最近のいずみ

Last Update:2020/12/31



パートタイムアスリートいずみ 21年目に突入 

■2020年12月31日(木曜日)
 朝、犬と散歩をし、近所の神社へ寄ってみた。賽銭はなかったがお参りをし、ふと氣が付いたことはお賽銭箱の目の前に防犯カメラが設置してあったこと。赤いダイオードが点灯し、賽銭箱の前で監視されている感じがあり、お参りしづらかった。
 午後からは妻と買い物へ。スーパーは年越し蕎麦やお雑煮の材料が大量に準備してあるのだが、価格が異常に高かった。小松菜やホウレンソウは、高い割に新鮮ではなくしなびた感じで、天ぷらは小さくていつもの2倍くらいの額ではないかと思った。それでも買ってくれる客がいるということでこの値段。需要と供給の関係で価格が決まるということなのだろう。

■2020年12月30日(水曜日)


今年最後のシャンプー
 長男が友だちから近所のしゃぶしゃぶ店の割引券をもらい、使用期限が年末までだったため、家族でそのしゃぶしゃぶ店へ。事前にテレビ番組でこの店の特集をしていたので、午前中は家族でその番組で予習していった。
 女子高生や主婦に人氣の店とのことで、お店が考えもつかない新たなレシピがたくさんあり、家族でそのお薦めのレシピを試してみた。まずは、たれと薬味の組み合わせ。アボカドワサビマヨネーズを芸能人が褒め称えていたので、食べてみたのだが、自分も妻もそれほどおいしいという感想を持てなかった。そのほかにもいろいろと試してみたが、結局ポン酢で十分という感じだった。ワッフルの上に野菜、しゃぶしゃぶの肉、ソフトクリーム、コーンフレークを置いて、ワッフルで巻いて食べるワッフルサンドにも挑戦してみたが、自分も長男もテレビで言うほどおいしいという感じにはならなかった。テレビで言われていることを鵜呑みにするのではなく、自分で試してそれを評価するということが大事だということを家族全員で認識した外食だった。

■2020年12月29日(火曜日)


朝もやが立ち込めています
 正月からNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」を録画しておいて時間のあるときに妻と見ていたのだが、5月以降録画はしていたものの全く見る時間を作ることができず、年末となってしまった。今日は、久しぶりに続きを2日分見た。妻は今までの流れを忘れてしまったようで、話がつながっていなかったりしたようだった。ドラマの内容は、斎藤道三と息子の義龍との長良川での戦いと、光秀が越前へ落ち延びるとことまで。
 岐阜には、試合で何度か行っているが、試合会場となっているメモリアルスタジアム付近で長良川の戦いがあったとのこと。知っている場所で合戦があったということで、テレビの映像を現在の場所とすりあわせて見ることができ、テレビを見ながら頭の中では別の映像を想像しているようでとても楽しめた。
 5月中旬までの録画を見終わったが、まだ半年以上の録画が残っている。いつ見終わることができるか想像がつかない。

■2020年12月28日(月曜日)
 トランプ大統領が追加経済対策に署名したという。朝日新聞ウェブ版には、これについて大統領は、「恥知らずの法案」などと主張し、成立を遅らせ、影響力を誇示する思惑があったと見られると記載していた。
 法案は5600ページにもおよび、すべてに目を通すのはなかなか大変にも関わらず、内容を吟味する機会もないままに議会では採決を求められたという。大統領はきちんと目を通し、新型コロナ対策という名目での経済対策なのに、新型コロナとは関係のない内容でアジアや中米地域の国々にばらまかれるような支援策が含まれ、ワシントンの芸術施設やその他の美術館や博物館にもあてがわれているとのことで疑問を呈した。そして無駄で必要のない部分を削除することを求め、「恥知らずの法案」という発言になったようだ。任期最後まで、アメリカ国民にとって最善となることを考え行動しているように見え、朝日新聞の述べるような「成立を遅らせ、影響力を誇示する思惑」があったようには考えられない。社説は、意見を述べればいいが、記事に関しては、事実を淡々と述べ、読者が考えればいいことは述べない方が良いのではないかと思った。

■2020年12月27日(日曜日)
 YouTubeで「松田学対談シリーズ」というものを見た。大阪市立大学名誉教授の井上正康先生がゲストとして招かれ、新型コロナについてどのように考えていったらいいかが解説されていた。
 ウイルスは、冬のような低温低湿で安定化することが知られており、さらに人は冬には免疫力が低下するので、冬になるとインフルエンザが流行するように新型コロナの感染数も当然増えてくることは予想される。さらにコロナウイルスは冬にはスマートフォンの表面にくっつくと2週間くらいは安定しており、世界中で最も感染のきっかけを作っているのはスマートフォンのガラスであるとも言われている。勝負の3週間と言われていたがこれは何の根拠もなく、例年のインフルエンザの流行と同じく、新型コロナも2月頃に向けてピークとなっていくことが専門的な見方で、PCRの陽性者も増えていくこととなる。
 意外だったのは、海外は中国からの渡航者を早い段階で入国させないという処置をしたが、日本はそれをしなかったため、中国からの弱毒性の株で免疫訓練がなされた可能性があったこと。これにより海外と比べ重傷者リスクは低い結果となった可能性があるという。皮肉な結果だ。また、日本人と来日した外国人では、罹患率は外国人の方が14倍罹患しやすいという。そして東アジアでは土着のコロナウイルスがあり、その抗体によってコロナに対する基礎免疫力があることも重傷者リスクを下げた要因の一つだったという。  新型コロナの症状が重い人は抗体が長く維持されるが、8割以上は無症状のため、抗体は短期間でなくなってしまう。その結果、抗体検査では反応しないが、免疫記憶はあるので、感染したとしても重症化する比率は年々下がっていくことになる。
 外出自粛は体力低下につながり、特に高齢者はいろんな病原体に対する抵抗力が落ち逆効果となる。これはメディアが作った恐怖感によるバランス感覚の喪失であり、コロナ脳という病態なのではないかと述べられていたのは印象的だった。
 PCR検査で陽性者となった人が感染者と言われてしまうのは、縄文土器のかけらを見つけただけで縄文土器を全て見つけたと言っているようなものという例えがわかりやすかった。遺伝子のかけらを見つけてそれを何サイクルも培養して陽性を判定するのだが、国によってサイクル数が違うため、国ごとに比較するのはそもそもできないというのに、それを無視して報道がなされている。感染者数が少ないという台湾は、このサイクル数が少ないことも要因の一つ。PCR検査はビジネスとして民間で行われるようになり、医療経済の問題でもある。
 新型コロナは、指定感染症2類に指定され、エボラやサーズと同じ扱いのため、病院は風邪とかわらないのに、風邪として対応できないため過剰反応せざるを得ない。PCR検査で陽性だからというだけで症状がないのに病院へ入れてしまっている。これが医療崩壊危機の原因。安倍前総理が辞任の際に指定感染症5類に指定分類の見直しを言及していたが、それを引き継いだ菅総理は何も動いていないというのが現状。医療現場は変更がないために大変なことになっている。これは人災だ。
 新型ウイルスのワクチンは、遺伝子ワクチンで人類が初めて経験するもの。インフルエンザワクチンはインフルエンザを弱毒化したものを打つのだが、新型コロナのために世界で開発されているものは筋肉に打って合成させて免疫を作るもので今までであれば家畜に使われている方法。これは遺伝子改変となるもので10年から20年見ておく必要がありリスクがある。万が一副作用が出てしまった場合には元に戻すことができない。遺伝子が核の中に入ったりする場合もあるため、トロイの木馬のような状態となり、生涯にわたって、常に免疫系が攻撃してくるという自己免疫疾患となるかもしれず、やってみないとわからない。人体に遺伝子を注入するということで歴史のターニングポイントとなる可能性が高い。海外の状況を何年か様子を見るという対応のほうが良い。
 一つ一つの情報が新鮮で、世の中の報道がバランスを欠いたものとなっている可能性があることを改めて実感する動画だった。

■2020年12月26日(土曜日)
 昨日動かなくなったパソコンは強制終了し、PCデポへ持っていった。まずは、現状を把握すべくパソコンの点検をするということで、症状を説明し、パソコンを担当者へ渡した。担当者はセーフモードでログインすることができ、いくつか用意されているプログラムにより、コンピューター内の以上についてチェックしてくれた。Dellの担当者と同じように、WindowsのOSに何らかの問題がある可能性と、ハードディスクに問題がある可能性が指摘された。とりあえず、セーフモードでログインでき、それにより、不具合はある程度修復されたようで、その後の再起動ではいつも通り起動してログインできるようになった。この状態では、また症状が再発する可能性はあるが、事前にその処置をするかどうかの選択となり、とりあえず、このまま使用してみるという選択をした。点検についてはお代は0円。金銭的な負担なく復旧し、PCデポに感謝の氣持ちでいっぱいだった。

■2020年12月25日(金曜日)


くつろいでいます
 年賀状を作るべく先週WindowsのOSを再インストールし復旧させたパソコンを立ち上げたのだが、パソコンとプリンターの接続ができていないことに氣がつき、プリンターの接続設定を始めることになってしまった。USBでは簡単に接続できるが、無線接続がなかなかうまくいかず、苦労した。その後は、プリンターのインクがなくなってしまったことがわかり、近所のヤマダ電機に買いに行った。純正インクには、同じ大きさのインクカートリッジに通常と増量の2種類があった。そしてリサイクルカートリッジも販売されていて、同じインクなのに選択肢がたくさんあり、純正だけが際立って高額だった。店の人にインクの違いなどを聞き、我が家のプリンターの購入時期を考えると、プリンターが壊れても修理が難しくなってくるということも考慮し、リサイクルカートリッジで最も純正に近い色が出るというインクを購入。インクはカートリッジではなく、不足した分を注入するタイプにならないものかと思った。
 やっと年賀状作成となったのだが、パソコンをスリープ状態から復帰するためにパスワードを入れている最中に突然画面が黒くなってしまった。マウスは白い矢印で表示され、動かすことはできるが、それ以上の操作はできず、しばらく待っていると、スリープ状態の写真が表示された。クリックすればパスワード入力画面になると思い、マウスをクリックした瞬間、また画面が真っ黒になり、またマウスの矢印のみ操作できるという状態へ戻った。どれだけ待ってもこの繰り返しで、年賀状作成にたどり着くことができなかった。Dellのサポートセンターは平日の限られた時間のみの対応で、来週からは休みだろう。絶望的な状況になってきた。

■2020年12月24日(木曜日)


くりはま花の国からの花火
 学生たちは今日の夕方から冬期休暇に入った。部活もないので、早めに帰宅し、夕方6時半ごろに犬の散歩に行こうと玄関へ移動したときに、外で、何かが爆発する大きな音が連続で聞こえてきた。久しぶりに聞くこの音は、間違いなく花火。外にででくりはま花の国方面を見ると、公園となっている山の上に花火が上がっていた。犬を連れてフェリー乗り場まで行き、夏祭りや町内の2つの花火大会もの中止をはじめ、様々な催しがなくなり、3月以降何となく鬱屈した氣分でいることを思い出しながら花火を眺めた。花火が終わった後は、何となくスッキリし晴れ晴れしい氣分となった。久里浜観光協会のTwitterでは「がまんばかりの一年でしたが、久里浜のみなさまにささやかなプレゼントとして花火を打ち上げました」と記載されていた。とても勇気づけられる花火で、今まで見てきた花火の中で、最も心にしみる映像となった。花火に携わった方々に感謝したい。

■2020年12月23日(水曜日)
 NHKEテレ100分de名著では今月はフランスのブルデュー著「ディスタンクシオン」という本を扱っている。社会学の本とのことで、趣味と階級の関係性について語られているおり、それについての解説がなされている。
 家庭環境や教育水準によって趣味の選択肢はある程度決まってしまい、趣味は自由に決めていると多くの人は思っているが自由に決めているわけではない。逆に趣味によってその人がどういった階級に分類されるかが決まってきてしまうことにもなる。
 芸術を芸術として受け取る美的性向は、例えば絵画については何が描かれているかではなく、どう描かれているかということであり、長年にわたる教育が必要で、身体でわかるものだとしている。作品に対して禁欲的に接する、言い換えれば距離を取って眺める態度により、それを知ることができる。日常でこうした経験をしていない人にとっては、何が描かれているかという視点しかなく、こうしたことが日常で当たり前の人とは全く視点が違っており、この視点だけでも教育水準の差を見つけることができる。
 環境の格差を解消するために義務教育が始められたはずなのだが、皮肉にも、学校により階級が決定づけられているという主張もあった。勉強する態度や適正は、就学以前に身につける文化資本(趣味や教養といった家庭で體に刻み込まれ相続していく能力)に影響を受ける。これにより結果的には、子どもたちの抱いている様々な希望や要求、自己イメージや自己評価が学校生活を通して操作されることになってしまう。学校教育で固定化される序列は、その人の趣味やライフスタイルにも影響を及ぼし、格差を再生産することになる。元々あった差を埋めるはずの学校が逆に差を固定化することになり、これに違和感を持つ子どもたちは、自ら進んでドロップアウトしていくことになる。これは子どもの能力のせいではない、自己責任ではないというのが社会論なのだという。 自分の努力で現在の地位を勝ち取った人は自己責任論を主張しがちだが、システム全体を見るところから考え直す必要があるというのがブルデューの主張のようだ
 人は自分を正当化する倫理を選びがちなので、それとは違う人たちもいるのだということについてどれくらい目を向けられるかという違った視点が必要であり、自己責任論に一石を投じる本とも言える。学校で自己責任論を学んでしまったと伊集院光さんが話していたが、その通りであり、教育する側としては、ドロップアウトしそうな子どもたちのバックグラウンドまで意識する視点を持つように心がける必要があると感じた。

■2020年12月22日(火曜日)
 安倍前首相が毎年行っていた「桜を見る会」に関連して、その前日の懇親会での会費が5000円は安すぎ、後援会で足りない額を補填していたのではないかということで、政治資金規正法違反の疑いもあり、今日、安倍前首相が任意聴取に応じたという報道があった。ホテルの明細書がなかったという話だったが、ホテル側が明細書を保管していたことがわかり、費用の一部を安倍前首相の事務所が負担していたこともわかってきたという。政治家はサインをする際にも、自分でサインペンを用意すると、サインペンのインクを提供したことになるため、サインを求める人の用意したサインペンでないとサインができないというくらい慎重な行動が求められている。大変な立場だと思う。
 東京地検特捜部はこういった捜査ができるのは、きちんと独立して政治には影響されていないということの証明であり、こういった独立性が保たれていない国をいくつも思い浮かべることができるが、日本は、まだまだまともな国なのではないかと思った。

■2020年12月21日(月曜日)
 筋力をテーマに授業をする必要があり、久しぶりに自体重による筋力トレーニングを指導した。最初はスタビライゼーション。以前は、日常的にやっていたトレーニングだったが、最近は體を固めることは避けた方が良いと考えているので、全くやっていない。動きのあるスタビライゼーションということで、3秒動かし、6秒キープし、3秒で戻るという運動は、様々な姿勢で左右それぞれ3回ずつ行った。日常的にやっていたときには4秒8秒4秒のリズムでやってもそれほど負担を感じなかったが、今日は、秒数が少ないにもかかわらず、ものすごい負担だった。膝の痛みの関係で1ヶ月半ほどほとんど運動していない影響も大きいのだろう。
 後半は、スロートレーニングを行った。こちらは基本的な動作を様々なバリエーションで10回の屈伸をするだけなのだが、スタビライゼーション以上に辛かった。終わった後は、筋肉が張って力が入らない感じが強く、疲労感が激しく、関節可動域が狭く、體が重く、別人になってしまったような感覚だった。すでに筋肉痛の予感がある。明日以降この影響が少なくなるようほぐしをしっかりとやらなければならない。

■2020年12月20日(日曜日)


京急横須賀中央駅前
 次男の携帯電話の契約のため横須賀中央へ行った。オンラインで手続きをしたかったのだが、未成年は店頭での契約しかできないということだった。契約に行ってわかったことは、この会社独自のアンテナの電波が届くエリアが我が家には届いていないこと。我が家の周辺までは届いているのに、我が家には届いていない。あとちょっとというところまで来ていて、来年の3月には届くようになるという。我が家は横須賀でも僻地なのだと改めて実感した。
 以前もUberEATSが横須賀でサービスを開始したというので、早速アプリを入れて、注文しようとしたのだが、我が家はエリア外だった。こちらも最寄りの駅周辺はエリア内なのに、我が家はエリア外。疎外感を覚えたのだが、今日も同じような感じだった。妻は都会育ちなので、横須賀は田舎だというのだが、ちょっとしたことだがサービスが受けられないということが積み重なると、妻の言うことに同意せざるを得なくなる。

■2020年12月19日(土曜日)


鋸山から上る朝日
 子どもたちの陸上教室へ行った。膝の痛みの関係で直接子どもたちを指導することは困難ということで、今日は、カメラマンとして、子どもたちの活動状況全般を撮影することとなった。普段は5,6年生のクラスを見ているが、今日は3,4年生のクラスもじっくりと見ることができ、いろいろと発見があった。特に3,4年生の男女の行動に差があることを実感した。今日は、縄跳び、縄跳びリレー、グループでラグビーボールを蹴って追いかける、しっぽ取りが主な内容だった。しっぽ取りは、腰に巻かれたマジックテープに、しっぽのようにマジックテープがくっついていて、2チームに分かれ、相手チームのマジックテープを多く取った方が勝ちというゲームだった。女子は、あまり動きがなく、攻めるよりも自分を守る傾向があり、あまり活発な動きがなかった。対照的に、男子は、女子のような行動をとる子もいたが、多くは攻め続け、かなり活発な動きをしていた。しっぽを取ろうとしたら相手チームは、手で押さえていたと苦情が次々と出てきて、納得のいかない子もいたようだが、好きなことを好きなようにしゃべり、子どもたちって自由でいいなぁとおもった。

■2020年12月18日(金曜日)
 火曜日にやりきれなかったDellのパソコンのWindows再インストールを行った。買ってきたUSBメモリにダウンロードしようとしたところ、4G以上はダウンロードできないということがわかり、最初からつまずいた。ネット検索し、USBメモリを改めて初期化すればいいということがわかり、初期化後、ダウンロードに成功。ダウンロードしたUSBメモリをDellのパソコンへ入れ、指示に従って再インストールをした。その後は、ウイルスセキュリティーソフトとOffice365の再インストールを行い、最後に、やっと年賀状を作成するためのソフトをインストールできた。そこにいたるまでにかなりの時間を要し、住所録を作る氣にはなれず、今日はここで終了。土日に作業を進められればと思う。

■2020年12月17日(木曜日)
 MB式整体の無料動画を風呂で見ながら、動画で先生がやっている施術を自分自身にやってみた。ただ顎からこめかみにかけて手を添えてその上から振動を与えたり、皮膚をずらすように動かしたりするだけなのだが、短い施術時間で、肩の可動域が改善して驚いた。そして、今最も氣にしている膝の痛みが施術直後は完全になくなった。顔をちょっといじるだけなのに、立位での膝を上げる動作で股関節の動きが改善し、全身がとても楽になり衝撃を受けた。自分の膝の痛みを改善する方法の一つとしてとても有効なことを実感し、毎日続けてみようと思った。

■2020年12月16日(水曜日)
 長男が昨日から定期試験となり、今日からは1日1科目ということで、スマートフォンをいじりながら中途半端な勉強をしている。明日は物理とのことで、問題を解いていたが、珍しくわからないから教えて欲しいということで、教えることとなった。勉強したのは20年以上前なので、わかるのだろうかとドキドキして問題を見たのだが、単純な問題だった。図に示されている水の重さは何Nかというもので、立方体の絵と寸法が描かれていて、このときの条件と水の密度も書かれていた。単純に体積と水の密度と、重力加速度を掛け合わせれば答えは導き出せた。日常的にはkgを使うので、Nで求めるというのに違和感を感じた。しかし、物理なのでNという単位を使うのだろう。とりあえず、解答ができてホッとした。

■2020年12月15日(火曜日)
 年賀状を作るべく、4月末に購入したDellのパソコンを起動させようと起動ボタンを押したのだが、何度起動し直してもDellという表示が出たまま状況が変わらず、1時間経ってもそのままで改善の兆しが全く見えなかった。
 サポートセンターへ電話したところ、中国か台湾の方が電話口に出られ、流ちょうな日本語で対応してくれた。こちらの症状を伝え、いろいろと場合分けして対処法を探ってもらい、OSの問題ではないかという結論となり、OSを再インストールする必要があるとのことだった。起動ディスクが付属していないため、新たに空のUSBメモリにMicrosoftから必要なソフトをダウンロードし、それを使って再インストールとなる。やり方についてはメールで送ってもらうこととなり、とりあえずUSBメモリを買ってきた。我が家はインターネットに接続できる古いパソコンがもう一台あったので、なんとかなりそうだが、パソコンが1台しかない場合にはどうするのだろうかと思った。メールを送ってもらうまでにかなりの時間を要し、今日はそれ以上進むことができなかった。
 次男の通う塾では、悪質勧誘をしているとの内部告発があり、同業他社が業務改善を求めているとの報道がなされ、塾側は事実無根とのことで、火消しの一環として保護者への説明のメールが届いた。内部告発者とされる職員が、元々は同業他社の職員だったとのことで、セキュリティー体制の見直しをするとともに、業務改善を求めてきた同業他社には話し合いの場を設け、両者がよりよい方向へ向かえるような競合関係を作るべく質問状を送り回答待ちとのことだった。先日、妻が次男の友だちのお母さんと塾の話をして、休んでしまった時には補習までしてくれる良い塾だと話した直後の報道だったので、良い方向に合意してもらえればと思う。

■2020年12月14日(月曜日)
 NHKBSで放送された「ナイキを育てた男たち"SHOE DOG"とニッポン」の録画を見た。シューズメーカーとして独り立ちするまでの創業者と日本人との関係が詳細に描かれていた。ナイキ創業者フィル・ナイトの自伝にもその物語が語られている内容で、アシックスの前身のオニツカタイガーの販売するシューズの代理店として会社が立ち上がり、その後シューズ製作を手がけるようになり、独自ブランドのナイキでシェアを増やしていくことになった。しかし、資金繰りに問題が発生し、自国の銀行からは見放されてしまった際に助けたのが日商岩井(現双日)の人たちだった。彼らが手をさしのべなければ今のナイキは存在していない。日商岩井の社内規定を無視してまで、ナイキの将来性を見込み、勢いで支援をした当時の関係者の熱意は素晴らしい結果を生み出した。ここぞという勝負の場では、引き下がらずに前へ進むことも必要な場合があるということなのだろう。
 番組の最後に日本の若い世代へのメッセージとして、「最後まで挑み続けろ」とフィル・ナイトは語り、彼の人生そのものを語ってくれたのだと思う。何度失敗しても成功するまで続けられれば成功者なのだということだと解釈した。

■2020年12月13日(日曜日)


江ノ島方面




一色公園
 家族で朝早くからファミリーレストランのココスへ出かけ朝食バイキング。たくさんの人が詰めかけるので早めにお店に入ろうということだったが、朝食バイキングが終わる時間まで混み合うことはなく、適度な人数がキープされていてとても快適に過ごせた。家族が好きな物を好きなだけ食べられるということはもちろんだが、裏の目的は、長男に定期試験の勉強をさせ、次男と三男には宿題をやらせることだった。全員が氣持ちよく食事をしてやることができ、自宅ではうまくいかないことが場所を変えたことでうまくいったというところが爽快だった。
 その後、100円ショップやホームセンターでちょっとした買い物をし、最後は、一度行ってみたかった葉山御用邸に隣接する葉山公園へ行ってみた。葉山は狭い道が多く、公園駐車場へ続く道も狭く、いくらか車が並んで駐車場の入場待ちをしていた。かなり待つことを覚悟したがすぐに入ることができた。葉山公園は、公園とは言ってもほとんど砂浜。御用邸を貫く川を渡ると一色公園へつながっている。家族で一色公園まで散歩した。子どもたちは波打ち際まで行き、地層が削られた岩場ではしゃいでいた。子どもたちはちょっと危険なところが好きなのだということを改めて実感した。御用邸付近は、かなりのパワースポットだと聞いていたので、御用邸の方向に手をかざして確認してみたのだが、手がピリピリする感覚があった。次男にも確認してもらったが、次男も同じように感じていた。エネルギーの強い場所に御用邸は建てられていると聞いていたが、そういった場所だということを体感することができた。
 最後に、葉山で有名なパン屋へ行き、軽い昼食を買い込み自宅へ戻った。ちょっとした家族旅行だった。

■2020年12月12日(土曜日)


紅葉



トマソンとなっているドア
 三男と犬の散歩に出かけた際、変わった建て付けの家を発見した。2階部分にドアがあるのだが、ドアを開けて外へ出ようとしても階段がなく、そのまま地面に落ちてしまう状態となっていた。三男はとても喜びながら「トマソン!」と叫んだ。相当な喜びようで、「初めて本物のトマソンを見た!」と興奮していた。聞いたこともない言葉だったので、トマソンとはどういうもので、どこでそんな言葉を知ったのか聞いてみたところ、建物で役に立たないのに存在しているようなもののことを言うらしく、学校の担任の先生から教えてもらったのだという。先生は、様々なトマソンの画像も見せてくれたそうで、かなり本格的に教えてくれていたようだ。すぐにネット検索してみると、つぎつぎとトマソン画像が出てきて、いくつかの画像は、先生が紹介してくれた画像らしく、三男は「これ学校で見た」とまた大喜びだった。ウィキペディアには、「不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物」と定義されていた。
 三男の担任の先生は、今までに関わったことのない独特な教育方針があり、子どもたちが素を出せるように様々な工夫をされており、昨年までは学校が嫌いだった三男が先生に会うことを楽しみに学校へ通うようになった。学校で、本来は授業で学ばない親や兄弟が知らない知識を蓄えていたりして、家族で驚かされたりする。今日も、三男から新たな言葉を教えてもらい、こちらも新しい知識となった。

■2020年12月11日(金曜日)


はみ出た半月板
 火曜日に撮影したMRI画像を持って整形外科へ受診。先生は、MRI画像を見て、内側半月板が若干断裂して外に飛び出し、脛骨と内側側副靱帯の間に挟まっているように見えると判断された。超音波で内部を確認したところ、半月板らしきものが、はみ出ている感じが確認された。血流の状況を左右の膝両方で確認してみると、明らかに痛みのある右は大腿部側に多くの血流があり、実際その部位が浮腫んでいる。MRI画像でもその部位が白く表示され、左右の比較では、右の方が明らかに白い部分の面積が大きかった。切って内部を見てみないとはっきりしたことは言えないが、半月板損傷の可能性が高いとの診断だった。
 手術をすれば痛みがなくなるかどうかは確信が持てず、できればやらない方が良いだろう都のことで、1ヶ月様子を見ることとなった。はみ出てしまった半月板をマクロファージが少しずつ削ってくれる可能性もあるとのことだった。自分の體を信じて1ヶ月やれることをやっていこうと思う。

■2020年12月10日(木曜日)
 次男の体調が悪い。月曜日に部活の朝練へ行った際に腹が痛いとのことで先生が氣づき、朝の体温を聞かれ37.1度と答えたところ、すぐに帰ってもらわなければということで、自宅へ電話があった。彼の平熱は37度台で、三男も同じ。平熱なので問題はないのだが、一般的には37度台となると微熱と判定されてしまう。健康に関するハズレ値となる人にとってはややこしい基準値だ。
 火曜日はすぐに学校へ車で迎えに行き、翌日も腹痛は治らず、そのまま翌日まで休んだ。水曜は、学校へ行ったのだが、すぐに腹痛となり、午前中の内に妻が学校へ迎えに行くこととなり、早退となった。今日も学校へ通ったのだが、1日腹痛を我慢して学校にいたのだという。病院から漢方の薬が処方されているのだが、薬は、食事の1から2時間前に飲むように指示を受けている。しかしながら、次男は指示通りに服用していない。食事の度に母親から薬は飲んだか聞かれ、忘れていたと答える。改善させる氣があるのだろうかと思えてくる。次男は、公共交通機関では大人料金を取られる年齢になった。もうちょっと大人として自律してくれないかと思う。

■2020年12月9日(水曜日)
 日本でも長距離巡航ミサイルを導入するとの報道があった。地上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」導入が白紙になった代替案として提示された。報道では、これは事実上的のミサイル基地を先制攻撃できる敵基地攻撃能力の確保と直結することとなり、憲法違反の議論となると伝えている。
 10月にこれに関連した技術を以前研究されていた方が、イージス・アショアのような対応では、相手がミサイルを発射する位置が最初から特定できていれば、対処可能な場合もあるが、相手が海や陸で移動しながら発射する場合には対処は困難で、対処するには、憲法で議論せざるを得ない敵基地攻撃能力を持つしかないのではないかと話されていた。
 長距離巡航ミサイルの導入を検討するということは、国を守るということに関してアメリカ軍に依存するだけではなく、現実的な議論が始まるということなのだろう。

■2020年12月8日(火曜日)
 40歳の異称を初老というようだ。老年に入りかけた年頃という意味であり、現在では寿命が延びたことから50〜60歳前後を指すことが多いとのことだが、この1ヶ月の膝の痛みは、正に初老の症状にも思えてくる。特に今週に入ってから膝の痛みは強くなってきて、就寝中も姿勢を変えるの膝を動かすと強い痛みがあり、寝返りの度に目が覚める。当然歩きにも支障があり、授業での負担が大きい。
 先週土曜日に整形外科へ受診したが、骨はとてもきれいで異常はなかった。しかし、痛みは強くなってきているので、スポーツドクターに診察してもらうこととなり、そのための材料としてMRIの撮影をすることとなり、今日は午前中に近所の総合病院へ行きMRIの撮影をした。
 できあがったCDーROMをパソコンへ入れて、200枚くらいはある自分のMRI画像を見てみたが、半月板が切れているように見える画像が1つあったが、そのほかからは異常に見える画像はなかった。特定の筋肉を緩めると痛みが緩和したりはしているので、筋バランスを整えることは、重要なのだろう。とにかく金曜の診察である程度方向性は見えるだろう。

■2020年12月7日(月曜日)


東京電力
 NHKBSで放送されたユヴァル・ノア・ハラリ氏と高校生との特別授業を視聴した。テーマは「サピエンスとパンデミック」。ハラリ氏は、人類は、フィクションの中で生きてきたという。フィクションを選択してそれを信じることで社会が成立してきた。そして今では、他の動物との比較において神と言える立場になってしまった。しかし、私たちは動物でもある。我々はこうした2つの観点を持つ必要がある。力を持つという意味では、神であり大きな責任を持つ必要があるが、動物としては生態系と結びついており、生態系の一部でもある。コウモリのような野生動物に由来するウイルスがわずか数ヶ月で地球上に広がり、文明を揺るがしかねない状況となっている。我々は遺伝子を操作することで動物の肉体を操作することも可能となり、生態系の劣化や破壊は至るところに起こっている。今回のウイルスは野生動物と人間との接触に起因すると言われ、近い将来、さらに未知なる感染症が人類を襲う可能性もある。人間は生態系の一部であるのだから、生態系を破壊しながらその衝撃波から守られるはずはない。政治的に一致しなくても共有できるところから協力していく必要がある。
 将来のことについて、ああでもない、こうでもないと議論しても、誰も将来のことを正確に見通すことはできない。しかし、人類が協力できることを協力しながら、日々最善を尽くし、神として動物として毎日を生きていくしかないということなのだろう。地球全体のことを考えていると、日々の目の前の問題は些細なことに見えてくる。自分の生活を考えると、目の前のことに必死なるのは仕方ないが、そこから距離をおいた別の視点を持つ必要があるのだと思った。

■2020年12月6日(日曜日)


朝日



いただいた和紙
 午前は、猫か狸に荒らされた畑のうねを整え直し、昨日購入しておいたホウレンソウ、小松菜、水菜の苗をうねに植え替えた。水菜は、初栽培となる。どのように育っていくのか楽しみだ。その後は、落ち葉堆肥づくり。先日準備した落ち葉堆肥を全てひっくり返すことで酸素を入れ、乾燥している落ち葉には水を与え、さらに先々週購入した米ぬかを入れた。30cmの高さで作った木箱を3段分踏み固めて作ってあるので、それを掘り起こすのは困難をきわめた。掘り起こしたものは、別に用意した3段の空の木箱に詰め替えるということで、腰が痛くなるような重労働が2時間近く続いた。氣が付けば12時近くなっていた。13時から新横浜で骨ストレッチの講習会があるため、ちょっと焦りながら講習会へ向かった。
 骨ストレッチ講習会では、落水紙(らくすいし)という和紙と骨ストレッチを組み合わせた新たな紙技メソッドが次々と登場し、やればやるほど、全身が緩んでいき、腕を回すと急激な遠心力の影響で手の血液が一氣に指先へ移動するためか、血管が詰まるような感覚となりしびれと痛みが出るようになった。今まで腕を回してもこのようなことはなかったが、今回の動きは、今までにはない速さで回るということなのだろう。これだけ腕が回るようになると、今後は、思いっきり回すことは危険なことになるということが理解できた。最初は腕で腕回しをしていたが、だんだん體幹から回せるようになり、腕がなくなってしまったようなほど軽くなり、最後はどこで回しているかわからなくなった。後半は丹田を意識して動かすことを和紙を使っていろいろと練習した。丹田が意識できるようになると、腕を下から上に回すときに足裏から地面反力を感じるようになる。今までこれほどはっきりと地面反力を感じたことがなかったので、とても面白かった。今日は大人になってから一番體がほぐれて動いた日だった。まだまだ伸びしろばかりで、今後が楽しみだ。

■2020年12月5日(土曜日)
 午前中にラジオで、タレントのビビル大木さんが、5歳の子どもとトランプで神経衰弱をするようになったのだが、子どもの方が記憶力が高く、自分の記憶力が低下していることを実感したという話をしていた。午後、たまたま長男と三男がいたので、トランプを持ってきて、1回だけ神経衰弱をやってみようと促し、3人でやってみた。昔は神経衰弱は得意だったはずだが、1周り前に表にしたトランプの数と位置がはっきりせず、なんとなく覚えている程度で、子どもたちより記憶が曖昧なように感じた。結局、長男と自分が10ペアを見つけて三男が6ペアということで、一応威厳は保てたが、明らかに昔よりも記憶力が低下していることを実感した。

■2020年12月4日(金曜日)
 日本選手権をテレビ観戦。開催種目は、男女3000m障害、5000m、10000mだった。
男子3000m障害は、注目の大学1年生が欠場したもののいつも上位にいながら優勝できていなかった山口選手(愛三工業)がオリンピック標準にあと2秒に迫る自己ベストで優勝。
 男子5000mは坂東選手(富士通)が積極的に走り、オリンピック標準にあと5秒に迫る自己ベストで優勝。
 男子10000mは相澤選手(旭化成)が素晴らしい粘りを見せ、日本新記録を出すと共にオリンピック標準を突破し、東京オリンピック代表に内定した。3位までの選手が日本記録を上回り、多くの選手が27分台を記録した。体育学校の天野選手も28分08秒台の自己新記録。この記録は、体育学校新記録ではないかと思う。
 女子は、5000mの廣中選手(日本郵政)が積極的に引っ張り、最後は田中選手(豊田自動織機)が逆転しオリンピック代表に内定したが、女子10000mは新谷選手(積水化学)が、5000mの優勝記録とほとんど変わらないタイムで5000mを通過し、そのレベルの違いに驚かされた。その後もそのまま速度を落とすことなく30秒近く従来の日本記録を上回る日本新記録で圧勝し、オリンピック代表に内定した。
 ほぼ全てのレースに見応えがあり、1周1周が見逃せなかった。こんな大会は今まで見たことがない。外国人選手が、最後は日本人に先頭を譲ったようにも見えたが、終盤まで日本人が外国人選手についていくということすら今まではなかったのだから、ついていったというだけでも、劇的にレベルアップしたのではないかと思えた。どの選手も、とりあえず優勝を目指すというような走りではなく、オリンピック標準突破と優勝の両立を目指した氣概のある走りで、それが今大会の好結果を生んだのではないかと思った。

■2020年12月3日(木曜日)
 この1ヶ月ほど、オーブントースターの調子が悪い。あまりヒーターが熱くならないのか、10分以上タイマーを回しても食パンが焦げない。今日は、妻が家族の弁当を作るのにトースターを使っていたのだが、タイマーを15分にして中に入れた食品を温まるのを待っていたが、結局温まらず、準備に時間がかかり、次男から何でまだ弁当ができあがらないのかと文句を言われていて、妻がトースターに切れかかっていた。
 このトースターは、イタリアのコンフィーという会社の商品だった。アマゾンで購入したのだが、履歴を確認してみると今年の6月末の購入だった。1年間は、保証期間とのことなので、問い合わせる価値はありそうだ。

■2020年12月2日(水曜日)
 「デジタル化」という言葉が頻繁に使われている。政府がデジタル庁を設置するということの影響が大きいのだろう。行政だけでなく民間でもデジタル化を推進し、デジタル化への投資を行う企業への税制上の措置を検討しているという。デジタル化によって、様々な手続きがオンラインで処理できるようになるなど、メリットについては、いくらでも出てくるが、デメリットについては何も出てこない。情報としてメリットだけを出し、デメリットを出さないのは中立的ではなく、裏に何かがあるのではないかと思えてきてしまう。
 アメリカ大統領選挙は、不正があったとのことでトランプ大統領は、憲法に従った公正な選挙とすべきだと主張し、選挙不正に対し次々と訴訟が起こっていると聞く。その不正の一つに、外部に接続されていないはずの選挙システムが操作されていたという主張があった。ユーザーにとっては中身はブラックボックスで、プログラムのことについてはよくわからない。デジタル化をすると不正アクセスなどの可能性があり、それが可能となれば、誰かに情報が書き換えられてしまうこともある。大統領選挙では、結局票の数え直しを人が時間をかけてやり直す州があった。こうした不正が起こらないようにする対策は、スポーツのドーピング対策がいたちごっこなのと似ている。デジタル化は、メリットとデメリットを比較し、慎重に進めていく必要があるのではないかと思った。

■2020年12月1日(火曜日)


東京湾フェリーと月
 人と話しているときに、その人が間違ったり勘違いして話をしている際、それを聞く多くの人は、その間違いや勘違いを自分の中でこういったことを言いたいのだろうと想像して、そのまま補完し、話を聞き続けるようだが、自分は、それに気が付くと、話を止めて間違いや勘違いかどうか確認する傾向があると学生から指摘を受けた。人によってはそれを不快と感じる人がいるかもしれないようだが、学生はそれを面白いと思っているという。先週「コンビニ人間」を読んで、自分は人とは何かが違うと思っていたのだが、今日もその一つの例が見つかった。これも個性の一つと考えればよいのだろうか。
 漫画家の水島新司さんが引退表明をしたという。「ドカベン」は中学時代友だちから全巻を借りて愛読していた時期があり、その後は「あぶさん」を読むことが多かった。「水島新司」という名前を聞くだけで、中学時代を思い出す。お世話になりましたという氣持ちでいっぱいだ。
 新語・流行語大賞に「3密」が選ばれたという。ノミネートされた30語のうち、聞いたことのある言葉は半分くらいしかない。本当に流行したのかと思えてくる言葉がたくさんある。「アベマスク」「総合的、俯瞰的」「BLM運動」など、明らかに政治的な意図を感じ、選ぶ側にどういうバックグラウンドがあるのかがあからさまだったりするのは氣になるが、今年の年間大賞となった「3密」は象徴的な言葉だったようには思う。しかし「新型コロナ」が最も今年使われている流行った言葉ではないかという感覚があり、学校関係者としては「オンライン授業」は流行語だし、「新しい生活様式」も日常で頻繁に使われ、ノミネートされてもいい言葉のようにも思えた。「3密」が大賞に選ばれたということからすれば、今年の漢字は「密」になるのかもしれない。



[昔のいずみ]