最近のいずみ

Last Update:2019/9/30



パートタイムアスリートいずみ 19年目に突入 

■2019年9月30日(月曜日)


骨ストレッチ
(手首ぶらぶら)
 世界陸上で、初めて男女混合の4×400mリレーが行われ、決勝ではアメリカが、予選で出した世界記録を3秒ほど更新する3分09秒台の世界記録を樹立した。今年の関東インカレ男子2部の優勝は3分10秒台だったことを考えると、女子が2人入ってのこのタイムは驚異的すぎる。日本チームも昨日の予選で、他チームとは違った変則的なオーダーで決勝進出を狙い、3分18秒台の日本新記録を出しながら、結果は予選落ち。この日本記録も素晴らしいタイムだと思ったが、決勝に進出するチームとのレベル差は歴然としていた。世界リレーで来年のオリンピックの出場権は得ているので、残された期間で決勝進出が可能となる3分15秒台が狙える走力アップを期待したい。
 今日、最も興奮した種目は、男子200m予選。筑波大学の山下潤選手が出場した時の映像。スタートラインの後ろに立ち、選手紹介を待つ彼の動作を台所の洗い物をしながら見ていたのだが、彼が左の手首を右の親指と小指で触って揺らしているように見えて目を疑った。明らかに骨ストレッチの手首ぶらぶらの動作。ボーっと見ていたので、左手は手を開いた状態で手首をぶらぶらしているように見えた。間違ったやり方をしているのではないかと思い、映像を見直してみると、左手の親指と小指はきちんとループが作られた状態で手首が揺れていた。そして手首ぶらぶらの後は腕回しをしてきちんと動作確認をしていた。日本代表レベルの選手が骨ストレッチを競技直前にやってくれているという事実を確認でき、嬉しくてたまらず、すぐに先生にも連絡し、この感動を伝えることができた。筋肉ではなく骨を意識することで動作を改善する骨ストレッチがますます広がる可能性を感じることができた映像だった。
 
■2019年9月29日(日曜日)


解体中の東京電力




外で休憩中
 世界陸上男子50km競歩で日本の鈴木雄介選手が金メダルを獲得した。スタートから先頭に立ち、一度も先頭を譲らず独歩での優勝。同じく金メダルを目指していた体育学校の選手たちは、野田選手が途中棄権、勝木選手は27位。体育学校OBとしてはとても残念な結果だった。
 50km競歩の完歩率は6割。前日の女子マラソンでも棄権が4割を超えたという報道があったので、どちらの競技も、アスリートにとってあまりにも過酷な環境だったことがわかる。深夜に競技開始とういうのは、昼夜逆転の生活をしながら、コンディションを整えなければならず、ベストパフォーマンスを求めることは難しいかったことが想像できる。気温と湿度が高い場所での競技は、熱中症等により、特に持久系競技の選手の命を脅かす危険性もある。アスリートファーストという言葉が盛んに言われるようになったが、それを掲げるのであれば、開催地や開催期間は考慮される必要がある。アメリカのメディアの都合で来年のオリンピックも8月開催となるのだが、明らかにアスリートファーストの大会ではなくなっている。お金が集まらないとビッグイベントが開けないので、どうしても商業ベースの大会となってしまうのだろうが、できるだけお金のかからない大会にすると宣言して開催にこぎつけた東京大会も、すでに宣言とは違い、高額な費用がかかっていると聞く。女子マラソンと50km競歩を見て、改めて暑熱下での競技の開催について考えさせられた。
 
■2019年9月28日(土曜日)


1周目
 次男が横須賀市民体育大会の800mに出場。先日の江戸川のレースで2分40秒台を出しているので、それを超えるタイムを期待しながら三男とともに見守った。
 スタートからいつも先頭で走る子が先頭を引っ張り、次男は先頭集団に交じって1周目を3番手で通過。1分20秒くらいでの通過なので、自己ベストとほぼ同じペースだった。2周目は、先頭の子がペースアップし、先頭からは大きく離されてしまった。残り150mでは5番手。最後の直線で4番手を走っている今までに1度も勝ったことのない子に競り勝ち4位でフィニッシュ。タイムは自己ベストには2秒ほど及ばなかった。走り終わった後、靴がスパイクではないことに気が付き、なぜスパイクを履かなかったか聞いたところ、今日は全員スパイクを履かないというのがチームの方針だったとのことだった。スパイクを履いていたら自己ベストだったかもしれない。スパイクを履かなくても自己ベストに迫る走りができたのだから、素晴らしい走りだったと思う。まだ今シーズン中に800mを走る機会はあるので、また次を楽しみにしたい。
 
■2019年9月27日(金曜日)


秋になりました
 「放射線の科学」15回目の授業を兼ね、東日本大震災直後の福島第一および第二原発に派遣された元中央特殊武器防護隊長の岩熊真司氏の講演が行われた。
 当時は、現場の状況も放射線量も不明であり、警察も消防も入らないという状態で、最初に自衛隊が現場に飛び込まなければならなかった。これは、自衛官の宣誓にある「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め」という言葉の通り、自衛官だけが命を懸けて仕事をしているということを実感したという。
 まず最初に第二原発の近くの川から水を供給し、原発に注水し冷却した。第一原発に注目が集まっているが、第二原発の注水ができていなければ、東京に至る範囲が人の住めない場所となるところだったという。そういった状況で政府は、大丈夫だと言い放っていた。
 第二原発の注水ができた後、第一原発にも注水し続けないとメルトダウンの可能性があるとのとことで、発生源まで近づいて淡水を注水して欲しいと東電から頼まれたという。もともと海水を入れると聞いていたのに、淡水での注水と言われ、淡水の確保がそもそも難しく、命令系統が違うところからの注文であり、隊員の命を守るという責務もあり、隊長として様々な葛藤があったが、最終的に隊長が先頭に立ち、現場へ向かうことになった。そして、現場では目の前で水素爆発が発生し、頭上からがれきが降ってきて死に直面した。隊員たちは、トラックの車両内にいたが、機転を利かせて、トラックの下に入り生き残ることができた。もし車内に残っていたら間違いなく死者が出てしまうところだった。怪我をした隊員はいたものの何とか全員が生き残り、撤収まで死者は出さずに任務の完遂ができた。
 報道を見聞きするだけでは、全く知ることのない現場の緊迫した状況を知ることができ、自衛官としての任務の厳しさがよくわかった。国民に本当のことを話すと大混乱になるので、政府は大丈夫だと言うしかなかったのかもしれないが、アメリカは、その状況をいち早く察知し、アメリカ人を被害のない場所に移動するよう促していた。当時の日本はとんでもない危機に瀕していて、報道はあてにならず、自ら情報を集め判断することが大事なのだと思った。
 
■2019年9月26日(木曜日)
 「放射線の科学」の授業は14回目。2017年に北朝鮮が地下核実験を行った際の事例を取り上げ、核実験を確認する方法について学んだ。当時は、氣象庁による地震波計測と航空自衛隊による大氣浮遊じんの回収が実際に行われていた。航空自衛隊はT4練習機に集じんポッドを搭載し、大氣中のちりを回収し、千葉の分析センターで放射性物質が含まれているかを分析した。防衛省の仕事としては、大氣浮遊じんとキセノンの回収をすることなのだが、集じんポッド内のフィルターで大氣浮遊じんを回収し、フィルターには引っかからないキセノンは風船に空氣を入れることで回収するのだという。放射線に関わる仕事をしているのは、陸上自衛隊の化学科部隊の人たちだと思っていたが、航空自衛隊も関わっていることを初めて知った。
 授業中に全ベータ放射能濃度という図を見せられた。1960年代から80年代に中国が大氣圏核実験をしていた時期があったのだが、その頃の濃度が圧倒的に高く、チェルノブイリや福島の事故が起こった時の濃度の1000倍近くあった。そのデータから、当時核実験が行われた地域では、被ばくした人たちがかなりいたのではないかという考えに至り、当時被ばくした人たちは今どうしているのかが氣になった。
 
■2019年9月25日(水曜日)
 相変わらず暑さは残っているが、10日ほど前と比べると涼しくなってきた。自分の授業は外で行っているが、ウォーミングアップの際、トラックの上に座ったり寝転んだりするので、気温が上がるとそういったことが難しくなるのだが、やっとその暑さも落ち着いてきてやりやすくなった。
 今日担当した1年生のクラスは、とても反応が良く、體内の感覚の変化についてよくわかってくれたため、とても授業がやりやすかった。1年間に何度も同じ内容の授業をしていることもあり、毎月骨ストレッチの講習会に参加し、こちらの技量も上がっているということも少しはあるのかもしれないが、今日の学生たちとの授業は、とても楽しく達成感があった。
 
■2019年9月24日(火曜日)


就寝中
 消費増税まであと1週間となり、テレビでも頻繁に増税前に何を買うかというような報道がなされている。駆け込み購入をしましたか?というアンケートをしている番組もあったが、意外と駆け込みをしている人は少ない印象だった。増税に関連して、負担を減らす処置がいろいろと挙がっているが、プレミアム商品券や幼児教育無償化は、我が家には関係がないためまったくありがたみがない。軽減税率により、消費税率が8%に据え置きとなる商品もあるが、適用の可否についての線引きがなかなか難しく、お店でも大混乱しているようだ。混乱している中でもあと1週間経てば始まってしまう。決まってしまったことなので、反対と言っても何も変わらず、ただ政治に押し切られてしまったという感じが強い。
 
■2019年9月23日(月曜日)


犬の耳掃除
 今年初めての芝刈り。コニシキソウをすべて除去してから芝刈りをしようと思っていたが、一人で草抜きをするのは限界を感じ、草を抜くのはあきらめて、全て刈ってしまおうという結論に達しての芝刈りとなった。もともとあまり長くならない芝のため、たくさん刈ることはなかったが、なぜか、芝生の端っこだけは長く伸びていて、芝刈りをすることによって、軸刈りとなり茶色くなってしまった。
 芝刈りをした後は、犬を放してボール遊び。プランターの枯れたトマトの葉や、アスパラガスの葉や枯れ葉を見つけると、それを口に入れるので、口から出すのに苦労した。また時々芝生に小便をするのにも困った。芝生に犬を放つというのは、やってみたいことの一つだったが、犬にとっては、いろんなものに興味を持ち、人間の思うようにはいかないということがよくわかった。
 
■2019年9月22日(日曜日)
 三男と、近所のホームセンターにあるドッグランに犬を連れて行った。前回犬を連れて行った際には、他の犬と一緒になり、その犬に噛みつかれそうになり、我が家の犬は走り回れなくなったという話を聞いていたが、今日は、ドッグランは邪魔をする犬や人がおらず、貸切状態で伸び伸びと走り回ることができた。平均台のような遊具があるのだが、こちらとしては、そこに上ってほしいと思っているのだが、我が家の犬はまだ小さいこともあり、高くて足元が安定しないところは嫌いなようで近づくことはなかった。その代り、ボールを投げるとそれを追いかけていって、ボールをくわえた後は、投げた人の近くに戻るということができるようになり、自分たちも犬と遊べているという感じが出てきて楽しくなってきた。
 
■2019年9月21日(土曜日)
 三男を連れて職場へ行ったのだが、30分くらいゆっくりと走ろうということになり、陸上競技場へ行ってみると、競歩の学生が競技場ですでに歩いていた。それほど速いペースではなかったので、その学生の後ろにつかせてもらおうと思い、あとどのくらい歩くか聞いてみたところ、あと15kmは歩くというので、そのまま三男と2人で後ろにつかせてもらった。ペースは6分30秒〜7分/km。先週日曜日以降全く走っておらず、アキレス腱の痛みも続いているので、そのペースがちょうどよかった。三男も最初は遅いという感覚だったようだが、30分が近づくころには、少し呼吸が荒くなり、離れそうになりながらなんとか離れずに走るという感じで、なんとか30分を走りきった。次男が三男と同じ年のころには、30分ジョギングすることは難しかった。そう考えると、次男は三男よりも我慢強く、持久走には向いているのかもしれないと思った。
 
■2019年9月20日(金曜日)
 NHKで、95歳の陸上競技をする方を注目した番組が放送されていた。走るだけでなく、走り高跳びなど跳躍競技もされている方で、ハンバーガーが大好きだという。一般にハンバーガーはジャンクフードと言われ、それほど健康に良いものではないという認識があるが、大事なのは良く噛むことのようだ。よく噛むと脳の血流が多くなり、認知症の予防につながるという。「胃袋には歯がない」と言うのが座右の銘とのことで、なるほどと思うとともに、食事は良くかむ必要があるということを認識した。
 
■2019年9月19日(木曜日)
 雨はあがったものの、総合体育館では相変わらず天井から水が流れ落ち続けている。昨日は、体育館内にいるのに外にいるのと変わらず雨が降っているという状態だった。東京湾を挟んだ対岸の鋸南町や館山市の被災状況がマスコミに取り上げられているが、うちの職場も同じように被災したと言える。台風が通過してから10日も経ったが、NHKでは充電できる場所が表示され続けるなど、場所によっては、明らかに東日本大震災よりも被害が大きかった。テレビ映像で鋸南町にある合掌造りのカフェのかやぶき屋根がすべて吹っ飛んでいたのには驚いた。また機会があれば訪れたいと思っていた場所だが、復旧には時間がかかることが想像でき、当分訪れることは難しいことがわかった。とにかく復旧が進むことを願う。
 
■2019年9月18日(水曜日)
 天気予報通り、大雨となり、総合体育館は天井から雨が降り注ぎ、床が水浸しとなっている。2階の観客席も浸水し、観客席下の天井となっている部分は、浸水により石膏ボードが崩れ落ちたところもあった。今のところ現状把握ができつつあるだけで、修理ができるかどうかもよくわかっていない。雨の度に、どんどん浸水区域が広がっていく可能性があり、年単位で放置することとなると、とんでもない廃墟となってしまう。水泳や体操の授業の予定がたたず、来年は、開講は困難となるということが間違いなくなり、授業をどうやりくりするか考えていかなければならない。
 
■2019年9月17日(火曜日)
 1週間ぶりの出勤。先週月曜日は台風15号の影響で職場は停電。授業は休校となったのだが、翌日の火曜日も停電で授業は休校となっていた。水曜には電気は復旧し、授業も再開されたそうだが、停電の2日間、学生たちは基本的には学生寮の中で生活していたそうで、とにかく蒸し暑くて、最悪な環境だったと話していた。総合体育館は、天井から落ちてくる雨の影響で、床下のコンクリート部分がどの程度浸水しているかがわからず、最悪床が抜ける事態になることを想定し立ち入り禁止となっていた。明日からはまた雨の予報となっていて、さらに浸水が進行することとなる。この施設は、年単位のオーダーで使用ができないということがわかってきた。
 
■2019年9月16日(月曜日)


1周目(同じチームの友達と)





フィニッシュ
 関東小学生陸上クラブ交流大会(キッズコロシアム大会)に次男が出場するということで江戸川区陸上競技場へ応援に行った。
 昨夜は、車を使っている自分が妻の実家に泊まったため、家では車を使うことができず、早朝5時半に次男は、雨の中リュックを背負い、その上からポンチョをかぶり自転車で駅に向かったという。その時点で、靴や靴下は雨に濡れ、競技場で次男に会ったときには、足がかゆくて仕方がないと話し、最終的には靴下は脱ぎ裸足で靴を履いていたが、それでもかゆいそうで、除菌のウエットティッシュで足と靴の中を拭くことで対処してもらった。
 次男の出場した800mは、午後3時50分のスタート。朝8時前には競技場に到着し、自分の出番が来るまでにあまりにも時間があり、早く走りたいと言いもどかしそうだった。次男の学年の競技は、3組タイムレース決勝で、次男は3組。競技が始まってからも一番待たされる組だった。今日の目標は、2分40秒台に入ること。1周目を80秒で回り、2周目も同じタイムで走るというプランでスタートした。上位の選手は70秒を切るハイペースで、次男は、上位選手の走りを氣にすることなく、順位はめまぐるしく変動しながらも自分のペースで走り、1周目は79秒台。残り300mから少しペースアップし、残り100mでスパート。最後に数人を抜いて、18人中9位でフィニッシュ。タイムは2分40秒75。全体では64人中37位。自己ベストを10秒以上上回る大幅な自己ベスト更新だ。自分の決めたプラン通りにしっかりと走りきり、まさに有言実行。かっこよかった。そして、競技後のコメントが、「世界記録まであと1分」。10秒も記録を更新したと喜んでいる親とは違って、次男はまだまだ先を見ていて驚いた。
 
■2019年9月15日(日曜日)


レースに出場した選手たちと
 全日本マスターズに出場のため群馬県前橋市へ。アキレス腱の痛みが相変わらず続いているので、走るかどうかは、ウォーミングアップをして決めることにした。30分ジョギングして、痛みを感じない時間は少なく、ちょっと走るのは厳しいかもしれないと思った。ダッシュをすると間違いなく痛みが強くなるので、呼吸を上げるようなダッシュは全くせず、走ることを前提に、筋肉をほぐし可動域を広げるようなウォーミングアップをし、ぶっつけ本番で臨んだ。
 40歳〜44歳のカテゴリーは18名のエントリーで3名が欠場し2組で行われた。1組目のトップの選手が2分00秒03の大会新記録を樹立した。自分は2組目で走り、スタートから飛び出した先頭の選手に大きく離され、少しずつ距離を詰めながらの1周目となった。300mくらいからアキレス腱が強く痛み出し、400mで止めようと思い、400m手前で速度を落としかけたのだが、タイムを見ると54、55、56秒というタイムを刻んでいて、自分の感覚よりもかなり良いタイムだったため、もう少し我慢して走ることにし、もう一度速度を戻した。2周目を1分で回っても1分56秒台だと思うと、モチベーションが上がったが、それとは逆に、アキレス腱は痛みが強まる一方となり、500m手前で、速度を落とし終了。完走できなかった。収穫は、楽に56秒台で走れ、1分55秒台も可能な位置にいることがわかったこと。今シーズンはこれで終了。愛知駅伝のオファーもあったが、長距離を走れる状態にはなく断るしかない。アキレス腱を回復させ来年は、シーズンを通して走れるように改善したい。
 
■2019年9月14日(土曜日)
 昨夜は実家に泊めてもらい、今日は、9月10日にふと頭に浮かんだ祖母の墓参りに連れて行ってもらった。墓周りの掃除をし、水をかえ、花を入れ、ろうそくに火を付け、線香にも火を付け、お参りをした。一つ一つが自分の心を整える大事な所作なのかもしれないと思った。祖母の命日は9月11日で、母は9月10日にお参りに来たことを聞かされ、自分は、祖母の命日を忘れていたにもかかわらず、母がお参りに来た日に、急に頭に祖母のことが浮かんだということが偶然ではなかったという氣がした。
 その後、更地になった祖母の家を見に行った。更地になり駐車場となっていたが、かなり広い敷地をイメージしていたが、思っていたよりも狭くて驚いた。小さい頃の印象なので、当時の自分にとってはその敷地ですら広く感じることができたのだろう。
 
■2019年9月13日(金曜日)


10000m競歩決勝



満月と岐阜城
 日本インカレ10000m競歩に出場する学生のサポートで岐阜メモリアルスタジアムへ。久しぶりの岐阜だったのだが、芝生の広場で休憩をしていたところ、目の前に大きな桜の壁画が目に入った。とても懐かしい感じがして、いろいろと思い出してみたところ、31年前のぎふ中部未来博で展示された美濃焼の薄墨桜の絵だった。大きく劣化することなく、当時のまま残されていたことに感動した。
 競技は、世界選手権に出場する学生が欠場とのことだったが、それでもレベルは高く、前半はゆっくりなペースだったおかげで、うちの学生も積極的に集団の中でレースができた。しかし、上位集団がペースアップしたところで、大きく離され、最終的には25周で2周差がついた。結果は、45分11秒88で32名中28位。今シーズンは、春から膝の状態が悪く、しっかりとした練習ができていなかったため、なかなか厳しい結果となってしまった。まだ3年生なので、来年納得のいく結果が出せるよう明日からベストを尽くして欲しい。
 
■2019年9月12日(木曜日)


乳歯が抜けず横に永久歯が
 日本体育学会3日目。ランチョンセミナーでオリエンテーリング協会による「体験できる屋内ミニオリエンテーリング」に参加した。講師は、自分がオリエンテーリングをしていたときの日本チャンピオン。約15年ぶりに再会できた。教員になって以降、将来は、授業でオリエンテーリングを取り入れたいという氣持ちをずっと持っていた。しかし、地図や道具など、準備が膨大すぎて、何から手を着けたらいいのかわからないという感じで、氣が付けば10年以上が経っていた。今回はそのヒントとなる内容で、思っていた以上に手軽にできることがわかり、かなり氣持ちが楽になった。オリエンテーリングを授業で扱うことは、コミュニケーションやナビゲーション能力を向上させるきっかけを作ることになりそうで、改めて学生に経験してもらいたいと思った。
 
■2019年9月11日(水曜日)


慶応と言えば山縣選手
 日本体育学会2日目。印象に残ったのは、お弁当を食べながらのランチョンセミナー。日本トレーニング指導者協会による「科学的手法に基づいたトレーニング指導」。Velocity Based Training(VBT)の概要が理解できた。一般に、重い重量を上げることがメインに考えられている筋力トレーニングでは、筋力が上がってもパフォーマンスが改善するとは限らず、力の発揮は、F = maに従うので、もっとaの加速度について重視した高速レジスタンストレーニングの方がより有効なのではないかという考え方に基づいた話だった。高齢者であっても段階的に高速でやれるようにしていくと効果的だったそうで、筋トレは、重量は軽くても仕事量を意識した最大可動域でやったほうが、最大筋力向上と筋肥大には効果的で、速筋を鍛えたいのであれば、どうしても疲れたら途中で休んでもかまわないとのことだった。
 午後はシンポジウムが同じ時間帯に2つあり、参加したのは大学教員は教育をする人にもかかわらず、教育に関する教育を受けていない人が大半で、メインが研究者になっているが、それは間違っていないのかという議論があり、現在筑波大学と鹿屋体育大学が合同で行っている大学體育スポーツ高度化共同専攻について説明があった。参加しなかったシンポジウムでは、eスポーツを題材にした議論が行われた。今後は、ゲームの分野も體育・スポーツ分野の一つになっていくのか興味があるところだ。
 
■2019年9月10日(火曜日)


福沢諭吉先生
 日本体育学会70回大会に参加するため慶應義塾大学日吉キャンパスへ。印象に残ったのは、体育史のシンポジウム。日本の武士道について学んだ。ニュージーランド人のシンポジストからは海外での日本の武道についての話があった。明治期にロンドンでは柔術が大流行し、武道への関心が広まったという。イランでは、アメリカ大使館跡が武道場となり、ホメイニ師の写真と共に、合氣道の植芝盛平や柔術の嘉納治五郎の写真が掲げられているそうで、宗教も絡む精神的な部分のある武道が現地の宗教とうまく共存していることが紹介され、武道は宗教生活のサプリメントだとのコメントもあった。精神性を重んじながらも現地の宗教を否定することのない教えが武道であり、その寛容さが日本の精神なのだと思った。日本の高校に留学した際に、部活では教育なのかいじめなのかわからないような極限状態に追い込むしごきを受け、海外であれば犯罪になることなので、なぜこんなことをするのかと疑問を感じていたという。留学中には解決しなかったが、国に帰って教える立場になったときに、これは極限状態を超える体験を目指す過程であり、極限状態から逃げないということを学ぶのに重要だったことがわかったという。「死」について常に考えるということが武道の一部なのだと思ったが、今は、そういったしごきは「体罰」と取られ、否定される時代。今後の武道は、以前とは違ったものになっていくのかもしれない。
 夜は、都内へ出て「最強の瞑想法」の体験会。ヨガの第一人者川上光正氏に直接会って瞑想の体験をさせてもらった。短い時間の瞑想を体験し、体験時間は2〜3分程度だろうと思っていたものが、実際は10分も経っていて、お世話になった大切な人を想い浮かべ、様々なことを思い出すように指示を受け、祖母を思い出し、自然と涙も出てきてしまった。今までにない不思議な感覚だった。お盆には帰省したにもかかわらず墓参りには行かなかった。近々帰省する予定があるので、お墓参りに行こうと思った。
 
■2019年9月9日(月曜日)


台風の目に入った横須賀



投擲覆いも暴風の力で移動



根こそぎ倒れる木も
 昨夜から朝にかけて台風15号が関東を通過した。深夜2時半くらいまでは、暴風雨の音が大きく、特に暴風で家が頻繁に大きく揺れ、庭や畑が心配になるなど、いろいろと氣になって寝ていられなかった。2時半を過ぎた頃から急に無音となり台風は去ったのかと思って、スマートフォンで、雨雲の様子を見てみたところ、横須賀が台風の目に入っていることがわかった。台風の目ははっきりしていたこともあり、雨も風もない台風の目の中を体感でき、なかなか貴重な経験だった。その後30分ほどすると明らかに風向きが逆になり、また暴風雨に巻き込まれた。
 朝には雨が上がり、台風は去ったが、畑には1m以上はある大きなイチョウの枝が入り込んでいて、作物は全て倒れていた。塩水をかぶっているので、水で洗い流すなどの処置をしたが、元通り生長してくれるかどうかはわからない。しばらく様子を見るしかない。
 職場では、根こそぎ木が倒れていたり、何人かの先生の部屋が雨漏りで床が水浸しになり、会議を中止して水を取り除く作業をした。総合体育館では、屋根が破損し雨漏りが深刻で、体育館の床の半分くらいが水に浸かり、さらにその水は、地下の温水プールに流れ込んでいて、体育の授業を行うのは困難な状態になっていた。電車が止まったり高速道路が閉鎖されたことから、多くの先生が出勤できないということもあり、学校は1日休講となった。被害は東日本大震災の時よりもひどく、学内は1日中停電。出勤した直後は断水もあった。電気の復旧は、いつになるのかわからないようだ。
 
■2019年9月8日(日曜日)
 犬の爪が伸びてきたので、妻が爪を切ろうとしたのだが、犬は嫌がり、じっとしていてくれないため、自分も協力して犬を押さえつけたが、なかなか足を固定することができず、爪が切れたのは指1本のみ。ペットショップでは、店員さんに抱かれておとなしくし、素直に切ってもらっていたので、同じようにできると思っていたのだが、何かが違うらしい。
 その後、犬をゲージに戻し、犬が横になって手を出したところで、爪切りを再挑戦。片方の前足のみを出してくれていて、それは全く抵抗なく素直に応じてくれ、片足のみ成功。しかし反対足は出してもらえず。しばらく、犬との爪切り対決が続きそうだ。
 
■2019年9月7日(土曜日)
 1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性は、他の年代の人たちよりも風疹に感染する可能性が高いそうで、各自治体から風疹の抗体検査と予防接種が無料で受けられるようクーポンが送られてきている。先週、抗体検査をし、今日はその結果を聞きに行った。結果は、十分な抗体があるとのことで、予防接種の必要はなかった。子どものころに風疹にかかったのか予防接種をしたということなのだろう。母に電話をして聞いてみたが、母子手帳を見ないとわからないということで、詳しいことは分からなかった。とにかくしっかりと抗体はあるようで安心した。
 今日は、待ちに待ったエアコンの修理の日。エラーの番号からエアコン自体には問題がなく、室外機の基盤に問題があるということが予めわかっていたので、作業は、単純に古い基盤をあたら意識版に入れ替えるというものだった。作業時間は20分程度で無事エアコンは使えるようになった。9年も使っているので、基盤の経年劣化と考えればいいとのこと。10年保障だったため修理は無料だった。大型家電には、しっかりと保障に入っておくべきだと改めて実感した。
 
■2019年9月6日(金曜日)
 6月21日にやめたはずのソフトバンク光から8月分の請求が昨日届いた。昨夜確認のために請求書に記載されていた電話番号へ電話したところ、携帯電話の窓口で、光はまた別の窓口があり、営業時間が終了しているため翌日の営業時間に電話をかけるように促された。そこで、今日は教えてもらった電場番号へ電話をしてみると、6月にはオプションが解除されているが契約は解除されていないと言われた。そして、契約解除は、音声案内ではできず、オペレーターと直接話をする必要があると言われ、さらに別の窓口へ回された。6月にソフトバンクで教えてもらった電話番号では、オペレーターにつながらず、音声案内しかなかった。そして契約が解除できたかどうか確信がなかったことを思い出した。
 解約しようと思ったときから、つなげて欲しい窓口へつなげるために何度電話のボタンを押しただろうか。そしてどれくらい待たされたのだろうか。必要としていた窓口にたどり着くまで2ヶ月半もかかった。その間、全く利用していない光回線の代金を払わされていたのに、更新月ではないとのことで10260円の請求があり、解約の手続きをしてから6営業日後に解約となるため、解約日は9月17日となり、日割り計算で9月分の請求も上乗せされる。結局9月分も20日締めのため、ほぼ満額を払わなければならない。さらに撤去のための工事が入るためその日程調整。2年ごとに電話会社を変えているが、今までで一番面倒でお金のかかる明らかにマイナスな取引だった。そして今日のニュースでは、ソフトバンクが2年縛りを止めるというニュース。なんで今頃そんなことを言っているのかとますます腹が立ってきた。
 
■2019年9月5日(木曜日)
 「放射線の科学」の授業で除染について学んだ。除染の目的は、放射性物質を元から絶ち、二次的な汚染を予防するためにするものだが、基本的には水で洗浄するのみという意外と単純な方法が取られている。自衛隊の装甲車の除染でも高圧洗浄機で水をかけて除染していた。特に重点的に洗うのは、エアフィルターとワイパーなのだという。福島第一原発の上空から冷却水を放水したCHー47もエアフィルターやエンジンを中心に基本は水で洗い流したそうだが、最後は塗装を削り取る処置もして、徹底して放射性物質を落とした。人の場合、除染しきれなかったときには、頭髪であれば散髪、皮膚の場合は、ガーゼなどで汚染箇所を覆い隠し、2週間もすれば皮膚の角質が垢となって落ちるので、時が経つのを待つことになる。
 同じ公務員でも組織の違いによって対応が異なったことがあった。それは、原発対応した装備に対しての処置の違い。自衛隊は、全ての装備をまた使用できるように除染して持ち帰ったが、消防は除染せず、そのまま現場で装備を東京電力に買い取ってもらい処分し、新たに装備を購入したのだという。自己完結型の組織かどうかで対応が異なるということなのか。一般的には、除染のために着た防護服を脱ぐ際に、防護服の中に着ている服も放射性物質が付いている可能性が考えられるので、脱ぐのが大変なため背中からハサミを入れて切って、セミの抜け殻のようにして脱ぎ、そのまま処分するという。しかし自衛隊は、防護服の中に着ている戦闘服は官品ということで、ハサミを入れることなく脱がなければならなかった。こういった状況で使った戦闘服くらいは消耗品ということでハサミを入れてもいいようにはできなかったのだろうかと、現場の隊員はちょっとしたことで大変な思いをしていたことを知った。
 
■2019年9月4日(水曜日)
 今週は、学生の部活に顔を出すと、すぐに調子の悪い学生が相談しにくる。考えられる原因筋をいくつかチェックし、最も痛みの緩和する筋を緩めると、痛みが完全になくなる場合もあれば、あまり変化が出せない場合もある。確率は五分五分。自分自身がまだまだ相手の體を内側から見ることができていないということがよく分かる。数をこなして、身につけていくしかないのかもしれない。
 イメージで體の動きを変化させることについては、今日も新たに短距離の学生たちに話をしたところ、反応が良かった。意外と学生たちはしっかりと體の内側のイメージができ、動きに変化が出ている。それぞれ自分の内側との対話はできているということなのだと思う。外からは見えない體の内側の感覚を、まずは自分の體の中でイメージすることが相手の内側を見る力を伸ばすことになるので、自分自身の内側のイメージも磨いていきたい。
 
■2019年9月3日(火曜日)
 職場の医務室で勤務されている医師の先生が学生たちの怪我についての調査を継続されており、その調査結果について、紹介してもらえる機会を得た。怪我自体は年々減ってきているようだが、最も多いのは訓練と部活の怪我で、この2つで5割以上を占めている。体育授業は5%の割合だった。そして棒倒しでの怪我が体育授業とほぼ同じ5%を占めていた。体育授業は1年という期間での怪我なのだが、棒倒しは、開校祭直前の1か月程度が練習期間なので、その短期間で5%ということは、かなりの勢いで怪我をする学生がいるということになり、この学校ならではだと思った。怪我のリスクは1年生が最も高く、そして性別では女性の方が高いというのも特徴的だった。さまざまな要因が絡んで怪我に至っているのだろうが、特に入校直後の怪我が多いことからも、生活環境が一変した影響が大きいのだろうと思った。また低体力者の方が怪我をしやすいということで、オーバーワークの可能性があり、彼らは、トレーニングはしてもその後のケアをしていないので、自分の授業では取り入れているが、実技でケアについて学ぶ機会を設ける必要があると思った。
 
■2019年9月2日(月曜日)


散歩が終わりました
 昨夜、妻から最近エアコンの効きが良くないという話を聞き、フィルターの清掃をした方がいいと思っていたのだが、今朝になってリビングのエアコンが壊れたかもしれないという話に変わった。日中、妻が仕事に出てしまう間、家にはペットのインコと犬が残されているので、熱中症をさけるためにエアコンはつけっぱなしで外出しているのだが、今日は、エアコンの検査をしたところエラーのサインが2つ出たため、エアコンはつけられなかったという。インコは、もともと暑い気候が得意なので何の処置もせず、犬には、ペットボトルに水を入れ凍らせたものをゲージに入れ、扇風機を回して対処し、どちらも問題なく生きていたようだ。
 購入してから今までにフィルターの清掃は1度しかしていないので、フィルターの目詰まりは間違いないと思い、4枚のフィルターを清掃し、あらためて検査をしてみたのだが、エラーは変わらず。エラー番号は何を示しているのかを調べてみるとコンプロックという言葉に出くわした。どうやらコンプレッサーにトラブルがあって動かなくなったことのようだ。
 このエアコンは9年前にヤマダ電機で購入し、その時になんと10年保証に入っていた。そのため修理を依頼したのだが、業者さんが来るのは7日の土曜日。少なくとも5日間はエアコンが使えないことが確定した。
 
■2019年9月1日(日曜日)


本日の収穫
 骨ストレッチの講習会に参加。テーマは背骨。最初は、背中をゆっくりと緩め、その後は、後ろ歩き。ペアとなったパートナーさんが背中側から上半身を受け止めてくれながら、最初は重みで移動し、押している力は変わらないのに、だんだんパートナーさんに依存せずに歩くという課題に挑戦。パートナーさんに依存せずに歩けると、それは背骨で歩いていることになるという。最初は全く分からなかったが、工事に使われる運搬用の一輪車を押すイメージが重要な鍵となり、最終的に課題がクリアーできた。動作の説明を文章で書くのは難しいが體感はでき、體は理解してくれたのではないかと思う。その後、椎骨を一つ一つゆっくりと動かしていくイメージで、様々な動作を體感し、背骨から體を動かすと大きな力が自然と出せることを実感した。
 帰宅して、早速次男に試してみた。次男は背中をほぐす必要はなく、ただイメージさせただけで、動きの質が変わることを実感してくれた。子どもの體は本当にすばらしい。
 


[昔のいずみ]