最近のいずみ

Last Update:2020/4/30



パートタイムアスリートいずみ 20年目に突入 

■2020年4月30日(木曜日)
 子どもたちが学校に行かなくなって2ヶ月となった。子どもたちが電子機器に触れる時間があまりにも多く、夜もなかなか眠れず、布団に入ってからも1時間以上歌ったりしゃべったりして、11時近くにならないと寝入らないという日もあったりした。夜はWi−Fiの保護者機能を使い、子どもたちがWi−Fiに接続できないようにブロックしているのだが、次男が任天堂スイッチをアップデートしている最中にブロックする時間となってしまったためアップデートできず、翌日からスイッチはWi−Fiにつながらず、アップデートもできなくなり、次男は不機嫌きわまりなくなっている。1日ゲームができなかったのだが、1日ゲームをしなかったことを褒めて欲しいと次男は求めてくる。親からすればたいしたことはないのだが、この2ヶ月の子どもの環境からすれば、凄いことになってしまう。
 今日の次男は、妻のスマートフォンからテザリングを使ってインターネットに接続し、なんとかアップデートし終わった。それでもWi−Fiには上手く接続できず、そのまま妻のスマートフォンを経由して友達とゲームをしていた。家にいながら友達と遊べるというのは、以前にはないことだったので、便利になったのだが、電子機器がなければ子どもの精神の安定が崩れる可能性があるというのは大きな問題だと思う。電子機器に依存するのではなく、使いこなすくらいの生活に換えていく必要があるのだが、テレワーク等、今後は、ますます電子機器に依存せずして生活するのが難しくなってくるのかもしれない。この矛盾とうまく折り合いをつけながら生活するしかないということなのだろう。

■2020年4月29日(水曜日)
 在宅勤務が始まってから、古いパソコンでの作業に限界を感じ、コストパフォーマンスを考慮しながら購入するパソコンをリサーチし、一昨日やっと購入に踏み切った。中国製品が格段にコストパフォーマンスは高いのだが、レビューを見ると、ハードウェアの当たりはずれの差が大きく、キーボード配列が日本人には使いづらく、サポート体制も怪しそうだったため手を出すのは止め、米国企業のパソコンに決めた。
 基本は受注製品なのだが、今回購入した商品は、既にできあがっていてすぐに出荷ができるという商品だったので、翌日にも届けてもらえるのではと思ったのだが、商品が届くまでには6日かかるとの案内で少しがっかりした。しかし、届いたのは2日後の今日。5月3日まで待たなければならないとがっかりした直後の配達だったので喜びが大きかった。
 早速セットアップし、オフィスのサブスクリプション購入となったのだが、あるサイトでは通常の価格より安いということで、そのサイト経由で購入。実際に契約してみると、自分のマイクロソフトアカウントが使用できず、今まで使用していたOneDriveの容量が増やせないということがわかり落胆。この契約は解除できるのでれば解除し、自分のアカウントが使えるマイクロソフトとの契約に切り替えようと思う。

■2020年4月28日(火曜日)


大豆の芽が出ました
 有志の知事17名が学校が長期に休校となっていることから9月入学にするよう文部科学省に要請する考えを発表した。すでにこの件については高校生たちがそういった意見を表明しているのを知っているが、いよいよ大人も動き出した。国や自治体がお金を出してオンライン授業のできる環境になれば、そういった意見は少数になってしまうのかもしれないが、子どもたちが学校へ行く意義は、学習だけでなくルールや人間関係など多岐にわたる。文部科学省はこの休みの間、学校からの課題として、学校で学ぶべき内容をカバーしているのであれば、学校が再開した後、改めてその部分の授業をしなくてもよいとの見解を示している。我が家の子どもたちの課題は、高校生はウェブのシステムを用いた教材、中学生は何もなし、小学生は新学年の教科書とドリルとなっている。3人を見ただけでもかなり違いがある。学校により、地域により、様々な格差があるのは間違いない。仕切直しという意味では9月入学はアリなのだろうが、この状況がどのくらい続くのかわからないため、簡単に結論を出すのは難しい。今は、子どもたちが自分たちでできることをするしかない。 

■2020年4月27日(月曜日)
 3月5日から続いている右臀部の痛みがなかなか緩和せず、寝ているときにも痛みを感じるのだが、時々痛みのない夜があるのだが、その時には、左腰に激痛があり、起床後靴下をはくのに痛みのために前屈が辛いかったりする。今朝は久しぶりにどちらもそれほど痛みがなく、しっかり寝られた。昨日は短い距離のダッシュをしようと思っていたが、走り始めた直後に右臀部は激痛で、走れなかった。今日こそ走ろうと思い、お昼に近所の公園の誰もいない駐車場で50m×5、100m×5のダッシュをした。1本目は昨日ほどではないが、ある程度の痛みがあり、本数を追うごとに徐々に痛みはなくなったが、右脚を引きづりながら走っている感覚が最後まであり、思うような走りはできなかった。終わったとは、激痛で、歩くことはできるもののジョッグはできなかった。痛みの原因を、自己と対話しながら探し続けているが、なかなか見つからない。

■2020年4月26日(日曜日)


 NHKのEテレで録画した「欲望の時代の哲学2020 マルクス・ガブリエルNY試作ドキュメント」の第一夜から第三夜までを一氣に見た。人間は自由なはずなのに、それにより欲望の奴隷となり逆に不自由になっている。人間の欲望は動物の本能とは違う人工的なもので、社会状況やマーケティングが無限の消費を生み出している。自由であることは、自由に間違いを起こすことになることを知っておく必要がある。人は自由を取り違えたとき、現実から目を背け幻想の世界に閉じこもるのかのしれない。SNSはこちらが利用しているようで、実はひたすらこちらを利用している。政治や産業など、世の中は最適化を目指し、技術的な視点で見る社会的ダーウィニズムとも言える数学的な生存形式が中心なのだが、体験だったり精神を中心とした生活形式とはイコールではなく矛盾が生じている。生産性ばかりを追っていると全ての人間が消費財となり、悲劇が待っているのではないか。食べ物は、味や匂い、雰囲氣やコミュニケーションなど様々な体験を通して食べるものなのに、カロリーで食べてしまったりする。子どもたちを観察した研究によると、子どもたちは単純明快なことではなく複雑さを求めているという結果が導かれたという。子どもたちは、社会は単純化できない複雑さで成り立っているということ感覚的に認知しているとも言える。大人は、それを忘れ、単純化し生存形式で物事を考える傾向にあるので、複雑な生活形式での視点を失わないようにしていく必要があるのだと思った。
 今日、全国高校総体も中止が決定した。これれも生存形式的に決定したと言える。子どもたちは仕方がないという思いがありながら、同時に納得できない思いもあるだろう。なぜ自分たちの時なんだと。全てに意味があり、自分が選んだことだと受け入れ、これがあったからこそ時間を経たときに今の自分があると思える人生にしていくしかない。スポーツができないおかげで新たな選択をする自由ができたと前向きに思考していって欲しい。

■2020年4月25日(土曜日)


東電火力発電所建設中



サクランボ
 5月6日以降、緊急事態宣言は延期されるのかという議論が各局のワイドショーで行われている。延期される場合と延期されない場合の準備をしておくしかなく、議論しても仕方のないことのように思える。愛知県では、県立高校が5月末まで休校となることが早々と発表された。東京都は5月7日と8日も休校となり、2日間休校期間が伸びた。各自治体は、国の緊急事態宣言でいろいろと振り回されたこともあり、独自に判断することにしたのだろう。
 陸上競技については、8月の中学生の全国大会と9月の小学生の全国大会の中止が昨日決まった。高校生の全国大会も中止の可能性が高い。1度も試合に出ることなく最終学年が終わってしまう。競技力で進学を考えていた生徒にとっては、参考となる記録がないまま進学を考えなければならない。どう将来性を見るか、スカウトする側の見る目が試されることになるのだろう。9月には大学生の全国大会もあるが、こちらも中止の可能性が高まってきた。来週から始まるゴールデンウィークでの外出自粛により、感染者数が大幅に少なくなってくれることを願うばかりだ。

■2020年4月24日(金曜日)


トリミング前
 我が家の犬は、1歳を過ぎ、人間で言えば高校生くらいなのだという。ほぼ成犬となったのだが、最近、飾り毛の生え方が激しくなり、そのうち動くのにも妨げになるのではないかというくらい目立つようになった。そこで、子どもの友だちのお母さんがペットのトリマーをされているとのことで、初めてのトリミングをしてもらうこととなった。
 こちらがお店まで連れて行くのではなく、お迎えが来て、トリミングをしてもらい、また送ってもらえるというシステムなのだそうで、在宅勤務している身としてはとても助かった。
 帰ってきた犬は、成犬から子犬に戻ったようなかわいらしさで、特別なシャンプーをしてもらったらしく、いつもとは違うとても良い匂いがしていた。しかし、犬はゲージに戻ると、寝床に體をすりつけるなどして何かをぬぐい去ろうとしているように見えた。犬にとっては、シャンプーが皮膚に残っていてかゆいのかもしれない。犬にとっては人間の都合はどうでもいいことなのだ。

■2020年4月23日(木曜日)
 2週間ぶりに出勤。学生たちは、休校のままで当然外出できずに、学内にいる。基本的には寮の中で生活することとなり、運動は、時間を分けられて全員が一斉に外に出ないようにはしているようだが、寮の中は、換気はしていたとしても、密接、密集は免れない。2週間前に出勤していたときには、学生の中に味覚がない学生がいるようだという噂があったが、2週間経った現在でも感染者が発生したという情報はない。新入生も入校して2週間以上が経ち、寮の中ではマスクはするルールになっているようだが感染情報がないことから、学生たちには感染者はいないと見て良いのだろう。現状では、学生たちは、いつでも授業ができる状態なのだが、学外から通う教員との接触により感染する可能性がある。自動車通勤では、感染リスクは低くなるだろうが、電車通勤の人たちも多いので、授業再開はそれほど簡単にはいかないのだろう。
 学生たちは、与えられた時間で、練習し、残りの時間は、自分の興味ある勉強にいそしんでいる者もいれば、何となく時間が過ぎていってしまっている者もいるという。この状態は、5月6日までとはなっているが、その後もどうなるかはわからない。学生として残された時間は、少なくなっていくので、大事に使って欲しいと思うとともに、自分自身も実のある時間にしなければと思った。

■2020年4月22日(水曜日)


ネモフィラ



花の国もネモフィラでした
 在宅勤務となり、家族全員が家に閉じこもっているのだが、子どもたちはゲームやり放題、動画見放題で。長男は、4月1週目が期限の宿題をいまだにやらず、三男も宿題をやらない。次男は、入学したばかりのため学校からは課題がなく、継続しているタブレット学習で先月分をやっている。学校が休みになってもうすぐ2ヶ月となる。この期間に何をしているかで勉強でも運動でも大きな差が出てしまう。長男と三男は何を言っても反応がない。電子機器に操られているのではないかと思えてくる。
 ゲーム機もスマートフォンもパソコンも全てインターネットに接続していて、ルーターの状況を見ると、最大8台がつながっているときがあった。ルーターの目安としては3台と書いてあったので、ルーターに過剰な負荷がかかっているのは間違いない。昨日ダウンロードにどのくらいの速さが出ているかをチェックしたところ、2.6〜3.8Mbps。理論上は1Gbpsと言われていた光回線なのにWi-Fiの速度は、なんと遅いことか。有線でつないだら少しは速くなるだろうと思ったのだが、実際はWi-Fiと変わらなかった。今利用している光回線はIPv4という1990年代から使われている方式のため、通信速度は遅くなりやすいという。しかし、今契約している会社は4月26日までには、あらたにIPv6という方式に代わり速度が速くなるという。もう少しの我慢だと思っていたのだが、今日速度を計測したところ70Mbpsという数値が出ていて驚いた。速度が昨日の約20倍。数値は20倍なのだが、体感速度はそれほど変化がないというのが残念なところ。理論上1Gbpsなので、改善方法が何かないかと考えたところ、古いLANケーブルを使っている可能性があったので、1Gに対応したカテゴリ6というLANケーブルに換えてみたところ、90Mbps近くまで数値が上がり、有線では90Mbpsを越えた。PHSで32Kbps通信の時代からインターネットをしているので、Mbpsという単位になっているだけでも凄いと思える。それがさらに数値上は30倍速くなったのだから、今日からは少しはウェブサイト閲覧にもイライラ感が軽減されるのではないかと思う。沈んだニュースが多い中、自分の中では明るい話題となった。

■2020年4月21日(火曜日)
 在宅勤務以降、トラック練習ができていない。トラックの代わりに走れる場所と言えば道路。平坦で信号がなく車の通りもあまりない場所で、距離がわかっていれば、トラックの代わりにできるのではないかと思い、グーグルマップで、自宅周辺の調査をし、直線からカーブがあり、また直線になる約360mの距離が取れる場所を確認した。最近は走っていないので、とりあえず、気持ちよく走ることを目的として200m×10。休息は200mウオーク。1本目のスタート直後から、右大転子付近に激痛があり、まともに走れなかったが、それでも走りきり40秒8。ペース走のペースでショックを受け、今日はこれで終わりかと思ったのだが、歩いてスタート地点へ戻る間に、痛みはなくなったので、改めて1本目をスタートした。痛みが緩和され、少し走っている感が出てきた。タイムは31秒8。これならば行けると思い2本目へ。痛みはほぼなくなり普通に走れるようになり、タイムは30秒3。その後もだんだん調子が上がり、29秒7、28秒6とタイムは上がっていった。その後は、29秒1、29秒2、28秒7、28秒9、29秒4。9本目に急にまた痛みが出てきて、走り終わった後は激痛となり、ジョギングも厳しいということでここで10本目はできなかった。右股関節を痛めて1ヶ月半。痛みが出て緩和しての繰り返し。痛みの原因を自分の體と対話して探してはいるが、なかなか見つからない。

■2020年4月20日(月曜日)


夕方の海岸
 犬がゲージの中に置いてあるトイレで便をしなくなり、噛んだり食べたりするおもちゃのような存在になってしまった。今朝は、トイレシートが半分も食べられていた。吸水性のあるシートなので、お腹の中でシートが膨らんでしまわないか心配になるのだが、今日の時点では、便にシートが混じることはなかった。このままの状態は良くないと思いながら、どうするべきか半月くらい考えていた。
 そこで、ベットのあると区画とトイレのある区画を分けて、きちんと便をする場所を認識してもらう必要があると思い、新たにゲージを購入し、昨日届いた。トイレと分けたものの、今までのトイレが置いてあるためか、今まで通り噛んだり食べようとするので、新たにトイレを購入。相変わらず、ひっかいたり噛もうとしていたが、まだ新品なので、犬の思うようにはいかなかった。そして、夜トイレの中で小便をしてくれた。久しぶりにトイレでの便。ベッド区画とトイレ区画の区別をしてくれたようで安心した。

■2020年4月19日(日曜日)


トマトとバジル



TM9
 子どもたちは、いつも寝坊する。長男はひどいときには昼が過ぎても起きてこない。こういう生活が1ヶ月半以上続いている。妻は、それだけでイライラを募らせているが、本人も遅寝遅起きなので、批判はできないのかもしれない。寝る子は育つと言われていて、最近次男の身長が伸びているように見えていたので、実際はどうなのかと思い、子どもたちの身長を測定してみた。3月末に測定してから約3週間。全員の身長が伸びていた。長男は0.5cm、次男は2cm、三男は1cm伸びていた。寝る子は育つのかもしれない。
 今日は1日中、庭で作業。プランターの土を畑に入れ、堆肥を混ぜで土を耕し、またプランターに土を戻し、畑も新たにウネを作り直した。プランターには、キュウリ、オクラ、ナス、ピーマン、シシトウを植え、畑には、トマト、バジルを植えた。さらに植木のウコギが枯れて隣り合うウコギの間が開いている場所には、ゴーヤとカボチャを植え、土を入れたポットには枝豆の種まきをした。
 我が家の芝生は、TOYOTAが開発した芝生TM9なのだが、偶然近所のホームセンターで販売されていて、1坪分を購入。子どもや犬によって削られはげてしまった部分の根をはぎ取り、新たに張り、全体に目土を撒いて平らにした。
 明日は雨が降るので、水やりは雨がやってくれる。天候が悪くなると、氣分も落ち込みやすいが、庭いじりをしている者にとっては1週間に1回くらい降ってくれる雨は恵みの雨。先週のような暴風雨にならないことを願う。

■2020年4月18日(土曜日)
 NHKのEテレで放送された緊急対談「パンデミックが世界を変える」という番組を録画してあったので視聴。今、国内で行われている政策は、ウイルスの弱毒化を狙っているとのこと。ウイルスに弱毒化の圧力を与えるには、できるだけ感染を遅らせることが重要なのだという。強い毒を持つウイルスは人を殺してしまうため、ウイルスが生き残るためには宿主が死んでしまう前に次の人に感染させなければならない。次の人に感染させられなければ弱毒のウイルスが残ることになる。
 密集と移動の遮断が重要だということは、100年前となんら変わっていない。歴史から想像力を膨らませることが必要で、昨年末には武漢で流行していたという情報が入手できていたのであれば、防ぐ手段はいろいろとあったはずだが、想像力が不足していたとも言える。
 ワクチンの作成能力や情報力は100年前と比べ格段に向上しているが、人とのコミュニケーションや人の移動も大きく変化し、逆に感染リスクを高める環境にもなっているというところが、今の状態とも言える。感染症を流行させないための方法はとても単純で、感染している人に近づかないことだという。これさえできれば絶対に感染しない。
 海外では全面封鎖をしているが、日本は自粛と要請による部分的な制限のみ。まだ人を信用しているとも言える。元々日本は人を信用する価値観がある。海外は、人を信用しない価値観だから、全面封鎖で国によっては監視役までいたりする。国の指導者たちは、人命と経済を天秤にかけている状態で、このパンデミックは人とお金のどちらが大事なのかが問われているとも考えられる。死者の少なくするにはどの政策が最も効果的かということで政策を決めざるを得ない。また、監視か自由か?、孤立か連帯か?ということも問われている。社会主義と資本主義、ナショナリズムとグローバリズムと言い換えることもできるのかもしれないが、国境を閉じ移動を制限しつつ、各国で連帯し情報を共有しワクチンを早急に作成することがベストなのだと思う。
 1週間髭を剃らずに過ごしたところ意外と伸びて、家族からは、「汚い」とか「囚人みたい」だとか、いろいろと批判された。家に閉じこもって外に出ないときにしかできない実験だったのだが、余りにも批判が多いので、1週間ぶりに剃った。これが当たり前の姿ということなのか、剃った後は家族から何もコメントはなかった。

■2020年4月17日(金曜日)
 在宅勤務となって1週間。人に会わない生活は、楽ではあるが物足りない。出勤していたときには、学生に会うことで元氣がもらえていた。それがないのは、なかなかつらい。相変わらず都内を中心に感染者は激増はしていないものの、着実に増えている。緊急事態宣言は5月6日までという期限がつけられてはいるが、5月7日から通常出勤してもいいよという状態になるのは難しいだろう。人との距離をとるソーシャルディスタンスという言葉が使われるようになったが、ハーバード大学の研究チームによると、ワクチンが使用できるようにならなければ、この措置は2022年まで必要になる可能性があると報告したという。また、新型コロナウイルスを明らかに撲滅した場合でも、遅くとも2024年には再び流行する可能性があるとの指摘もしているという。オリンピックどころではない。ワクチンができなければ、今シーズンのスポーツイベントは、一つもできないし、授業の再開も難しいのではないか。
 うち学生たちは学校に閉じこめられて、外からの感染リスクはない。今のところ、感染者が発生したという情報はないので、1年生も着校してから2週間以上経っていることから、いつでも授業再開ができる状態にある。教官は外から学内へ入るので、ウイルスを持ち込む可能性がある。座学であれば、教官が自宅からテレビ会議システムで行うことができれば行えるのだが、学校では、テレビ会議システムを使用することは禁止されている。授業再開は可能のなのに、できなくする規則が存在しているというもどかしさがある。柔軟に対応できなければ、5月7日以降も授業再開は厳しいだろう。

■2020年4月16日(木曜日)
 犬を散歩していると、住宅街でも山の付近でも猫に遭遇する。彼らは、上にジャンプして移動できるので、近づいていくと、とても高いところへ移動し見下ろしてくる。目の前に猫がいたときには、犬は猫が目に入ってくるので、それを追いかけようとするが、猫がもともと高いところにいる場合には、犬は猫が目に入らず、猫がただこちらを見下ろしている感じとなる。犬は目の前のことが全てで、それに必死になっているように見え、猫は、視野が広く、目の前のことに必死になるのではなく全体を見渡して、ゆったりと構えているように見える。犬よりも猫のような視点を持ちたいと思った。しかし、鳥になると猫よりも広い視点が持てるようになるのだろう。犬は、自分が見えている世界が全てのような行動を取るが、人間も似たようなものかもしれない。目には見えない世界が存在しているということを認識し、自分の見えている範囲だけではなく、別の視点で物事を見られるようにしたいと思う。

■2020年4月15日(水曜日)


造船中
 飼っている犬が、ゲージを爪でひっかく音で毎朝目覚めているのだが、今日も5時半には、その音が聞こえてきた。なぜ、日増しに起こされる時間が早くなるのかと考えたのだが、日の出が早くなっているためなのだろう。周りの明るさに合わせて目覚めていると考えると説明がつく。6月の夏至までは、日増しに起きる時間が早くなる傾向が続くことになる。
 在宅勤務になって以降、晴れていれば、毎朝犬とジョギングをする。昨日は落ちていなかった場所にタバコの吸い殻が落ちていて、それを犬が食べようとするということが頻繁にある。タバコの吸い殻がどこかに吹き飛んでは、新たに捨てられている。タバコを吸う多くの人は、吸い殻の処理をきちんとしてくれているとは思うが、これだけ目につくと、タバコを吸う人の多くが吸い殻をポイ捨てしているのではないかと疑いたくもなってくる。犬の口に入らないように氣をつけてはいるが、1日に1回はそれを阻止できず、食べられてしまう。散歩の時にはゴミ袋を持ち、犬が口に入れて欲しくないものは、すべて拾いながら散歩をするしかかないのかもしれない。そうすると、犬とのランニングは不可能だ。
 我が家にはインコと犬がいるが、1日中家にいると、家族だけでなく動物とも1日中一緒に過ごすことになる。テレビでは新型コロナがどうだというニュースばかりだが、動物たちには全く関係ない。彼らは、エサがあれば食べて、腹がふくれれば、好きなようにその場で過ごす。犬であれば、便がしたくなれば動きだし、我慢できないほどになれば吠えて、外に連れて行って欲しいことをアピールする。それ以外は、ほとんど寝ている。自分の欲求に従って生きる。ただそれだけ。生きるってこういうことなのだなぁと生きることの本質を教えて貰っているような氣がする。

■2020年4月14日(火曜日)


スタートダッシュ
 今日の業務は、今後の授業をバージョンアップすべく、詳細な授業計画の作成。特に丸ごと書き換えた短距離のスタートについての授業は、子どもたち3人に協力してもらい、模擬授業をやらせてもらった。
 我が家の子どもたちは、親の自分が言うものではないかもしれないが、とても感覚がいい。3人とも間違いなく自分より體の細かな感覚が優れている。骨ストレッチの動作を一つ行うと、必ず體に起こった変化を感じてくれ、指導する側としてはとてもやりやすかった。しかし、実際に授業の対象となる大勢の学生たちが、これほど簡単に反応してくれるとは思えない。多くの学生が変化を理解してくれる内容にするべく、まずは我が子で試して反応がない項目は削除しようと思っていたのだが、うちの子どもたちの反応が良すぎて、全ての運動で変化を感じるので、あまり参考にならなかった。75分ほどの指導で、3人とも、全く別人のような重心位置が作られ、3人ともチーターのような體幹の使い方に変化し、素晴らしいクラウチングスタートになった。體の動きに関して、子どもたちは自分にとって先生でしかない。

■2020年4月13日(月曜日)
 企業では売上が落ちているが、売上を維持しようとするのではなく、意図的に売上を落とし、余ったリソースで新事業を考える方が、コロナ感染拡大が治まった後、元の事業が100%回復しなくても、新たな事業でやっていけるのではないかとtwitterでナショナルデパートさんが述べていた。今日は在宅勤務2日目となるが、手元にあると思っていた実験データが足りず、それ以上やるべきことができないことがわかった。昨日室長からは、絶対に出勤しないようにとの連絡があり、職場に行くことができない。今やろうと思っていることができないのに、そのことを考えていても仕方がない。twitterの書き込みを見て、目の前のことは諦めて新たに研究計画を作ることにした。新たに始められるアイデアをため込み、通常勤務に戻ったら、すぐに実施できるよう準備しよう。

■2020年4月12日(日曜日)


御神木
 次男と三男を連れて、人通りのないところをランニング。今日は天気が良く、少し走ると長袖では汗ばんできたが、半袖になると寒い感じで、とてもさわやかな1日だった。行った先は活断層があるために住宅地にはできず、活断層の上に公園を作った場所。直接断層が見られるところはなかったが、地形が山と谷のようになっていて、子どもたちも公園の真ん中に断層が走っているということが理解できたようで、理科の体験学習のようになった。
 その後、公園から見える別の山を目指して走り、その山の麓にある神社へたどり着いた。その神社には、3本の大きなイチョウの木があり、全てが御神木となっていた。子どもたちは氣を感じられるので、木のある方向へ手をかざし、どういうパワーがあるか聴いてみた。自分を含め3人とも最もエネルギーを感じる木は一致し、三男は、特にその木は小指が熱くなると話していた。神社がある場所は、目には見えないが何か意味のある場所なのだと改めて実感した。

■2020年4月11日(土曜日)


本日の収穫
 朝から、庭の芝生から掻きだしたサッチを燃やす作業。大量のサッチを掻き出せば、火をつけただけで、それが広がっていくイメージなのだが、まったく火は広がらないため、今年も地道にサッチを燃やし続けた。先週から初めて次男と三男にも途中手伝ってもらいながら10時間以上はかかった。サッチを燃やし終わった後は、エアレーション。最近芝生はかなり踏み固められてしまっていることもあり、空気や水が吸収できるよう古い根を切ったり穴を開けたりする作業をした。これに昼ご飯を食べることも忘れ3時間ほどでやり終えた。これで、明日からの雨が芝にとってありがたい雨になるはず。3月に子どもたちが学校に行かなくなり、庭で縄跳びを頻繁にやっていたため、芝がはげてしまった。はげたところにも新しい芽が出てきてくれればと思う。

■2020年4月10日(金曜日)
 東京都では新型コロナ感染者が1日で181人となり、また過去最高人数となったという。在宅勤務は初日。子どもたちの勉強机はあるが、自分にはないため、こたつ用のテーブルの上にパソコンを置き、畳に座ってあらかじめ印刷をしておいた論文を読み始めた。普段職場ではバランスボールに座っているので、畳に座った姿勢というのは、なかなかきつい。畳に座る生活はすぐに疲れる。また、家にいると、ほとんどのことがあまり動くことなくできるため、ずっと座っている感じで、體を動かすことがないことも実感した。體には悪い生活だ。定年して家にずっといると、こういうことになる。そのままではどんどん動けない體になっていくことが想像できた。
 最も問題なのは、我が家にはまともなパソコンがないということ。一応3台あるのだが、今、最も快適に動くのはWindows XPで、Windows10のパソコンとMacは、インターネットへの接続はできるものの反応が鈍く、文字を打ち込んで変換しようとしても、時には何十秒後でないと変換されないことがあったり、反応しないときすらある。古いパソコンを無理矢理OSだけバージョンアップしているので仕方のないことだがイライラする。そして、互換性のあるフリーのソフトが入っているのだが、マイクロソフトのオフィスが入っておらず操作性が悪い。結局、XPに入っている15年以上前のワードに文字を打ち込むことにした。在宅できちんと動くパソコンがないのは、あまりにも辛い。そして、パソコンの画面上で論文を読むのは疲れるので、印刷しようとするが、もうすぐインクがなくなるという表示が出てくる。パソコンとインクの購入をしないと、まともな在宅勤務はできないということが初日でよくわかった。
 今日は妻が出勤し、家では、子どもたち3人と一緒に生活した。三男には宿題を近くに持ってこさせて宿題をさせたが、いちいち質問が来る。時には次男からも質問が来る。そして昼食の準備もしなければならない。なかなか集中できる環境ではない。来週からは妻も在宅となる。3週間の間、家族が全員家の中にこもることになる。仲良く楽しくやっていければいいのだが、3月からの1ヶ月間、子どもたちと妻との様子を見ている限り、特に妻はイライラを募らせていたよう見える。ここに自分が入ることで、さらにややこしくならないか心配なところだ。

■2020年4月9日(木曜日)
 昨日夕方から学生の訓練が中止となり、学内でも何らかの動きがあるのだろうと思っていたのだが、昨日は学校側からは何も指示がなかった。しかし、今日の午前中に、来週14日(火)から始まる授業が5月6日まで休校となるとの連絡がきた。そして13日までの春季定期訓練も今日から中止となり、5月6日まで学生たちは外出のできない休暇のような状態となることがわかった。
 教官はその間、毎日室長に午前と午後の業務の開始と終了の連絡をし、各自が日報を作成することで原則在宅勤務となることとなった。授業が始まるはずだった14日から在宅になる。家で研究をすることになると、いろいろな資料を持って帰る必要が出てくる。とりあえず、明日必要となる資料のリストを作り、月曜までに持って帰ろうと思っていた。しかし、夕方仕事を終え帰る直前になって、在宅は明日からとの連絡が来た。既に帰宅してしまった先生もいたので室長も大あわて。こちらは、学校側からの指示がないので、、独自に授業の運用等をどうするか決めて、それに基づいて動くこととしていたのだが、後から指示がやってきて、それに振り回されることになった。明日以降5月6日までは出勤禁止と言われ、あわてて必要な資料をかき集めて帰宅ということになった。一旦職場を出た後、必要な本を思い出し、学校へ戻ったりもしたが、きっとまだ必要な文献は出てくることだろう。

■2020年4月8日(水曜日)


日の出
 毎朝、犬がゲージの底をひっかく音がして目を覚ます。ひっかく音が聞こえなくなり、しばらくすると鳴き出す。鳴き出したときには、だいたいゲージの中で小便をしてしまったということが多い。ゲージの中にトイレシートを入れていないため、犬の寝床が小便まみれということが多く、その後の始末が面倒なので、ひっかく音がしたら、散歩の支度をして、散歩に出かけることにしている。この1週間で、起きる時間が1時間早くなった。完全に犬のリズムに振り回されている。ゲージの中のトイレで用を足してくれればいいのだが、トイレを咬みちぎって、トイレシートを食べてまうため、犬に合わせるしかないというのが実情。おかげで、散歩に出ると人がほとんどいない清々しい朝を満喫することができる。
 散歩に出ると、タバコの吸い殻が至るところに落ちているのが氣になる。なぜ気になるようになったかと言えば、犬がそれを食べるから。犬は、落ち葉、木の枝、石、タバコの吸い殻、プラスチック片などが目の前にあると、一瞬で口に入れてしまい、こちらが氣がついたときには口をモグモグと動かしている。普段は走りたがるが、口に何かが入っているときには歩くので、歩き出したら、口を確認し、口に入れているものを取り出したりしているが、取り出せるのが半分、食べられてしまうことが半分。食べたものが消化されずそのままフンとして出てくる。昨日はこんなものを口にしたのかと、それを阻止できなかったことを勝手に悔やんでいる。
 近所が港で、釣り船がでていることもあり、ちょうど散歩をしているときが、船の出航時間あたり。緊急事態宣言が出されたが、今日もつり客は、ある程度の人数が船に乗っていた。釣り船の上は換氣はできているかもしれないが、人との距離は近くなる場合もあるのではないかと思う。いつもと変わらぬのどかな風景で、この町内では緊迫した状況を感じることがない。

■2020年4月7日(火曜日)
 人と人との関わりを7〜8割減らしたいとの目的で7都府県に緊急事態宣言が発表された。実際に始まるのは8日の0時から。どうしても外出しなければならない人を除き、外出は控えるようにとのことで、今までの要請と変わりはないが、法的根拠のある外出自粛要請ということで、受け取る側が今までとは段階が変わったと意識してもらうための宣言なのだと言える。
 学校や塾なども休業を要請するとのこと。他大学では、キャンパスへの立ち入りを禁止するなど、教育研究に支障の出る措置がとられるようだが、我が職場には、今日の時点で、特に指示が出ることはなかった。神奈川県は、公立学校だけでなく私立学校にも5月6日まで自粛を要請するようだが、官公庁は感染防止対策をしての継続ということで我が職場は無反応なのかもしれない。この状況で横浜や都内から電車で通勤しなければならない職員もたくさんいる。このままでいいのかと不安に思う。
 横須賀市の感染者は、昨日は4名、今日は2名が判明し、今日までに20名となっている。市のウェブサイトでは、患者が発生する度に情報が載せられるが、どの地域なのかということがプライバシー保護のため、ほとんど載っていないため、自分たちの住んでいる地域である可能性もゼロではない。次男は、明日、写真撮影のため学校へ行くという。それは一昨日の入学式で示されたことなのだが、今日の時点で変更はない。こちらに関してもこれでいいのだろうかと不安に思う。

■2020年4月6日(月曜日)


イチョウの新芽
 週末に、50km競歩日本選手権の中止が決まった。4年生が出場予定だったが、列車等で移動するだけでも感染リスクがあり、本当に開催するのだろうかと話していたので中止になって良かった。6月に予定されている日本選手権についても秋に延期することとなった。そして、陸連からは各地で開催される6月までの競技会については、行わないようにしてほしいとの要請があった。これで、競技会が行われるのは7月以降ということになった。モチベーションが高く、今年度大きくタイムを伸ばしそうな学生は、この話を聞き落胆していた。
 明日、緊急事態宣言が発令されるとのことだが、寮生活をしていて三密を避けられない学生たちは、どのように生活をさせていくのだろうか。4月中は外出禁止となったと学生は話していたが、春期休暇で帰省していた学生や新入生の中に感染している者がいてもおかしくない。授業は屋外でやることも可能だが、寮生活はそうはいかない。今のところ感染者情報はないが、そろそろ学生たちが戻ってきて2週間となる。なんらかの兆候が出る学生が発生してもおかしくない。とにかく発生しないことを願うばかりだ。

■2020年4月5日(日曜日)


東電火力発電所方面
 先週から庭の芝生に生えている雑草をひたすら抜いている。抜いている時間は、それに集中し、他のことを全く考えることがなく、とても充実した時間となる。しゃがんだ姿勢で作業をしているので、脚や腰が痛くなってくる。今年は、ツメクサが異常繁殖している。昨年異常繁殖していたコニシキソウはほとんどない。ツメクサが芝生よりも、鮮やかな黄緑で、ツメクサが全てを覆ったら、芝生よりもきれいなのではないかと思えた。子どもたちにも手伝ってもらったが、あまりにも量が多くて、何週間かかるかわからなかったため諦めて、芝刈り機を使ってサッチングをした。サッチングしても、枯れた芝が出てくるだけで、ツメクサまでは刈り出せなかった。その後、火を付けて庭全体を燃やそうと思ったが、火は広がらず、今年も地道に燃やしていくしかなかった。作業を一旦中止して休憩している間に雨が降り出し、今日の作業は終了。作業の続きは次の週末。また1週間の間にツメクサは大きくなってしまう。どこからツメクサの種は飛んでくるのだろうか。

■2020年4月4日(土曜日)


見事なコントラスト
 YOUTUBEで三橋TVというチャンネルを見て、WHOがなぜパンデミック宣言を遅らせたかという理由について説明されていて、いろいろと驚きの話があった。
 WHOのテドロス事務局長は、安倍総理大臣のことを日本の侍だと褒めたのだという。その理由は、そのコメントがあった週に日本政府がWHOに166億円を出していたから。なぜWHOにお金を出したのかというと、東京オリンピックの開催の可否についてIOCのバッハ会長が、「WHOの助言に従う」というコメントを出したから。オリンピックを開催するためには、WHOに良い印象を持ってもらう必要があったからなのだろう。賄賂のようにも見えてくる。結局オリンピックは開催とはならず延期となってしまった。166億円を出しても出さなくても結果は同じだったのではないかと思えてくるが、裏舞台については知ることができず、これが税金からの支出だと思うと、なんとももどかしい氣分になる。こんな簡単にお金が出せるのなら、困っている国民にすぐにでも出した方が良いだろう。春節の際に、中国からの入国を認めるなど、国は国民の安全よりも経済やオリンピックを優先した可能性が高いと思った。

■2020年4月3日(金曜日)
 帰宅した直後、次男は、風呂から出てきて、洗面所で吐いていたと教えに来てくれた。その後トイレでも吐き、夕食は食べずに寝ることとなった。何か理由があるはずなので、聞いてみたのだが、「疲れ」とのこと。疲れただけで、そんなにひどいことになるのだろうかと思ったのだが、疲れの原因が、本人にとっては、相当精神的に負担があった。
 それは、次男と三男が犬を散歩していたときに起こった出来事。犬がウンチをして、三男がウンチの処理をしている際に、犬がリードからすり抜け逃げ出してしまった。2人で犬を必死に追ったが、見失ってしまったという。しかし、しばらくすると犬は戻ってきたので捕まえようとしたが、また逃げられ見失ってしまった。犬の逃げた方向を犬の名前を叫びながら追いかけ、その声を妻も聞き、家を出てみると、家の前の大通りの向こう側の歩道に犬が走っている姿が見えたため、名前を呼んだところ、歩道を戻り、横断歩道をたまたま青信号で渡ってきたという。その際、交差点を曲がってくる車が横断歩道に入ってきて、ギリギリのタイミングで事故にならずに横断でき、3人とも生きた心地がしなかったようだ。そして家族の元へ戻ってきた犬を三男がもう一度捕まえようとしたところ、それをすり抜けまた走り出してしまった。それを叫びながら追いかけていったがどんどん離されるばかり。そこにパトカーが通りかかり、こちらの状況を理解してくれたため、パトカーから降りた警察官が犬を捕まえてくれた。その警察官は、昨年三男が交番へ拾った100円を届けに行った際に対応してくれた人だった。いろんな巡り合わせがあるものだと思った。そして、犬は家族の元に戻った。次男と三男は、大泣きで、相当な緊張があったのだろう。次男は、その緊張から内臓にストレスがかかったのかもしれない。2人とっては、今のところ人生で最も緊迫した瞬間だったことだろう。事故がなく犬が見つかって本当に良かった。

■2020年4月2日(木曜日)


伊勢町海岸
 練習は、久しぶりにペース走。最初は3分40〜50秒で8000mを走ろうと思っていた。最初の1000mはかなりゆっくりと走っている感覚で3分32秒8だったが、1000mを通過する頃には、動きが悪くなり、1200mくらいで左足がしびれて走りづらくなってきた。1000〜2000mは3分45秒2。呼吸がとても苦しく、筋肉には余裕がありそうなのに全く走れなくなってしまった。2000〜3000mは3分58秒5。止まってしまいそうな勢いで、8000mは無理だと判断し、4000mに切り替え、最後の1000mは3分41秒8まで戻して終了。右股関節の痛みはあまりなかったのは収穫だったが、呼吸器系への負荷がとても大きかった。最後に300mを流したが、こちらは43秒4。タイムとしては感覚通りだったが、こちらも走り終わった後の呼吸がかなり激しく、全力で走ったかのような状態になった。

■2020年4月1日(水曜日)


おもちゃのような飛行機
 新年度が始まった。朝の出勤時には、新入生が門の前から長い列を作って並んでいた。一人一人体温を計り、異常がなければ中に入れるという手続きをしているようだった。雨が降り、気温も下がっていて、体温も下がりそうな状況なのだが、そんな状態できちんと体温が測れているのだろうかと思った。
 授業は4月中旬から始まるが、新型コロナウイルスの感染者が日増しに激増しており、密閉空間、密集、密接の3密を避けなければならないと言われている中、学生たちの環境は、3密をすべて満たすような環境なのではないかと思えてくる。授業について学校側からは何の指示もないので、教官側で配慮しなければならないということになるのだが、一つの案としてオンラインで授業をするということが頭の片隅にあった。そこで、オンライン授業をするための準備をしてみようと思い、ZOOMというツールを試してみた。氏名とメールアドレスを登録すると、直ちに使用できるようになり、あまりの簡単さに驚いた。学生たちにもZOOMをインストールしてもらえれば、骨ストレッチのような内容であれば、実際の授業に近い形で授業ができる。今日は職場の会議もあったが、ストーブをつけが窓とドアを開け、人と人の距離は2m近く離し、とても寒い環境だった。この会議であれば、温かい自室でZOOMを使っての会議が可能となるので、近いうちに提案してみようと思った。



[昔のいずみ]