最近のいずみ

Last Update:2022/7/31



パートタイムアスリートいずみ 22年目に突入 

■2022年7月31日(日曜日)


投擲パート



短距離パート
 合宿最終日。短距離も投擲も午前中で合宿は終了となった。午前中も、昨日同様ぎっくり腰の学生のケアを担当。お互いに、どういうことをやって、どのような変化があるかということがわかってきたので、昨日以上に、スムーズにケアができた。ケアが終わると、学生が笑顔になるので、どれだけからだが楽になったかというのが想像できた。なぜ、こういう結果が出るのかというところはよくわからないが、結果はある程度出る施術だということはわかってきた。本当は、痛みなどの戻りがないようにしたいが、そのようにするためには、何かが足りないということなのだろう。実践を続けていきたい。
 7月の1ヶ月間訓練で全く練習ができなかったという中での2日半の合宿。初日に筋肉痛になり、その後は、疲労の中での練習ということで、全身に刺激を入れるだけの合宿だったと思う。しかし、8月末には、チームの目標としている大会が控えている。この合宿をきっかけに、試合に向けて帰省先でも練習を継続していってもらいたい。
 自分の練習は、サーキットトレーニングと30分ジョグ。一昨日午前の練習で、ハムストリングスは久しぶりに筋肉痛。最近では経験することのない激痛で昨日よりはマシになったが、今日もあまり動かしたくないと思えるような痛みが続いていた。サーキットトレーニングは、いつものようなキレはなく、綱を上るのに足で綱を挟むのだが、ハムストリングスが攣りそうになるなど、かなり辛かった。一昨日の練習で膝に痛みが出る不安があったが、今日も痛みなく運動ができたことがとてもうれしかった。

■2022年7月30日(土曜日)


OBOG会からテント寄贈
 昨日ぎっくり腰になった学生は、夜寝る頃になると、また痛みが元に戻ってしまったということで、午前中は、筋肉の状態を診てもらうべく治療院へ連れて行った。エコーで筋肉の状態を診てもらえるかと思ったのだが、それをせずとも、いくらか検査をして先生は状態を把握し、今後の処置を学生に伝えてくれた。筋肉の問題のため、痛みが引くのはしばらく時間がかかるとのことだった。
 午前中は、OBが激励に来てくれていたのだが、午前中の内に学校へ戻ることができ、激励に来られたOBにも会うことができた。
 午後は、ぎっくり腰になった学生のケアを昨日と同様に行った。昨日よりもこちらも手際よくなり、昨日よりも短い時間で一通りやるべきことはでき、からだは楽になったようだった。
 午後も別のOBが激励に来られた。防衛産業や同窓会の話など、学生たちの練習を見ながら、いろいろな話をしてしまった。できれば飲みに行って話を続けたいくらいで、早くコロナが終わらないものかと思うばかりだった。

■2022年7月29日(金曜日)


休憩中
 短距離と投擲の夏合宿が始まった。一昨日のトラック走の後、右膝が若干腫れて痛みが出ていたのだが、今朝はその腫れも引き、痛みもなくなったため、短距離の午前の練習に混じった。
 ミニハードルを使った練習は、ミニハードルという目標があるお陰で、通常の走り以上に大きく動かざるを得ず、速度が上がった。ドリル後半は、ミニハードルを8台置いて50mを全力で走ることを繰り返したが、今年最も速度を出す走りとなった。
 午前練習の最後は、100m×4を2セット。つなぎは、100mのウォーク。久しぶりに人と一緒に走って競うことで、自分一人では出せない速度が出せ、かなりの負荷になった。呼吸も辛く、ウォークでつないでいるのにインターバルをしているようだった。最後の1本で1年生を抜こうと、頑張ったところ、右の大腿二頭筋に痛みが走り、まずいと思い走りを中止した。その後は歩くのにも支障がある感じになったが、感覚としては肉離れ手前という感じだった。
 午後は、微弱電流を流しっぱなしにして、学生の練習を眺めるしかないと思っていたのだが、投擲の学生が、ウエイトトレーニングでぎっくり腰になったということで、何か改善できないかと相談に来たので、先日学んだ施術を試してみた。腰周りの可動域はそれほど改善しなかったが、寝返りをうつ動作が施術前よりも劇的にスムーズになって驚いた。からだはかなり軽くなり、腰痛の痛みも緩和したようで、学生にとっても、自分が実践を積むという意味でも良かった。

■2022年7月28日(木曜日)
 朝、犬の散歩をしているときに、犬が排泄をしたのだが、その排泄物が道路に落ちたときに、いつもと違う音がして驚いた。いつもはほとんど音は聞こえないのだが、今日はお手玉が落ちたときのような音だった。排泄物を拾ってみると、小さなジャリがたくさん含まれていて、いつもと比べると、かなりの重さがあった。その後、また排泄をしたのだが、その排泄物も同じくジャリにまみれたものだった。昨夕の散歩でジャリを食べたのだろう。以前ほどは拾い食いは少なくなったが、今も注意をしていないと、時々拾い食いはある。今回の排泄物を観察した感じでは、かなりの量のジャリを口に入れていたように見える。それが内臓を通って、何事もなく排泄されて良かった。
 自分は、一昨日生活習慣病検診でバリウムを飲んでから便秘となり、今朝は、便が出ないために下っ腹に詰まっている感じがあり、食欲もなく少々氣持ち悪さもあった。検診終了直後に下剤をもらったが飲むのを忘れていたため、昨日夕方思い出して飲んでみたが、何も起こらない。からだの中が正常に機能していないようで、ちょっとしたイライラ感がある。

■2022年7月27日(水曜日)
 先週は、膝の痛みが続き、ジョグ程度はできたが、それ以上の速度では走れなかった。今日はあまり痛みがなかったので久しぶりにトラック練習をした。メニューは3000m+300m+200m×2+100m×3。
 3000mを走り始めるとすぐに左の腓骨筋に違和感が発生。そのまま左足裏も若干の違和感を感じたので、とにかく無理をしないように走った。最初の1000mは3分47秒8。思ったよりもタイムは速く、その後もペースを維持したが、一定ペーストはならず、3分49秒0、3分43秒9で終了。最後の直線では、いつものようにえづきそうになり、かなり呼吸は辛かった。
 300mを歩いた後、300mを走った。48秒くらいかかるだろうと思いながら走ったのだが、タイムは45秒8。思ったよりも走れた。しかし呼吸器系への負荷は高く、またえづいた。
 200mウォークの後、200mを走り28秒9。向かい風の中、思っている以上に走れ、またえづいた。次の200mウォークの間に臀部とハムストリングスが急激に張ってきて、ケツ割れ寸前になってきた。動きとしては間違っていないということを実感しうれしい半面、余りにもきつくもうこれ以上走りたくないという感情も同時に起こった。
 次の200mは、さすがに動きが鈍くなり、30秒以上かかるかと思ったが、後半は、持ち直し29秒6。またえづいた。
 最後の100mは、1本目が14秒8。ハムストリングスがきつく200m以上に動かなくなった。2本目が14秒9。走っている最中に左ふくらはぎが何度も攣りそうになり、これ以上はできないと判断し3本目は走らなかった。
 ひさしぶりにトラックを走ったが、意外と走れて驚いた。しかし、夜になると右膝の内側が若干腫れ少しずつ痛みが出てきた。明日はさらに痛みが出てくるかもしれない。なかなか継続した練習ができないのが苦しいところだ。

■2022年7月26日(火曜日)
 年に1度の成人病検診。今日はイレギュラーなことが連続で続いた。まず最初に、いつもであれば検診の最後となる胃ガン検診が最初にやることとなった。たまたま空いていたからそちらへ回された感じなのだが、検診の最初からバリウムを飲むこととなり、胃の中があまりいい感じではない状態から検診が始まることとなった。
 その後、いくつかの検査の後、腹囲、身長、体重等を測った。いつもであれば、タニタの自動計測器で、身長も体重も同時に測れる機器での計測なのだが、今回は、湿気が多く正常に動かないとのことで、いつもとは違い、身長は手動で測り、体重だけが電子式の計測器となった。毎年、体内年齢が何歳になるかというのを楽しみにしていたのだが、例年は17〜19歳だったのに、今年はなんと39歳。普通の年齢になっていた。15年ほど計測してきて、初めての結果。バリウムを飲んだためなのか、いつもと違う機器での計測だからなのか。内臓脂肪レベルが通常は、標準でもかなり少ない方なのだが、今回は「やや過剰」という結果となった。体脂肪率が「やせ」で、基礎代謝レベルは「燃えやすい」、体型判定は「細身筋肉質」となっているのになぜ内臓脂肪レベルは「やや過剰」なのか?急にそんな結果となったら、からだのどこかが悪いのではないかと不安になった。
 次に、血液検査へ行ったところで、自分のカルテを出そうとしたらなぜか他人のカルテにすり替わっていたことに氣がついた。身長等を測ったところで間違えられたことがわかり、自分のカルテに戻してもらい、改めて血液検査へ。
 血液検査で使う血液を入れる筒は、受付で配られ、その筒には自分のカルテの番号が振ってあるのだが、自分のカルテと筒の番号が一致せず1違いとなっていて、カルテの番号の筒にはすでに別の人の血が入っていることがわかり、血液検査の担当者もかなり混乱しているようだった。結局、最初の受付で番号を書き間違えていて、血液を入れる筒の番号が正しい番号だったことがわかり、番号を修正してやっと血液検査となった。
 血液検査では、自分の希望する腕として左腕を出したのだが、看護師さんが、右の方がやりやすそうなので、右でやらせて欲しいというので、右腕を出して注射針を刺してもらった。そして血液を入れる筒を注射器に差し込めば血が採れるはずなのだが、筒を差し込んでもまったく血が出なかった。血が出るように注射針を刺したまま少し動かしたりしてみたが、血は全く採れず、結局左腕で採血することになり、無事採血が終了。
 通常であれば、これほどのミスが連続で起こることは考えられない。あまりにも偶然が重なりすぎ、何かの前兆ではないかと思うほどだった。
 今日は次男の受験するかもしれない高校の説明会が14時から開かれるというので、次男を連れて13時45分くらいには会場へ行ったのだが、全く説明会が開かれる雰囲氣はなく、入り口の掲示板を確認してみると、10時半から12時までの午前中のみの説明会だったことが判明。妻は、今朝、説明会参加に予約が必要だということで、学校へ電話し14時からの説明会に参加したいと申し出て、予約は必要ありませんという返答があったとのこと。14時からの部はないのであれば、その時にないと言ってくれればこんなことにはならなかった。理解しがたいことが午後も起こり、午前のあり得ないミスの連続は、午後の理解しがたいことにつなげる前兆だったのかと思ってしまった。

■2022年7月25日(月曜日)
 世界陸上10日目。男子35km競歩では、川野将虎選手が1位とは1秒差の2位となり、銀メダルを獲得した。男子棒高跳びでは、スウェーデンのデュプランテス選手が6m21の世界記録で優勝。女子100mハードルでは、準決勝でナイジェリアのアムサン選手が12秒12の世界新記録を出し、同じ組で走った日本の福部真子選手は8着の最下位だったが12秒82の日本新記録を出した。アムサン選手は、決勝では追い風参考ながら12秒06という素晴らしいタイムで優勝した。
 しかし最も感動したのは、4×400mリレーの日本チーム。個人の持ちタイムでは他国より劣るはずなのに、一人一人が失速することなく、400mを上手くまとめて走り、2分59秒51の日本新記録で4位に入賞した。3位との差は少しあったが、3位までは後少しという感じで、昨日の予選で見せた走りは本物だったということを決勝で証明してくれた。来年の世界選手権では、さらに上の順位を期待したい。

■2022年7月24日(日曜日)
 世界陸上は9日目。男子4×400mの予選が行われた。日本チームはアメリカと同じ組。1艘の佐藤風雅選手が2番手でバトンを渡し、2走の川端魁人選手が一旦4番手になりながら最後に3番手へ上げて、3走のウォルシュ・ジュリアン選手へ。ウォルシュ選手も、粘り強い走りで、最後に順位を2番手に上げて4走の中島佑気ジョセフ選手へ。ジャマイカとトリニダード・トバゴという強豪国に競り勝ち2着でフィニッシュし、3分01秒53の好タイムで19年ぶりに決勝進出となった。予選のような走りが決勝でもできれば、3分00秒76の日本記録を上回る可能性もある。明日の決勝がとても楽しみだ。

■2022年7月23日(土曜日)


県通信陸上次男自己ベスト
 世界陸上女子400mハードル決勝は、世界記録保持者のマクローフリン選手が、1台目からリードし、独走となり、2位の選手を10mほど離し50秒68の世界新記録で優勝した。彼女は、昨年の東京オリンピックでは51秒46の世界新記録、今年の全米選手権でさらに記録を伸ばし51秒41の世界新記録を出していた。ウィキペディアで400mの自己ベストを調べてみたのだが、50秒07(2018年)となっていた。ハードルを10台入れて400mを走って50秒68なのだから、400mは確実に50秒を切ってくる走力はある。彼女が400mに出場したとしても、優勝争いができるだろう。ちなみに女子の400mの日本記録は丹野麻美さんの51秒75。レベルが違いすぎて、全く比較にならない。

■2022年7月22日(金曜日)


鏡のような水たまり
 アメリカ心臓協会の一次救命処置の講習会を職場で受講。今までにも何度か日本赤十字の講習会に参加してきたが、心臓マッサージの回数については、講習を受けるごとに数が変化し、結局何回やればいいのかわからないという感じだったので、今日は、あらためてきちんと学ぶことができた。
 日本赤十字の講習会との違いは、乳児、小児、成人、妊婦に対する一次救命の方法を一度に学ぶことができ、それぞれ少しずつポイントが違うということが理解できた。特に小児の場合は、突然目の前で倒れるような心臓に問題が疑われることは少ないため、正常な呼吸ができていなくても脈拍が触知できれば、補助呼吸を継続するということが自分にとっては新しい情報だった。
 講習では、一人で倒れている人に遭遇したところから、複数で対処する方法まで、様々な状況が与えられた中で、実際にどう対処するかというシミュレーションをした。シミュレーションを通して、職場のAEDを使ったり救急搬送までに対処することが具体的に見え、設備等の問題点が浮き上がってきた。救急隊へ引き継ぐには、何時何分にどういう状況だったかという記録が必要で、複数の人がいる場合には、記録の係を作った方がよいというのも新しい情報だった。
 実践の場でいかせればと思うが、そもそもそういったことが起こらないことを願う。

■2022年7月21日(木曜日)
 敗戦後10年しか経っていない状況で、アメリカ財閥の重役たちの前で出光興産の出光佐三氏は、「あなた方の民主主義は偽物である」と演説したエピソードを知った。出光には、出勤簿も労働組合もなく、人を大事にし、資本金が重要なのではなく、人が重要だということを説き、会場の人たちを驚かすと共に尊敬を集めたという。資本が人なので、尊い人を辞めさせることはなかったという。社員同士が信頼関係で結ばれていることで、残業代がなくとも、進んで皆が仕事をするという環境を作り、海外から来ていた技術者も同じ氣持ちで仕事をするようになり、不可能といわれた短期間での石油コンビナートの建設にも成功し海外の関係者を驚かせた。出光氏は信念の人だったということがよくわかるエピソードで、会社の都合で、次々とリストラしてしまう今の企業にはない強みが昔の日本にはあったことを実感した。

■2022年7月20日(水曜日)


公園のパッションフルーツ
 世界陸上は5日目に入った。日本選手団の選手やスタッフが新型コロナ陽性となり、期待の選手が試合に出場できない事態が続いている。マラソンでは、男子日本記録保持者の鈴木選手が、女子は、一山選手と新谷選手が、男子200mでは小池選手が出場できなくなってしまったのが残念だった。
 男子400mハードル決勝は、世界記録保持者のワーホルム選手が前半をハイペースで飛ばしたが、8台目のハードルに足が引っかかるような感じになり失速してしまい7位になってしまった。優勝したのは、ブラジルのサントス選手。46秒29という素晴らしいタイムだった。2位のベンジャミン選手も46秒89で46秒台でのフィニッシュ。バルセロナオリンピックのケビン・ヤング選手が長い間持っていた46秒78の世界記録のレベルに、複数の選手が、この2年で当たり前に到達できるようなタイムとなってしまったのが驚きだった。彼らの走りは、見た目はそれほど速い動きではなく、ゆったりとリズムを刻んで楽に走っているように見えてしまう。400mを46秒台で走れれば、日本ではトップクラスの選手と言えるレベルなのに、彼らはハードルを10台入れて、そのタイムで走ってしまう。ただただその凄さに圧倒されるレースだった。

■2022年7月19日(火曜日)
 Youtubeで養老孟司さんが話をする動画がたくさんあるのだが、どの話もなるほどと思うことが多い。今日聞いた話は、子どものについて。
 子どもが減ってきたから学校を統廃合するというのはおかしいという意見が述べられ、統廃合をしなければ、先生の仕事量は減り、子どもたちと向き合う時間ができ、先生にとっても子どもにとってもWin−Winの関係になるのではないかとのこと。統廃合は、経済的なコストを重視していて、最も大事な先生や子どもたちのことを無視しているように思えた。
 昔の子どもたちは落ち着きがなく走り回っていたので、学校に集めて静かに座らせるということは必要だった。しかし今は、走り回ることがなく、子どもたちは常に静かに座っていることから、わざわざ学校に集めて静かに座らせる必要はなく、外で走り回らせる方が大事なのではないかとも述べていた。家でも静かにゲームをしている子どもたちが多いことから、友だちが集まる学校くらいは、思いっきりカラダを動かせる環境を与え、工夫して遊ぶことを楽しめるように配慮した方がいいのかもしれない。
 子どもたちは自然そのもの。日本は自然と向き合って生きてきた。自然と向き合うために自然の手入れが仕事となっていたが、それには忍耐、我慢、根性などが必要で、それが大人の仕事であり、子育てもその一つと考えられると養老さんは考えられていた。子どもが最近不自然になっているようにも思えるが、その不自然を自然に戻すのも、大人の仕事ということなのだろう。
 長期の休みは、家にこもらず、子どもたちを山にでも連れだし、自然を感じてもらう機会を作りたいと思う。

■2022年7月18日(月曜日)


ひまわり
 世界陸上は3日目。男子110mハードル決勝では、昨年のオリンピックチャンピオンが、競技場内へ入ってからのウォーミングアップ中に故障し棄権、7人での出走となりスタートしたが1名がフライングで失格となり、最終的に6名での決勝となり、前回大会チャンピオンのグラント・ホロウェイ選手が2連覇となった。失格となったのは今季世界最高記録の12秒84を出していた、ディボン・アレン選手。今年の4月にNFLのチームと契約をしてアメリカンフットボールの選手でもあるといういわゆる二刀流の選手。リアクションタイムが0秒099ということで、ルール上0秒1より早い反応を示した場合は、失格ということで、1000分の1秒早かったということで、アレン選手は納得がいかなかったようだが、機械的に失格となってしまった。
 3年前の日本選手権110mハードル決勝でも同じことが起きた。優勝候補の金井大旺選手が、リアクションタイムが0秒099だったために失格となり、その後、再スタートにより他の2選手が、金井選手の日本記録に並ぶ13秒36のタイムを記録し、3人が日本記録に並ぶという状態となった。このときも金井選手は、音を聞いて確信を持ってスタートしたという発言があった。
 今日は、女子100mでも見た目は良いスタートが切れたように見えた選手がリアクションタイムが0秒095だったために失格となっていた。
 リアクションタイムの限界を決めるにも科学的根拠があって決められているようだが、科学的根拠となると、どうしてもたくさんのデータを集めてその平均値で決めることになるため、個人差は当然全く考慮されない。データの中には外れ値といわれる平均から大きく外れる値を出す人も必ずいる。反応時間の早い選手たちは、こういった外れ値にいるのではないかと考える。彼らは、音を聞いたらできるだけ早く動き出すということをやっただけなのにルール上は失格になってしまう。どこかで線引きをしておく必要なのだが、ベストを尽くした選手が失格となってしまうというのは、なんだかスッキリしない。

■2022年7月17日(日曜日)


湘南の海
 昨日、1月3日以来のシャフトを使ったサーキットトレーニングをした。その影響で、今日は、内転筋群と僧帽筋が筋肉痛。動くのがちょっと面倒な感じがあったのだが、外は曇っていて、氣温も低めだったので、近所の公園へ走りに行った。公園は、2000mの山を上って下れるコースがあるので、そのコースを使って1000m×3を実施。休息は、下りの1000mということで、2000mのコースを往復した。
 公園の坂は急なため、全く速度は上げられず、見た目はジョギングをしているような感じなのだが、呼吸だけは苦しく、筋肉痛の影響もあり、より進まなかった。1本目は4分39秒8。思っている以上に遅くてショックを受けたのだが、休息のジョグで呼吸は落ち着かず、次のスタートになり、2本目は、1本目とは違うコースなので、比較はできないがタイムは5分11秒9ということで、1本目より長く走ることになった。2本目は、残り120mくらいが山の頂点なのだが、その辺りで、吐きそうになり必死にこらえなければならなかった。3本目は最後の1本ということで頑張り、タイムは4分38秒3で1本目より少しだけタイムを上げることができた。3本目は、後半何度もえづき、呼吸は苦しいし吐きそうな状態で、呼吸器系が弱くなっていることを実感した。肉離れの部位にも膝にも違和感はなく練習ができたというのが大きな収穫だった。

■2022年7月16日(土曜日)


木造の電柱発見



日の丸が2つ
 世界陸上オレゴン大会が始まった。織田裕二と中井美穂のコンビは今回が最後の世界陸上なのだという。最初の頃は、放送中の織田裕二の存在感が強く、ビデオの録画のモードで織田裕二カットがないものかと思うくらいだったが、最近は、あまり氣にならなくなり、落ち着いて見られるようなった。これが最後と言われるとなんだが寂しい感じもしてくる。
 男子20km競歩では、山西選手が2連覇で1位、池田選手が2位となった。競歩は、常に審判による歩型のチェックがあり、氣を抜くことができない。スローモーションで見れば両足が地面から離れているタイミングがわかるのだが、審判が目で確認して、片足が接地しているように見えればいいということで、判定する方も大変な競技だ。選手はペースアップをすればするほど、歩型が乱れる可能性が高くなり、最後まで歩型を意識しなければならないという緊張感が20kmの間ずっと続くというのが、肉体的にも精神的にもきつい競技だ。日本選手が1位と2位となるのは世界選手権では初めてのこと。表彰式で君が代が流れ、涙が出そうになった。
 男子100mではサニブラウン選手が最後に流しながらも9秒98で予選通過。坂井選手も着順で予選通過し、準決勝が楽しみになってきた。
 男女混合4×400mリレーは、今回から男女の走順が固定され、男子が1,3走、女子が2,4走となった。アメリカは、世界選手権で金メダルを13個獲得してきたアリソン・フェリックス選手が最後の走りになるとのことで、注目していたのだが、男子は安定した素晴らしい走りだったが、女子は2人とも前半を飛ばしすぎて、後半失速する走りとなり、3位となってしまったのが印象的だった。対照的に金メダルを獲得したドミニカ共和国は、女子の走りが素晴らしかった。

■2022年7月15日(金曜日)
 久しぶりにトラックで4000mペース走。設定は4分/km。それほど速くないペースなので、氣持ちよくゆったりと走り始め、この感じであれば無理なく最後まで走りきれるという感覚で始まった。そして、骨ストレッチで学んだ意識を取り入れることで、リズム良く走ることができ、1000mは4分02秒1。次の1000mは同じ感覚ながら結果的にはペースが上がり、3分54秒5となった。その後動き自体は悪くないのに、呼吸だけが苦しく激しくなり、2000m〜3000mは4分01秒4に落ちた。最後は、何度かえずきながらの走りとなったがペースダウンすることはなく、3分55秒4で終了となった。呼吸器系が本当に弱くなっている。練習が継続できるよう努めていきたい。

■2022年7月14日(木曜日)


やっと咲きました
 日曜日に友人と話をしているときに、世界の流れや価値観を見るのに聖書的な視点は必要なので、一度聖書を読んでみた方が良いと聖書を読むことを薦められた。図書館へ行ってみると、聖書に関係した本は無数にあり、聖書の翻訳本だけでもかなりの数があって、どの書籍を手に取るか困った。たまたま、1冊だけマンガで読む本を見つけたため、その1冊をその場で読み、創世記の流れをつかんだ。その後聖書を解説する本を読み始めたのだが、内容を説明し意味することを解説しつつ、その矛盾にまで言及しているもので、自分の感じた違和感と一致し、この解説本が氣に入ってしまった。
 アダムとエバが誕生し、エバは、その後食べてはいけないものを食べてしまったという罪により、子どもを生む苦しみを味わいながらカインとアベルが誕生した。その後、カインがアベルを殺したことで、カインが追放されることになった。この時点で、この地球には3人しか人はいないはずなのだが、別の地には、なぜか人がいてカインは妻をめとったということに違和感を持った。この先も次々と矛盾はあるのだが、全知全能の神がなぜか子どもっぽく、わがままだというのが、今までイメージしてきた聖書の神とは全く違い驚きだった。信者はどのようにこの神の行為を解釈しているのだろうと興味が湧いてきた。

■2022年7月13日(水曜日)
 伊勢雅臣先生のメールマガジンで「日本人の生き方、祈り方」というテーマで文章が綴られていた。神社は「願う」場所ではなく「祈る」場所、「夢」と「志」の違いという部分が印象に残った。
 「願う」という行為は、自分のために叶えたいもので、「祈り」は世のため人のため、自分を超えた存在のために叶えたいものだと述べられていた。
 江戸時代の商人は「商売繁盛」という自分たちの商売が栄えることではなく「諸国客衆繁盛」という自分につながるすべての人の商売がうまくいくよう祈ったという。
 人間は本能的に、人のために何かができるというのが喜びだという特質があるので、利他心を発達させることが幸福に至る道なのではないかと先生は考えられていた。
 「夢」と「志」の違いは、「願い」と「祈り」の違いと重なり、「夢」は自分が叶えたいものであり、「志」は自分が叶えられなくても、他の誰かが叶えてくれるならそれで良いと思えるようなものと説明がなされていた。
 「夢」を実現する方法論としてアメリカ流の「成功哲学」があり、これは「目標達成型」であるが、日本人が歴史に刻んできたのは「天命追求型」であると述べていた。人と人との出会いを大切にし、多くの人に支えられ、助けられて何かを成し遂げていくというもので、今の一瞬一瞬は他者のために懸命に生きた結果、思いも寄らなかった偉大な功績につながる、この「他者のために」というところに日本人が先祖代々大切にしてきた精神があり「祈り」につながってくる。
 「成功哲学」については、今までにいくつか本を読んできて、実践してみようと思うことが何度かあったが、どうもしっくり来なかった。このメールを読んで、その違和感の原因が少しわかったような氣がした。

■2022年7月12日(火曜日)


本日の収穫
 1回10万円の施術代でも世界中から依頼が殺到するという先生による、無料習得セミナーに参加した。
 先生の発見した生体ルートに沿って撫でるだけで痛みを操り、最終的に大転子で痛みを取り去るという手技だった。最初にセルフでできる方法の紹介があり、前脛骨筋の痛みのある部位を探し、その部位に手で触れ、外側広筋辺りを筋の流れに沿って7秒程度さすると、前脛骨筋の痛みがなくなるという体験をした。その後ペアで肩周辺の痛みをなくすワークを体験した。お互い痛みを取りきれず、先生にやってもらうと見事に痛みがなくなるという感じで、全く習得には至らなかった。今回は、ただ体験したというだけで、生体ルートが具体的にどのようなものかの説明はなかった。もっと詳しく知りたいと思うのだが、後ほど送られてくる動画で確認ができるようなので、それを楽しみにしたい。
 セミナーが一通り終わった後に、先生と話のできる時間があった。アトピーは副腎皮質ホルモンが関係しているが、それは第9頸椎のゆがみが原因なので、それを戻せば治ってしまうという話を聞いた。塗り薬を塗るという処置は全く必要がないということで、アトピーは皮膚科の領域ではない可能性があるということになるということに驚いた。また、歯の治療でインプラントをする際には、からだのゆがみがある状態で、それをしてしまうのはまずいという話もあった。歯医者さんがこの施術法をマスターし、必要な場合には患者さんに施術をした後、歯の治療をしているとのことで、そういう歯医者へ通いたいと思った。

■2022年7月11日(月曜日)
 参議院議員選挙が昨日終了し、開票結果が出た。消費税減税をしないという政権与党が圧勝となった。自分が投票した選挙区と比例代表の候補者は当選せず、自分の1票は国政の役には立っていないように思い、無力感を感じた。
 全国の投票率は、公表している報道機関によって若干違いがあったが、52%台だった。有権者の約半数が投票をしていない。自分のたった1票では、何も変わらないと思っている人たちの数なのだろう。政治に全く関心のない人が有権者の半数といのは、大問題だと思って、自分の地域の投票率を確認したところ、さらに驚く結果だった。
 市の投票率は50.51%。全国の数値よりも低かった。各地区の投票率になると、最も低い地区は、16.78%だった。なんとなくお年寄りが多く、山間の急な坂に家が建っているような場所なので、選挙会場へ行くこと自体が困難なのかもしれないが、8割以上の人が投票に行っていないということになる。自分の地域は、市で2番目に投票率は高かったが、それでも43%台。期日前投票や不在者投票の数値の影響もあるので、それだけ地区別にした投票率は低くなる可能性があるのだが、あまりにも低くて驚いた。
 投票率が上がるためには、高校までに、しっかりと政治に関心が持てるような教育が必要なのではないかと思う。

■2022年7月10日(日曜日)


木漏れ日





餃子とラーメン自販機
 横浜の友人と会って、長話をした。元々は、20年以上前に治療家と患者の関係だったが、治療家を辞めてからも連絡を取りあい、試合で近くへ行くときには、年に1回ほど試合会場で話をする程度の関係だった。
 まずは、開店直後のコーヒー店へ入り、4時間ほど話し、お客さんがたくさん入ってくるにつれ室内温度が急激に下がってきて、余りにも寒くなってので、店を出ることにした。そして近くの公園で、友人が持ってきてくれたキャンプ用の簡易イスにもたれながら、木陰の中で、さらに夕方まで長話を続けた。
 話は、農業、食品、政治、経済、住まい、未来のこと、神話、宗教、メンタル、仕事、ゾーン、身体論など、多岐にわたって、話が止まることがなかった。ここまで話に夢中になれるとは予想もつかず、さらに、これだけの範囲のことについて、自分でも考えていることがあったのかと驚くばかりだった。それでもまだ話し足らず、また話をする機会を作ろうということで別れた。
 印象的だったのは、食品添加物がからだに悪いことがわかったので、少しずつ減らし始め、今では、ほとんど食品添加物を摂らなくなったことで、通常の食事を続けていたのに体重が20kgも減り、花粉症などの症状がなくなったという話。今では、スーパーやチェーン店の飲食店へ行くと、食べられるものがほとんどないという。しかし、食べざるをえない機会はあり、実際に食べると、おいしいと感じる半面、食品添加物で味付けがなされていることがすぐにわかり、その場で鼻がぐずぐずしたり、体調が悪くなってしまうのだという。食品添加物を摂らなくなると舌が繊細なセンサーとなってしまうということがわかった。トマトは、味か濃くて甘くおいしいのだが、昔のトマトとは全く違い、不自然に味が濃くて甘くなっているのに違和感があり、ほとんど食べなくなったとも話していた。
 お互い仕事の愚痴も話し、嫌なことがあるということは、その逆の良いことも同時に発生しているはずという話になった。今は良いことが見つからないかもしれないが、後になってみれば、良いことが見つかるかもしれないと思って、今は嫌なことを受け止めようと思うことができた。
 再会が楽しみだ。

■2022年7月9日(土曜日)


建設中の東電
 3時間ほど庭いじり。最初はタマネギとジャガイモとトウモロコシの植わっていたウネを掘り返し、目立った根を取り除いた。その後、お隣さんとの境となっている塀の下から伸びてくる笹の根をできる限り切って我が家の敷地から排除した。畑の部分は掘り返せるが、そうではない部分は、掘り返すことができず、次々と芽を出して伸びてきたところの地上部分のみを切るしかない。今後根が今以上に伸びていくと、家の基礎部分にも影響を与えそうで、笹の生命力を恐ろしく思う。
 その後、庭の芝刈り。電動の芝刈り機が壊れ、手動の芝刈り機で芝刈りをしたが、電動と比べ軽くてコードがなく手軽にできるという意味では、やっぱりこっちの方が楽だと改めて実感。
 最後にプランターのニンジンを全て収穫し、庭いじりは終了。梅雨が明け、暑くなってきてセミの声も聞こえるようになったが、蚊の数が増えてきたのが氣になった。

■2022年7月8日(金曜日)
 安倍元総理大臣が奈良市の大和西大寺駅前で演説中に銃撃された。複数の縦断が左胸付近に、また1発が首に命中したとのことで、心肺停止との報道がなされていた。心肺停止というのは、医師の診断がない状態の時に使われる言葉で、今までの様々な事故等でこの言葉が使われた際には、被害に遭われた方は死亡となっている印象しかない。病院に搬送された後、何の報道もないことから、懸命な救命活動がなされていることが想像され、回復されることを願っていたのだが、夕方死亡が確認されてしまった。
 事件のあった場所は、大学卒業後半年ほど生活していた地域で、頻繁に使っていた駅。当時の駅前は、古い建物ばかりで薄暗い感じだったのだが、映像で見ると、いくらか道が広くなり立派なビルが建っていて、あれから随分時間が経ったのだということを実感した。
 犯人は、41歳の元海上自衛官の男とのこと。ビニールテープのような黒いテープをぐるぐる巻きにした手作りっぽい銃を使用したようだ。2004年までに3年ほど海上自衛隊に勤めていたということから、海士を1任期勤めたということなのだろう。現在の職業ではなく、なぜか20年近く前の職業を引っ張り出して元自衛官という報道をする。自衛隊の立場をわざわざ悪くするような感じに見えて報道機関による意図的な報道ではないかと思えてしまった。
 犯人が40代の男ということで、最近様々な事件で逮捕されるのが40代男ということが多く、団塊ジュニアであり、就職氷河期世代だなぁと思うと、自分も同じ世代ということもあり、他人事には思えなかったりする。
 事件により、選挙の話題がすっ飛んでしまった。犯行は単独なのか、バックに誰かがいるのか。それが氣になる。

■2022年7月7日(木曜日)
 久しぶりにトラック練習。日曜日の影響で発生したハムストリングスの筋肉痛がやっと回復してきて、動けるようになった。今日は、学んだばかりの骨ストレッチも組み入れてウォーミングアップをし、アップシューズで200mを走った。日曜に学んだとおり特に内重心の変化を意識し走ったのだが、想像以上にゆっくりした動きになってしまい、30秒以上のタイムとなってしまったのではないかと思って時計を見たのだが、タイムは29秒1で、意外と速かった。今日はこの感じで、ゆったりと走ることにして、つなぎを200mの歩きにして、2本目以降も走った。2本目、3本目も同じくらいのタイムで、落ち着いてゆったりと走れた。しかし、3本目の最後のあたりからちょっとずつハムストリングスに張りが出てきて、呼吸が激しくなってきた。最近は、呼吸器系に全く刺激を入れていないので仕方がないことなのだが、3本終わったところで吐きそうになった。4本目は、3本目までよりも動きが悪くなったのだが、タイムは28秒台へ突入。400mの最後の直線を走っているような感覚で、氣持ちだけが前に行って、脚がついてこない感じ。5本目も28秒台で走れたが、その後は何度かえづいてしまった。10本やるつもりで走り始めたが、ハムストリングスと臀部が張り、ケツ割れ寸前という感じのため5本で終了。ちょっと右膝に違和感があるが、左膝の違和感はなくなってくれた。この感じで練習が継続できればと思う。

■2022年7月6日(水曜日)


久里浜駐屯地からの花火
 令和3年度の税収は67兆379億円で過去最高なのだという。しかし140兆円足りないということで、140兆円を国債でまかなうことになったという。
 スイスでは、戦争が終わっていない状態で、ウクライナ復興会議が開催されたとの報道があった。41カ国の代表が集まり101兆円の協力をすることが決まったそうで、日本もこれに協力するようだ。さらに、世界的な食糧危機により厳しい状況にある中東やアフリカ諸国にも支援することを外務大臣が明らかにした。日本の立場を高めるためには、国際貢献は必要なことだが、結局これも国債でまかなうことになる。
 国は、必要以上にワクチンを購入し期限切れで廃棄するなど、あまり計画的にお金を使っているように見えない場面が氣になってしまう。この無駄金を困っている自国民に使うことはできなかったのかと思うと、もどかしさやイライラが募ってしまう。

■2022年7月5日(火曜日)
 久しぶりにハガキを使ったのだが、自宅にあったのは62円のハガキだった。そのまま使おうとしたら、妻から今は63円だから1円切手を貼る必要があるということを教えられた。消費税が始まった頃から、頻繁に価格が変化する印象があったので、価格がどう変化してきたのかが知りたくなって調べた。
 自分が生まれた頃は、ハガキは10円だった。昭和51年に20円、昭和56年に30円(その後40円)と記載されていた。小学生のころは、30円から40円だったようだ。
 その後、平成元年に消費税が導入され41円、平成6年には50円となった。このころは、手紙を封筒に入れて友だちとのやりとりをしていた。定型25gは62円から80円に大幅値上げとなっていた。メールのない時代だったので、返事の手紙が戻ってくるのが待ち遠しく、その待つ時間がとても楽しみな時間でもあったことを思い出す。
 大学を卒業した平成9年に消費税は5%になったが、ハガキは値上げとならず、平成26年(2014年)には消費税が8%となったところで、ハガキも値上げされ52円、平成29年(2017年)に62円、令和元年(2019年)に、消費税が10%となり、ハガキは63円となった。平成の約30年間で23円値上がりということで、平成元年からは50%以上の値上げとなっている。この30年間賃金は上がらないのに、ハガキの価格は1.5倍の価格となっている。郵便事業を国が運営していれば、価格上昇はなかったのではないかと思えてきた。昨日は思いつかなかったが、郵便事業も社会インフラの一つで、国が運営すべきではないかと思った。

■2022年7月4日(月曜日)


富士山
 金曜日からKDDIの通信障害の影響で音声通話やデータ通信が利用しづらくなっているという報道が続いている。金曜の夜は、アンテナが4本立っているのにインターネットに接続できないという状態を自分も経験した。何度接続しようとしてもつながらないので、使うことを諦めたのだが、KDDI回線を使用せざるを得ない場所だったということなのだろう。電話が使えないことで、医療や宅急便などに影響が出るなど、自分たちの生活している世界は、ちょっとしたことで本当にもろいということを実感した。携帯電話が使えなくなったことで、公衆電話を使わざるを得ない人が増えたようだ。それに関連して、テレビでは、公衆電話の受話器を取らずに、コインを入れて電話をしようと試みている映像が出ていた。若い世代は、生まれたときから携帯電話のある生活をしているので、使い方を知らないのも仕方のないこと。我が家の子どもたちも、使えない可能性があるが、テレホンカードは持たせてあったはず。改めてきちんと使い方は伝えておかなければならないと思った。
 電力、通信、鉄道など以前は国営だったものが、全て民営化されたことで、かえってインフラは脆弱になっている可能性がある。水道法もいじられて自治体の水道事業が外資に抑えられる可能性が出てきてしまった。国民生活の最も重要なインフラについては、きちんと国で運営していくべきだと思う。

■2022年7月3日(日曜日)


アンデスレッド
 3ヶ月ぶりに骨ストレッチ講習会へ参加。動作改善と骨格トレーニングの講習を受講した。今回はどちらも蝶形骨がキーワードとなっていた。日常でマスク生活が継続されているが、実は、マスクをすることで、蝶形骨を意識しやすくなり、力の発揮が高まることがわかった。今まではマスクを否定的に捉えていたが、考え方が変われば肯定的に捉えられるということを学ぶことができた。筋トレをしなくても腹筋の力が強くなる方法など、他では教えてもらうことはできない内容が盛りだくさんで、内容が濃かった。また、先生がその場で新しいメソッドを考案され、からだの動きがどんどん改善していくので、急にからだを動かしすぎて明日以降のからだへの負担が怖くなってきた。

■2022年7月2日(土曜日)
 学生が訓練に入り、部活がないため、久しぶりに小学生の陸上教室へ行った。今日は、短距離を指導するグループのサポートに入ったのだが、ある6年生の女の子が、コーチの話を聞かず、指導したこととは全く違うことをやったりするので、困った。新たな運動をしようとすると、やりたくないという否定的な言葉を発し、周りにいる数人の友だちにも同意を求めるなど、グループ全体に悪影響を及ぼしていることは明らかだった。思春期に入っている子どもたちなので、なんとなく大人をバカにしたような態度で、一度へそを曲げると、その後は全く話を聞いてもらえなくなる可能性があることもあり、扱いが難しい。自分たちは、付き合っても週に1回だが、小学校の先生は、毎日付き合わなければならない。担任の先生たちの苦労が少しだけ理解できた。

■2022年7月1日(金曜日)
 大学の陸上部OBOG会の役員総会に参加し、懐かしい後輩や教え子に会うことができた。市ヶ谷の本店に勤務する後輩たちは、今の時期は予算関係の仕事が多いらしく、寝る間もないという部署もあるとのこと。そんな中で、OBOG会の仕事もしてもらっていて、感謝しかない。
 会の会長や理事長をはじめとする先輩方は、定年退官後、再就職されている方ばかりなのだが、再就職先でも防衛関連の会社が多いためか、先輩後輩の関係は続いていき、周りから頼りにされる人と、全く当てにされない人がいるとのことだった。前職での階級が高かったことで、再就職後も同じような態度を取る人は頼りにされず、立場は関係なく相手に敬意をもって接してくれる人が、頼りにされるということで、結局重要なのは、人間性ということがよく理解できた。10年以上上の先輩から10年以上下の後輩まで、様々な年齢の人とつきあえるOBOG会は、自分の知らない世界が話題になりとても勉強になる大事な場だ。



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