかなか狙い通りの練習にならない。
 自分は、競歩の選手が桧原湖1周の30kmWをするということで、自転車に乗り選手のサポート。クマらしき生き物や、猿の集団、蛇、巨大ナメクジなど、様々な生き物に遭遇しながら2時間50分ほどで完歩となった。
 自分については、午後にクロカンコース3周を46分。久しぶりに30分以上走った。両足とも若干の痛みを感じながら走ったが、痛みは強くならなかったため、最後に思い切って400mを走ってみた。タイムは57秒0。走り終わりタイムを確認して意外と良いタイムで驚くと同時に、アキレス腱には激痛が走った。その後、足底筋膜も激痛となり、歩行が辛くなった。ちょっとまずい状態になってきた。
 


[昔のいずみ]